2007年11月28日
京都一日目まとめ【写真追加】
9月26日月曜日。
朝9時26分東京発ののぞみで京都に。
12時チェックインだったのでそのままからすま京都ホテルへ。
PCで調べ物や蔵人の村上君と連絡を取り合って13時ごろに外出。
昼ごはんを錦市場あたりで食べようとぶらついてみるもどこも混雑していたあきらめる。
壱銭洋食とかにしんそばでも食うかと南座を目指して歩いていると偶然「たん熊北店」の前に出てしまう。覗き込んだ時にたまたま板前さんが出てきて目が合ったので「入れます? 予約してないんですけど」と言ってみるとカウンターが空いているというので流れで入ることに。
左に50代半ばのカップルと右に80代&50代の親娘ペアの間に挟まれてまずはビール小瓶で喉をうるおす。しばし待つ間に親娘さんの写真撮影に協力してみたり、熟年(死語)カップルの痴話喧嘩を聞かない振りしてみたり色々ありつつ半月を食べる。普通に美味しい。
支払いの際にカードの色をみて態度を変えるという京都っぽいあしらいにわが見た目の軽さを反省してみたり。
京料理 たん熊北店
http://www.tankumakita.jp/
京都市中京区西木屋町四条上紙屋町355番地
TEL: 075-221-6990・5490
営業: 12:00~14:00 17:00~22:00
定休: 11月 …無休
二条寺町に歩いていき、清課堂を冷やかしつつ村上開新堂でロシアケーキを購入。流石に予約していないとクッキーは買えないか。老親思いの田舎者という設定ならあのばあさんを口説けるのでは、と思いつつさして旨いものでもないのでまぁいいや。
並びの紙屋さんに行き来年の干支の入った懐紙を購入。
一保堂で炒り番茶、大福茶(季節限定の玄米茶)、北野の昔(抹茶)などを購入。
錦市場に引き返しここでも諸々お土産を購入。
村上開新堂
京都市中京区寺町通二条上る東側
TEL:075-231-1058
営業: 10:00~18:00
定休: 日曜・祝日・第3月曜
紙司 柿本
京都市中京区寺町通二条上る東側
TEL:075-211-3481
営業: 平日:9:00~18:00 日祝:10:00~17:00
定休: 不定休
一保堂茶舗
http://www.ippodo-tea.co.jp/
京都市中京区寺町二条上ル常盤木町52
TEL: 075-211-3421
営業: 9:00~19:00(日祝・12/30・12/31~18:00) 喫茶室嘉木11:00~17:00
定休: 1/1~3(喫茶室嘉木は12/29~1/3)
寺町会のホームページ
http://www.joho-kyoto.or.jp/~teramuch/index.html
ホテルで荷物整理をしていると村上くんが京都に着いたという。
四条烏丸の駅で待ち合わせて一路松尾大社へと向かう。
意外に早くついたものの17時近くで、お参りをしたとたんに日が暮れる。既に閉まっていた社務所にお願いしてお守りを購入。 酒を売る人用のもの4つ(アボットチョイス×2、またぎ、浅間)と酒を飲む人用のもの1つ。村上君は酒を作る人用。
京都 洛西 松尾大社
http://www1.neweb.ne.jp/wa/matsuo/
京都市西京区嵐山宮町3
Tel: 075-871-5016
夜ご飯はどこで食べるかということになり、前日にさくまあきらさんが行ってmixi経由で薦めていただいた焼肉屋さん「藤むら」に予約の電話をしてみると、偶然入れるとのこと。
一旦ホテルに戻り、京都のバーテンダーさん用のお土産をピックアップしてタクシーで藤むらへ。
肉、特に刺身(タンとかレバとか)のすばらしさは特筆モノだったので、mixi、携帯Twitter、仕事関係の焼肉部部長などにメールで写真を送りつける。
ただ、塩味の焼肉の味付けに味の素を使用していたのでちょっと残念。今度は「塩いりません。醤油で食べます」と言ってみようと決意。
藤むら
京都市下京区仏光寺通油小路西入ル
Tel: 075-341-1489
営業: 17:00~21:30
定休: 水曜日
満腹でK家まで歩く。
若手のバーテンダーさんがいたので「黒野さんいます?」と言いつつジンフィズとモスコミュールをオーダー。
おっとり刀で黒野さんが登場。
かなりすけべったらしく成長しているのをみてむべなるかなと思う。(謎)
黒野さん作のジンフィズは相変わらず美味しい。
ここで驚いたのがオリジナルのモルト風味モスコミュール。普通のモスコミュールの上にラフロイグを垂らしているのですが、実はそのラフロイグには西洋わさびを刻んだものを漬け込んでありかなりスパイシーで美味しいのです。
いやーこれはいいわ。
東京のバー関係のよしなし話をしつつざくろのカクテルとこれまたオリジナルのカプチーノ仕立てのコーヒーカクテル。
お店が混んできてお客さんを断り始めたので退散することに。
K家
京都市中京区六角通り御幸町西入ル八百屋町103
Tel: 075-241-0489
営業: 18:00~03:00 (L.O. 03:00)
定休: 火 (祝日営業・火曜が祝前日の場合は営業)
そしてまたも二条寺町に。
カルバドールの扉を叩いてみるとびっくりしたような高山さんの顔が出迎えてくれました。
モルトをなめつつ色々お話。
「この間、六本木で日曜もやっているバーを教えてくださいっていうお客さんがいたのでアボットチョイスの番号を104で調べたんですけどわからなかったんです。友人のバーテンダーに聞いて事なきを得たんですがもしかして開示してないんですか?」と聞かれましたが、どーなんでしょ?>いずみさん
「それとお隣のお客さんなんですけど、KQZさんに是非紹介しようと思っていたんですよ。ホント偶然です。実は…」
と紹介されたのが南禅寺の湯豆腐の超有名店「順正」の若社長(取締役営業部長)の上田さん。なんでも順正は年間に50万人もお客さんが来るらしい。ひぇーーーー。
東京に関して諸々の計画があるというので、ご近所の長野屋酒店の大将を紹介できるでしょうし、広報なんかも手伝えるかも。また上田さんは吉田神社とも縁があるらしく、こちらも吉田神社といえば明石散人さんはじめ神社関係でも所縁あるところですっかり意気投合。
とりあえずの共通認識として「赤坂Bambooの叶野さんは変」ということで一致。
ちなみに叶野さんは日曜日にカルバドールに来ていたらしく、
