2006年02月02日

仕事場にいた酒好きな人

普通に仕事場にいて普通に仕事をしていた人が実は農大の醸造学科を卒業していたことを知らされてびっくり。
師匠と呼ばせていただきます。

投稿者 KQZ : 00:05 | コメント (0) | トラックバック

2005年12月17日

はせがわ酒店忘年会に参加

#復活エントリー


毎年恒例のはせがわ酒店さんの忘年会に今年も参加。
師走の六本木は酒友さんに20名弱の酒好きが集まったわけでございます。

さてさて17時に店に着くと上智大学の土屋教授しかいらっしゃらない。
みんなぎりぎりに着く気ですな。
ほどなくして浅間の畠山くんたちが登場。他には誰もきていないのにチーム浅間は全員揃ってしまった。

さてさてさて、今回出てくるお酒は以下のとおり。
(キャプションというか説明文ははせがわ酒店さんのものをそのまま打ち込みましたー)

十四代 双虹(そうこう) 大吟醸 山田錦 斗瓶取り
龍月と並んで、究極の限定品! 華やかな吟味が口中に広がります。
磯自慢 2005 純米大吟醸 中取り 35%
円熟の純米大吟醸!! 毎年蔵元が酒質により価格を変更いたします。
醴泉正宗(れいせんまさむね) 2002 純米大吟醸
醴泉正宗の初年度。名刀の切れ味で飲み手を魅了します。
駿(しゅん) 待鳥好美(まちどりよしみ) 大吟醸 斗瓶囲い 選抜酒
待鳥杜氏の有終の美! 杜氏自ら選抜した「Last待鳥」です。
醸し人九平次 大吟醸 別設(べつしつらえ)
近年最高の出来の大吟醸を3年熟成。今後いつ造るかは未定。
十四代 龍月 愛山 純米大吟醸 斗瓶取り
幻の米「愛山」を使用し、じっくりと斗瓶で囲いました。
東一 16BY選抜 純米大吟醸 斗瓶囲い
数百本の斗瓶の中から、勝木慶一郎氏が自ら選抜したお酒です。
黒龍 石田屋 純米大吟醸 三年貯蔵
低温にて長期貯蔵し、旨味とまろやかさを追及いたしました。
十四代 龍泉 純米大吟醸 斗瓶取り
十四代オリジナル米「龍の落とし子」使用。十四代最高峰!
松の司 Seizaburo Seto 2002 special 純米大吟醸古酒
未発売の松の司スペシャルを一足お先に。
黒龍 二左衛門 純米大吟醸 斗瓶取り
究極のお酒を斗瓶で囲い、熟成させた逸品。
初亀 亀 5年熟成 純米大吟醸
亀3年を、さらに2年間蔵元にて貯蔵していただきました。

確かに日本酒好きな人が見ればすごいお酒ばかりとも言えるラインナップなのです。

テイスティングに関してですが、去年やったウチの日本酒冷蔵庫を空にする飲み会と内容がほぼかぶるので簡単にすませておきますか。
※専門的にやると長いし近頃の読者層とあわないようですし


さて酒の肴はというと、先付には鹿の叩き。
ポン酢でさっぱりいただきますが双虹の香りを邪魔しない程度なので無問題。
続いての前菜は自家製粕ハム、からすみ大根、せりの辛味和えといった珍味系。
あわせて出てきた磯自慢は相変わらずの円熟味ですな。からすみは後までちょっと残しつつ、と。
3年熟成した醴泉正宗は骨太でうまい。温度をちょっと上げるといいかも。(後でお燗にしてもらったらぴしゃり)
お椀は飛竜頭(「ひろうず」もしくは「ひろうす」と読むのですよ)のふかひれスープ仕立て。
ここで待鳥好美杜氏の最終作が登場。そっかー去年の作りで引退されていたのかー。
駿の高木専務手づからお酌していただきありがたく味わう。じっくりうまい。
お造りに焼き物は米沢牛の炭火ステーキ。
ちょっと温度が上がった醴泉にあわせてみる。うむなかなか。
ちなみに九平次さんの別設(べつしつらえ)は別誂(べつあつらえ)とは似て非なる熟成酒。
これがなんと革のラベルですよあーた。限定1000本でまだ500本くらいは残っているはずなのでプレミアがつかないうちに買っておくのもいいかも。
煮物は蒸し鮑と海老芋の炊き合わせ。だし
さすがに愛山を上手につかってますですな。(十四代のことね)
そしてここで僕の一番好きな東一。幸せ。
揚げ物は蟹真丈笹巻き揚げ。
石田屋ではなく醴泉正宗のお燗の方があった感じか。元々新酒のときから酒質強かったしねー。
そしてベネチアングラスの赤いボトルで有名な龍泉へと続く。今年は浅間に4本は入荷しているそうですんで今度のみに行きましょー>関係各位
煮物はぐじの蕪蒸し。
これで一通りのつまみは終了。松の司の大吟醸古酒をつるり。
二左衛門が出てきて「あー、軽いお酒って楽ー」とはなんて罰当たりなんでしょうか。
そして亀の5年熟成。よくできてるよなぁ。
これまで飲んできたお酒をとっかえひっかえしてぐいぐいと飲み干していく。
あんなお酒やこんなお酒もぬる燗にしてしまったりね。
とはいえ、こんな掟破りなお燗はしてませんから…
最後は御飯物で蛎飯、そして水菓子と。


2005hasegawa1.JPG 2005hasegawa2.JPG 2005hasegawa3.JPG
2005hasegawa4.JPG 2005hasegawa5.JPG 2005hasegawa6.JPG
2005hasegawa7.JPG 2005hasegawa8.JPG 2005hasegawa9.JPG 2005hasegawa13.JPG
2005hasegawa10.JPG 2005hasegawa11.JPG 2005hasegawa12.JPG


酒友
港区六本木4-12-6 内田ビル1F
Tel: 03-5786-3533
営業: 平日 18:00~04:00(L.O.03:00)、
    金曜 18:00~05:00(L.O.04:00)、
    土曜 17:00~23:00(L.O.22:00)
定休: 日曜・祝日

投稿者 KQZ : 23:59 | コメント (0) | トラックバック

2005年10月11日

渋谷で日本酒な夜

ONE EYE EMIさんにご縁のある面子で時々食事でもしましょう、ということで始まった「the Three Musketeers」の久々の宴会。
今回はnobuさんが幹事となり円山町にある「円山茶屋 さくら」で日本酒を飲もうということに相成ったのでした。
さくらといえば日本酒業界では有名なおじさんがやっている店。
むーぅ。
(Link→「円山茶家さくら 私設応援団ページ」http://www.seed.pro.or.jp/~kin/sakura.html

ということで夕暮れさくらに三々五々集まる。
皆さんを待たせること約5分で到着。いつもすみませんです。
メンツはいつものnobuさん、亀井、高野さんの四人。

まずはお奨めということで十四代八反錦で乾杯。さらりやわらかく口取りにはいいですなぁ。
甘唐辛子と茄子の煮物や白子干しの山椒炒めなど家庭料理然としている気取りのない料理がいちいち美味しい。
高野さんが出された「リッツ・カールトンが大切にする サービスを超える瞬間」がもう三刷になっているとのこと。
すごいなぁ。(詳細はLink→高野さんの書かれた本

お互い近況を話しているとオヤジさんがニコニコとして近づいてくる。
おー、この人が酒田徳左ヱ門さんか。東京農業大学OBの飲み会に連れられて飲みに来たときにはあまりお話できなかったのではじめましてのご挨拶をする。
追記:ずーっと前に弘兼憲史さんとあべ静江さんと隣の河豚屋に行った後にも寄ったことがあるのを思い出しました。高城幸司さんも一緒だったな)
次のお酒は高野さんのリクエストで山桜桃(ゆすら)に。

お酒を選ぶ際に「どんなのがいいですか?」とかいう会話を聞いていたらしく、「お、日本酒詳しいね、好きなの?」と話しかけていただく。そして話は次第に日本酒の方向へ…
あまり深みに入ってしまうとせっかくの四人の会なのになぁ、とか思いながらも話が面白すぎてついつい難しい業界話に立ち入ってしまう。
なんと39年前に当時鑑評会用にのみ作られていた吟醸酒を直接蔵元から取って売っていたとかいう歴史的な話や、吟醸酒や生酒の古酒(熟成酒)を試していたという話、農大の小泉武夫さんの行状(w)、農大学生時代の久慈浩介@南部美人、大澤実さん@明鏡止水などなどのお話… といくらでも話が続いてしまうのだ。
熟成酒の話になったところで、さくらオリジナルで作った吟醸生氷温7年熟成酒をいただく。
ほーぅ、こりゃうまい。うっすら広がるフレッシュさと濃密という言葉の一歩手前に踏みとどまったかのようななとろみ。いやはやさーすが。

酒田さんは日本の古代文化の研究でも知られている人なので神社の話とかにも振れてくる。むぅー、アタシャ神主だし亀井も含めて明石散人さんの弟子筋なもんでそこらへんの話にもいくらでも食いついていけるんですが… 危険危険。

以下飲んだ酒をば。
醸し人九平次(緑ラベルだったから五百万石?)
酒屋くりはらオリジナル古酒(99年)
福光屋の百々登勢十年
白木さんとこの達磨正宗10年古酒

最後に十四代の御蔵酒をサービスでいただく。
sakura_oyaji.JPG

なんだかすっかり話が弾んでしまい「また遊びにきなよな」と声を掛けていただきつつ退散。
246沿いでタクシーを拾って三々五々解散。

投稿者 KQZ : 23:59 | コメント (0) | トラックバック

2005年09月12日

日本酒の蔵人さんと電脳系のお話など

某日。
いつもの日本酒の蔵人さんたちと飲む。
場所は六本木の酒呑(ささの)。

いきなり亀からスタートというのは初亀の蔵人・村上君がいるからだろうか。じんわりとうまいねぇ。
続いては五百万石の醸し人九平次。九平次の伊藤君がいるからですな。さらり。
石田君自ら持ち込みの松の司。これも酸味がたっていて旨い。(当たり前)
とはいえ近頃このblogは酒呑み関係の人が少なくなってきているので詳細は適当に。

酒呑の店長も席にやってきてどっかりと座り込んであれやこれやと大騒ぎで飲む。
11時過ぎにアボットチョイスに移動。
ビールにカクテルに…
伊藤くんは次の日にオー・グ・ド・ジュールで九平次の会があったのに大丈夫だったんだろうか?
※オー・グ・ド・ジュールの会の模様は長谷川浩一さんのblogに → Link

ということで例の案件ですが今年こそ本格的に動かします。
ご協力をお願いいたします。>eyesさん、snipさん、魔黒さん


酒呑(ささの)
港区赤坂9-6-23 赤坂葵ビル2F
Tel: 03-3475-6055
営業: 平日17:30~01:00 土17:00~00:00
定休: 日祝

投稿者 KQZ : 09:30 | コメント (5) | トラックバック

2005年08月17日

おめでたいが解禁?

長谷川浩一さんのblogより。

もう一年以上前からうっすらと囁かれていた山田さんと原島さんの結婚のお話が写真つきで解禁。
磯自慢の副杜氏さんと酒友六本木店の美人店長さんという素晴らしい組み合わせなのです。
「マリアージュ」って元々結婚って意味だし。

ここ一年ばかし酒友で原島さんに婚約のこととかをうひゃうひゃと囃し立てると本気で殴られていたのには困ったものではあったのですが。
あぁ我々の方が困った客でしたか。こりゃこりゃ。

投稿者 KQZ : 16:48 | コメント (0) | トラックバック

2005年07月31日

吟醸バー72に行ってみた

あつはなついのぉ、と定番の小ネタを書きたくなるくらい暑かった週末。
麻布十番の吟醸バー72にへろりと向かう。
南部美人の久慈浩介くんが当番蔵として来ているとあっては顔を出さねばならないでしょうに。

ここはもともと庫裏(くり)という名前で日本酒バーをやっていた場所なのですが、庫裏は銀座に移転してしまったので今は使っておらず、今年からは趣旨さえあえばイベントスペースとして貸してくれるとの事。
日本酒関係ならば利き酒師の会でも借りられるということなので今度くりはらさんに相談してみましょう。>高城さん

さてさて、この吟醸バー72というイベントは総計72の蔵元さんが毎週末交代でバーカウンターに立ち、自慢のお酒とご当地の酒肴を持ち寄ってじっくりそして格安で吟醸酒を楽しんでもらおうという素敵な会なのだ。スタンディング形式でわいわいと。
各蔵元のいらっしゃるスケジュール(といってももう終了間際ですが…)

今回は南部美人@岩手県、開当男山酒造@福島、真澄@長野、一本義@福井、やたがらす@奈良、雲雀@愛媛の6蔵元がいらっしゃって大盛り上がり。
久慈君が持ってきたバクライは相変わらずうまい。へしこ鯖もよいよい。

雲雀のEK-1酵母のお酒を初めて味見。
カプロン酸がかぷかぷしていて注がれてすぐはどうしても苦味っぽく感じてしまったが温度が上がってくるとノリがよくなってくる。
へー。愛媛酵母もねー。
現場で日本酒好きの顔見知りを数名発見して入り口近くのテーブルを陣取ってあれやこれやと飲み始める。ざざざっとあげていくと…
南部美人大吟醸純米仕込み、真澄純米大吟醸・山花、やたがらす大吟醸、開当男山大吟醸、一本義・伝心大吟醸、雲雀純米大吟醸・媛の愛天味、南部美人純米吟醸愛山、栄光富士大吟醸・古酒屋のひとりよがり、環日本海大吟醸生・杜氏のちえぶくろ、赤磐雄町(あかいわおまち)大吟醸、長崎美人、千代の園・しなやかに深い大吟醸… と、一杯50ccくらいにしてもずいぶん飲んだなぁ。大半は200円だからめちゃくちゃ安いんだけども。

…と、ここまで書いて「行くときに連絡よこせ」と言っていたマガジンハウス最高身長の編集者とコイズミリュウジくんに連絡するのを忘れたことに気づく。
あちゃー。

吟醸バー72
  注:2005年8月12日(金)までの期間限定の営業です!
住所: 港区元麻布2-11-1-2F
営業: 午後6時~10時(ラストオーダー9時30分) 
※日曜は午後3時~8時(ラストオーダー7時30分)
定休: 月、火
http://members.jcom.home.ne.jp/n-ginjo/

投稿者 KQZ : 23:23 | コメント (3) | トラックバック

2005年07月24日

夏の獣肉フェア

(アップし忘れてました)
18日の月曜日のこと。

冬になるともう10年は通いつめている逗子の料理屋さんがある。
ここは親父さんが自分で猟をして捕ってくる獣肉が旨いのだが、猟師&漁師仲間から色々な食材がやってくることもあり、夏もなかなかに捨てがたいということは知ってはいた。
んでもって、「KQZさんたまには夏にも来てよー。天然モノのイトウが入るからさー」というお誘いにのって行ってみてびっくらこいた、というお話。

ということで品川駅に集まったのはいつもの料理人さんたち。
ODINの菊池夫妻と勝鬨橋さ々木ご夫妻に数寄屋橋次郎のハルタカさん。
行きの電車の中からビールを開けてあれやこれやと飲食業界裏話。
またいくつか一緒に行く店が増えたのでした。

いつものように店に入ると親父さんが疲れた顔で迎えてくれる。
なんでも僕らのために朝イチで大島までボートを飛ばして漁をして帰ってきたのだそうな。
ありがたやありがたや。

さて今日の目玉はイトウ。
ずいぶん前にこの店で食べたことがあるけど、北海道の猟師仲間から形がいいのが入ったのだそうな。もちろん天然物。
小ぶりだけどうまそうなイトウ
身に赤みがでていていい感じ。
今回は人数が少なかったので小さめなものにしてもらい、刺身で桜鱒と一緒盛りにしてもらった。
もっと人数が多ければ80cmくらいのイトウもあったけど、それだけ食べてお腹一杯になりそうだったしねー。

イトウと桜鱒の太陽盛り

色合いがいいですのぉ。
あまり知られていないかもしれないがイトウは意外にも油が乗っている魚で、醤油にふわりと油が浮いてそれでいて味わいはすんなりとうまい。川魚の刺身としては一番かも。
対して桜鱒は味が濃厚で寿司にするならこっちかな。
お酒は持って行った南部美人の愛山がぴたりと合う。久慈君にお礼をいいつついただく。

お次は新子を炭火でかぁるく焙っていただく。ふわふわの新子が格別に旨い。
新子を焙りながら寿司屋さんと親父さんとで魚談義に花が咲く。鰻と穴子の裁き方の違いとか締め方とかとかいろいろと教えてもらう。しかしプロじゃないんだから使わないことばっかりだったり。無駄な知識が増えるなぁ。
続いて親父さん自家製のソーセージ。これは豚肉にギョウジャニンニクを入れて作ったものだとか。
豚肉も猟で知り合った生産農家さんから自家用に育てたのを入手して作ったらしい。油がうまい。
ビールがほしくなり追加してごきゅごきゅ。

新子 魚を習うおすし屋さんの図 自家製ソーセージ

続いて出てきたのがオショロコマ。岩魚の仲間ですな。
オショロコマが焼ける。こりゃまた絶品。オレンジの星が出ているのが食べごろなのだとか。(←オショロコマなんてほとんど食べられないから基本的に無駄知識)
岩魚に似た味でうまいったらありゃしない。
オショロコマ


で今日のメイン(になってしまったの)が仔鹿というかバンビの焼き肉。
bambi.jpg
生後数ヶ月の鹿が手に入ったとのことで今回のシークレットメニューだったのだ。
脂はあまり乗っていないものの肉質はやわらかいことこの上なし。
でもって香りもいい。胡椒とかスパイス類が邪魔になるくらい。口の中に広がる甘い香りがステキなのですよ。
これまで二歳のオス鹿がうまいとか色々言ってたけどバンビもひっじょうにうまい。噛み応えとかは薄いけどジューシーで肉質が細やかでとろけてしまう。ディズニーアニメでよだれがでるかも。(嘘) とはいえそんなに取れるものじゃないんだけども。
「親鹿を撃つだろ、そうするとすぐ近くに仔鹿がいると衝撃波でショック死しちゃうんだよ。銃で撃ったりしたらこんなちっちゃいと全部飛び散っちゃって肉なんてなくなっちまうから、猟師は狙わないんだな」
という事らしく、いわゆる出会いの物なんですな。
罠とかで獲る事はできるんだろうけどそうすると美味しくないしね。

最後の締めはシシ鍋。夏のシシ鍋というと珍しいが伊豆のカワズ産のイノシシなのだとか。
夏のシシ鍋 ホッカイシマエビ
出来上がる間での間ホッカイシマエビの塩茹でをかりりと食べて待つ。寿司屋さんたちが「なんでココでホッカイシマエビがー」「香ばしくてうまいー」とか言ってプチ祭り。

食いながらおっちゃんと色々話したり。害獣駆除とか大変みたいだわさ。

miyage.jpg
最後にお土産まで貰って早めに帰路に着く。

逗子駅でなんとヘルムズデールの村澤さん一家と遭遇。
なんでもすぐ近くでバーベキューをやっていたのだとか。えらい偶然ですわさ。
休日の村澤さん
生後三ヶ月の娘さんも連れていたので「大丈夫なんですか?」と聞いてみたら「もう二人目だから」と返されたけど、そういう問題じゃないような気もするです。
元ヘルムズデールのスタッフが今はアボットチョイスにいたりするので、そこらへんの話をしたりして三々五々に解散と相成りました。

投稿者 KQZ : 01:15 | コメント (3) | トラックバック

2005年07月13日

恵比寿で授業と四谷三丁目で日本酒と渋谷でクラブ

13日の水曜日のこと。
恵比寿にある専門学校で講座。
いったいなにを話せばいいのかわからなかったので3パターン用意しておいて挙手でもって分岐してみたのだが、事後アンケートではおおむね好評だった様子。やれやれ。上原の顔をつぶさずにすんでよかったよかった。
しかし電撃王のOさんが専門学校にいるんだねぇ。