「そういえば叶野さん、土曜日は『ズル休みします』って店の前に貼ってたらしいですよ」
といわれたのですが、実は土曜日にBambooに行った際にそれを見ていて、店のポストに自分の名刺に『ズル休みするな』って書いてポストに入れておいたのでした。
あぁ世間はめぐる因果はめぐる。
Calvador カルバドール
京都市中京区妙満寺前町446 若林ビル 2F
Tel: 075-211-4737
営業: 19:00~翌5:00
定休: 水曜
投稿者 KQZ : 12:19 | コメント (164) | トラックバック
2007年11月20日
ミシュラン(笑)
なんだか発表になったようです。(笑)
※事前に情報がダダ漏れだったので、どうしても(笑)をつけたくなってしまいました。
pdfも発見~
http://www.michelin.co.jp/media_center/news/corporate/pdf/first_edition_list.pdf
星以外にも「快適度」というのもあって、どちらかというとこっちの方に興味津々です。久兵衛と寿司幸だったら後者の方が快適なような気もしますがにぃ。それと赤字と黒字があるけどなんなんだろか? とかとか。
ちなみに戯れに行ったことのある店の星を数えてみたら90個位になりましたとさ。細かく思い出せば100超えそうですが。(頭の中でスーパーマリオギャラクシーを想起)
「●●は共同トイレなんだけど、ミシュランの定義からしたら星がつくのもおかしくね?」とか「職人さんが裏でたばこ吸ってそのまま刺身切ってる店があるけど味わかってねーんじゃねーの?」「●●は英語の電話が入ると何も言わず切っちゃうけど大丈夫なのかね?」とかケチをつけるのは簡単ですが、まぁいいんじゃないでしょか。 読み方としては各店の「師匠‐弟子つながり」だけでなく「築地の魚屋つながり」なんかを見てもいいかも知れません。
「新橋Kの親父さんは星を断ったらしいよ」「銀座Kも来年は断るってさ」なんていう話も昨日(日曜日)のまたぎで出てましたが、こういうヨタ話も全部含めて今後はミシュランの発行がある種一年の節目になっていくんだろうなぁ、なんて思いました。
個人的に仲のいいシュマン、なかむら、青空、龍吟、樋口さんあたりが入っているのはうれしいわけですしね。
少なくともザガットよりはましかな。(笑)
…と、(笑)でしめる。(笑)
投稿者 KQZ : 02:06 | コメント (186) | トラックバック
2007年10月21日
大珍楼@横浜中華街で新満漢全席
10月14日のこと。
小鳳さんのご紹介でいつも満足させていただいている為食会なのですが、今回のテーマは新満漢全席ということで行ってきました。
13時にスタートということで若干早めに中華街につく。地下鉄日比谷線から中目黒で乗り換え一本。楽になったなぁ。
中国本土の毒食品の風評被害のせいなのか、いつのも休日よりは道に人が少ないような気もしなくでもない。
会場の大珍楼に到着し受付の女性に「あのー13時からの…」と告げるとそのまま5階の特別室まで案内してくれた。話がはやいのぉ。
改装してまだ半年だという特別室は中国の王宮をイメージしたという豪華な内装。
しかしそんなことよりも目を惹いたのは部屋の傍らに設えられた精緻な飾り付けの数々!
全部マジパンで出来てます。タイ料理のカービングもすごいけどこれもまたすごい。
部屋の奥方面にドライフルーツ各種とともに冬虫夏草のお茶が用意されている。
金柑、生姜、マンゴー、パイナップル、西瓜の種、南瓜の種、向日葵の種などなど。
お茶とこのセットのことを『至奉』というのだそうです。
さて、全員集まったので食事テーブルに移動。
お皿なども豪華でございます。
渋谷の焼肉ゆうじ&神宮前の割烹樋口のご兄弟、フードライターの梅谷さんと並んで座る。八丁堀でバーをやっているという男性がいらしたがどこの店なんだろうか。聞くのを忘れてしまった。
各々好きな飲み物をオーダーして待つことしばし。その間に陸社長をはじめとして自己紹介タイムが始まったのですが、どのように話をすればいいのか非常に悩む。参加者のみなさんの興味からしたらライターの話をした方がいいかもしれないし、ゲームのことも言わないと変だし、お店の話も……。まぁいいか。
一番初めのお皿は小鳳さんのリクエストで、普段はまかないとして食べられるというもみじ。鶏の足先といえばいいのでしょうか。
香港の屋台などでも食べられますが、ここのもみじは一味違うのです。乾貨の干し鮑を戻す時に一緒に煮込んだもみじなのでめっちゃくちゃうまい! これだけでご飯食べても幸せでございましょう。
そして前菜。
この四品で『四式咸点』というのだそうです。
二種類の蒸し餃子のもちもちとした食感を楽しんでいると中華パイというかなんというか油ギッシュな二品が登場。下段左の方が鮑の入ったカレー味のパイなのですが、京都ます多の海鮮カレーをそこはかとなく思い出してしまいます。和牛のパイもおいしい。
つづいて八品。
この八品は『八小蝶』というのだそうです。
海老の塩ゆで、帆立、軟芯ピータンとクラゲ、鴨の燻製。どんこ、アワビの酒蒸し、蟹、豚耳のにこごり。
特に海老のぷりぷり加減と鴨のジューシーさはよかった。
あとどんこの味わい深さにもびっくり。これだけの豪勢な旨味の嵐の中でもシイタケのうまみは一本筋が通っています。グアニル酸えらい。
そしてやってきたのが……
孔雀開扉。美し!
まぁよくできちょります。
もちろん美味しい。
続いて二皿。
緑柳垂絲と竹花賀娟でございます。
この二品は『弐上熱葷』というのだそうです。熱い前菜ってことでしょうかね。
衣笠茸の中にはツバメの巣が抱かれています。これまたうまいうまい。スープまでスプーンですくっていただきます。
菊の花の下にある柔らかそうなモノは干したすっぽんのエンペラです。「エンペラー=皇帝」のダジャレから来ているともっぱらの評判。
うまーい。レンゲの中にはどんこを使ってすっぽんが形どられています。
そうこうしているうちに外では子豚がこんがりと焼けておりました。
この職人さんは香港の「フライングダック」で有名な鏞記(ヨンキー)のシェフを引き抜いてきたというわけでして、小鳳さんいわく「大珍楼の焼き物は銀座の●●●の百倍美味しい」とのこと。名前は聞き忘れましたが。(嘘)
そしてお次がふかひれ!