ところで、講座というか授業の中でも「なにかの時の気休め本」として薦めた、「アイデアのつくり方」がアフィリエイトで妙に売れているのです。
ココで紹介したときからでこれまでに20冊くらい?
竹熊健太郎さんも「妙に売れている」と書いているみたいなので、きっとそういう本なのでしょう。
授業ではジェームス・W・ヤングのいう5段階のステップからもう一歩二歩踏み込んでみたのではありますが、理解してくれたのかなぁ。
ちなみに自分用の本がなくなっていたのでamazonから買ってみたら自己購入とか赤字で書かれてしまいなんだか怒られたみたい。しかたねーじゃんかさ。ブツブツ。

授業のあと、上原くんの家によってからチューターをやってくれていた青学の女子大生ちゃんとフードライターの小峰くんの4人で四谷三丁目の「地酒あさま」でお疲れさん飲み会。
夏らしく十四代からはじめてみたところ、あまり日本酒を飲まない女子大生ちゃんが目を丸くして美味しがっていた。入門用としてはいいもんねー。名物の大振りな岩牡蠣がこれまた絶品。うすにごりとあわせていただく。至福。

結構飲んで食って稲庭うどんで〆た後、渋谷に移動して新しくできたクラブ「Club Camelot Court」のプレプレオープニングパーティーを覗きにいく。
いやしかし昔ココは12ヶ月ビルだったですよあーた。んまなんて懐かしい響きですこと。
久しぶりにクラブなんぞに顔を出したのだが13日はプレス周りのレセプションなので知り合いがそこら中にうろうろしている。歩くレオンことSさんが美女をはべらせてウハウハしているのも当たり前の光景。(ホントは忙しそうにVIP対応していたんだけども)
誰だっけかなーと思っていた奴から名刺を貰ったら衆議院議員になっていたりしてちょっとびっくり。というかいいのか遊んでて。まいいのか。

こうなるとは思わずにいたので名刺も弾切れとなり、一軒目で結構飲んでいたのでへろへろだったこともあり終電前に帰宅。


地酒あさま
新宿区四谷3-7
TEL:03-3355-2977
地下鉄丸ノ内線 四谷三丁目駅下車 徒歩1分
http://www.48asama.com/

Club Camelot Court
渋谷区神南1-18-2 神南坂フレームGF/BF
http://www.camelotcourt.jp/

投稿者 KQZ : 23:59 | コメント (5) | トラックバック

2005年06月25日

亀有の蕎麦屋さんで日本酒とワイン

このblogにコメントをいただいたことで再会したルネサンスFさんから誘っていただいたワインと日本酒の会に久々に顔を出す。
Fさんは元は某有名酒販店のカリスマ営業課長さんだったのですが、これ以上は謎めかせておいてほしいとのことなので口を噤むことにいたしますです。
しかしよく見つけたよなあ…。不思議不思議。
今はリハビリがてらに東京レストランガイドとかいうサイトに出入りしているとのことでしたが、たぶんここら辺?(問題あるようでしたら消します>Fさん)

さて、今回の場所はというと亀有の蕎麦の名店「吟八亭 やざ和」。
なんか見たことのある名前だなぁ、と思ったら宮下裕史さんに教わったことがあったお店でした。なるほど世間はあいかわらず狭い。

ちなみに宮下さんがどんな人なのかというのは↓コチラのリンクが雄弁かと。

Fさんとは高城幸司さんとかケータイを持たない某歯医者さんとか辰巳琢郎さんとか飲み食い仲間もかぶってしまうのでへんてこな感じ。

さてさてメニューはというとさすがのFさん、全てお酒とのマリアージュがなされている。


まず取り口かわりにせいろ蕎麦が一枚。あわせるお酒は十四代本丸。
甘からず塩辛すぎずのつゆとあうです。いや、蕎麦普通に美味しいし。モノもいわずに手繰る。写真撮ってる間に伸びると困るので撮らなかったくらい、と察していただきたく。

続いての香ばしい蕎麦味噌には磯自慢の中取り純米吟醸多田信男。
豆腐には酒一筋の全国新種鑑評会金賞受賞酒を特別に一升瓶に詰めてもらったもの。豆腐が豆の味がでていてうまい。ま、うまい豆腐は近頃多いのではありますが。薫酒の見本のような酒一筋は久々のヒットかも。季節に限らずぬる燗にしていただいてみたい感じ。
茄子の焼き浸し茗荷添えには東一純米大吟醸斗瓶取り。味のあるおつまみには東一はあいますなぁ。
揚げ蕎麦にはコートデュローヌのセップサントネール・メメ2003グラムノンのマグナム。おー、久しぶりの赤ワインかも。果実感がつるりとすべらか。
玉子焼きにはヴァルボリチェッラ・クラシコ・スペリオーレ1999セレーゴ・アリギェーリのマグナム。焼き目が甘いしっかり焼いた玉子にやわらかい酸があいます。
穴子の煮凝りにはシャトー・ラネッサン1997マグナム。
馬刺しにはシャトー・コス・デストゥルネル2000マグナム。
鰊煮にはリオハのレゼルヴァ・ティント1996マルケス・デ・ムリエタのマグナム。
鴨の燻製にはシャトー・ポタンサック1996マグナム。
鴨焼きにはインシグニア1998マグナム。
最後にブランマンジェ。

蕎麦味噌 豆腐 焼き茄子 揚げ蕎麦
玉子焼き 穴子の煮凝り 馬刺し 鰊煮
鴨の燻製 焼き鴨


…で、これだけ食って飲んでいちまんえーん。安っ。

参加されている方たちは妙齢の女性が多く、ここらへんにもFさんの好みがしっかりとわかる。理解。

同席の3人の方たちの話から「あちゃ」とかいう単語が出てきたので聞いてみるとやはり前にいた会社の後輩の同級生らしく、変なところで話に花が咲いた。
「知ってます? あさまさんって来月結婚するんですって」とか言うので驚愕したのだがよく聞いたら「あさば」だった。あさばさんはカッコいいからそりゃそうでしょう。しかし久しく行ってないけどお元気なんだろうか。和泉元彌に来てもらって貸しきったのは何年前だったっけ? とかとか変なところで盛り上がる。あー、鮎食いたい。
※修善寺のあさばについてはここら辺を参照のほど。→ 1 2


その後、錦糸町のお刺身が美味しい居酒屋さんに移動して軽く二次会。
小一時間ほど参加してから帰ってきたのでした。
10月は棚田くんと一緒にワイン会ですか。そっちも暇ならば参加、と。


吟八亭 やざ和
葛飾区亀有1-27-8
Tel: 03-3690-8228 
営業: 11:30~20:00
定休: 木曜、第3水曜

投稿者 KQZ : 23:59 | コメント (0) | トラックバック

2005年06月23日

いつもの蔵人さん二人と食ったり飲んだりの巻

この季節になると日本酒の蔵元さんが東京にやってきて飲む機会が増えるのだ。
冬の間は酒造りで休みがまったく取れないのだが、新酒の出荷も終えてひと段落してあちらこちらに営業に来ている、というわけでして。
今日は前から仲のいい醸し人九平次の伊藤君と初亀の村上くんというイケメン蔵人二人に誘い出されて食事ナリ。
なんだか相談もあるらしいので打ち合わせもそそくさに西麻布へと出発。

「んー。東京らしい店でどっかないかなー」と軽く悩んだところで、以前、松本隆さんに連れて行ってもらった西麻布の欧州料理「キッチンファイブ」を予約。(以前は店名を隠してましたが、松本さん自身がコラムで薦めていたので書くことにしましたー)

いやしかし、この店はなにを食ってもうまいのだ。ネコちゃんかわいいし。
サラダ5種盛り合わせにタパス6個、スパニッシュオムレツにヒントを得たという7種類の野菜のミルフィーユ風オムレツにアーティーチョーク、ラザニア、ラムのカレー… などなどたーくさん。
スパイス遣いもさすがの一言。満腹。
キャラの立った店主のおねーさまとはMISAYOが日本にいるときに連れてきてあわせたかったー。

Kitchen 5(キッチンファイブ)
港区西麻布4-2-15
Tel: 03-3409-8835
営業: 火曜~土曜 18:00~23:00 (L.O.21:45)
http://www.kitchen5.jp/

んでもって二次会はいつもの Abbot's Choice に。
ありゃ、大画面テレビが壁にかかっている。六本木だとサッカー見ながら飲みたい、とかいうニーズもあるからかな。普段はついてないけど。

まずはギネスにバスペールエールで乾杯をしながら話していると、なんと伊藤君は数週間前にアボットチョイスに来たことがあるのだとか。「KQZさんが忙しいと思って連絡せずに来て静かに飲んでたんですよー」とは他人行儀なことこの上ない。
我々三人はというとすっかりおなかいっぱいだったのでフィッシュアンドチップスに自家製ギネガー(ギネスビールによなよなエールの酵母を再添加して作った飲んでもおいしい黒酢)をかけて適当につまむ。

話はいろいろと流れつつ自然と日本酒業界の話題におよんだわけでして。
九平次さんの去年のヒット商品「件の山田」のラベル決定までの泣ける話などで盛り上がる。
フォントのカーニングまでこだわる伊藤君にはラベル印刷業者のデザイナーでは対応が追いつかずダメダメっぷりに嫌気がさしているとかで、それならと友人の日本酒好きのデザイナーに電話を掛けまくってみると、即座に出てくれたNendographixxxのANIが快諾。
今年はかっちょいい(死語)ラベルが作れるかも。あとで鄭秀和くんにも連絡してみようっと。
家に泊まるくらい仲のいい若手の蔵元さんだけで数十蔵はあるから、一挙におしゃれさんにしてみますかにぃ。幸いなことに日本酒の流通業者大手さんとも仲よくさせてもらっているので、まずはプライベートブランドあたりからかな。

そのほかにサイト構築の相談や若者向けのイベント企画、酒税法などなど話は進みつつ飲みつつのお酒はというと季節柄モヒートなんぞにうつる。もう贔屓の引き倒しみたいな日本酒ファンを自称しているジジイ連中には一般の人はひくだけなのでそろそろ引退してもらいたいとかそんな話にも。他には●●副杜氏の結婚披露パーティーはどんなことしてやろうかイヒヒヒとかとかとか。
店長の泉くんは前に店長を任されていた中野の Georgia Moon 時代から都内屈指のカクテル上手としてならしていたので「な、名古屋じゃこんなにおいしいモヒートは飲めないっす」と驚くのもむべなるかな。
それなりに飲んだところで明日もあるということで11時台に解散して歩いて帰宅。

※あ、8月に蔵人とスチュワーデス合コンとか頼まれたけど忘れてるかもしれないので備忘録代わりに書いておこうっと。(←軽く嫌がらせ)


Abbot's Choice (アボット・チョイス)
港区六本木5-1-5
加藤ビル2階
Tel/Fax: 03-3475-0353
open 18:00 p.m.~7:00 a.m.
無休

投稿者 KQZ : 23:56 | コメント (0) | トラックバック

2005年05月30日

土曜日と日曜日のことなど

長い打ち合わせ
土曜日は幡ヶ谷の某所に行ってみっちり打ち合わせ。
癌はどこだったかわかった。
さてどうしますか。

買い物など
麻生十番あたりをぶらぶら。
はせがわ酒店麻布十番店で天満月、南部美人愛山、磯自慢酒友などを購入。
天満月(あまみつき)は正雪の造ったお酒で、先月西麻布の寿司匠「たか」で酒好きのおにいちゃんに進められて気に入った一品。山田錦と吟ぎんがの掛け合わせでするすると入るのだな。きれいな食中酒としてかなり高得点。
南部美人の純米吟醸愛山磯自慢酒友はともに四合瓶でMISAYOのフランスへのお土産候補。前に初亀や竹林なんかを持っていったことがあるので別のタイプがいいかなぁ、と。お米の違いとかも面白いだろうし。
魚可津で旨そうなぶりの切り身と鰹のたたきを買ってきて荷物も重かったのでタクシーで帰宅。
鰹のたたきにあわせたのは赤野の伊太郎のあらばしり。こりゃあいますわな。高知。
醤油と酒と味醂を同割であわせたタレで下味をつけてぶりは照り焼きにする。脂が乗ってうまー。

危険極まりない高麗の梅鉢
以前一度あったことがあるのだが近頃ごくごく近くにいることが判明して面白かった知り合いの著作。

↑このリンクをクリックすると5分後にお宅の電話が鳴る…可能性も無きにしも非ずんば虎児を得ず。

しかしなんだか周囲に裏番長が多いのぉ。裏番長猫の皿屋敷というか。
「で、おやじさん、なにゆえそんな大層な皿で猫に餌なんかやっているのだ?」
「へぃ、手元に置いとけばウチは安泰ですんで」
お後もあんまりよろしくないようで。


はせがわ酒店麻布十番店
東京都港区麻布十番2-2-7
営業時間
12:00~21:00(火~金)
12:00~18:00(土・日・祝)
(月曜日休業)

投稿者 KQZ : 00:54 | コメント (2) | トラックバック

2005年04月25日

日曜日は長谷川酒店の蔵元を囲む会、そして二次会

(詳しくは後で書くのでまずは備忘録)

長谷川酒店恒例の「蔵元を囲む会」が東陽町のイースト21で開催されたので参加。
今回はブラインド利き酒には参加せず、立食パーティーのみ参加。

入り口前で浅間畠山くん、土屋先生、eyesさん、哲さんと見知った人たちと合流する。
ホテルの目の前にあるロッテリアのウィンドウ越しにうれしハズカシ新妻日記 All Aboutの日本酒ガイドでおなじみの友田晶子さんとご挨拶。
するってーと一次会の利き酒に参加したんですな。

会場にはずらり居並んだ蔵元'sが総勢130蔵。
適当にご挨拶してくだけで名刺がなくなってしまう。
赤野の尾木杜氏(なんかちょっとだけ違和感が…)、早瀬浦の三宅さん、南部美人の久慈くん、九平次さんは佐藤さんしかいらっしゃってなかったか。その他いっぱい。兼八の四ツ谷酒造さんともお話したりゴンドナーさんとかにもご挨拶。神楽坂のオヤジさんとは目礼。(笑)

美味しいものを食べに行くとよく一緒になるグルメライター梅谷昇さんと麺屋武蔵の社長さん、サライの副編集長の奈良さんにもAbbot's Choiceの名刺を配る。営業営業。
武蔵さんに昼金目の話をしたら目がキラキラ輝いていた。今度また誘おうっと。
松崎晴雄先生にも新しい名刺を渡したりとかとか。

今日の物知りTips:貴醸酒で有名な華鳩の蔵元さんって、土屋先生の教え子だったのだな。食後酒とかにいいよねぇ。これも店で扱いますか。

スタートレック好きの黒松翁の森本くんはすっかり酔っ払っていて「カキさーん」とはしゃいでいた。近くにいた友田さんにもかわいがられているところを写真に納めてあげる。
面白すぎる。
「今度トレッキーとセッティングしますから、存分に話してください」と言った所、5月6月は東京に何回か繰るとの事でした。
いつにしますかね? えらいノリノリなんですが。>ひげいとうさん

蔵元さんたちに挨拶しながらうろちょろと歩いていると、ものすごく久しぶりに八塩圭子嬢ともばったり。お、隣にいるのは旦那さんの金子達仁さんか。
お互いに所属している会社を離れて久しぶりに名刺交換に近況報告など。思えば彼女と初めて会ったころは彼女は向上心に燃えた新人キャスターで、「どこかで文章を書きたい」としつこく(失礼)言ってきたので日経ウーマンの野村副編集長に紹介してコラムを書けるようにしてもらったのだな。そんな彼女が今は本を4冊も出してたりするんだから出会いっちゅうのも面白い。
社会人大学院もでたりMBAとってみたりと、色々とえらいよなぁ。うむうむ。

てなことでリンク。ついでに旦那さんのも。


てなことで宴もたけなわのうちに終了。
二次会に行こうにも、蔵元の社長連中のほうはちょっと疲れそうだったのでこっそりと退去。
南部美人久慈くんと初亀村上くん、浅間畠山くん、六本木の酒呑(ささの)の若女将の由美ちゃん、土屋先生、哲さんなど11名。赤野の尾木さんは片付け終わったら連絡する… とか言ってたけど結局無理だったみたい。
コレだけの人数で日曜日… と悩んでしばし考える。
お、花まる主婦にも大人気の焼酎の伝道師こと森くんのとこがあったか。

国際フォーラム地下一階の夢酒「宝」に電話してみると、森くんはまだニューヨークから帰ってきてないらしい。
美味しいおつまみを肴に焼酎や泡盛をいただく。

話は久慈君と村上君の間で白熱している。
麹屋の心得とか、給水率の事細かな数字、仕舞い仕事のあれやこれや… 奈良萬の東海林さんも九平次の佐藤さんもそうだったけど、手の内を隠して隠して… というのは今はもう古いらしい。何でもかんでも教えて教えつくして、それでもなお抜くことのできないなにかがあるんだろうな。
しかし久慈くんはかっこいいなぁ。厳しい言葉の中にも自信と思いやりがあるというか。村上君なんて感動して涙流しそうになってたし。

いい仲間といい酒を飲んでいい気分になって電車で帰る。よきかなよきかな。

投稿者 KQZ : 23:59 | コメント (0) | トラックバック

2005年04月23日

土曜日は初亀と愛宕の松の蔵人さんと

(詳しくは後で書きますがまずは備忘録)
(後で自分で検索する都合もあるのでタイムワープ)

昨日今日と、日曜日の「蔵元を囲む会」に参加するため多数の蔵人さんが東京に出てきているが、今回はそのうち二人と軽く飯を食うことになった。
というのも、若い蔵人さんたちがよく造りの最中にメールで「今○本目の吟醸タンクです。」とか「今年の米は…」とか書いて送ってきてくれるのが面白いので、それを集めたサイトをやろうと企画中なのですな。
なるべく全国に散らばっていた方が面白いのですが、今のところ10人弱ってところか。

夕方Abbot's Choiceで待ち合わせをしてビールやらなにやらで腹ごしらえ。
若いので鳥の丸焼き(2,000円)なんかがうれしいらしい。これがまたでっかいのだ。初亀の村上くんはこないだも食べてなかったっけ?
東京ではあまり飲めない「よなよなリアルエール」も好評。

蔵にいるときにさんざっぱら日本酒に囲まれているのでバーの方がいいかと思ったら、愛宕の松さんは逆に日本酒が飲みたいとおっしゃる。
おおそうならば、てなことでタクシーに乗り込み四谷三丁目の浅間に繰り出す。

土曜日の22時で他にお客さんもいないのをいいことに16種類のお酒を90mlのグラスであーだこーだと品定め。プロ三人に囲まれてなんか場違いなんですが。
おでんなどおつまみをつつきながら、今年のお酒について情報交換などなど。(当然あまり書けない)
早瀬浦は三種類それぞれに個性が出ていてわかり易くて人に薦めやすい。こういうのもいいなぁ。
とかとか。

てなことで終電前に解散して帰ったのでした。
一応ひげひげの大森田団長に電話してみたらマージャン中だったし。

地酒 浅間(あさま)
新宿区四ツ谷三丁目7
Tel: 03-3355-2977
定休: 日祝
営業: 17:00〜24:00(お客さんがいれば26:00まで)
   土曜は17:00〜22:00まで

投稿者 KQZ : 23:59 | コメント (0) | トラックバック

2005年04月19日

日本橋で日本酒、新宿でひげひげ、そして赤坂

土曜日に途中まで書いていたのだが写真をアップしてなかったのをエントリー。

もう10年くらい活動している東京の利き酒師が中心となった親睦会『酒と夢と文化を語る会』の春の例会に参加。
場所は日本橋馬喰町の岡永倶楽部という日本名門酒会の本社が経営している会員制の店を借り切り、40人以上の酒飲みが集まってきた。