ヨシキリザメのいいところでございます。
この繊維の太さを見よ。
もやしと同じくらいの太さのふかひれを堪能。
途中でもやしと赤酢と金華ハムを乗せて味を変えつついただきます。
続いて出てきたのが先ほど外のテラスで焼かれていた子豚の丸焼き。
金の台座の脚にも注目。子豚の丸焼き専用なのだそうです。
目が光ってます。
取り分けました。
まずは皮目の部分を北京ダックよろしくサクサクといただきます。
最後に飴を掛けてこんがりと焼いてあるので甘くて美味しいのです。
そしてお次はこちら。
一番初めに出てきた鶏のもみじと一緒に戻した干し鮑の中央の貝柱部分と、乾貨(干した帆立)とを交換してあります。そして鮑の貝柱部分は龍を模した海老に包まっているのです。
今回の鮑は35頭ということで小ぶりではありますがこうして帆立の貝柱と交換するためだったとは。技ですなぁ。
※35頭というのは「1斤=約600グラムで35個」という意味。
もちもちしこしことした鮑と、繊維の歯ごたえがしっかりのこった帆立、シャリシャリとした海老の食感の違いも面白くおいしゅうございました。
なんでも龍は皇帝を、鳳凰は皇妃を表しているそうです。なるほどー。
そして先ほどの子豚の丸焼きの肉の部分が登場。
甘味噌(甜麺醤だけじゃないような気がする)を付けていただきます。
流石子豚。柔らかじゅーしー。
続いては鹿です。
ほんの少しだけ香る後を引く唐辛子の使い方が絶妙でした。
樋口さん「柑橘の香りがする…… これはライムですか?」 陸社長「え、よく分かりましたね。ライムの皮だけつかってます」 などと言うやり取りもあったりして。
そして子豚の肉を使ってもう一品。
子豚の肉の部分を細かく刻んで野菜とあわせてレタス包みにしたもの。しゃくしゃくしゃく。
最後は海鮮スープかけご飯。
スープが滋味深くさっぱりとして美味しい。
そしてデザートタイム。
白いのはトトロだそうです。
手が込んでます。もちろん美味しい。
カエルの卵管を干したものを使ったココナッツスープです。
コラーゲンの塊ですな。
デザートの締めはフルーツ盛り合わせ。
すっかりお腹いっぱいになった一同ですが、話題は既に11月の上海蟹宴会になってしまいます。
当初11月18日という話だったのですが、18日は猟の解禁明けのまたぎ貸し切り宴会が入っているので僕とゆうじさん、樋口さんは参加できないと言うことで二回に分ける、ということになった模様。
※二年前の上海蟹日記はこちらに~
中国産のホワイトバンドを右手にしたヤツがうまいというお話: KQZ on authentic
http://www.authenticbar.com/kqz/days/archives/001128.html
しかしこれでこの値段はお安い! という金額をお支払いして解散。
樋口さんが車で来ていると言うので(ゆうじさんはお酒が飲めないのでドライバー役)東京まで乗せていってもらうことになり、梅谷さんと四人で東京までドライブ。
ボク以外は食のプロなので話は当然濃い話題ばかり。ひえーー
ゆうじさんからは面白そうなお話もあったり。
そんなこんなで六本木交差点まで送っていただき、家に帰って夜まで爆睡、という日曜日だったのでした。
おしまい。
香港飲茶・海鮮:宮廷料理:横浜中華街 大珍楼 だいちんろう
(新館)
神奈川県横浜市中区山下町143
Tel: 0120-00-3277 Tel: 045-663-5477
無休
http://www.daichin.co.jp/
投稿者 KQZ : 01:36 | コメント (12) | トラックバック
2007年03月25日
やっぱり並ぶよヨロイヅカ@東京ミッドタウン店にはトヨタ式カイゼンが必要かも、というお話
(テイクアウトして家で撮影したトシ・ヨロイヅカのケーキ。うまいー)
オープンを間近に控えた東京ミッドタウンですが、今日はご近所内覧デーということで招待状が来ていたので早速行ってみたのでした。
とりあえずは縁起物なのでトシ・ヨロイヅカに行ってみると……
相変わらずの行列。
とはいえ恵比寿よりは短いので並んでいると一向にこれがはけない。
テイクアウトの10人程度の列が消化されるまでたっぷり40分かかっています。1組7分とか?