まずは幹事が先に集まり何かとお世話になっている名門酒会の飯田社長と軽く打ち合わせなど。
ちなみに日本名門酒会の飯田社長とはせがわ酒店の長谷川社長とは若い時に知り合いだったということを知る人は少ないが、知ってても驚く人はもっと少ないからどうでもよい無駄知識と言えよう。
その二人をAbbot's Choiceで再会させようとかいう変なたくらみも当然ながらどうでもいいことで割愛。

まず乾杯の前の喉を湿らすのは梅錦の地ビール・ピルスナー。

前菜 初ガツオの叩き.JPG 新ジャガ
梅山豚の味噌焼き 飛良泉と日置桜 撮影する人たち
ままかりのちらし寿司 蜆汁 ちらしをよそう店長
酒盗とバクライ 司牡丹雫酒 デザートと貴醸酒


そして乾杯のお酒は若戎の“燗”熟純米酒3年熟成のお燗酒。
それに合わせる前菜は酒粕のチーズ焼き、藤鶏ささ身桜風味、蛍烏賊酢味噌和え、空豆の天ぷら。
少々熱めの温度で天ぷらや酒粕チーズ焼きあたりをいただく。酒粕をうすーく伸ばしてピッツァのようにホワイトハムとチーズをのせて焼いたおつまみが意外とイケル。酒粕も若戎のものなのだとか。
燗冷ましになったところで鶏のささ身を。桜の花びらの形の飾り大根は梅酢でほんのりと桜色に染められておりこれまた手が込んでいる。蛍烏賊を食べながら追加の燗酒と燗冷ましを割って人肌燗にしていただくと華やかさと甘味とが双方あいまってなかなかよろしい。変な飲み方を発見。

続いては焼津は山政直送の初ガツオの叩き。
酒は日置桜の無垢之酒純米吟醸無濾過生原酒。
淡泊な赤身の美味さが身上のこの季節のカツオには生原酒のボリューム感がよくあうのだ。
この日置桜はうまいな。さすがは名門酒会の直営だけあって酒の管理は完璧。
こういった食べ物に香り高すぎる大吟醸は薫りがうるさくてあわないのだな。

次は新ジャガの素揚げパルミジャーノとアンチョビ風味。
酒は芳薫の特別純米酒(新酒)。
新ジャガの薄皮の春らしいエグミと、アンチョビ・パルミジャーノの旨味のコクとがよくあう。
お酒はちょっと甘さがたちすぎて少々力負けしていたような。

間に一ノ蔵のすず音をはさんでちょっとブレークタイム。

続いてのお皿は梅山豚の味噌漬け焼き。
酒は飛良泉の完全無添加山廃純米酒のお燗。
これはこれはよくあう。脂の甘さを山廃の酸味でするすると溶かしてくれる。

最後に珍味として酒盗と莫久来。
酒は司牡丹の槽掛け雫酒(ふなかけしずくざけ)純米大吟醸。
酒もいいが、この酒盗の美味さにはびっくらこいた。カツオの胃だけを使ったものだという。
香ばしく甘く柔らかい塩気はどんな酒でも美味くしてしまうのだな。
ちびちびとツマミながらこれまでの酒をめでるように舐める。

お食事はままかり入りのちらし寿司。

デザートはバニラビーンズ入りのクリームチーズ。
酒は出羽ノ雪の醴酒・貴醸酒8年熟成。
デザートらしくこれもまた美味しい。

6時からスタートしてあっという間の三時間。会費は6,000円なり。安い。
会長の高城幸司さんはリクルートを退職されたばかりだというので仕事の話などもちらほら。ワインの輸入とかレストランを経営しつつ人材育成の仕事もするのだという。へー。って自分も良く分からないプロフィールなので人のこといえないけども。
デザートの貴醸酒については高城さんのblog酒と夢の日々☆SAKE好き!にもちょいと書いてあるのでそちらも参照のこと。あとさとみさんのblogとか。


都営新宿線に乗り込むとまだ21時半だったのでそのまま新宿三丁目に行き「ひげひげ団」に合流。
いつものみくに丸に行くと20人近くのゲーム業界人がわさわさと飲んでいた。
団長@神、たこはしさん@トムキャットシステム、年長山本@PG、H口さん@パパイヤ電池開発柴尾さん@BAOH!!ひげいとう@仕事しろ、Yaemonなどなどなどなど。
二階堂のシークワーサー割など飲みながらゲーム業界のよしなし話。
なにせ20年近い歴史を誇る飲んだくれの集まりなので参加名簿は4万人を優に超え(誇張)、ゲーム業界に張り詰めたネットワークは天網恢恢疎而不漏、現在プロデュースを託されているゲームの制作担当者についても「あー、彼企画書も書けないので有名だから」「●●の時に▲▲されたはずだけど、まだいたんだ」とかとかうわさが入ってくる。やるやるって言ってた仕様が全然あがってこないのはそういうことかぃ。センスねぇくせに変なとこだけにはこだわりやがるし。ちゃちな作品なんざいらねーんだよ、商品を作りきれ、これじゃ運営もできやしねー、とかとか酒が盛り上がる。なんだかな。
んで12時ちょうどくらいになりお開きになる。カラオケに行きたいチームもあったようだが辞退。つか途中ではぐれたっす。

地下鉄で赤坂見附までやってくるとマサージイカガデス? キモチイイデスのお姉さんが後をついてきてしつっこいのでBambooに退避。
「なんでもいいからねざけー」と頼むとラフロイグ16年でアレキサンダーを作ってくれた。むーん、香りがよい。大人の味ですわね。
一杯のつもりがオーヘントッシャンをトワイスアップでもらってまったり飲んでしまう。隣に座ったお兄さんがこれからAbbot's Choiceに行ってくれるとのことだったがあまりに眠いのでダウン。

投稿者 KQZ : 00:34 | コメント (0) | トラックバック

2005年04月05日

忙しながらも日本酒、のちひげひげ

近頃なんだか忙しいのだが合間を縫って日本酒を飲んでいたりして。

場所は四谷三丁目の地酒あさま。
移転してから一周年たった記念ということで、秘蔵のお酒を開けてしまおうという会に誘われたのだ。
今回常連さんがメインになっているのは、ひとつには、かなりの年数寝かしてしまったお酒も多いらしいので酒が逝っちゃっている場合に御免なさいしつつお燗にしようという魂胆もあるからのようだ。
ま、ここで会に誘われて外れたことはないからいいとしましょか。
上智の土屋先生やeyesさん、名取などよく見る顔触れが揃った。

で、まず取り口は十四代の龍泉の十四BY。

14BY十四代・龍泉

普通にうまいんだな。赤い瓶が美しい。
ボヘミアグラスで原価で○千円するんだとか。

続いて出てきたのが…

98年磯自慢山田錦35%中取り

1998年の磯自慢、山田錦35%の中取り!
この瓶が初めて出た年のだ。全くヒね無し。酒質つえーー。
ちなみに冷蔵庫には瀬川さんがいらした時代のもあるらしい。何年前のだ???

10BY石田屋

続いては石田屋の平成10年醸造。
平成10年というと最後のコルク栓のやつで、これ以降は磯自慢と同じスクリューキャップになる。
普段石田屋はするするとひっかかりなく飲める酒なのに、7年じっくりと寝かせると重みが増してきて凄みすら感じる。


赤青青

しかし磯自慢といい石田屋といい、このクラスの酒はひねたり腰が弱くなったりしないもんなのかなぁ。
ちなみにここまでのラインナップでは龍泉が一番かすんでおります。


続いて青い瓶の3本目は、13BYの天法・瀬川。

13BY天宝・瀬川

確かこの作りの年に天法に見学に行って記念写真を撮ってもらったような記憶が。
しかし今日は… 浅間であったとしても化け物ぞろいだやな。
これがフレッシュに感じるんだからのぉ。

肴はというと、塩辛、わさび菜のおひたし、鯵叩き、鳥空揚げ、鮪赤身ののり巻き、ホタテのバター醤油炒め。
しかしまだ予定の半分も来ていないのだな。

でもって食事をしながらの普通飲みのお酒の選択が15BY待鳥好美の大吟醸袋吊り斗瓶囲い48本限定品でした。
なんか間違っとる。

15BY待鳥好美

食べ飲み語り、で次々と杯が重ねられテーブルには豚しゃぶ鍋が出てきた。
そこで本日四本目の青瓶が登場。

十四代米焼酎・鬼兜

十四代の鬼兜。オーク樽熟成の米焼酎なり。
飲んでみるとあっさりとしたモルトじゃん。
今度Abbot's Choiceにも取ろうっと。
今日はお店が主催の感謝記念宴会だというので、普段は席に着かないお父さんやお母さんも二階にやってきてお話をする。

そして!
やっぱり東一ですよお客さん!

16BY東一純米大吟醸にごり酒微発砲

16BYの限定大吟醸にごり酒微発泡。いわゆる浅間スペシャルだ。
精米歩合は年によって違うのだが、この限定タンクものは一年間に多くても斗瓶2本しかできず、東一の勝木さんを慕う蔵元さんが数本ずついただいて残りの約10本がここにやってくるという曰く付きの品だ。
九平次さんが「こんな旨いものを世の中に出してはいかん」といいながら飲んでいるという確度の高い噂もある。

まずは上澄みをいただく。
…これだけで至福。
仙人は霞を食べてその長寿を得るというがまさに霞を食らうかのように染み渡ってくる。
極上のシャンパン、などというたとえも邪魔くさい。うまい。

そして、

azumaichi_nigori16by2.jpg

濁らせました~

東一の大吟醸微発泡をそうっとゆすって白濁させていただくわけです。
ふぅ。
贅沢な落ち着き。
あらゆる飲み物の中で、やっぱりこの酒が一番好きだ。
東一は純米と本醸造とが両方とも緻密に設計されていて飲み分けるのも一興だし。

十四代の大吟醸にごり微発泡も何度か飲んだことあるけど入手できるかなぁ? 初亀は今年手持ちでなんとか、礒は… などとよからぬ話題で盛り上がる。

しかし今回の金額は申し訳なくて書けないくらい安かった。
普段「お勧めは?」と聞くとグラス一杯400円の楯野川の純米を持ってくるような店なので元々高くはないのではあるが。
幾ら感謝祭といっても… うーむ。


地酒 浅間(あさま)
新宿区四ツ谷三丁目7
Tel: 03-3355-2977
定休: 日祝
営業: 17:00〜24:00(お客さんがいれば26:00まで)
   土曜は17:00〜22:00まで


さんざ飲んだ後、新宿に移動してひげひげ集会に。
団長、椎名まおYaemonなどとうだうだ飲んで解散。
次の「NPB非公認! プロ野球ナイト」にさくまあきらさんを招聘して思う存分ベイスターズの話をしていただけないだろうか、とかYaemonが昔よく仕事していた某氏はイマイチ仕切りが悪くて有名だった、とかとか色んな話で盛り上がるが、「斜め読みしたサイトだけの情報で『行きたくない品ぞろえの店だ』とかいうヤツァはなにかくだんねー勉強ばっかしているんが多くて鼻持ちならねー。瀬川がなぜここにあるのか、東一が… とか分かってないんだろうなぁ。静岡に黙ってすっこんでるか神田でくどい常温の酒でも飲んでろっての。だいたい親父さんが鈴傳でいっt…」などと他の人に分からないことを口走っていた様子。
ま、いいや。

【業務連絡】
浅間のお父さんが70の手習いの一本指打法で作ったサイトは早いうちになんとかしましょう。
素性の悪い人間に突っ込まれてますですよ。>eyes&名取さん

投稿者 KQZ : 23:51 | コメント (1) | トラックバック

2005年03月20日

ケータイカメラの棚卸し

現在使用中のケータイ電話P505isには当然ながらカメラが付いており、テキトーにぱしゃぱしゃ撮っているのだがいかんせんメモリが少ない。
USBでガシャリと吸い上げられればいいのだがminiSDなので結構面倒だし。
ってんで一気に吸い上げたり消したりといった作業を暇な時にやるわけでして。

nikuniku.JPG
これはなんつかいつもの鴨肉だね。スンバらしく旨かったですハイ。

roppongi_flower0503kqz.JPG
これはこないだの六本木花教室の時の写真。Wedgwoodのビアカップにお花を生けてみたのだな。
こうしてみると意外とうまいじゃんか>オレ
この時には定価6,500円のビアカップが二つお土産について、イギリスでお花を修業した美人フロリスト太田黒玲子先生からお花も習えて(こっちが本筋なのだが)しめて8,000円というお値打ち価格なり。
普段は一回5,000円なのだがこういうのも好評なのでどんどんやっていくのだそーな。

六本木花教室
http://maracas.net/flower/

kuramo_trio.JPG

これは某所での宴会で出会った日本酒の蔵元三人さん。
山口県の「貴」の杜氏のごりさん、石川県「常きげん」の鹿野さん、三重県「黒松翁」の森本さんの三人。
ここは気さくでとてもいいお店なのだが店の方針で日記とかにも名前を書いてはいけないらしい。むぅーん。
ちなみに森本さんは弩弓のトレッキーらしいので、ひげいとうさんととっくりとお話していただきたく。なんだかスタートレックにちなんだお酒も造ってるんですと。

otchan.JPG

昼間仕事をしている水天宮〜人形町あたりの裏道を歩いて見つけた「Barおっちゃん」の看板。
あまりにレトロな看板なだけに中をのぞきたかったのがどうも閉店してしまってるようだった。
残念。

theobroma.JPG

んでこれは今日広尾をぶらぶらしてお茶してたテオブロマのショット。
ふわふわのクレームダンジュと栗がたっぷり入ったミルフィーユ。
お散歩の途中にいかがでしょうか?>さくまりさま

THEOBROMA テオブロマ 広尾店
港区南麻布5-16-13
tel. 03-5798-2946
open: 9:30〜20:00
定休日:無休
http://www.theobroma.co.jp/

投稿者 KQZ : 16:52 | コメント (5) | トラックバック

2005年02月11日

キミは昼金目を知っているか?

そういえばこないだまた逗子に獣肉を食べに行ったのだった。
たまたまいい鴨が切れていて泣いていた矢先「KQZさん、昼金目っての喰ったことあっかい?」と親父がにやにやするわけですわさ。
それがコレ↓。

hiru_kinme1.jpg

なんでも昼釣れる金目鯛のほうが油が乗っていて数倍は旨いのだとか。
どっちの料理ショーで夜に取りに行って… とかやってたのは所詮は東京に送るもんで、地に居着いた昼金目は数が取れないから出回らないのだそうな。
話はそこそこにこの色に惹かれてもちろん頼んだ我々だったのだ。

なんでも今日釣ったのを開いて半日干したのがあるというので8人で2枚頼んでみた。
ぐへー、身、身が厚いんですけどーー。
hiru_kinme2.jpg

炭を熾しながらまず美丈夫の発泡うすにごりでかんぱーい。
で、焼いてみたわけだが…
hiru_kinme3.jpg

もうね、旨いよ、こりゃ。
今まで喰った魚の中でもう断トツで一番。
脂の乗り方なんざとんでもない。甘い。
皮もカリリとんまい。目ん玉のゼラチンなんて20センチものびーる。んでんまーーい。
酒が進むこと進むこと。
十四代龍月もってってよかったー。
あ、忘れてた。その前にさよりも食べたんだった。
sayori.jpg
これもめちゃくちゃ旨かったのだが、昼金目の前にはかすんでしまった。
こんなとき日本って素晴らしいね。と意味なく思うわけでして。

続いては小鳥焼き。アーモンド色の油が十分に回っておいしそうなり。
kotori1.jpg kotori2.jpg
11年通っている経験からして、小鳥には粒マスタードが一番あうわけでして、右はちょいと噛ってしまった写真でした。
続いて今度は雉の焼肉が登場。この季節は鴨がいいんだけど、こればっかりは運の要素があるから仕方がない。
鍋には雉の方がおいしかったりもするしね。
kiji.jpg
ちなみに後ろに見えているワインは友田晶子さんの結婚式の引き出物のワイン。

肉肉したものが多くなってきたということで日本酒もお燗することに。
今回持ち込んだのはdancyuで「鍋にあう酒ナンバーワン」に選ばれた奈良萬と十四代龍月なのだが、お燗の機械などという気の利いたものがここにあるわけがないので炭火で直火燗なのだ。

okite_yaburi.jpg
プレミアつけて売り買いしている輩にとっては卒倒モノかもしれんが旨いものは旨い。極上。
ちなみに奥にひっそりと写っている女性は「中華虎の穴」で有名な小鳳さん。こないだODINの菊ちゃんと一緒に来た時に味を占めてしまったらしいのだな。(笑)

shika1.jpg shika21.jpg
んでもって熟成した鹿肉ステーキを食べて満腹になってしまったのでした。
最後に栃木でお医者さん夫人をやっている金時友人から送ってもらったべらぼうに旨いとちおとめをデザートにして締め。
鍋までたどり着けなかったのが返す返すも残念ナリ。
あ、鴨も。
あ、岩魚の骨酒も。
あ、猪も。

投稿者 KQZ : 01:53 | コメント (6) | トラックバック

2005年01月15日

うだうだと日本酒を飲みつつあーだこーだ

金曜の遅めの時間からスタートして、凄腕ネットワーク技術者のeyesさんと六本木の「酒友」で日本酒を飲む。
日頃いろいろとお世話になりっぱなしなので接待というかなんというか。
さすがに金曜なのでカウンターしか開いていなかった。美人店長の原島さんに丁重に御挨拶をして席に着きまずは磯自慢の酒友から。
おでんや刺身盛り合わせをつっつきながらあーだこーだとうだうだと。

(追記は後ですることにして、と)

  • 仕事に比べたら学校の勉強なんて楽らくだよねー。
  • 大学入試センター試験(共通一次といったら笑われた)なんて今解いたら簡単すぎて驚くし。
  • 技術者ってどうしても転職したりしないと評価が上がらないんじゃないかなぁ。
  • 蔵人.comはそろそろ動かすですか? MovableTypeのプラグインで複数blogを一括で表記するってのがあるらしいし。



とかとか。

東一47%生をゆるりと片口でもらい、お次は赤野安芸虎を日向燗でするすると。

12時くらいになったので河岸を変えることにして、赤坂の「すず菜」に移動。
ラムトニックを頼んでみる。お、ソーダがきっちり立ってる。前ジンフィズを頼んで余りにひどかったのでコレオスに行くことを激しく薦めたのだったがこれなら及第点か。
結局3時半過ぎまで飲んで帰宅。
雨。

投稿者 KQZ : 03:48 | コメント (1) | トラックバック

2004年12月29日

仕事おさめと年越し蕎麦とカラオケと宴会

朝方からして雪が降っていた。東京では初雪。
世間的には昨日が仕事納めとなる日だったはずだが朝から人形町やら新宿やらで打ち合わせをぱしぱしと。で新宿の打ち合わせを終えて急いで赤坂に行く。
ア・ラ・ボン・ヌーによって今日お会いする諸先輩方用の手土産にとガトーショコラを購入。キャラメルも美味しいんだけどもね。水曜日限定というシュークリームもあったので自家用に四つ購入。
一旦家に戻り荷物を置いてすぐにタクシーで永田町の黒澤に向かう。
なんでも今日は「蕎麦の神様」といわれている翁の高橋邦弘さんが蕎麦を打つ会があるというので、日経レストランの菅原編集長夫妻からお誘いを受けていたのだな。

黒澤というと麻布十番の支店で懲りてはいるのだが、こちらは風情がなかなかよろしい。ずいぶんと前に宴会で使った時以来だけども。
店に着いてみると既にえんらい人だかり。その中心はというとやはり高橋さんの蕎麦打ち現場だった。
先に到着していた菅原さん御夫妻に誘われて交代するようにそそそそと前にたどり着く。
soba_daruma.JPG
んー、さすがに滑らかな動き。ここまでするするとした生地になるんだなぁ。かぶり付きには追っかけというかプロの人たちが一挙手一投足を食い入るように見入っている。ギャラリーからなにかと声をかけられるとちゃんと答える高橋さんは流石流石の超プロフェッショナルだなぁ。よくそこいらにある「こだわった蕎麦屋」ってのは大体からして亭主が気難しく気が滅入っちまって戴けない。その点うどん屋はばあちゃんがにこにこしながらやってっからいいやねぇ。あぁ脱線。

ほどなくして席に通される。まずは鳥わさと蕎麦味噌がやって来る。
冷酒をたのんでいたのだが四季桜だとのこと。寒いけどまずは乾杯と。蕎麦味噌が香ばしくって酒が進む進む。
やがて蕎麦が来た。
お、ちゃんとした盛りですな。
気取ったようなちんまりとひと箸ふた箸しか盛っていない蕎麦屋はどうにもこうにも好かんのでこれには好感。
soba_zaru.JPG
そういえば赤坂に菊乃井が出来たばかりの時に京都から手伝いに来ていた大女将が近所の砂場に行ってあまりに盛りの少なさに「これはなんどすか?」とはんなりと怒ったという話を思い出したりして。
つとひと箸つかんでみるとしっとりと重い。たしか高橋さんは二八蕎麦なんだっけかな? 滑らかでしっかりとした切り口の蕎麦だ。包丁もさぞや切れるんだろう。先程見かけた蕎麦切りの風景を思い出すに「しゃりっ、しゃりっ」というリズミカルな音が耳に蘇る。
その間に箸は蕎麦つゆへと進みゆき手前で すいっ と鼻先をかすめ通る。ほぅ、ふいに蕎麦の香りが控えめながら立つ。(ちなみにこの日は蕎麦を楽しむために空調はごく控えめにしてあり室内といえども肌寒い状態になっていた。掘りごたつになっていたので足下は温かかったんだけどもね)蕎麦の下半分をつゆにつけてすすいと啜る。うーん。美味しい。ちゃんと噛めるのがいいなぁ。
あっという間に一枚完食。
二枚目が来る間に由無し話が盛り上がる。「蕎麦=ジャズ、うどん=ラテン」説が俄に勃発。
伺うに菅原編集長も蕎麦打ちをやっているらしい。僕もやったらきっとはまるんだろうなぁ…。ちょいと怖いけどきっとやりそうなヨカーン。
んでもって二枚目もあっという間に完食してごちそうさま。
今日は特別イベントなので、盛り2枚+鳥わさ+蕎麦味噌+日本酒かビール一杯で4,200円とのこと。追加の盛りは一枚700円。安っ。
店の人の話によれば、わざわざ新幹線で来る人もいて大雪で二時間遅れになってたりと大人気のイベントらしい。個人的には大満足なり。

そして大粒の雪が舞う中、四人して渋谷に向かい二次会に~。
渋谷のカラオケパセラで中目のノンダクレさんご一家と落ち合ってカラオケ忘年会なのだ。初めてのカラオケお手合わせなのでどの筋で攻めればいいのか手探り状態。しかし菅原さん御夫妻に中目のノンダクレさん夫妻うま過ぎ。なに歌ってもなにか降臨してる感じで恐れ入る。特に矢野顕子とか。

んでもって夕方になり池尻大橋に移動。
日本酒専門店なのでお子様のソタやんは三軒茶屋の知り合いの所に預けられるとのことで一旦別れるが、そこに正月休み中の初亀の蔵人・村上くんが合流。年内最終営業日とのことでかなりの混み具合だったが二階に席を陣取って予約料理の鴨鍋を堪能するってぇ寸法だ。追って陸奥八仙の蔵元さんも合流するとのこと。
二合ずつもらって色々と飲んでみることにするが、一番評判が良かったのが奈良萬だった。6トン仕込みという話を聞いて大びっくり大会。五百万石60%で2,500円かぁ。特に村上君とはずーーっと小声で話しをしながら味見&検討。
しかし流石にプロの蔵人と話していると面白い。「種麹は… 黒判か菱六…。麹米と掛米は変えてない? 55%と60%くらいで?? 気を使っている吟醸麹で、これだとたぶん床麹かな…。調湿してるだろうし。酒粕と洗米設備が見たいよね」とかとか。
深夜まで楽しく飲んで喰って解散。
今年も色んなことがあったなぁ。

投稿者 KQZ : 23:50 | コメント (0) | トラックバック

2004年12月04日

日本酒千本ノック

(相変わらずの後だし日記)

ことの発端は忘れてしまったが、『日本酒千本ノック』と称してミニ勉強会をやることになったのだった。
今回のテーマは「山田錦と雄町の聞き分け」なのだ。
雨交じりの土曜の午後、会場の四谷三丁目「浅間」に集まった善男善女12名。
(参加者:佐賀県が生みそしてトロを生んだトロチチさんご夫妻、日経レストランの菅原さんご夫妻、利き酒師の会からは酒と友に去りぬさんをはじめとして4人、それと哲さん、ヨネさん、名取くん)
講師はバー業界におけるODIN菊池と並び称されるくらいしゃべり始めるととまらない畠山くん。
どっちも友達でいいのか>オレ
自嘲気味に始まった千本ノックなのでありました…

まずは酔鯨の山田錦50%と雄町50%からスタート。
この二つは酒米以外のスペックはほぼ同じなので比べやすいのだ。
高知県だけにいわゆる端麗に作ってあるのでそういった意味でもわかりやすいし。最後まで飲んでみてわかったけどこれはセレクトの妙かも。日本酒に関しては畠山くんはあいかわらずエライ。

がっさりとしたイメージとしては山田錦は味が丸くというかスクウェアになり勝ちで、雄町はワイルドというか舌の上からの落ち具合が線をもった感じに(もちろん作り方によっては甘くも酸っぱくもできるのだが基本的に、ということね)なり勝ちだと、かねてから思っていたことを再認識。もちろん高精米になると作り手の腕のほうが際立ってくるんだけどもね。

続いて醸し人九平次の雄町50%にいく。
酔鯨との雄町同士の連関を覚えようという狙いのセレクトですか。
九平次は華やかでうまみを乗せた作りだから酔鯨との対比によって逆に酒米の特徴を際立たせようという事なわけです。仕込み水の性格もぜんぜん違うしそういった意味では非常に面白い取り合わせ。
じっくりと雄町同士の聞き比べをした後にくどき上手の雄町を追加。
うーん。九平次の火入れよりくどき上手の火入れのうまさが光ってしまう。
いや、精密に聞き比べるとそう感じるだけなんで十二分に上手なんだけどもね。

おって九平次の山田錦も登場。
九平次同士の山田と雄町の比較だが、ここまでくるとほぼ全員が聞き比べでき始めてくる。
続いて東一の山田錦と松の司の雄町大吟醸。
松の司は綺麗にまとめている。ちょっと優等生過ぎるかも、という声もありーの。
ちょうど偶然にも松の司の蔵人・石田くんからケータイメールが入っていたので「いま松の司の雄町大吟醸をみんなで飲んでる」と返信。
すると

「えーっ!本当ですか?会社ではあまり巧く出来た自信がなかったので出荷しようかどうか夏もかなり専務ときき酒したんです。KQZさんにペケを付けられないんだったら安心です(^-^)。今年の長谷川ブランドの愛山と雄町は米の扱いもなれたんで去年より巧くつくれそうです。」
と早速返信がやってきた。いま仕込みで14本目、愛山で大吟醸を仕込んだところだという。今年も楽しみですにぃ。

そろそろ食事もでてきて宴会モードに突入。
お酒は東一の選抜13BYが出てきた。
あ、「BY」というのはブリュワリー・イヤーの略で、醸造した年の事。つまりBY13というのは平成13年度に醸造されて今まで蔵で冷蔵貯蔵でじっくり熟成されたお酒という事ね。
ぐぉー。力感が違うー。やはり選抜なだけはある。この年に10本しか出てなかったアイテムなのだが、上手に育ったもんだなぁ。
東一といえばトロチチさんの地元とご近所だそうで、そこらへんの話もひとしきり。

そして今日のメインの東一大吟醸うすにごり微発砲。
これは鑑評会用選抜タンクの荒走りで、年に10本程度しか取れないというレアもの。この日記には時々出てくるアイテムだが、基本的には蔵元さん同士で取り合いになるので一般で飲めるのは浅間にあるものだけといういわゆる「浅間スペシャル」の一本なのだ。当然数にも限りがあるので通常は封を空ける一月くらい前から店内で「○日に空けるから飲みたければその日に来てね」とお触れが回る酒なのだが、今日は特別に一本空けてくれたのだ。ありがたや。
まず上澄みをいただく。いつものとおりの仙人の霞酒である。確実にKRUGなんかより格が上。続いて上下をゆっくりと撹拌してにごりへ。
…んまい。

食事のほうもかなり気合が入っていておつくり・揚げ物・焼き鳥・蛸しゃぶからタラチリのコンボ鍋まで。大満腹。

二次会に流れるということでご近所の「おかげさん」に行き、奈良萬、杉勇、鳳凰美田をしっかりいただく。
最後に赤坂に流れ流れて締めと相成りましたとさ。


地酒 あさま
新宿区四谷3-7
TEL: 03-3355-2977
定休: 日・祝
http://www4.famille.ne.jp/%7Easama/

萬屋 おかげさん
新宿区四谷2-10 松本館B1
Tel: 03-3355-8100
月〜金 18:00〜24:00(L.O.23:30)
土   18:00〜22:30(L.O.23:00)
定休日: 日・祝
http://okagesan.net/

赤坂 BARすず菜
港区赤坂3-6-11 第100東京ビル4F
Tel: 03-3583-8668
定休: 日・祝
http://r.gnavi.co.jp/a226800/

投稿者 KQZ : 23:59 | コメント (1) | トラックバック

2004年11月19日

呑み過ぎた金曜日

DVDが読めないマシンがあったのでiPod Photoに4ギガ超をぶち込んでたらなんだか睡眠時間が少なくなってしまっていたり。
いつの間にか秋だわねぇ。
そうそう、MISAYOがフランスから一時帰国するざますわよ>ひげひげ団のみなさま

…てな日常を送りつつも夜にはsugaさんにお誘い戴いた湯島の「月」という日本酒&本格焼酎の店のオープニングパーティーに伺うことに。

湯島駅で待ち合わせをしてお店に向かう。店はカラオケパブとかがある雑居ビルの上で、居抜きではじめたらしいのだが奥にでーんと控える日本酒冷蔵庫とバックバー(っていうのかな?)の焼酎の品ぞろえが素晴らしい。あら天明の菰樽があるし。
まずは升酒で乾杯。今日は飲み放題食べ放題で5,000円とのこと。メニューのいちいちが酒にあうものばかりだし、正規の値段もお安いようだ。
程なくして哲さん&相方さん、中目のノンダクレさんが参集。お客さんが持ち込んだ真空調理の鴨を戴きながら日本酒に焼酎にとちゃんぽん状態で戴く。鴨うまし。かなり危険。
店にお客さんが集まりはじめて立ち呑み状態になって更にヒートアップ。
二件目に行こう、ということで四谷三丁目の浅間に電話。タクシーで向かう。
あら哲さんがいらはらない。中目さんは早々に帰宅された。確かにみんなへろへろだったしなぁ…
浅間に行きsugaさんの旦那さんも合流。へろへろと飲んだくれててっぺんを過ぎて解散。その後さらに赤坂のBambooに久しぶりに行きまたも叶野さんに迷惑をかけてしまった。
家にたどり着きへべれけになって床に倒れ込みちょいと風邪気味に。へくしっ。


日本酒&本格焼酎処「月」
東京都文京区湯島3-42-3
Twin Y's  4F-A
TEL:03-3839-1882
営業:18:00〜24:00 (L.O.23:00)
定休:土曜・日曜・祭日
http://hw001.gate01.com/t-miz/

地酒 あさま
新宿区四谷3-7
TEL: 03-3355-2977
http://www4.famille.ne.jp/%7Easama/

  • しかし「あさま」のホームページを検索してみてもひっかからないのは、文字を詠みやすくするために「あ さ ま」とか入れてたり「浅間」と混在してるからなんだよなぁ。
    「地酒 あさま」か「地酒 浅間」に統一しろっての。そこらへんも直してあげないとですな。>eyesさん

赤坂 Bamboo
赤坂3-19-3みすじ通り西入ル南側
Tel: 03-3589-4170
日曜定休

投稿者 KQZ : 23:59 | コメント (3) | トラックバック

2004年10月21日

日本酒天国から四谷三丁目浅間へ

夕方水天宮で打ち合わせがあったので、そのまま北上して国技館へと向かう。
昨日今日と日本名門酒会が主宰する「日本酒天国」が開催されているのだな。

会場に到着すると既に「当日券売り切れました」という張り紙が出ている。
おぉまいがっ、と毒づくまもなく目の前に飯田社長がいらっしゃったのでなんとなく1枚ゲットできてしまった。3,900円也。
利き猪口とおつまみ弁当を戴いて会場に入ってみると既に満員。2,000人以上の飲み助達が猪口を片手に90蔵からの蔵元さんと歓談しつつ利き酒しているのだ。聞くと昨日の台風でも2,000人集まったらしい。酒の魔力はすごいですなぁ。昨日なら枡席も用意していただいていたのだがあの台風じゃ来れませんでしたハイ。
会場のそこかしこで蔵元さんとかのんべえとかの知り合いから声がかかる。哲さんやsugaさん、利き酒師連中、カメラマン、ライター等々…
どこの蔵元の冷やおろしとお燗に注力していてなかなか楽しい。端麗辛口とかいうへんてこなキーワードで疲弊しているからなぁこの業界。
ぐはぁっ。前に「王様の耳はロバの耳」で書いた某女性蔵元が全然関係のない蔵の法被を着て対応してやがる。当然忌避。
日本名門酒会創設30周年記念ということで、30年クラスの大古酒のチャリティーオークションなどもあったが、半分プロである身の上なので参加せず仕舞い。しかし達磨正宗の30年が12,000円って破格過ぎなんですけど。

日本名門酒会の『日本酒天国』のページはこちら
http://www.meimonshu.jp/modules/xfsection/article.php?articleid=315

本編が終わって二次会に流れることになる。
亀泉の蔵元の西原さんもいらっしゃるとのことなので、四谷三丁目の浅間に行くことに決定。電話を掛けて一階を押さえてもらい、まずは家まで自転車でひた走る。
京都に行った時に松の司の石田くんから貰っていたスペシャルを飲もうという魂胆なのだな。
このスペシャルというのは去年の造りのうち一番良かったタンクからの特別選抜で、ヤブタから石田くん自らが直に手詰めしたといういわば斗瓶囲いならぬ4合瓶囲いの逸品。どうせなら大勢で飲んでファンを増やしましょうということなのだ。
日本酒冷蔵庫から酒をひっつかみ浅間へと取って返すとまだ誰も到着していなかった。はーはーぜーぜー。
しばらくするとみなさんから電話が入ってきて総勢13名になってしまった様子。どうも美味しいお酒のニオイがぷんぷんと漂ったらしく中目のノンダクレさんも家から参戦。
まぁなんだか分からないけど既にでき上がっている善男善女がいい酒をかっくらって大騒ぎした、という図を思い浮かべていただければ幸い。
日経レストランの菅原編集長がカメラマンのNさんとばったりあったとのことで、Nさんも参加。久しぶりに会ったのだが相変わらず「J4Dはオレが作った」とかでかい声で言っている。みんな大人なので聞き流す。いやアナタがJ4Dで造られているよーな気がする、とは只の言葉遊びです思いついただけです誰にも言ってませんですハイ。
しかし今日は移動が全部自転車だったのと最初から日本酒しか飲んでなかったのでかなり機嫌よく酔っぱらってしまった。
浅間初体験のみなさんには楯野川なんかが評判良かったみたいでした。松の司もよかったしぃ。

投稿者 KQZ : 11:18 | コメント (0) | トラックバック

2004年09月25日

昼寝して酒と夢と文化を語る会

起きたらすっかり昼なのだ。当たり前か。
松本楼の10円カレーイベントのスタッフをやっている先輩にカレーを誘われたのだがどうにも行く元気がなく昼寝。
でも夕方になってのこのこと起きだして渋谷に向かう。性懲りもなく今日の酒の会なのだ。

あ、言っておくがこの「酒と夢と文化を語る会」というのは東京の利き酒師の会の名称で、ネーミングセンスなどに関しては会長の高城幸司さんなので注意のこと。

まずはLoft隣にあるambarで利き酒の勉強会。前日MIXIでメールをいただいた哲さんを誘っていたのだが、誘った本人が遅刻するという体たらく。
酒くさい上に後からやってきてふにゃふにゃな説明をしてしまい大変申し訳ありませんでした。>参加者のみなさん

場所を変えて18時からは「冷おろしの会」に。
夏を越えて味がのってきたお酒の事を「秋あがり」とか「冷おろし」といい、今の季節にあったおつまみとともに楽しもうというのが今回の趣向だ。
会場は酒菜亭さん。
日本名門酒会の飯田社長やSSI(日本酒サービス研究会)の長田部長、伊東さんなどもいらっしゃった。
そして昨日も一緒だった初亀の蔵人・村上くんも登場。今日のもうひとつの個人的な趣旨としては、村上くんをSSIの人たちや日本名門酒会の飯田社長に紹介して、kurabito.netの構想に賛同してもらうというのもあったのだった。
会場の端っこではblogも始めたという高城さんにgoo blogのエロイ人(村井説人さん)がイメージタグの挿入法を教えていたりしてほほえましかったりして。

※お酒については高城さんのblogにアップされるはず(眠いので人頼み)


酒菜亭
http://www.sakanatei.net/
渋谷区道玄坂2-23-15 小池ビル4F
TEL: 03-3780-1313
営業  17:30~1:30頃    日祭休み

投稿者 KQZ : 11:56 | コメント (0) | トラックバック

2004年09月24日

東京ゲームショウのち愛宕の松Royal Blendさらに焼酎で朝まで

今日は東京ゲームショウなのだ。
昼過ぎくらいに会場に着き、先に会場に入っていたトロチチさんに招待チケットをいただく。
すみませんのぉ。

そこココで色々な人に呼び止められる。
しかし今年のセガサミーブースは狂ったように金かけてるのぉ。
元いた広告会社の後輩に色々聞かれたりも。

あら、一年半ほど前にシナリオを書かないかと打診されていたゲームが発売決定ですか。
試遊もできるので観戦してみたり。んー、はじめっから気になっていた点が解消されてないー。
流石にネットゲームのプロデューサーやっている間にこれは受けられないよなぁ。次のときにきたら本気で受けるかな。

PSPは携帯ゲーム機としてみるとちょっと重いかもしれないがブツとしてのできは非常にいい。
DSの方が気になるのではあるけれども。
そういえば来年の万博がらみのアレはどうなったんだっけかなぁ… と記憶喪失のふりして書いてみたりして。;P

お、アレの2がでてるじゃん。しばし試遊してみるもゲームショウ用に簡略化してありやがるのでクリックゲーと間違われそうでちょっと不安。まぁ不安がる立場ではないのだが。
ばしばしキーボードショートカットを使っていると係員からしげしげと見られてしまうので退散。
その後ネットゲーム人脈のあれやこれやの人たちとコーヒーを飲みながら一時間ほど心温まる歓談をする。傍から見たら黒い話なのかもしれんですがー。