ということで、鎧塚さんのところにはトヨタ式カイゼンが必要だと思うわけです。
鎧塚 俊彦の世界
http://www.grand-patissier.info/ToshiYoroizuka/
まず店舗設計がどうにもこうにも。顧客動線も情報経路もすべてブチ切れています。
せっかくレジが二つあるのに隣り合ったところに並んでいるためまったく機能していないのもアホらしい。(混雑してたのに一つしか使ってなかったくらいですわさ)
これは建築設計出身でありイベントやゲーム、店など諸々とサービス運営をしてきた者としては突っ込みどころが満載なのです。
- 間口左端に位置する入り口からテイクアウトは右奥にいざなわれ左方向へ戻ってきながら注文するという流れが出来ている(イートインは奥にまっすぐ行って座って食べてそのままUターン)
- テイクアウト注文時にショーケース越しにアイテムを選ぶとスタッフ1がそれを紙に書き写す
- その紙を離れたところ(入り口横)にあるイートインと兼用のレジまで客が自分で持って行きスタッフ2に対して清算する(ここでイートインの人たちとぶつかる)
- その間に先ほどの注文用紙の写しを元に別のスタッフ3がパッキング
- 会計を済ませた客は入り口付近のごちゃごちゃしたところで右往左往しながらお菓子の詰まった袋が届くのを待つ
- 「○○様、ご注文の○○をお待たせしました」という声が飛び交う(が、接客していた本人ではない=スタッフ2なので声を上げて確認するしかない)
といった具合です。
お分かりの通り、イートインとテイクアウト双方の清算、袋の受け渡し、傘置き場、スタッフの出入り…… などなど、入り口付近にどうしても人がたまってしまいます。静謐さのかけらもありません。
当然ながら外で行列を捌いているスタッフ4にひと目で状況が把握できるはずもなく「あと何分くらいかかりますか?」という質問に的確に答えることが出来ないのです。
また、手書きのシートを元に同じような確認作業を何度となく繰り返しています。
これはこれで高級感を出すことも出来るのかもしれませんが、それならば『快適な待たせ方』も研究提示せねばならないでしょう。
今回のような大きさの店であれば、テイクアウト用のレジは右奥に配置し入り口すぐから右奥へという誘導経路を作り、一顧客一スタッフで注文受注・パッキング・清算・お見送りまで一括して行うのがおそらくエクセレントな解法なはず。いったん右奥に行ってから戻ってくるというのは焼き菓子を窓側に見せて行きたかったのでしょうが、右壁突き当たりにレジを用意してその周辺に配置したほうがずっとかっこよくできるだろうし。このままでやるのならせめてPOS対応するとか。(高級感はなくなりますが)
恐らくお菓子作りの現場である工房内は無駄の無い構成ですべてのものが配置されているのだと思いますが(そうでなければ美味しいケーキを作り続けられるはずないしー)、こと店舗のサービスに関しては設計事務所に想像力が無かったのではないでしょうか。(知り合いのところじゃないことを祈りつつw)
また顧客満足にとっては人的なホスピタリティやテクニック(顧客の誘導など)も大きな課題なのですが、鎧塚に入社するような子にとってフロア捌きの仕事は余りやる気の出る職種でないだろう事も根本原因としてあるのかもしれません。
でも、そういうところが出来ないと(というか自分で気づけないと)何をするにしても大成しないとも思うのですがねぇ……
モチベーションを喚起させるのはむつかしいですが。
※レジで清算しているときに鎧塚さんがなにやら合図されていたらしいのですが全然気づかなかったので、ここら辺のお話を伝えておいてくださいまし>某変態バーテンダーKさまあたり
投稿者 KQZ : 21:39 | コメント (335) | トラックバック
2007年01月13日
中井ヴィンヤードさんとてやん亭゛で会食
いつもお世話になっている麻布の酒屋さん長野屋の林さんから「中井ヴィンヤードの中井さんが日本に来ているので一度飲みませんか」とお誘いをいただいたのがさきおとつい(江戸弁)だったか。
で、いそいそと西麻布はてやん亭゛に伺ったのが11日の21時半。
既にてやん亭゛の岩澤社長がいらしてたので御挨拶をする。
いやー喋っても一本筋が通ってるしカッコいいわー。(上のLink先も面白いっす)
程なくして林さん夫妻がアカデミーデュヴァンの授業帰りの方々と共にやってきて座が盛り上がってくる。
そしてものすごいオーラの紳士が登場。
中井章恵氏その人である。
中井さんのことはここら辺を参照していただくとして。
ワイン道場マキノ酒店(cache)
2002のメルローと2003のものとを較べてみる。
うむ。実に果実味。
タンニンの具合が新しい物の方が強く残っている。
また2002の方はすでに程よく枯れている風情すら感じられる。
ちょうど目の前にお座りになられた中井さんはまさしくそのように作ったとおっしゃる。
2002のシャルドネと2004のシャルドネでは、2002はリンゴ酸をしっかりと残し、2004のほうはしっかりとしたマロラクティック発酵。
グラスの形状を変えないとならないほどの違いがここにはあった。
(注:グラスの形は「香りを閉じ込める」とかいう機能のほかに、口の中に落ちてくる液体の流速と幅、落としこむ深さなどを調整するという極めて重要な機能がある。つまり、リンゴ酸を舌先からゆっくりと飲むと口の中じゅうが酸っぱくなりすぎてしまうので舌の根元あたりにうまく落とせるような流速の早い=グラスのふちの角度と距離があるものを使ったほうが美味しく感じられるなど。ま、言わずもがなですが念のため)
懇切丁寧に説明していただいていわく、その年のブドウを尊重し、変にいじっていないのだということになる。
春先に味見をしてみて、「あぁ、これは樽熟を浅くしてさっぱりと楽しんでもらおう」と思い立てばそのまま行動に移し、ワインに仕立て上げる。
過去の自分の味、それも好評を囲った味ですら気にせずにあっさりと乗り越えていく。
そう、変えようと思ったって畑の土や、熟成している蔵の空気や、ましてや作り手の個性なんてのは隠せやしないのだ。
ソービニオンブランにしてもメルローにしても、どのグラスの中にも中井さんがにこやかにくっきりといた。
しかし、この大きな差は時として武器になり、時として不利にも働くだろう。そうも考えた。
たとえば、どこかのお店でたまたまタンニンの強い年度のものをいただきファンになったとして、違う年度のものはいささか異なるテイストであることが容易に想像される。
「たとえば、このシャルドネのラベルなんですけれど……」
「酸味の強く感じられる年のものはバックグランドの色味を青っぽくしたり、
逆にまろみの感じられる年のものはオレンジがかった黄色にしてみたり、と
ラベル全体の色調で味が想像できるようにしたらよくないですかね?