そそくさと六本木に行き、今日の宴会へと急ぐ。
場所は「酒友」さん。
いつもお美しい原島店長がことのほかお美しいではありませんか。なにかいいことでもあったのかしら? などと言ってみたりして案の定殴られる。
今日はいつもの飲み仲間の初亀の蔵人・村上くんと、扶桑社SPA!のK副編集長と日本酒を飲む事になっているのだ。なんだか変な組み合わせだがスケジュール的にこうなってしまった。
atagonomatsu_royal.jpg
今日のお目当ては、愛宕の松の新澤さんの結婚式の引き出物『愛宕の松 Royal Blend』
シャンパンのように見えるがれっきとしたお酒だ。山田錦40%でひたすらうまい。YK35にしてないところが新澤さんらしいというか。いや35%精米をみんな評価しすぎだってことで。


村上くんの友達の女性が出版社に転職希望との事で日本の出版業界を担ってたっている(らしい・本人談)K副編集長がなにかとアドバイスしていた。ふむ、ちゃんとした話してるところって二年ぶりに見たような気がする。
しかし酒友は長谷川酒店の直営の店だけに酒の酒類は豊富この上ない。5人で東一、九平次など片口で頼めるお酒を二升ほどやっつけていたら終電の時間になってしまい解散。

K副編集長がもう少し飲もうと近くの焼酎バー「私(アテ)」に移動。
へー、それなりに焼酎がそろっている。300種類はあるそうなのだがある種の酒はウチのほうが揃ってるわけでして。飲み始めて話をしていると、K君は今日は入稿日なので翌朝5時ごろからが本番でそれまで飲むぞ、ってなことなって近いのでウチに流れることになった。電話をかけてから歩いて5分だったがささっと適当なおつまみが揃えられていたのはきっと小人さんのおかげか。五郎八が手伝ったのやもしれん。
この人の連載をまとめた本の表紙のゲラが上がっているというのでチェックしつつ、彼をつまみに百合の「風に吹かれて」をロックで飲む。んで、彼が変なところで気にしぃだということがわかったりして二人して大層驚く。が、その前に君ら健康に留意したまえ。
日本酒冷蔵庫に転がってた日本酒を適当に飲んだりしてすっかりチャンポンで出来上がってぐへぐへへ状態に。本の企画の話とか人に話せない話とか人に言えない話とか。
結局タクシーで副編集長が仕事に戻ったのは朝の6時近かったわけですわぃ。

「酒友」
港区六本木4-12-6 内田ビル 1F (ペットショップの角を曲がってすぐ隣)
TEL/FAX:03-5786-3533
営業 18:00 ~ 5:00/L.O 4:00 (土曜 17:00 ~23:00 (LO 22:00))
定休 日曜日 祝日


「Japanese Bar 私〔at'e〕」
港区六本木4-4-3 六本木協和ビルB1
TEL: 03-3746-5995
営業 19:00~05:00(L.O.04:30)
定休 日曜日

投稿者 KQZ : 11:59 | コメント (0) | トラックバック

2004年09月20日

蔵元を囲む会に参加したのだった

(エントリーを上げた日程がちょっとズルイが大人はそんなことには頓着しない)
今年もやって来ました長谷川酒店の恒例「蔵元を囲む会」。
今回の場所はホテルオークラ平安の間。長谷川さん頑張りすぎです。
いつもの飲み仲間チームで13時からの完全ブラインド利き酒会からの参加です。
さてさて…

会場に着くといそのさわの高木さんや昨日も飲んでいた初亀の村上くん、松の司の石田くん、礒自慢の山田さんなどそこかしこに見知った方々が一様に飲み疲れた顔をしています。酒造業界の方は午前中に気合いの入った利き酒を既に終えているのです。
「いやー、厳しいっすよ。答え知っちゃってるんであんまりお話できませんけど…」
そうでしょうそうでしょう。
年に一度くらいはきっちりと酒の味を利かないといけませんし。

スーツ姿なんてこの会以外では見たことがない浅間の畠山くん、上智大学の土屋教授、名取、eyes… といったいつもの面々で利き酒会場に入ると銀紙に包まれた312本の一升瓶がずらり並んでいます。壮観。
吟醸酒部門112点、純米吟醸酒部門200点からそれぞれ気に入った酒を10アイテムずつ選ぶ方式です。

そうそう。利き酒、および利き酒師というと、酒をひと舐めするやいなや「んー、山田錦、兵庫の特A地区、それも東条だね。磨きは35… いや、掛け米は40くらいかな… 酵母は14号系で、南部杜氏の癖がある…」などと嗅ぎ分けてしまうようなイメージを持たれる方もいるかもしれませんが、そんなのは人として存在しません。ありえないっつーか。(いや、この程度なら出来なくはないんですけどね…)
日本酒はワインなどと比べても技術レベルがめっっっっっちゃくちゃ高度なうえ、平均的レベルからしても世界の吟醸酒のレベルのはるか彼方高みを突っ走り過ぎてるくらい突っ走っちゃってるくらいなのでいくらでもごまかしが効くのです。(言い方悪いですが)
利き酒師試験の官能試験部門を簡単に言ってしまえば、お酒に対して銘柄を云々して当てたりするのではなく「この温度で、こういった料理と合わせると美味しく戴ける」といった事が言えれば大体受かるのですね。もちろん前提としてキチンと作られたお酒のイメージを持っていなければいけませんけれども。

ま、能書きはこれくらいにして、と。
いやもうちょっとだけ書くか。
普段はのほほんと食べ物との相性をとやかく言っているだけのボクですが、蔵元さんや杜氏さんと話をして合わせられる程度、ある程度相談にも乗れる程度にはお酒を利くことだって出来ます。以前某酒屋さんの営業部長から意地悪をされフレンチレストランで隠しメニューだった日本酒を出され銘柄までピタリと当てて驚かれたこともありますが、半分はお店のつきあいのある酒屋さんのラインナップとソムリエさんの味の好みから推測したのでソーシャルハッキングみたいなもんなんで威張れたものではありません。
まぁ何が言いたいかというと、楽しくお酒を飲むことと、気合いを入れて酒のアラを探す(完成度を確かめる、ともいう)のとでははっきりと違う、という事です。そして酒のアラを探すという飲み方は嫌いなので、いつもいいあんばいで飲んでいる、というわけです。

とは言っても今日は利き酒能力のチューニングの日です。
でもってボクが気合いを入れて酒を利く時にはこんな感じでやることにしています。


  • 両足を肩幅に開きしっかと踏んじばり、ケツの穴を締める(イメージ)
  • 利き猪口の中のお酒をじっと見て色や照り、揺らした時の光沢などを観察
  • 利き猪口に鼻を突っ込んで液面すれすれに鼻をあてて
  • ゆっくりと鼻から息を吸い次第に吸うスピードを上げていき、吟醸香と熟成香、その他の香りなどを嗅ぎ分ける
  • 酒を少し口に含み、舌先で味わい、空気を含ませつつ舌全体に酒をまとわりつけるようにして味を利く
  • 口腔内から鼻や喉元へと抜ける香りを確かめる

といった具合でしょうか。これを約5秒程度の間隔で続けていくというわけです。

しかし300種類の日本酒というのは果てしなく多い。
どこの蔵元さんも一生懸命作っているだけに一生懸命にもなります。提供される温度やここまで運搬されてきた経路までも想像して元のお酒の味を確かめるわけですから、50種類もやっていくと舌も頭もしびれてきます。長谷川社長や浅間の畠山くんなどのプロの人はやっぱリすごいってことです。炭濾過のグラム数やヤブタの調子の善し悪しまで分かるってんですから。
途中でグルメライターの西谷さんや友田晶子さんにもお会いしましたがみんな真剣で話し合う余裕もなし。
(ちなみにいわゆる「金賞」がどうのこうのという鑑評会での利き酒は減点法なので、このような元の酒の味を想像したりといった作業はしない筈です。あくまでも個人的な趣味なんで)
しかし毎回答え合わせをしてみて分かるんですが、誰でも普段から飲んでいて好きなお酒はキチンと聞き分けられているんですね。今回も南部美人や初亀、醸し人九平次、東一といったよく飲んでいる蔵の酒はぴんと来たしね。
ちなみにeyesさんも自分のblogで、


私が分かったのは、十四代がどれであるかが当たったぐらい・・・。
ああ、私が好きな味なんだなあと、納得もしたけれど。
(分かりやすい味ともいえるのかな。)

↑こんなこと言ってます。
疲れてしまうのは、いくら少ししか口に含まなくても、また利いたお酒を吐いたとしても、300種類もあれば2合くらいは吸収されているからですな。
(ちなみに個別エントリーになると写真が見えないのは設定ミスだと思われます>eyesさん)

また、こういった会で楽しいのは、見ず知らずのお酒と先入観なく出会えるという点です。
今回はブラインドにもかかわらず吟醸酒部門と純米吟醸酒部門の両方で鷹来屋と喜正に同じようなコメントと点数をつけていました。きっと2004年時点でのボクの好みの味だということでしょう。
一昨年は竹林をこんな感じで気に入って見つけ今も愛飲していますから、今回は鷹来屋をはじめとする十数蔵のお酒を追っかけてみようかと思います。もっとも喜正は4〜5年前から素直なお酒で好きなんですけどねー。

そんなこんなで18時半になり、二次会というか本番というかパーティー部門である「蔵元を囲む会」のスタート。
今回は立食で約500人の善男善女が参加。会場の周囲に蔵元がお酒を持ちながらびっしり並んでいるのでどちらかというと蔵元に囲まれる会なのではありますが。
西谷さんが麺屋武蔵の大将をと一緒にいたので「今年も獣肉一緒に食いに行きましょーねー」などと歓談。ちょうどそこに日経レストランの菅原さんがいらしたので紹介したりして。
某週刊誌のカラダのでっかい編集者が「今度別冊で日本酒の特集をやるのでノリのいい蔵元さんを紹介してくださいー」というので南部美人の久慈くん、東洋美人の澄川くん、赤野の尾木杜氏、明鏡止水の大澤さん、などなどをチェーン状態というか突撃隣の晩ご飯状態で紹介していく。
そのたんびにお酒を注いで貰うのだから何も食べないうちに3合位のんでしまった。危険。
食べ物を補給して元気を取り戻し、またも気になる蔵元さんのところに突撃。さらに3合ばかし摂取。ほろ酔い〜。
しかし浦霞の大吟醸原酒14BYはズル過ぎ。売ってない酒なんだものなぁ。久慈君も特殊な限定大吟醸斗瓶取り持ってきてるし。
久慈君と奥さんと太陽君はウチにまだ来てもらっていないので近々企画しなければだなぁ。
最後に恒例のお土産タイム。
今回は「中屋・大吟醸山田錦35%生」と「正雪・吟醸」と「あどはだり」(青森・中村亀吉)をゲット。

酔いざましに歩きながら帰宅。
酒を二升半もぶら下げて「升升半升たぁいい加減だね」ってなもんで。
うまくオチましたようで。 m(_ _)m

※このサゲのいみがわからないおともだちはおとうさんかおじいちゃんにきいてみよう!

投稿者 KQZ : 11:59 | コメント (0) | トラックバック

2004年09月19日

若い蔵人さんと飲んだりして

明太子スパゲッティとアボカドとトマトと茹でピーナッツのサラダで朝ご飯。
丸の内に部屋の鏡を買いにお出かけ。途中 Dean & Deluca で可愛らしいジェリーや塩マニア心をくすぐる日本初上陸の塩を買おうとおもったのだが、レジのおばちゃんの手際が悪過ぎるのをみてあっさり取りやめ。オリーブオイルの瓶を紙で包むのに10分もかかってるんじゃ見てらんないっす。
んで丸ビルへとさくっと移動。

しかしなんだか混んでますのぉ。街のそこかしこにいただけないコピーがカッコ悪い垂れ幕に印刷されて風になびいていた。コトバメッセとかいう企画らしいがきっと糸井重里あたりに騙されたに違いない。もちろん騙したほうがエライわけだが。
丸ビルのコンランショップにたどり着きお目当ての鏡を見てみるもサイズが大きすぎで断念。バーベキュー用の串も数が足りないとかでこれまた断念。なんかコンランでは買い物運がない日なのかしらん。
あたらしくできた丸善に行ってみるもこれまた人人人でもんのすごいことに。洋書コーナーでクロスステッチの図案集とOEDの類義語辞書を買う。あまりに混み過ぎていたので品ぞろえまで見てはいないけれど、ざっと見る限りジュンク堂の方がいいような感じも。しかし今日の混みかたは異常だ。漫画のフロアなんてレジだけで30分待ちですぜ。なんかおかしい。空いて来始めたらじっくりと来ようっと。
暑くて喉が渇いたので東京ステーションホテルのレストラン「ばら」へ。日曜日はバーは休みなのだな。残念。
有楽町まで歩いて北海道県産品ショップと沖縄県産品ショップを物色し、いちごロールケーキやらシークァーサーやら泡盛2本やらを買って重い&疲れ果ててタクシーで帰宅。 主の5年100%古酒はしばらく放って置こうっと。泡盛は瓶内熟成するしね。
北海道の県産品ショップで買ったいちごロールケーキとアイスティでおやつにする。

その後、明日の長谷川酒店の「蔵元を囲む会」に参加するので上京してきている松の司の石田くんと、初亀の村上くんと食事をするために六本木ヒルズに向かう。まぁいわゆる「夜の新撰組」ってやつですな。(謎)
玄関を出ようとしたら五郎八が猛ダッシュでやってきた。昨日のパーティーでとっておいたブリの皮をあげるともんのすごい勢いではぐはぐはぐはぐはぐと食べる食べる。五郎八の後ろ姿を見ながら出発。
ブルディガラでグラスワインを数杯飲みつつ食事。石田くんはワインもかなり詳しいと聞いていたのでエノテカ系列のこの店にしておいて正解。しかし日曜日はお店を選ぶのが大変ですわさ。
食事も美味しいが男三人で熱く蔵の話をするには不適な様子だったので、チーズも食べずに退散しヘルムズデールに移動。ギネスを飲みながらさらに日本酒談義に花が咲く。
しかし若い蔵人さんと話すのは楽しくて仕方がない。話も盛り上がるし彼ら同士横の連携もいいので数珠繋ぎで仲良くなってしまう。(業界内の噂話はあまりに危険でここでは書けないので知りたいムキは直接メールでリクエストのこと)
お酒の作りの面ではどうしたって素人なのであくまでも飲み助の意見程度しか言えないが、ことマーケティング面ではお手伝いできることも多々有りそう。酒屋さん経由で消費者に伝わるだけではなく指名買いをしてもらえるように考えなくては、というのが共通の話題のようだ。
リクエストの通りに情熱大陸とかの番組に企画書も書いてはみるが、それと同時にまずは若い蔵人さんのつながりを見てもらうように、今年の酒作りの最中に臨場感あふれる日記を合同で書いてもらおうかと画策。まずは5蔵くらいかなぁ。
シングルモルトを飲みながら細部にまで企画を詰めていく。葉巻も吸ってみたりして。
ということで乞うご期待。

翌日が本番だけに電車のある時間に解散。村澤さんがいたら蔵人くん達を紹介したかったのだがいらっしゃらなかった。貰った蜂蜜のお礼も言いたかったのだが、ま、今度にしましょ。


ブルディガラ
http://burdigala.jp/bur_tokyo.htm
港区六本木6-15-1 六本木けやき坂通り
TEL 03-5786-7708

ヘルムズデール
http://www.helmsdale-fc.com/
港区南青山7-13-12
南青山森ビル2F
Tel: 03-3486-4220

投稿者 KQZ : 11:32 | コメント (0) | トラックバック

2004年09月05日

静岡のお酒を楽しむ会の二次会など

前日の日本酒三昧の余韻も覚めやらぬうち、如水会館で毎年行われる「静岡地酒祭 in Tokyo」の二次会というかなんというかにお呼ばれしたので参加。
しかしお酒が全然残らないというのはいい酒だからなのだなぁ。

表参道で急行に乗ってしまって三軒茶屋から戻ってきたりと間抜けなことをしつつ会場の居酒屋さんに着いたのが5時ちょうど。オンタイムでセーフ。
店の前には数十人が入店の順番を待っている。あら、昨日もお会いした菅原さん御夫妻がいらはる。四谷の「おかげさん」の常連さんチームに入れてもらい一階の奥のほうに席を確保。
50人以上の善男善女が勢ぞろいしてまずは開運のひやおろしで乾杯。
開運の土井社長とも一年ぶりに御挨拶。
水茄子の刺身をしゃくしゃくとつまみながら杉錦など回ってくるお酒を飲んだくれていく。
目の前に席に大日本印刷の方がいらしたので日経レストラン編集長の菅原さんと二人して「いやいやいつも大変お世話になってます」「出張校正室は居心地悪いのに会議室は最ゴージャスなんすよねー」などとよしなし話など。
それと菅原さんから角館の美味しい和食屋さんの情報を伺う。ぜひこれは一度行って見なければ。うむ。
宴会のほうはというと、鳥鍋やらお刺身も美味しいし回ってくるお酒もいい塩梅。富士錦さんや臥龍梅の静こころさん、國香さん、正雪さん、富士正さんなど来る酒も来る人も拒まず楽しく歓談。
開運の土井社長をはじめとして小夜衣の森本さん、国香の松尾さん、杉錦の杉井さん、臥龍梅の鈴木さん、志太泉の望月さん、富士錦の清さん、正雪の望月さんなどなどご挨拶も。
静岡の蔵の人は進取の気性があるらしく、常に新しい醸造技術を開拓しているというイメージがあるが、蔵元さんもみなさん勉強熱心で僕ら素人とも色々なお話をしてくださる。
先月東京都現代美術館に行ったときに見かけた清澄白河駅近くの酒屋さんの大将が偶然いらっしゃった。んでもって中尾彬の物まねをするというので手ぬぐいでくるくるマフラーを作ってあげたり。
いやぁ面白かった。
中目黒のトムキャットシステムのたこはしさんに電話を掛けてみるがROM出し前ということでムリだったり。かえって怒られてしまった。(汗)
んで電車が残っている時間に帰宅。

やっぱりアレですな、日本酒を造るってゲームの企画書をもう一回掘り起こしてD3にでも持っていくべかな。
たぶん他の人にはできないだろうし。(笑)

投稿者 KQZ : 11:59 | コメント (0) | トラックバック

2004年09月04日

ウチの日本酒冷蔵庫を空にする飲み会

前からやろうやろうと思っていたウチの日本酒冷蔵庫を空けるための飲み会をついに敢行。

お店にタクシーで乗りつけお酒を運び入れると同時に土砂降り雨。
そんな中、参加して下さった物好きなのん兵衛たちは総勢26名。

利き酒師テーブル(?)には、リクルートの凄腕営業マンで最年少部長でビジネス本の著者にして東京の利き酒師の会の会長でもある(長いがな)高城さん、利き酒師の大先輩にして、All About Japan日本酒と焼酎のガイドをしている友田晶子さん、愛知万博担当のデルフィス加藤さんなどなど。
真ん中のテーブルには赤坂四畳半社長ことshi3zさんトロチチご夫妻清水忠&北子、テキスタイルデザイナーの小谷さん、菅原さんご夫妻、MIXIつながりのアシさん、中目の飲んだくれさん、などなど。
手前のテーブルにはヨネさん@マラカス電気科学、いつもの名取チームというと江戸っ子ちゃきちゃきの高木さまやitten barのチーフバーテンダーの渡辺くん、夜ともネットのもみの助さん、岡山から駆けつけた仕事しすぎのサーバ技術者のeyesさんなどなど。


040904saka.jpg

でもって出したお酒は順に以下の通り。

駿 待鳥好美 選抜大吟醸 袋吊り斗瓶囲い
磯自慢 中取り純米大吟醸35%
黒龍 石田屋 純米大吟醸
東一 選抜酒 純米大吟醸斗瓶囲い〔H14〕
十四代 龍月 愛山純米大吟醸斗瓶取り
十四代 龍泉 大極上諸白
墨廼江 やまさ 特別限定大吟醸しずく 斗瓶取り
黒龍 仁左衛門 純米大吟醸斗瓶取り
醸し人九平次 純米大吟醸 別誂
磯自慢 純米大吟醸 秘蔵寒造り
松の司 純米大吟醸 しずく斗瓶囲
東洋美人 一番纏 純米大吟醸
初亀 亀 秘蔵純米大吟醸〔6年〕
南部美人 限定大吟醸 生〔H14〕

冬に飲んだ時より味が乗っていたりして印象もかなり変わったが、どれもいいお酒であることには変わりはない。
待鳥好美は特に味がノリノリ、磯自慢中取りはとろりまったりと流石の逸品、石田屋はさらりと、東一選抜は2年寝かせた深みが、十四代龍月は春先の軽さから打って変わってやはり十四代らしい香りがでており、龍泉は品格すら漂い… などと一つずつインプレッションを書いていっても埒があかないのでやーめた。
アシさんが持ってきていた吟醸酒専用グラスで飲むと香りがガスクロマトグラフィチックに分解されて分かるので非常に勉強になった。とはいえ、普通に飲む分には全く関係はないのだが。
料理も吟の蔵の小林さんが気合を入れてくださったので参加者一同大満足。ありがたや。日本酒にあうお料理ばかりでよかったよかった。
しかし十四代龍月や仁左衛門が最後まで余ってしまうという飲み会も珍しいなぁ。
写真が全く無いのは忙しくて撮る暇がなかったからなのでした。

で、Shi3zさんのblogにある間違いを数点指摘。

「これはボトルだけで100万円はするよ」

龍泉が数年前オークションで100万円で落とされたことがある、というだけなので、ボトルだけだとそんなに価値はないのでは… と思われます。
まぁ他のお酒もオークションでは数倍の値段で出ていたりするので、「総額100万円」とかいってもあながち嘘ではないかもしれませんが。

これだけ飲んで参加費1万円…たぶんKQZさんの持ち出しは相当額に及んでいると思われます。

全部定価で買っているのでさほどではなかったのでした。
その分お店には大協力していただきましたので感謝感謝なのでございます。


吟の蔵 すずらん通り店
中央区銀座6-9-13 第1ポールスタービル7F
Tel: 03-5568-7450
営業: 17:30 ~ 00:00(月~金) ※23:00ラストオーダー
    17:00 ~ 22:00(土) ※21:00ラストオーダー
定休日: 日、祝

投稿者 KQZ : 11:59 | コメント (0) | トラックバック

2004年08月27日

日本酒と邪神

とあるSNSのお知らせ機能のおかげで、以前仕事でお世話になったケンさんとお互いに誕生日が近かったことが分かり、それを口実に飲みに行くことになった。
それぞれがこれまた偶然に仕事をしたことがあるSCEの宮木くんも来れる可能性もあるので移動しやすさも考えて場所は久しぶりに四谷三丁目の浅間に決定〜

まずは八海山地ビールで喉を湿らせる。
間違えて作っちゃったから食べて、と出し巻き卵を貰う。んまい。
刺身は鰯と蛸。生しいたけ海老すり身揚げ、スジなど。焼き鳥はねぎまを塩で、レバーはタレで。流石に板さんが入ってから料理のレパートリーが広がったし出てくるスピードも速くなって鬼に金棒状態ですな。
お酒はというと、このところあまり来れなかったのでその間の新入荷酒を一通りざぁーっと比べるように言われ90mlグラスでどんどん出てくる。ケンさんも日本酒がいけるようなので良かった良かった。ケンさんは白瀑や十四代夏吟、礒自慢あたりが気に入った様子。
話は仕事関係の由無し話やゲーム話、ユビキタスコンピューティング関連の話やらコンテンツ系の話へと(詳細は書けない)理系チックになりがちな合間合間に畠山君が来て日本酒関係の話をしていく。変なバランスがなんかおかしい。
かなり飲んだくれた頃にケンさんに「ところでMIXIのリストに入ってる遠藤雅伸さんって本物なの?」と言われたのでその場で携帯に電話してみると、遠藤さんも新宿からさほど遠くないところで食事をしていたらしいのでノリで来てくれることに。
数分で到着するやいなや「KQZ先生、いやホントすみません遅れてしまって」とお約束の小芝居タイム。なんなんでしょうかこのオヤジさんは。
あぁ本物だぁ、とケンさんがびっくりしてくれたのでプチどっきりは成功。「高校生の時にドルアーガをやるために百円玉を塔にして…」という話にすかさず「じゃぁ36歳くらいですね」とピタリと当られてしまいびっくり。(高校三年なら進学とかでそこまでハマれないだろう、という読みが当たったらしい)
最近のゲーム業界話やら携帯ゲームの話やら(詳細はあいかわらず書けない)、●ree作ったヤツはバカだよね、あ、わかります? 僕しばらく仕事してたんですが勘違い野郎で、なんていう話もでてたが、もう閉店の時間近かったので締めに三人で茶そばを食べる。地下鉄がまだあったので四谷三丁目交差点で解散と相成りました。
赤坂見附に降り立って客引きのフィリピン人を交わしていたらいつの間にかBambooに。
なんか寝酒に一杯ください、と言うと「ブラックマジック」という古いレシピのカクテルが出てきた。コーヒーリキュールにレモンジュースを合わせるというちょっとミスマッチっぽいカクテルだったが意外とうまい。(しかし今気づいたのだが寝酒って言ってるのにコーヒー使うなんて叶野さんはやはり京都のいちびりだわな)
ジョージアムーンにもよく行っていたし http://www.authenticbar.com/ も見ているという人がいたので、放浪途中の泉くんとチャットで話した事などで盛り上がったり。
60年代のホワイトホースを濃いめのソーダ割にして飲んだりして夜も更けるわけだわさ。


地酒あさま
新宿区四谷3-7
Tel: 03-3355-2977
定休: 日曜
http://www4.famille.ne.jp/~asama/

投稿者 KQZ : 11:59 | コメント (2) | トラックバック

2004年08月17日

つぶれた酒蔵についての王様の耳はロバの耳

とある酒蔵がつぶれたらしい。
女性が蔵を運営しているという事に加え、彼女が蔵に入るに至った経緯というのがドラマチックでもあり、それなりにメディアでも取り上げられていた蔵元だったのでこれを聞いてショックを受けた人も多いのかもしれない。
でもねぇ…

数年前、この女性の蔵元さんに大声で怒鳴りつけられたことがある。
(聞けば彼女のお母さんもそういう人らしいのだが、その時には知らなかったのでもんのすごくびっくりした)
とある「日本酒を楽しむ会」的なイベントに彼女がゲストの一人として呼ばれていたのだ。
100人を超えるお客さんが利き酒をしているところに一時間くらい遅れて彼女が登場。諸先輩の蔵元さんは既に法被を着てお客さん対応に忙しい。彼女のブースには蔵元さんがいないので、お酒を飲みたいお客さんに対しては近所の蔵の方が交代交代で対応してあげたり、それでも足りない場合には僕ら主催者にやや近い人間が吟醸と普通酒の違いといった当たり障りのないことを説明してみたりして。
ややあって、主催者と挨拶を終えた彼女が自分のブースに登場したんだが、んー、化粧臭いんだよねー。それはそれでいいんだけどもさ。
彼女とは面識が無いわけではなかったので挨拶などしていると、周囲で待ちわびていたお客さんたちが口々に蔵の新製品についてなど和やかに質問をし始めた。色々と取り上げられていたから有名人だったしね。
質問自体は別にごくごく普通の質問だった。たとえば「ラベルに記載されてないけど使用米はなんですか?」とか。そしたら彼女「新潟のお米です」と答えるのみ。
今度は僕も質問したくなり「新潟の米… 近頃は食米で作られることも多いですから、それですかね?」と聞いてみると「新潟は新潟です。そんなこと答えられません!」などと言い切られてしまいその近辺にいた人間は全員ポカーン。
見かねた隣の蔵元さんが「えーっと、○○は五百万石ですね、60%精米の」と関係者用パンフレットを裏返しながら助け舟を出してくれた。ということは秘密にしていたわけではないらしい。もしかしたら自分のところの製品の米を把握してないとか? という疑惑が急浮上。まさか、そんなことはないだろうけど…
別のお客さん同士が「私大吟醸が好きなんですけど、どうしても生酒とかって苦手で…。ほらこのニオイとか」などと話をしている。興味があったので利き酒してみるとわっかりやすい生ひねが入ってしまっている。日本酒という酒のうち「生酒」というカテゴリーが全てそうだと思われるのも困るので「いや、生酒でも本当の絞りたてはもっと美味しいんですけど…。これだったら少しだけお燗して飲んでみたらどうでしょうか?」と蛇の目利き猪口のまま燗用のお湯にどぶ漬けして日なた燗程度にして飲ませてみるとこれは気に入った様子。生ひねは作った人というよりは会場にお酒を運搬した経路の問題なので仕方ないのでこれはこれでいいとして。

バイキングブースがオープンしてお酒のコーナーからお客さんが引けたあとに彼女と世間話をしていると、自分のところの蔵の酒に関しての感想を聞かれた。
正直に利き酒しながら「この△△ですけど、残念ながら生ひねが入っちゃいましたね。今度ちゃんと飲んでみますよ。こっちはちょっと甘めで…香りが立って…酵母は…アルプス系の香りもしましたけど…」などと話していると態度一変の大激怒。
曰く「私は忙しいのにココに来てあげているの。当然ギャラも無しなのよ。そんな文句ばっかりいう人とは話もしたくありません。大体失礼だと思いませんか? 米とか酵母の種類なんて関係ないじゃない。お酒は生きているんです。毎タンクごとに味が違うんです」 …云々かんぬん。
いや、あの、俺らはギャラとか以前にお客さんとしてお金を払って来てるわけで、今言ったことにしても文句というよりかは感想とか質問なんじゃないのかな… それと後半貴女が言ったことめちゃくちゃだし… とかとか言おうとも思ったが、あまりの剣幕になんだか気が抜けてしまって空いた口がふさがらなかったことを覚えている。ひょっとして賛美して欲しかったのに僕らが質問なんてしたからなのか…?
空気を読んだ主催者があわてて駆け寄ってきて僕らを引き剥がし双方に平謝り。
しかし、米や酵母の種類を聞きたがる人は多いと思うぞ。パンフレットには書いてあったみたいだしなぁ。感想を聞いておいてそれはないだろうに… とかとか頭に渦巻いてたんだがとっさのことで空白になってしまっていた。

ともあれ、悪気は無かったのだがなにか態度などで癇に障ってしまったのだろうと思い、帰り際に一応謝ってみたのだが、逆に指を指されて「あなた方の無礼は一生忘れませんから!」などとわめかれてしまった。いや、この会場にいた関係者全員も忘れないだろうともよ、貴女のことは。
(この話の大半は四谷三丁目の某居酒屋の若旦那も一緒だったので興味がある人はそっちでも聞いてみるといいだろう。脚色は一切していないことが分かるはずだ)

そんなことがあって以来、編集者から彼女の蔵について何か書いてくれと言われても全て断ってきていた。僕はちょうちんライターではないし、別の仕事も色々やっていて大抵の編集者よりも収入もある。だから生活のために自分が納得しないものを書く必要もないしな。(これについては音楽ライターをやっているときも同じなのだが) 結果的に自分のライターとしての仕事を少なくしてしまったのかもしれないが、ちょうちん記事を書くよりはよっぽどましだ。
ただ一回だけ、日本酒業界に対して何かのイメージアップに、という観点で彼女が蔵に入るに至る話をコラム的に書いたことはある。が、一言も「美味しい」などといった味については書いたことはない。「途上中」「注目が集まっているだけに期待が…」とか書いてごまかしたんだっけかな。(笑)
とはいえ一般的に彼女の蔵については、自らを酔っ払いだとか規定している有名ちょうちんライターの手による大賛美記事が世の中には出回っているだろう。ちゃんと飲んで書いてるかどうかはしらんがね。(苦笑) 飲んでみて、それで語る、それが健全な(いや普通の)あり方だと思うのだが、自分の友達だからといってこの上も無く誉めちぎるというのはあまり見ていて美しいものではないと思う。

そして。
数ヶ月前、とある蔵元さんと話しているときに彼女の蔵の話になった。その蔵元さんは蔵同士がご近所で、先代先々代からの付き合いもあり後見人的な立場でもあるので、事あるごとに数年前のパーティーでのことを謝ってくれたりもするのだ。
ところがその時に聞いたのは、「○○の蔵だけど、どうやら今年は米を買ってないみたいなんだよ」というお話だった。その地域の蔵元さんはある程度共同でとあるところから酒米を買っているのだが(あー詳しくは書けないけど)、今年(の造り)はどうも米を買っていないようで、つまり今売っている酒はいわゆる『桶買い』というヤツだったのかもしれない、という事なのだ。もちろん全部共同購入しているって事ではないとしても。今回の残念な話を聞いてやはり根は深かったのだなぁ、と思いやるのみ。

趣味だからというか仕事柄からしてというか、沢山の酒蔵さんや杜氏さん、蔵人さんと話したり飲んだりしていると(取材もするが近頃飲んでばっか)、一人たりとも悪い人がいないのがとても心地よい。亡くなってしまったタケダワイナリーの若社長も飲み友達だったけど惚れ惚れするほど楽しくて熱い男だった。
確かにこの10年、全国で酒蔵がものすごい勢いでつぶれている。でも頑張って大きく伸びている蔵もたくさんある。みんな凄く真剣に自分の仕事のことを話してくれるし、飲み手の話も嬉々として聞いてくれる。
彼女の蔵はとても注目度が高いので、単に一軒の蔵がつぶれたというだけではなくてイメージ的にはもっと大きなものになってしまうのだろうとは思う。
でも、ダメなところは変に固執せずに退場して別のことをすればいいと思うのも事実。好きなことを誇りを持ってできないのであれば。家に縛られていやいやする仕事ではない。

まぁ長くなってしまったが、言わんとしたいことはただ一つ。お疲れ様でした、ってこった。


(このエントリーは潰れたと判った時に書いてたんだけどタイミングをはずしてアップしてみたりしてー)

投稿者 KQZ : 01:02 | コメント (7) | トラックバック

2004年07月24日

酒と夢と文化を語る会

夕刻、いっそいで日本橋馬喰横山まで向かう。東京の利き酒師の集まりで主催する「酒と夢と文化を語る会」で「夏のお酒を楽しむ会」があるので幹事としては早めに行かねばならないのだ。

特に今日は日本名門酒会の飯田社長自らが、新幹事を対象に利き酒講座をやってくださるのだが、それには残念ながら間に合わなかった。
新たに幹事としてgoo blogのプロデューサーの村井説人さん、元タリーズコーヒー(その前は博報堂)の亀谷さんが参加された様子でご挨拶などしてみたり。ウチの近所でベルギービールのお店ができたらしいと聞いたので来週にでも行ってみることにしよーっと。

今回の会場は日本名門酒会がが運営している岡永倶楽部。
お酒も当然ながら名門酒会が近頃押しているお酒となる。
出てきた順番に以下のとおり。

・一ノ蔵 米米酒
・開華 表音貯蔵 純米生酒
・嘉美心 特別純米生酒
・飛良泉 氷結 山廃本醸造生酒
・大山 燗涼み 特別本醸造
・梅錦 大吟醸 出品酒 斗瓶取り
・達磨正宗 純米甘口1984年 古酒

お酒を出す順番も温度管理自体も非常に上手。
一ノ蔵の米米酒は例の低アルコールシリーズのひとつで、清涼感もあり取り口としてとても美味しい。そういえばバムバム何とか… ってのは今どうなってるんだっけかなぁ。
二番目に出てきた開華と凍らせてシャーベット状にして出てきた嘉美心は順番が逆でも良かったような。解ける前後での味の変わり方とかも面白かったし。やっぱり凍らせると苦味がたってしまうような気がするし。
食べ物とのマリアージュにしても、とびうおのつみれ汁に飛良泉の山廃はなかなかいい組み合わせだったし、大山のお燗用の酒も熱燗で出てきてから徐々に温度を下げていって日向燗にしたあたりで黒豚の味噌漬け焼きにあわせるとぴたりとあう。
ただ出品酒が出てくるのが遅かったので、お酒があまり強くない人はきちんと味わえなかったかもしれない。ここだけは再検討ですなぁ。途中、出品酒を飲み切ってしまった他のテーブルの人が瓶から瓶にお酒を注ぎ分けていったけど、下のほう(泡だって空気を含んでしまったほう)の瓶の酒ははっきり分かりやすく劣化していてこれもまた面白かった。香りは華やぐんだけどもつるりとした飲み口が損なわれてしまう。出品酒は乱暴にデキャンタージュするもんじゃないものね。
しかし目の前に座られた方がどうもみたことがあるなぁ、と思っていたらジンテック内海勝統さんで大びっくり。内海さんのお宅にお邪魔して中華料理をいただいたのはもう8年も前のことでしたか。懐かしい話をしつつも、周囲の人からのお酒に関する質問などに答えていたので中途半端だったような。

一次会が終わったあと都営新宿線に乗っていたらばいつの間にか新宿三丁目に。ということでひげひげ団の飲み会に参加。みくに丸→どん底→カラオケという流れに乗ってぐでぐでになってタクシーにて帰宅。飲みすぎー。


岡永倶楽部
東京都中央区日本橋馬喰町1-7-3 1F
Tel: 03-3663-2800
営業時間: 月〜金/17:30〜22:00(L.O. 21:00)
定休日/土・日・祭
その他: 会員制(え。そうだったの?)