初めて飲む人って年度というよりラベルとか蔵元とかで覚えるものですから」
無謀にもこんな提案をしてみたりする。
ご本人とアカデミーデュヴァンの生徒さんたち、それに岩澤社長の仲間の料飲店の経営者の方々は口々に面白がったくれた。
んが。
肝心の輸入元にまったくやる気が感じられない。
というよりも「知らないでしょうけど印刷はむつかしいんですよ」などといわれてしまう。
酔っ払っているからかかなり横柄に聞こえる口振りにもちょっとむっとしてしまうがそれはそれとして内容が問題である。
あのー、僕12年ほど広告代理店にいたんですけどー。日本酒のラベルのデザインとかもしてるんですけどー。
そんなこんなが口から出掛かったが、ゲーム作ってるってだけでなく利き酒師やらライターやら店もやってて、さらにこんなことまで言い出してしまうと全部が嘘っぱちっぽく聞こえてしまうのが経験上わかっているのでここはぐっと飲み込む。
「それにね、中井ヴィンヤードのワインは300ケース、3,600本しか作らないの。貼るのが大変なのと少量印刷だから、一枚1ドルくらいかかるんで毎年印刷しなおすなんて到底出来ないのっ」
……ダメだこりゃ。
知らないのに口からでまかせいってやがる。
もしくは現地のボトリング業者にだまされてるかだな。
こんなもん(版下をのぞけば)10円で十分お釣りがくるだろうに。
毎年変わるのは色味調整と墨一色のヴィンテージだけなんだし。
日本で作って送ったって100円なんざかかりゃしない。
なんだか話すのも馬鹿らしくなってしまい、岩澤さんチームと別建ての日本酒企画についてあれやこれやとお話をする。
あーすげー、なんかこの人たちいいかも。
繁盛している料飲店オーナーたちのおちゃらけた(失礼)雰囲気とは打って変わって、ビシバシと鋭い突っ込みが全員から入りまくる。今日あったばかりだというのに。
「おー、おもしろいじゃん。応援するよ。いやホントに」
ありがたいことでございます。
夜半。
惜しみつつ解散である。
自転車をゆっくりと漕ぎながらいろいろなことが頭をよぎる。
仕事と、モチベーションについて。
料飲店の人たちは、目の前のお客様を楽しませることが最大のモチベーションなのだろう。
距離も時間もものすごく近距離である。時間は一時間半から長居して三時間程度か。
仕入れや仕込み、店のデザインなども含めて考えた準備期間は数日から数年まで幅広い。
方やワイナリーの中井さんは、まだ見ぬワインラバーを楽しませるために、一年掛けてブドウを作り、数年掛けて熟成させて、数十年掛けて畑の土を作る。
ひとたび手を離れた息子娘であるワインたちは、ボトルに詰められて世界中へと散り散りになって広く愛されることになる。
かたやあの輸入元の人はどうなんだろうか?
もちろんこのワインを気に入っているからこそ、無名の頃から親身になって開拓して育ててきているのだろう。それはよくわかる。
ただ、それは「飲む人」のことを考えているのではどうやらないようだ。
売れること、売った先の料飲店さんに喜んでもらえること。作り手にちゃんと還元すること。
そういうところがモチベーションになっているような気がしてならなかったのだ。
どちらがいいんだろう、ということではないのはわかる。
両方やりたかったからこそ広告をやりながらアーティスト契約を会社としていたわけだし。
…なんかここら辺のことは前にblogに書いてたな。
あとで思い出そうっと。
てやん亭゛ TEYANDEI
港区西麻布2-20-1
営業: 17:30~0:00
Tel: 03-3407-8127
http://www.teyandei.com/
投稿者 KQZ : 02:07 | コメント (171) | トラックバック
2006年12月25日
銀座福臨門で忘年会
以前のエントリーに書いたように、16日土曜日に銀座福臨門で忘年会をやった備忘録。
ソニープラザでくすぐりエルモXをゲットしてから新しい福臨門へと向かう。
前は変な場所だったから… と思っていたらこちらも妙にゴージャスなビルである。
そういえば香港にもご無沙汰だな。
今日の宴席はマラカス電気科学ご一行様なのだが、肝心のオガちゃん社長とアモンくんは居残り勉強(というかホントは仕事&学業)で出席できず。
個室に三々五々集まったのはおフランスから来日中のMISAYOと、toto-yoneさん一家、サッチエさんにマオちゃん、そしてウチというメンバーで和やかにスタート。
ひそかに位置皿がロイヤルコペンハーゲンのフルレースだったのはチェック済みである。
前菜は三品。中国筍を干したものを戻して炒めたもの、焼き豚、蕪の酢漬け。クリスピーでうまい。
広東白菜と塩豚のスープ。
金鶏姿揚げは定番の美味しさ。ここらへんでビールから老酒にスイッチ。
帆立は出色の出来。こういう派手はでしくないものが旨いのはえらいなぁ。
蟹爪の揚げ物に中国湯葉と衣笠茸の炒め煮とやってきてご飯物とデザートは二種ずつ。
どれも上湯が美味しいので間違いの無い旨さ。
個室で気の置けない忘年会にはうってつけでしっかり堪能いたしました。
福臨門魚翅海鮮酒家 銀座店 (ふくりんもん ぎんざてん)
中央区銀座5-4-6
ロイヤルクリスタル銀座7階
TEL 03-6215-6996
休みは多分無い
投稿者 KQZ : 22:30 | コメント (162) | トラックバック
2006年11月29日
楼外楼で中華料理、の巻
(日記的に日時をタイムワープしてお送りしております)
小鳳さんにお誘いを受けて、楼外楼本店で中華。
前の打ち合わせが長引いてしまい、個室に飛び込んだら既に5名様が前菜をつついていらっしゃいました。
大変申し訳なし。
今回のメニューはこちら。
- 特式拼盆(腰花・干絲・烤麩・排骨)
- 富貴鶏
- 蒸大閘蟹
- 金箱豆腐
- 鮮筍豆苗
- 紅焼団魚
- 雪菜黄魚湯
- 扒翅炒麺
- 高麗香蕉
……と書いても自分でも良くわからなくなってしまうのがオチなので備忘録代わりに説明を書いておく。
- 特式拼盆(腰花・干絲・烤麩・排骨)
- 豚の腎臓、干し豆腐の千切りの和え物、中華麩とタケノコの炒め物、酢豚
豚の腎臓のシコシコした食感がたまらん。
残念ながら写真を撮っていませんが、干し豆腐の細さも素晴らしく。
筍もシャリシャリと美味しかった。酢豚はシンプルなアレね。
- 富貴鶏
- 俗に言う「こじき鶏」ですな。
説明はこちら