投稿者 KQZ : 11:59 | コメント (3) | トラックバック

2004年07月16日

阿佐ヶ谷で日本酒飲み会

mixiというSNSの日本酒の会で集まって飲もうという会の参加。
しかし朝にインプラントの工事中の歯の詰め物が取れてしまって夕方に歯医者に行ったので一時間近く遅れてしまった。さらには「ついでにちょっと」と麻酔されて削られてしまったので舌の左半分が麻痺状態でお店に到着。うひゃ、もう始まってますがな。

空けたお酒は以下の通り。

・西の関 美吟 本醸造
・開春 石の顔(いしのかんばせ)(純米酒)
・瀧自慢 大吟醸(出品酒)
・天寶一 辛口(生生)
・春霞大吟醸
・菊姫 特選(特別純米酒)
・豊の秋 大古酒
・四季桜 冬の華(吟) 生酒
・木戸泉 AFS
・寶剣の純米八反錦

まず6つのグラスが出てきて「利き酒を」といわれたが舌はまだ麻酔でびりびりしているし、暑くて喉がカラカラなのでなにを飲んでも「濃いっす」ばかり。うむー。米を研ぐときに「一番最初に触れる水が全部の味を決めてしまう」とはよく言いますが、開春の濃いところが舌に残ってしまったらあとはぜーんぶそんな感じに。ヴォルビックでも買って飲んでおけばよかったか。遅れてきたのでせっかくのお酒たちが常温に近くなってしまっているし。もったいないー。
生ビールをもらって人心地つけてからいただくと味の乗ったお酒ばかりでほっとする。豊の秋の大古酒はことによると20年以上経っているらしいが全然色が着いていなくて非常にびっくり。
席替えをして色々な人とお話をするが、蕎麦の激マニアなお話などを聞いてこれまたびっくり。やっぱり富士通の人はマニアが多いの鴨。(大誤解?)
その後阿佐ヶ谷でもう二軒回ってお開き。随分飲みましたですな。

投稿者 KQZ : 11:59 | コメント (2) | トラックバック

2004年06月26日

久慈君ゴメンと浅間で日本酒三昧と久慈君スゴイ

夜は四谷三丁目の浅間がリニューアルオープンして広くなったので常連さんだけのミニ宴会。畠山君入魂の酒ばっかしでこちらもセサミンやらウコンを飲んで臨戦態勢。

行く前に浅間のお母さんに森伊蔵を一本頼まれていたので酒置き場をごそごそと探る。
これは泡波、これは村尾、これは… と発泡スチロールの箱を開けて確かめていると、ぬぁんと、南部美人の生酒が出てきた。
それも平成13年(12BY)の限定大吟醸生と限定大吟醸生の初ばしり。

久慈くんがウチのために特別に詰めて送ってくれた奴だ。
引っ越しのごたごたですっかり忘れられていた様子。ぐはぁ。
初ばしりは爆発して中身が三分の一くらい無くなっている。こりゃ無理か。
とりあえず浅間に持って行くことに。
もしかしたら美味しい古酒になっているかも、と一縷の望みを託しつつ三本の一升瓶を抱えて店に向かう。既に諦めムード。
久慈君ゴメン。

土屋先生も既に登場。利き酒師つながりの加藤さんも早々に席に着いていた。藤井ちゃんの目の下には大きな隈が繁殖中。
んで今日のお酒は以下の通り。

・東一 15BY出品酒
・東一 15BY純米大吟醸にごり(微発泡)
・東一 5BY大吟醸選抜
・醸し人九平次 15BY出品酒
・上喜元 15BY出品酒
・十四代 11BY純米吟醸斗瓶取り
・福扇 13BY大吟醸斗瓶取り
・福扇 14BY大吟醸斗瓶取り
・早瀬浦 14BY大吟醸生
・くどき上手 15BY

流石の東一。出品酒のとろとろとした味わいにみんな唸る。
10年寝かせた5BYの東一は全然ひねが感じられず、むしろ吟醸香すら感じられる。酒質強いなぁ。「蔵から10本しか出してないやつだから世界中でここまで残っているのは恐らくこの一本だけで…」とか畠山君が喋っているが、なに言われても旨くないと杯を進めないようなやな客しか今日は呼んでないじゃんかさ。つか畠山君にそう育てたられたようなもんですハイ。
対して醸し人九平次は軽めの味。
出品酒は県によって審査官の好みが違うようで、愛知県は軽めに仕上げてくる傾向がある。山形とかはがっちがちに重い味にしないと通らないようだし。
九平次さんは東一を目標にしているので(十四代もそうだけど)比べてみると方向性が分かるような気もする。
東一の純米大吟醸にごりはあいかわらずとんでもないうまさ。しみる。
すると「カッキー、これなんだけどさぁ…」畠山君が11BYの十四代を差し出してくる。
ありゃりゃ、惜しくもほんの少しだけひねが入っていた。しょうがないので日なた燗にして出してもらうことにした。うむむむ、旨い。しかしすんごいぜいたくだよー。
福扇は面白いことに13BYは元気で14BYは既にひね香が入っていた。年によっても違うのよね。
んで、恐る恐る南部美人12BY生を出してもらう。
…ん? う・ま・い・の・だ・が。
一年以上常温で放置されていたくせに全然いやらしい苦味渋味がなく上質の古酒になっていた。全員がぐいぐいと飲んでいく。すごいやねこの酒質の強さは。久慈君えらい。
半分残してもらい家に持って帰ることにする。久慈君がウチに遊びに来たら飲んでもらおうっと。

料理はお通し、刺身(鯉の洗い、生蛸)、鮎の塩焼き、茶わん蒸し、ゆで豚、揚物(生椎茸海老すり身詰め、川海老、とろろ磯辺揚げ)、鮪ヅケ丼ミニ、茶そば(温泉卵付き)、お新香、味噌汁。
これで会費一万円つーのは安すぎです。(もちろん酒も含んでのお値段)

その後、荒木町の坊主バーに流れ、赤坂のホワイトラベルに。よく飲んで食って喋ったなぁ。

--
地酒あさま
新宿区四谷3−7
Tel: 03-3355-2977
定休: 日曜日

投稿者 KQZ : 11:59 | コメント (0) | トラックバック

2004年06月23日

日本酒飲みつつ打ち合わせ、後に赤坂に暴風雨

今日の夜は天才カメラマンの亀山哲哉さんと打ち合わせ。
砧に住みはじめた亀山さんにあわせて、先日中目の飲んだくれさんに教えてもらった池尻大橋「つくしのこ」に再来店。
とおるさんに聞くとこないだ一緒に来た初亀の蔵人・村上くんは既にもう一度来店していたのだとか。家が近いとはいえ素早い。このスケベめ。
しかし亀山さんと日本酒を飲むのはずいぶんと久しぶりだ。もしかしたらX-JAPANのHIDEくんと阿佐谷とかで飲んだくれてた頃以来かも。どちらもそんな話はせずにいたけどもさ。
日本酒を飲むこと自体久しぶりな亀山さんには日本酒度+20というすっ辛い「くどき上手・ばくれん」から探りを入れてみる。僕はねっとりと竹林・瀞。
枝豆、八竹の煮物、刺身盛り合わせなどなどをつつきながら喋りながら、うごのつき、大信州・香月、東一・吟醸、南・大吟醸、大信州・うすにごり、東一と飲み進めていく。
例のSM系の写真集の企画やアート話などなど。近々また池袋に行かねばな。なつみちゃんは愛に生きるようなのでモデルは無理だろうから誰か探さなきゃですわね。7月のウルトラマン原画本に続き出版のお手伝い作業が続くがこれもまた流れっちゅうもんでしょ。「秋葉な連中」のお姉ちゃんの写真集はもっと早く出せなきゃ売り時逃しちゃうの見え見えだったのにねー、とかいった込み入った話もありーの。

この店はデュレックスのグラスでお酒が出てくるのだが、丈夫さや取り扱いの良さだけではなく、温度調節をするためでもあるということに気づく。酒によって氷温貯蔵の冷蔵庫からそのまま出す場合もあれば16度くらいにあげて出してくれる場合もあるのだが、温度を上げて出す場合には湯を張ったおでんの機械であらかじめ温めておいたデュレックスのグラスを取りだして、そぅっとディキャンテージュしてからもう一度冷たいグラスに移し替えて出してくれるのだ。うーんなんとも。肉厚の耐熱ガラスならではの優しい温度調節の仕方なのだな。
11時に近くなった頃にお拓きにする。心地よい気分で自転車に乗り込み家へ。

んでもって赤坂で金時も一緒になってBamboo。またかよ。
ジンフィズ、ハーバードクーラーで咽を湿してからバンブーカクテル&吉祥寺俄雨をオーダー。

吉祥寺俄雨:
ゴールドケン・スイス・チョコレート・リキュール、クレム・ド・カシス、生クリーム。
ハードシェイクでロックスタイル。(Woody田中さんのオリジナルではミルクが入る)
叶野さんの吉祥寺俄雨は濃くて暴風雨みたいでした。

投稿者 KQZ : 11:38 | コメント (0) | トラックバック

2004年06月08日

池尻大橋で飲んだり恵比寿で飲んだり

今日は初めてのお店にお誘いを受けて行ってみた。場所は池尻大橋の駅からほど近い「つくしのこ」。前から通りかかっていて気になっていた店なのだった。メンツは中目の呑んだくれさんとそのお友達、こちらはいつものイケメン蔵人コンビに藤井ちゃんと某お方(後述する理由により特に名を秘す)のペアの総勢8人。
しかし驚いた。なにしろ安い。一合600円平均で高くても800円くらいかな。おつまみは姫筍の煮たの、きんぴら、じゃがいも肉味噌、まぐろトロ盛りで締めて2,000円。
ビールで乾杯しつつ筍をつつき、何を頼もうかとひと思案。おお、酒の揃えも充実。壁中に所狭しと酒の名前が貼ってありその数およそ50といったところか。冷蔵庫がでかいし。でもって鍋島、東一、大信州・特選かすみ酒、竹林・瀞、くどき上手・亀仙人、星自慢、いずみ橋などなどなどをぐいぐいぐいと呑む。富久長のとおるスペシャル7という斗瓶取り純米吟醸も。酒の種類をそれとなく見ていると、どうやら港屋さんとつきあいがある様子。ここら辺だとやっぱりそうなのか。ふむふむ。
 ←特に名を秘す某お方なめの蔵人二人

店内は極めて明るい。おっちゃんたちがにこにこしながら日本酒を飲んでいる。いいお店だことよ。

その後我々は恵比寿に出て久しぶりのODIN恵比寿店に。コレオスも迷ったんだけどきっと大泉さんは遅くまでいないだろうから今度に。それにサイト作ってるくせに内装を換えてから恵比寿店には行ってなかったからなぁ。今日はたまたま菊ちゃんが銀座に行っているそうで会えなかった。カクテルを飲みながらへろへろと話をする。
なんですと、傭兵部隊にいたですと? へ? そんな危ない仕事してたんすかあーたは…、と持ち込んだコイーバのミニシガリロを吸いながら怪しい話で花盛り。名前書いたら狙われたりなんかしませんかしませんか? と弱腰になってみる。
で、27時くらいになっておひらきに。平日だってのにぃ。
帰り際、スタッフの一人から独立するという話とともに「僕の作ったクォーターデッキを飲んでみてください」と挑戦を受ける。また難しいものを出そうとしますわね。
綺麗なグラスにとろりさらりとした… ん。んまいじゃないですか。お世辞抜きに。
お店を出す場所も決まってないそうだけれど、そういえばこの場所を紹介したのも菊ちゃんが雪月花にいた時に相談されて、たまたま嘉門達夫師匠の事務所のビルの地下一階にあったイタリアンレストランが辞めて空いていて、次の土曜日に行って見たらとんとん拍子に決まって… ということなんかを思いだした。また偶然いい場所が見つけられるかもしれないからちょっと頭の片隅に置いとこうっと。

投稿者 KQZ : 11:59 | コメント (2) | トラックバック

2004年06月05日

蔵人二人をいじめる会

朝というか昼ごろ起きてまずはパンをせっせとこねる。
わしたショップで買っておいた島唐芥子を半干ししておいたものを泡盛に漬け込んでコーレーグスを作っておく。瑞泉の瓶仕込みと宮の華のハーフアンドハーフなのだが香りがリッチすぎるかしらん。
京都に遊びに行っていた金時両親から南禅寺のもろみ味噌を貰ったのできゅうりにつけてしゃくしゃく食べる。ちりめん山椒とすぐきも貰っていたのでかぁるくご飯。んまいねー。
日本人に生まれて良かったを堪能していざ出陣。
今日は21人の大所帯で浅間にて『蔵人二人をいじめる会』を開催するのだ。ミーハーグルメの会エキストラバージョンというか。おお福本くんも来れたのね。
まずは松の司大吟醸雄町からスタート。するりするうりと入ってしまう魔性の酒ですな。
続いて十四代愛山に。愛山米の説明をする畠山君。つい喋り過ぎるので適当に牽制する。
新店舗になった浅間はベテランの料理人さんが入ったのでかなりグレードアップしている。今回はミニ会席のようなコース仕立てにしてもらい、先付、刺身(鮪と蛸)、鮎塩焼き、茶わん蒸し、サラダ、ゆで豚、揚物(椎茸海老すり身詰め、大葉海老すり身、白魚)、みぞれ茄子、ヅケ丼でしめて4,000円ナリ。鮎の塩焼きがんまかった。なかなかのコストパフォーマンスだ。
続いて東一大吟醸(30%)うすにごりが登場。ま、浅間スペシャルですな。米のシャンパンというべき微発泡の美酒。仙人は霞食って生きてるというけどこれ飲んでれば長生き出来そうな気がする。飲んでみな沈黙、もしくはうなるのみ。格の違いを感じさせてくれる。しかし浅間では年間12本しか作ってないこの酒を今年は7本も取れたらしい。やっぱり愛されてますのぉ。しゃべくりはうるさいけど。伊藤君@九平次に聞いたところ、九平次さんも一本取っているらしい。なんでも「あんなうまいもの知られたら困る。流通の邪魔をしてやる」と言ってるとか。たしかにねぇ。今年もこの酒を空ける会を何回かやらせてもらおうっと。
その後、初亀べっぴん、醸し人九平次赤ラベル(山田錦無濾過無加水)、十四代本丸、いそのさわ駿などなど。一人3合くらい飲んだかなぁ。
今回、イラストレーターの藤原ヒロユキさんがゲストでいらっしゃっていた。藤原さんとはもう10年くらい前に嘉門達夫さんに紹介されてお会いしたことがある。昨日の古川さんといいいろんな人に再会しますのぉ。たのしいたのしい。

11時近くになって御拓きに。この酒を出してくれて7,500円とは儲け度外視でやってくれてるってことね。ちゃんと宣伝しなくてはだな。
いい具合に酒が回った業界人どもは当然二次会に行く気まんまんなのだ。またも日本酒の「おかげさん」になだれ込んでしまう。ここで金時は仕事をするため帰宅。10人以上でまたまた飲みはじめた。佐久の花あたりを2合の片口でたくさん貰ったような記憶が。うまい。

そして三次会。またまたBambooに行く。金時再登場。
自分でも分かっているくらい酔っ払いになっておりあやうい。仕事場ですぐ近くの席に座ってQCをやっているTさんの口癖「死ね、死んでしまえ」がのりうつってしまい誰彼構わず言っている。面白いのはTさんを知っている自分だけという悲しい状態なのに止まらないしぃ。
結局またも4時まで飲んで終了。もうこの季節の4時はすんごく明るいのだよ。

地酒 浅間
東京都新宿区四谷3-7
Tel: 03-3355-2977
定休日:日
http://www4.famille.ne.jp/~asama/

萬屋 おかげさん
新宿区四谷2-10 松本館B1
Tel: 03-3355-8100
月〜金 18:00〜24:00(L.O.23:30)
土   18:00〜22:30(L.O.23:00)
定休日:日・祝

投稿者 KQZ : 11:59 | コメント (0) | トラックバック

2004年06月04日

会合飲みのちスケベな店

夕方から利き酒師の会合。会場は夢酒の新店舗「宝」の奥にある丸と呼ばれる座敷だった。ほー、こんな広いとこもあるのね。
夢酒は昔から森くん(はなまる主婦にも大人気)が非常に頑張っているお店で、特に焼酎には定評がある。そういえば今はなき夢酒第一号店の入ってたビルは建築学科の学生だったころバイト先でデザインしてたんだよなぁ。模型つくったし。
この店は大山、浦霞、開華、久寿玉、春鹿、酒呑童子、嘉美心、司牡丹、西の関の各蔵元が出資しているので、日本酒はその9蔵の酒に絞っている様子。なんだかもったいないけどまいっか。地元限定の酒とかもあるようだ。料理は沖縄系を中心とした和風創作料理といった感じ。そつなくうまいのでいつも大繁盛している。スタッフ全員がお酒のこととか詳しいしね。
三々五々集まってきて最後には9人に。なにやら今頃になってサイトを作ったのだとか。ふーん。内容はもちろんのことナイヨーてなくらいくっだらないので鼻くそほじりながら聞いてるしかない。俺いちおそっちのほうでもプロなんで名前載せないでね、お願いだから。
店のフロア担当は浦霞に3年いたとか言うお兄ちゃん。とはいえ作りには最後に一年入っただけだったようだ。当たりの柔らかいナイスガイ。では初めは浦霞にしましょう、といったら同じ値段で膳にしてくれるとのこと。さらに好感度アップ。蔵元直結なだけにひね香もなく良好。久しぶりに飲んだなぁ。膳は普通の飲食店が頑張って仕入れてしまい妙に高い値段設定をされ温度管理もされていないままに売れなかったりして、店の大将が自信満々で出してきた挙句にひね香がびんびんで「うひぃ」てなことが多い酒なもんで注意しながら飲んでいたのだった。素直でいい酒だよなやっぱり。
頼んだ酒の他に店のほうから利き酒してもらいたいという酒がでてきたりする。
さっきから真ん中に陣取っているフードライターだという女がなにかと感動している。うざい。そんなにうまい酒でもないのに「これって特別に蔵元がつめてくれた限定の原酒で、100本しかつくってないんですよー」「わぁ原酒だ。ワタシ生の原酒ってすきなのぉ」
つかさ、その前に飲んでみりゃうまいかどうか判断付くだろボケ。作り見りゃ限定で作ってるっつーよりか、テストで作ってみましたどんなもんでしょう、ってだけの酒だとわかんだろが。なんつーかさ、何でもかんでも原酒で出せばいいってもんじゃない。力はあるが酸の切れ上がりに乏しく舌の上でとぐろを巻いているようなもっさりとしたこの酒は普通に醸造用アルコールと加水でもすればもちっと香りが引き出せるだろうに。大体さっきからばさばさとなんにでもコーレーグスを掛けて食ってやがって味分かってんのかいおいお姉ちゃんよぉ。それに漬かってるのは酢じゃねーぞ、泡盛だぞ。んなもんフードライターとか以前の問題だろが。
でも店の人間に感想を聞かれても「んー、ロックで飲んだほうがいいかもしれないですね」と大人の対応をする俺。それなりに偉い。

なんやかやで12時前くらいにお開き。話したりないような会長のT氏ともういっぱい飲みにくりだす。銀座2丁目のティファニー裏のshiokaraに。焼酎や泡盛をメインにしたカウンターと4つの個室のBar。つまみはいろんな種類の塩辛だとか。手がかからないから楽っすねコレ。
とりあえず目の前にあった兼八のロックをもらいTさんはターキーのソーダ割り。そして衝撃の事実を2、3聞いてしまう。まぁ幾つかは想像は付いていたんだけどもね。仕事のできる方なのでそこら辺は心配していないけども激動するですね、この一年くらいは。百合を水割りでもらい深夜2時くらいまで呑みつ話しつ。
帰り際個室で抱き合っているカップル発見。しかしスケベな店だなshiokara。

夢酒 宝
千代田区丸の内3-5-1 東京国際フォーラムB1F
Open:11:00 ~ 14:30、16:00 ~ 17:30、17:30 ~ 23:00
土日祝:11:30 ~ 22:00


shiokara
中央区銀座2-7-7 銀座ロビーB1F
Open:18:00 ~ 3:00
定休:日・祝

投稿者 KQZ : 02:57 | コメント (0) | トラックバック

2004年06月02日

土曜の準備など

土曜日にミーハーグルメの会の飲み会を浅間でやるので、人数やメニューの調整など。
メニューは鮎塩焼き、茶碗蒸し、サラダ、茹で豚、海老しんじょう、白魚から揚げ、ミニづけ丼あたりになりそうとのこと。
人数はあっという間に20人を超えてちょっと満杯状態。酒は鑑評会出品酒から始まってそれなりに飲み放題っぽくだしてくれるらしい。感謝。


http://blog.eyes-works.com:8080/archives/000035.php
> ところで。
> そろそろ浅間ホームページは更新した方がよさげ。
> お店もリニューアルしたことだし。
> ボランティアでもしようかしら。

ほーほーほー。
しかし http://www.authenticbar.com/ に入れるのはちょっと変だわな、やっぱり。

投稿者 KQZ : 01:49 | コメント (2) | トラックバック

2004年05月29日

赤坂発吉祥寺のち神楽坂

自由軒でカレーライス。その後ストライプハウスを冷やかしてから吉祥寺に。ユザワヤでモリサワジュンくんに仕事の資料用CDを手渡し。代わりに老人と海のDVDを貸してもらう。なんでもガラス板に指で絵を描いて5年がかりでアニメーションを作ったのだとか。その後伊勢丹に行き北白川さま(前年度比売り上げ360%Upの女)の仕事っぷりを見学。ウェッジウッドのブルーエレファントのミニトレイを購入し売り上げに微力ながら貢献。
東西線で神楽坂にたどり着くと、既に土屋先生と初亀蔵人の村上君がいた。さて「酒たまねぎや」に急ぎましょうか。
今日はたまねぎやの8周年記念で、常連さん限定の飲み放題大会なのだとか。そんなに行ってないのだが村上くんの顔で潜り込んでおります。飲んだ酒は以下の通り。