http://more.gnavi.co.jp/column4/33sekai.html
→ http://www.tenten-kobe.com/recipe/kojikidori.html
香港のマキシム系では食べたことがありますが、日本ではなにかとうるさいらしくて泥で固めるのではなくパン生地で周りを固めて蒸し焼きにしていました。
で、トンカチで割る係を拝命。
パン、パラフィン紙、蓮の葉、鶏の順ですな。
とろとろにほぐれる鶏肉が格別。老酒ーー
- 蒸大閘蟹
- 上海蟹。今回はオス。
肉の甘みと味噌はべらぼうにうまかった。
みっしりみっしり濃厚濃厚。
- 金箱豆腐
- 豆腐の中にひき肉が詰めてあり、揚げた後に煮込んだものに上から海老の卵がぱらり。
あつあつはふはふ。
- 鮮筍豆苗
- 中華筍と豆苗の炒め物。海苔の香りが効いていてうまい。マコモダケとはちょっと違うみたい。
- 紅焼団魚
- スッポンの姿煮でございます。へろへろへろっとしたえんぺらもいいですが、小骨の周りの亀亀した肉の渋みもまたよし(イエス)。老酒が進みます。
- 雪菜黄魚湯
- 雪菜と塩魚を白濁するまで煮込んだ滋味深いスープ。
魚特有の香りがほのかに後を引きます。苦手な人も居るかもしれませんが我々にとってはうまさ倍増。
- 扒翅炒麺
- ふかひれの姿煮がたっぷりのったサクサク焼きそば。
巨大ですふかひれ。サクサクです焼きそば。とろりんですあんかけ。
つまりうまいのです。もうおなかいっぱい。
- 高麗香蕉
- 最後はバナナとあんこをメレンゲで包んで揚げたお菓子。
いやー満腹。
さすがは中華虎の穴の小鳳さんのお見立てメニュー。
定番物だけでなくひねりの効いたチョイスが素晴らしい。
写真見ればわかるけど身の厚いふかひれの姿煮がどーんと半分乗っかってたりね。
落ち着いたサービスもいい感じでございます。
さすが老舗。
なにかで使おうっと。
そういえば小鳳さんと食事をするようになってから10年位経つのだけれども、香港やら横浜やらにまで一緒にうまいものを食べに出張っているにもかかわらずどんなお仕事をしているのかなど全然判っていなかったことに気づく。
なんか不思議ではあるよなぁ。
てなことを同じくうまいものを食べ歩く時によく出っくわす(笑)マルスさんとアボットチョイスで食後酒をすすりながら話し合ったり。
あまりにおなか一杯だったのと、仕事が若干残っていたので早々に切り上げて帰宅。
樓外樓 六本木本店 (楼外楼 ろうがいろう)
港区六本木3-16-33 青葉六本木ビルB1F
Tel: 03-3582-3757
休日: 年末年始
営業時間: [月~金] 11:30~15:00 17:00~22:30 [土・日・祝] 11:30~22:30
投稿者 KQZ : 23:59 | コメント (210) | トラックバック
2006年08月07日
まだ書けない店
もともと身の回りの飲食と仕事関係の備忘録から始まった当blogだが、なんだか閲覧者が多くなってきたので書くことをためらわれる場合もあったりする。
ここ数週間の飲食関連でいうとラ・ボンバンスでやった御湖鶴(みこつる)の会だったり、霞ヶ関ガスライトを貸しきってやった伝説の司厨師Mさんの出張中華料理の会だとか。(これらはあまりに特殊な体験なのでまとめるのが面倒なので書いていないだけでそのうち時間を見つけてへろっと書く予定)
仕事の話で書けないことなんてのは多すぎて枚挙の暇も無い。
まぁそれはそれとして。
で、今日お招きいただいたお店もそういった「書けない店」なのです。
精確には「まだ書けない」かな。
元々はタレントさんとして一世を風靡した彼だが、ここ数年は方向を変えて雌伏の時期に入っていたらしく、そんなこんなで知り合いと飲食店を始めるのだと聞いて誘われたのが昨日の今日だったのだ。
オープン前に友人知人業界人をお招きしてテスト営業をするのだということで早速今日行ってきた。
店の大まかな種類としては、まだ東京ではやっていると聞いたことの無い業態であり、そういった意味での話題性もかなりあるだろう。
味もお世辞でなくおいしい。
ただ唯一ダメダメだったのが不慣れなおねえちゃんにまかせっきりのフロアサービス。
これはいただけない。
店に入って飲み物と軽いつまみを頼んだあとたっぷり30分は待たされてしまった。しかもサラダは最後まで出てこなかったし。
ホッピーのセットがなんなのかもわかっていなかった様子で、氷と中(焼酎ね)が入ったジョッキだけで20分以上待たされてしまい「外はまだ?」といってもきょとんとしたまま次のテーブルに呼ばれて忘れ果てていたり。
ということで、もう少しサービスが落ち着いてからもう一度行ってみて、その後に書こうかなぁと思った次第です。
酒棚から森伊蔵か泡波でも持っていけば5万円くらいの売り上げにはなるだろうから引っ提げてtoto-yoneさんやオガちゃんに声かけて行きますか。仕事したことあるだろうし。切込隊長もしてたはずだな、確か。
2006年07月04日
昼メシ備忘録:ツッカベッカライ・カヤヌマ&博多らーめん由○溜池店
今朝方コマツビルの前で自転車のチェーンがはずれてしまったので、すぐ近くにあるワイズ赤坂溜池店に自転車をそのまま停めて徒歩で仕事場まで行ったのでした。
ということで昼メシ時に溜池交差点までてくてく歩いて自転車をピックアップ。
途中、前から気になっていたウィーン菓子の「ツッカベッカライ・カヤヌマ」でお菓子を購入。
自転車を修理して自宅まで行きお菓子を置いてから会社へと戻る。
ひぃ。
時間もないので早メシを… と思いながら溜池交差点すぐ近くの博多らーめん由○(よしまる)に入ってみたのが13時ちょっと前だったか。
http://www.yoshimaru.biz/shop.html#tameike
たしかここは昔「福のれん」が入ってた店なのだが… ま、いっか。
(後から調べたら名称変更したらしいです)
焼き鯖明太子ごはんと博多らーめんのセット。880円。
全然期待してなかったのですがスープがかなり美味しい乳化具合。
ほんのりとんこつの香ばしさが漂うあたり好印象。
(スープが煮過ぎてたり時間が経ってしまうと饐えたような匂いになってしまうという諸刃の剣)
ご飯が柔らかすぎだったのが個人的にはほんの少しマイナスでしたので次回は替え玉でチャレンジですな。ふむふむ。
Y's Bike ACADEMY ワイズバイクアカデミー