・義侠 妙
・初亀 出品酒(能登杜氏首席)15BY
・義侠 山田錦40% 火入れ 14BY
・美丈夫 薫 斗びん取り 山田錦40% 14BY
・美丈夫 うすにごり 山田錦50% 14BY
・礒自慢 多田信男 純米吟醸中取り 14BY
・東一 純米大吟醸 斗びん取り 生 山田錦35% 15BY
・酔鯨 鑑評会出品酒(高松国税局首席)15BY
・醴泉 蘭奢待 火入れ 14BY
・醴泉 特別吟醸 原酒 山田錦45% 15BY
・いそのさわ 駿 本醸造 五百万石 60% 15BY
・松の司 純米大吟醸 黒ラベル 山田錦35% 14BY
・初亀 亀 純米大吟醸三年古酒 12BY
・醸し人九平次 御手前大吟醸 中取り 14BY
・十四代 本丸 本醸造
・初亀 瀧上秀三 15BY
・正雪 古酒?年

それに加えて赤ワインは Clos Manou 2002。

F1クラスの日本酒ばかりだと十四代とかいそのさわがお休み用の軽い酒になってしまう。「んーカローラっていいよね、たまには」てな感じ。

去年もそうだったけど酔鯨の出品酒はなんとも気品があって素晴らしい。
東一はさすが。
トロのカマの部分を焼いたものには亀と義侠の妙がぴたりと。
どれもこれもいいお酒ばかりで満足。美丈夫のうすにごりが若干だれていたかなぁ。
気にならない程度ではあるけど熟成の段階でいったん味がだるくなることがままある。
その後戻ってくる場合もあればそのまま酸味がぼやけてしまう場合もあるのでなんとも言えないんだけれども。

投稿者 KQZ : 04:51 | コメント (0) | トラックバック

2004年01月17日

利き酒師の新年会ののちひげひげ団

利き酒師の新年会ということで、森くんとこの新しいお店「宝」に集合したのが総勢14人。今日は熱燗を重点的にやることになっていた。珍味三種類の付き出しのあと、ウツボのタタキが出てきた。ワラで軽く燻した皮目がゼラチン状にしゃっきりぷるるるとなっていてすこぶるうまい。その後、スペシャル湯豆腐。表面に米油をてろりと浮かべているだけでなく、水の代わりに司牡丹の本醸造のみをつかった「究極の湯豆腐」なんですと。んー、元の豆腐も力強いけど日本酒の力というのも感じられてなかなかよいでげす。湯豆腐には油を浮かべると鬆が入らないらしい。へー。浮かべる油は香りが弱くないとだめだとのこと。醤油ダレにもう少し甘く深みがあれば完璧かな。三年味醂のかえしを入れたほうがいいよん、塩だけで食べても美味しそうだよね、鰹節の香りなんかもいいんじゃねーのかな? なんて注文を出しつつ。どうやら白扇の味醂を使って黒豚と野菜をセットにしてメニュー入りするらしい。2月の「江戸の日本酒と落語の会」の下打ち合わせも済み一次会は終了。その後、ヨネさんにTBSの台本を渡しがてら新宿のひげひげ団に合流。いつも通りの面子で泡盛のシークワーサー割など。12時過ぎに麻雀になだれ込む。7時過ぎまでうだうだと打ちつつ。若干勝ち。団長があんな若い娘っ子とつき合い始めるとは…。18歳年下ってあーた。

夢酒 宝
〒100-0005 東京都千代田区丸の内3-5-1 東京国際フォーラムB1
Tel:03-5223-9888
ランチ  11:30~14:30
バール  16:00~17:30
ディナー 17:30~23:00
土日祝 11:30~22:00

投稿者 KQZ : 05:24 | コメント (0) | トラックバック

2003年11月11日

吉祥寺

夕方に吉祥寺でイラストの打ち合わせ。ということで今日は吉祥寺で晩ご飯を食べることにする。きんとき庵もいいなぁ、と思ったのだが平日ということもありいつも混んでいる須弥山に行くことに。
案の定空いている店内にカウンターの席をゲット。まずはビールと白岳泉をいただく。お通しは鳥団子スープ。食べ物は適当に美味しそうなものをセレクトし、子持ち昆布とオカヒジキのお浸し、白イカとカワハギのお造り、どんこ椎茸の焼き物、みぞれ豆腐、鰯団子の味噌風呂てな具合。カワハギの肝がうまいなぁー。松の司の純米吟醸を冷で頼む。んー。やっぱりちょっとダレてるよーな気が。温度が上がってきてカワハギの肝と戴けば何とかいい感じかな。しかしイチイチおつまみ関係がいいですなぁここは。境港直送だけはある。その後鳴戸金時は亀にする。お店の人からその度に「あのー、このお酒は飲まれたことはありますか?」と突っ込みが入るが、そんなのはあったりまえっつーか。君らよりオタクだからこのひたぁ、と適当に答えておく。しかし亀は良くできてますのぉ。店の人とお酒の話をしたらいきなり態度が変わる。どうでもいいんだが。
お燗でなにか、と思い天法をたのもうとしたら「味が濃くなるのがお好きでしたら吾妻峯なんかいかがでしょうか」とのこと。ほう。飲んだことが無いから乗ってみましょうか。んーー。確かに味が太くなる。味見用に冷やでちょっともらったのがすんなりとしたものだったのがこう育つのかぁ。勉強になったっす。でも熱すぎだね。おかわりしたけども。
味噌仕立ての鰯団子が香ばしくてとても美味しい。スープを半分残して雑炊にしてもらう。はふはふと美味しいっす。

その後、本屋によってガリガリ買い物をしてからジョージズバーに行ってみるが譲二さんはお休み。河田クンにボストンクーラーとホワイトレディを頼む。ま、普通に合格点。ボストンクーラーは野暮ったいとのこと。まぁ辛口ですこと(小声)。
んで河田クンが12月でジョージズバーを卒業するんですと。譲二さんが負担にならなきゃいいんだけどもねー。

須弥山 (しゅみせん)
東京都 武蔵野市 吉祥寺南町1-1-9 FSビル3F
tel. 0422-48-5048
17時30分~23時30分。 無休。

George's Bar
武蔵野市吉祥寺本町2-19-7 みすずビル2F
Tel:0422-22-0517 7:00p.m.~12:00p.m. 月曜定休
カウンター14席 カード可

投稿者 KQZ : 03:50 | コメント (0) | トラックバック

2003年11月01日

代官山からノーラスそして東中野

代官山に靴を買いに行き、そのあとヒルサイドパントリーにお買い物。ホシノ天然酵母やら小麦粉やら豆やらを買い込んでくる。四葉のスキムミルクが無かったのが残念。さくまあきらさんの日記を見てみたら代官山にいらしたらしい。ニアピンなり。帰ってきておやつを食べたら鳴戸金時が実家に車を動かしに帰るとのこと。その間はエバークエストのレベルあげ。松本隆さんとか加藤直之さんとレベルを合わせないといけないので暇さえあればあげているのだ。19時過ぎに東中野の睦で落ち合って蕎麦を食べる。博報堂の社内Web用の写真撮影などしながら。蕎麦味噌の柚餅子、鴨のレバーペースト、カマンベールチーズの天ぷら酒盗和え、牡蠣の出汁巻き卵、蕎麦掻き、鴨のたたきなどを頂く。お酒は徳島の芳水。山廃の冷おろしらしい味の乗りかただが、ちょっと幅ったいのでぬる燗にしてもらう。すると味わいが途端に引き立ってくる。特にカマンベールチーズとの相性は完璧でしたか。ぬる燗よりちょいと熱いほうがよかったかも。
最後の蕎麦は粗びきざると牡蠣の天ぷらざる。牡蠣の天ぷらはたまらん旨さなり。この店はもっと流行って欲しいなぁ。ステキ過ぎ。

睦(むつみ)
中野区東中野4-4-5 東中野アパートメンツ1F
03-5389-1450

投稿者 KQZ : 03:38 | コメント (0) | トラックバック

2003年10月21日

昼ぶぶか、夜は浅間で日本酒三昧

午後に加藤直之さんと打ち合わせがあったのでお昼は高田馬場で食べることにしてみた。なんだ、青樹は14時でランチが終わりなのかー。残念。高田馬場はラーメン激戦区とのことで山手線の外側のラーメン店を覗いてみる。へ? ラーメン二郎の高田馬場店に行列だぁ? 三田と間違えてんじゃねーの?
結局、時間もないので駅近くの吉祥寺のぶぶかの支店に入ってみた。なんだかすごく広くて近代的なお店ですわ。周囲はみんな油そばを頼んでいた様子だったが卵もやしラーメンをオーダー。
かくし味にミルクを入れる店はいろいろと知っているが、こんなにもクリープ臭い店は初めてだわさ。つか、吉祥寺に最後に行ったのがもう2年以上前だから違う店だと思えばいいのか。胡椒と豆板醤をたんまりいれて乗り切る。
そして夜、
四谷三丁目の浅間に日曜日に京都に行くので蔵元との食事会に行けなくなった挨拶がてらに行ってみる。ほうほう、日本酒不興に対抗するために90ccでも飲めるようになったのね。
でもってまずは羽前白梅の俵雪(山田錦)。取り口としてはスクウェアすぎるかなぁ。こういうのは食中酒としてつるりと飲むほうがいいかもねん。ぬる燗にしてもしてもよさそうだし。続いて東洋美人の純米吟醸・愛山。これは十四代の高木さんプロデュースとのこと。しかし味が乗りすぎていて甘味だけではなく苦味までも感じられてしまっていた。聞いてみると開栓してから一週間だとのこと。なるほろ。この温度だと苦味の方が先に出るのね。指摘したらば開けたての一杯もサービスで出てきた。ありゃ、これは確かに硬いわな。香りの良さや飲み口としてのフルーティーさはかなりあるものの。デキャンタージュするかぬる燗がいいのかも。
おつまみは焼き牡蠣、鯵タタキ、おでん、冷ややっこといったところを頼む。
続いてのお酒は松の司の冷おろし。んー。ブルーラベルしか近ごろ飲んでなかったけど、冷おろしあたりだとだれるわけね。鼻で感じる香りと舌先にくぐる味と喉ごしから感じる酸味が若干後ろにばらけてしまった感じがする。つまり爛熟ゆえのだれ感というか、冷やでのむには少々まったりしすぎというか。はせがわ酒店から浅間というルートからすれば温度管理はしっかりしている筈だから、単に酒質の問題か。これもぬる燗かなぁ。だとすれば焼き牡蠣にはベストかも。続いて惣邑の限定斗瓶囲い。これはさらり。今年の当たり蔵だあね。つまみとして野菜の煮物と銀鱈の煮物を貰う。んー。野菜の煮物は思ったより甘いし鱈は塩が利き過ぎてて硬いくらいだよーん。鳴戸金時のわがままなリクエストで美丈夫の舞(山田錦)の薄濁り微発泡の上澄みだけを貰う。んーむ。たしかに発泡してれば先程の松の司みたいな口の中での味の展開具合のばらけかたは気にしなくてもいいしね。ま、面倒くさい事いわずにおいしいわけですが。最後に川エビの唐揚げをたのんで、山形正宗の雄町50%と早瀬浦の山廃純米を貰う。山形正宗は出羽桜の蔭に隠れてはいるが実力蔵なわけで、雄町をうまく馴らして熟成してあったのでした。早瀬浦の山廃はデザートチックに戴いてみたり。しかしこれだけ味を利いてみても一切瓶香がでてないからちゃんとした店だよなぁホントに。サービスでホタテの磯部焼きやら美味しいお味噌汁を戴いて10時過ぎに退散。あやや満腹なりー。

投稿者 KQZ : 02:53 | コメント (0) | トラックバック

2003年10月12日

合羽橋に行った後、九平次の蔵人さんと中華に

合羽橋に行って鮨なかむらさんの結婚祝いの薬研を買う。合羽橋祭りの最中ということでかなりの人出。スパイスの特売や京都で松茸をお土産で送る為の籠などを買い込む。抽選券を3枚貰えて引いてみると4等賞で1,000円ゲット。おお、当たることもあるもんだ。上野まで歩いて帰る途中にそれなりに有名らしいアップルパイ屋さんがあり2ピース買って帰る。紅玉(?)の酸味とカスタードクリームがなかなか美味しかったけど作れないってほどでもないかな。
夕方、醸し人九平次の伊藤君が東京最後の日だとのことで夕食に行くことに。永田町のビジネスホテルに泊まっているので、近場ということで溜池山王の過門香に予約。ま、愛知県にはなさそうなオシャレーな感じかな、という選択だったり。休日のお勧めコース3,000円に旬の魚1,500円を追加してみたが、サービスのお姉ちゃんが全く要を得ない。「今日の魚ってなんですか?」「えっと、あの… 聞いてきます………あ、鯛と、あの… は? あ、今日は鯛があまりよくないようで、あの、その、えっと、やっぱり聞いてきます」
下手にインカムがあったりするとそれに頼るからいけないんだよなぁ。今日使う食材くらい手のひらに書く勢いで覚えるだろ普通。ま、いいんだけど。結局、黒ソイを一匹使ってくれるとのことだったので、「調理法はどんな感じになるんですか?」とごく普通の質問をしてみる。…が、やはり撃沈。ま、しゃーないか。清蒸あたりがいーかなー、と思っていたら、三度引き返してきた後の彼女が「コリアンダーは大丈夫ですか?」と聞いてきた。ほう、やはり清蒸なのかな。もうこの辺になると何が出てきても面白がれるくらいな状態になっている。「コリアンダーって、パクチーですよね?」「は、いえ、コリアンダーです」「え? スパイスで出てくるんですか? 乾燥して? シャンツァイではなく?」「(困惑)」もうどうでもいいやぁ。かまわずに伊藤君にパクチーは大丈夫か聞いてみてそれに決定。
コースはまず6種類の冷菜盆から。ふむふむ美味しい。生ホタテの中華
風が甘くて美味しかった。続いて中華スープ。フカヒレがホンのちょっとだけ入っていたかな。値段の割にはよいかと。お次は点心。ここの売りでもあるショウロンポウと海老焼売と肉焼売の盛り合わせ。ここの土日の点心コースだと、ストローでスープを吸う形の蒸し物が三種類も出てきてなかなかイカスのだが今日は普通な感じ。赤酢を貰おうとしたけどこのお姉ちゃんだと持ってくるまでに蒸し物が覚めてしまいそうだったから諦める。お次はイカと野菜の中華炒め。甘くて大きな唐芥子がいい香り。かぶるようにして中華茶わん蒸し。しっかしコストパフォーマンスがいいよなぁ。この皿数とそれなりの味と雰囲気は。ま、サービスはしょうがないか。茶わん蒸しをふうふうしている間に黒ソイが一匹登場。清蒸風だがちょっとあつあつな感じがしないぞ。ありゃま。でも味はなかなか美味しい。それだけにあつあつで出して欲しかったなぁ。清蒸はピンクガルーパに限るのう…などという話をしつつはぐはぐはぐ。最後に枸杞の実入り中華粥でしめ。デザートはココナツゼリーにタピオカソース。サービスの烏龍茶を飲みつつ、後で銀座のODINに行くことに決定。
そそくさと出てきて銀座線でODINへと。まずはモスコミュールを伊藤君に勧めつつ我らはジンフィズを頂く。菊ちゃんに九平次の紹介をして酒談義とかとか。その後スモーキーマティーニやら大昔のWhite Horseを飲んで終了。
伊藤君には錦松梅やらちりめん山椒を送ってあげることにする。

投稿者 KQZ : 02:45 | コメント (0) | トラックバック

2003年09月14日

お祭りを冷やかして麻布十番へ

ご近所の氷川神社がお祭りらしい。
というので、早めにぷらぷらっと散歩がてらに食事をしてから屋台を冷やかそうと、まずは麻布十番に。
TSUTAYAでビデオを借りてフードマガジンで買い物をすると小腹も空いてきた。点天で餃子でも食べようと思っていたが、そのまえに「ひもの あん梅」のカウンターが空いていたので方向修正。
山芋とオクラとなめこ、いくらの三杯酢和えのお通しでビールをごきゅ。うまー。
鮎の干物、タラコの粕漬けを炙ってもらう間になめろう、タコのぬた、秋茄子のサラダをいただく。茄子の焼き浸し風なのだが、ミニアスパラや赤黄パプリカ、トコブシが乗っていてさらにドレッシングにフカヒレが入っている。油通ししてあるのかビールにあう。中ヒット。
鮎の干物は味が乗っててこれまたよろし。もちろん鮎正の方が香りはいいが。タラコは甘くて日本酒か白いご飯が恋しくなってくる。
サンマの丸干しを頼みつつ日本酒に切り替える。加賀鳶があったのでそれにしたのが大失敗。こういった日本酒に気を使っていない普通の店で日本酒を頼むときは売れてなさそうな銘柄は避けねばならなかったのだ。瓶香が悲しいほど付いているがこれは自戒の味とする。そうそうに八海山に切り替え。こんなに旨い酒だったのかー。(自虐)
ようやっとでてきたサンマの丸干しは大ヒット。開きだとはらわたがないので丸干しにしたのが正解。
逆に豆腐はイマイチ。醤油ベースのダシに漬かって出てくるのだが、酢が立ちすぎていて豆の甘味が全然感じられない。
隣の人が食べていた鮭の切り身があまりに美味しそうだったので白いご飯とみそ汁と一緒に頼む。脂の乗った秋鮭が香ばしくて美味しい。
いやーおなか一杯。

ひもの あん梅
港区麻布十番3-3-7
03-5443-1034
PM5:00-PM11:30 土曜定休

投稿者 KQZ : 03:45 | コメント (0) | トラックバック

2003年09月02日

日本酒居酒屋「浅間」

四谷三丁目の日本酒居酒屋「浅間」に。
なんでも8月は空前の暇っぷりだったとかで、メニュー構成やお酒のメニューの見直しの相談があるとか。とうとう焼酎を入れることになるらしい。つか5種類入っていました。日本酒一本でがんばっていたのに時代の流れか…
「日本酒のカクテルをやろうと思って…」とかいうアイデアは一蹴しつつ焼酎の銘柄選択をしばし。でも食べ物の意外性がないのが痛いし。移転先ではキチンとした料理人をいれたほうがいい、と進言。
どうせなら回数券を発行すれば? と提案したのだが聞いていたのだろうか。先に「5,000円分で8杯飲める」という回数券を売っておけば、飲みきれなかった人はまた来るだろうし、来店すれば食べ物だって食べるだろうし。高い酒は除外品としておいてもいいだろうし。もう一回まとめたものを紙にして渡してあげるかな。
お酒はというと取り口は十四代の吟選山田錦、中取り純米愛山、中取り純米山田錦の飲み比べ。アルコール添加の山田の香りの立ちがよい。やっぱり夏を越えて味が伸びるなぁ。
今年最後の入荷の岩ガキ(絶品)、冷奴、イカ刺し、おでん盛り合わせなどをもらう。この岩ガキの甘さだと十四代は重ったるいか、と思うと同時にいそのさわの駿(50%吟醸山田)が注がれる。この呼吸がいいやね。いそのさわさんはアル添しかつくらないというこだわりようで好ましい。純米至上主義者はキッチリ飲み分けできてるのかなぁ。
一階のお客さんが多いので注文がちょっと滞った。あまり気にしていないのだがお詫びということでトウモロコシを頂く。激甘。
墨廼江の特純(宮城米)、惣邑、東一と飲み進む。
そうこうしているうちに隣の席のお二人となんだか話し始める。出版関係、それもマガジンハウスに扶桑社といえば、知り合いの名前がぞろぞろろと出てくるのも当たり前。世間は狭いなぁ。

投稿者 KQZ : 01:22 | コメント (0) | トラックバック