住所: 港区赤坂2-10-1 ワイ・インターナショナル赤坂ビル
Tel: 03-5545-1525
営業: 平日/11:00~20:00 日祝/10:00~19:00
http://www.jitensya.co.jp/y/index.html
Zuckerbackerei Kayanuma ツッカベッカライ・カヤヌマ
住所: 港区赤坂1-4-5
Tel: 03-3582-5689
営業: 平日 11:00 - 18:00 土曜 11:00 - 18:00
定休: 日曜・祝日
博多らーめん由○(よしまる) 溜池店
東京都港区赤坂1-5-15 アネックスビル2F
Tel: 03-5545-4735
営業: 月~金 11:00~22:00 土 11:00~18:00
定休: 日・祝日休
投稿者 KQZ : 23:25 | コメント (140) | トラックバック
2006年07月03日
遅い昼メシご近所カレー
なんだかんだ遅くなってしまった昼時。
時計を見ると14時10分。
昨晩あるある大辞典を眺めていたら「辛いモノを食べると消化による基礎代謝が上がる」というのを思い出したので自転車でThe Kariまで行ってみる。
ここは14時半までランチをやっているのだ。
辛口と銘打ってあるビーフカレーを注文。890円(税込み)。
付け合せはキャベツの酢漬けかジャガイモ(サブジ?)が選べるらしいのでジャガイモを選択。
出てくるまで厨房を見ていると、なんだか理系っぽいというか実験室っぽい雰囲気である。
バキュパックを使うカレー屋さんというのも珍しいかも。
と、見ているとさっくりとカレーが出てきた。昼メシ時はこうでなきゃ。
そして赤い。
まさにレッドカレーである。
味はウチで作ってかなり上手に出来た、という風情の正統派カレーだ。美味しい。
もう少し辛くてもいいかなぁ、という具合ではあった。
はふはふと完食。ごちそうさまでした。
遅くまでやっているということもあり、この夏の間にメニュー制覇くらいはしそうな予感。
The KARI ザ・カリ
港区新橋5-31-7 中村ビル1F
Tel: 03-3437-2526
営業: 11:30~14:30
定休: 土曜・日曜・祝日
投稿者 KQZ : 14:35 | コメント (145) | トラックバック
2005年10月30日
中国産のホワイトバンドを右手にしたヤツがうまいというお話
なにやら香ばしいタイトルではありますが内容は食べ物系のお話ですので全然ご期待に添えないかもしれません。
いや添えない。きっと。
さて、今日は小鳳さんからお誘いいただいた上海蟹宴会に行ってきたのでした。
場所は横浜中華街は大珍楼新館。
陸社長とイケメンの息子さんを含めて14名の善男善女がただただ上海蟹のためだけに集ったのでした。
いやしかし想像以上でしたわ。
小鳳さんとは飯を食らう時だけしか会ったことがないのでいつもは何をしている人なのかはよくわかりません。
特別室に入るとやはり飯食い友達の島さんがいらしてご挨拶。
良くわからないながらも香港にみんなで飯だけ食いに行ったりしてるんだよなぁ我らってば。
他にも銀座のバー武蔵の武蔵さんとか有名な方もいらっしゃってましたが蟹の前には全ての人は平等なのでそこんとこヨロシク。(ん?)
さてテーブルに着くと菜譚(メニュー)をチェック。
ずらずらっと書き記しますってぇと…
- 蟹柳沙律柿皿
- 話梅酔大閘蟹
- 龍眼燉大閘蟹
- 大閘蟹粉豆花
- 蟹粉松茸帯子
- 陽澄湖大閘蟹
- 黄糖湯丸姜茶
- 炸蟹粉小籠包
- 栗子菇鶏堡飯
- 四式美甜点心
- 密梨鮮美布甸
もっとも、漢字表記的に正しくは「蟹」ではなくて「虫偏に介」、「皿」ではなくて「上に中で下に皿」、「堡」ではなくて「上に保で下に火」だったりするのですがそこら辺は大目に見てくださいまし。
で、まずしょっぱなからしてメニューにない焼き豚。
サクサクの皮がんまい。
甘酢漬けの大根がこの後の饗宴の序章となるわけです。ちょいと辛目のXO醤がアクセント。
続いては季節の柿をお皿に仕立てた海鮮サラダ。
バラエティに富んだ歯ごたえがお上品。
そして酔っ払い蟹が。
一週間ほど漬け込んで熟成したぬんめりとした歯ごたえと、鼻腔に抜ける蟹くささがほんのりと生姜と甘い梅とに彩られておりたまりません。
続いてはスープです。
蟹ミソがたっぷりと入っていてまるでサフランで色づけされたよう。
じんわりとうまい。
陸社長曰く、壷に入れてじっくりと蒸しているからこういった滋味深いスープになるのだとか。「味噌汁みたいに直火でごーっとやると出汁は取れるけど、こういう風な味にはならないんですよ」だそうな。
こりゃ家庭ではまねできないや。
中国料理の奥深いところついでに、色々とお話を伺いながら食事は進む。
蟹は陰陽五行説でいうと「悪寒」と言われ体を冷やす働きがあるとされているので、折々に生姜を使ってみたりスープをはさんだりしている、とかとか。
もちろんそれを知っている僕らはあわせるお酒にしても老酒を生(き)でやるわけですな。体を冷やさないように。
またこのスープにはわざわざ一度干した龍眼(ろんがん=ライチみたいな果物)を使っています。
これも体を温める効果があるとされているからなのですよね。
ふむふむ。
そしてお次が…
食べてびっくりの「大閘蟹粉豆花」なのです。
豆花、つまり柔らかいお豆腐(厳密には作り方がちょっと違う。にがりと石灰の違いとか)の上に上海蟹のほぐし身をかけて蒸しあげたというお料理なのですが、これがすんごーーーーーく旨かったのでした。
なんというか、濃い豆乳の持つ豆の力強いえぐさ(石灰由来なのかはしらねど酸味苦味も嫌味なくほんのりとかおってました)が上海蟹の身と味噌の甘さや豊潤さを引き立ててくれているというわけです。
これには全員が唸ったですハイ。
いやすげーや。
そしてお次の炒物はというと、帆立と松茸の蟹味噌炒めなのですよお客さん。
もうなんてんですか、秋の味覚独り占め? ってゆーか(半疑問)
松茸にしっかり味が乗っているので聞いてみると、一度上湯(しゃんたん)でさっと湯掻いて味を入れてから炒めているのだとか。
さすがですのぉ。(こればっか)
そしてそしてそして。
本日のメーンエベント(在りし日の全日本女子プロのリングアナウンサーのように)、上海蟹の雄さまがいらはりましたっ。
どーん。
どーん。
この重量たるや270g超!
先日早朝の築地場内を探し回ってもやっと200g程度が見つかったくらいだったのが、これがもう270gですよあーた。この身の厚さったら。
そして注目していただきたいのが二種類のタグ。
胴回りの他に右手にきららんとホワイトバンドが光っております。
これは産地の保障だけでなくトレーサビリティもかねているのだとか。
横浜中華街の大店・大珍楼さんが二ヶ月も前から予約してやっと揃えてられたという逸品でございます。
ほぉーら、身をあけた。
この味噌の詰まりっぷりったら。
そして身を半分にばしぃっと割って、かぶりつくでございますですよ。
口の中一杯が上海蟹の味噌! 思わずマクロモードを忘れてしまったくらいの感動物のうまさです。
んでもって足とかの肉の部分をこそげ出して甲羅で味噌と和えてあぐあぐあぐぅと食うという至福。
富麗華あたりだとお上品にも給仕のお姉さんが上海蟹の身をほぐして食べさせてくれたりしますが、これほどの逸物ならばかぶりつく方が美味しく味わえるに決まってます。
小鳳さんが香港で買い求めてくれた蟹箸(*)が大活躍です。
- (*)蟹箸‐上海蟹や渡り蟹を食べるためだけに使用するお箸。ちょっと見は普通の角箸なのですが、両端の削り具合がそれぞれ絶妙で画期的に蟹が食べやすいのでした。
もちろんこれだけじゃございあせん。
雌だっています。男女食料機会均等法です。なに言ってるか良くわかりません。
じゃーん。
じゃじゃーん。
もちろんタグ付きーのホワイトバンド付きーの。
紅色に見えるのは卵です。しくしくとした歯ごたえが食感にも美味しいのです。
蟹を食らうこと約一時間。
うめぇ、うまい、美味しいわと喋りつつも時は過ぎていきます。
甲羅に老酒をたらしてつつぅっと啜ったりね。
…と、蟹の余韻に浸っていたわれわれに対して「ちょっと面白い料理を考えてみました。多分驚くよ」とにこにこと陸社長。
はて? と思い聞いてみると、小籠包を揚げてみたというのです。
ほへ?
見た目は揚げ団子にしか見えません。
じっと見てもそう。
蟹を食べる時に使ったはさみで切ってみると、
あらまホントに小籠包。
皮に餅生地を使ってスープが漏れないように工夫をしているとのこと。
もちろん中身も上海蟹。揚げた餅に熱々のスープが絡まって絶品。これもまた美味しい。
でもってとびっきりの生姜湯で熱を補給する。
白玉の中に中国特産の黒砂糖みたいなものが入っているのは、やはり熱を補給するのだという。
白玉の中でじゅわりととろけてんまい。
「炭酸で割ったらウィルキンソンのジンジャーエールになりますよ」という陸社長ジュニアの冗談も本当のような生姜辛さでしたがめっぽう旨いのは陰陽五行説に則っているからなのでしょうか。
ふぅ、っと汗をかきつつ一息つきます。
そしてお食事最後の締めは土鍋ご飯。
栗と棗の鶏飯です。うまそーーー。
陸社長自ら最後の仕上げをしてくださってます。
醤油ベースのタレと意外なことにバターをたっぷりと入れて混ぜていましたが、コレがまた暴力的に旨いのです。
お代わりまで貰って満腹満腹。
デザートはなんと5種類も。
蜜に漬け込んだ梨を使ったプリンです。美布甸と書いて「プリン」ね。
そして点心の4点盛り。
外郎風の触感が楽しい黒胡麻のデザートに、バナナ味のタピオカ饅頭、金箔に彩られた蓮の餡のパイには塩玉子も入っていました。それと京芋の揚げ菓子。
大満足の上海蟹宴会は14時からスタートしたはずが終わったのは17時過ぎ。
そしてお値段は…
申し訳なくていえないくらいでございました。
富麗華とかシェフズでこれ頼んだらすんごい値段だろうなぁ…
くちくなった腹を抱えて辞する。
一階の売店でお土産を買って地下鉄に乗って帰宅。
夜になってもお腹が空かないのは当たり前のお話でございましたとさ。
投稿者 KQZ : 23:57 | コメント (181) | トラックバック
2005年10月18日
秋葉原が起点にして原点な人々
廃校になってNPOが入ってるような六本木小学校跡地前のうらびれた暗がりでメイドさんが「バーをはじめましたぁ~」とチラシを配っている日本というのは極めて平和なのです多分。
ということで六本木にコスプレバーができた模様。
Link→メイドBAR ブレス http://www.maidbar.com/
しかしサイトの惹句がふるっている。
秋葉原から日比谷線に乗って22分!
全ての起点はアキバから、ってアキバ系!電脳空間カウボーイズかよキミらは。
でもってシステムは男性が10,000円で90分飲み放題なのだそうな。
ODINなら飲もうと思えば90分で30万円は楽に飲めるな。Abbot' Choiceだとがんばっても5万か?
しかし意外にカクテルメニューが沢山あるのが気になる。
どじっ子属性のメイドが「きゃ」とか言いながらシェイカーを落としたりするのだろうか。
…そういうのはたぶん許さん。
たぶんな。
投稿者 KQZ : 02:04 | コメント (228) | トラックバック
2005年10月05日
授業のあと目黒でレセプション恵比寿で焼肉青山経由で六本木
なんだかんだと忙しい中、前々からの予定だった授業をこなす。
前半は「日本を代表するコピーライター」(by トリビアの泉)であらせられるイサム先生の広告制作についての特別授業。
マスターカードやマイクロソフトウィンドウズのCM裏話などで盛り上がる。
しかしこのところ笑い飯の髭のほうに似てきたよーな気がする。
生徒さんがあったまってきたところで出番になったのだが、今日はシナリオやキャラクターの相互関係を目立たせるテクニックなんかのお話。
んがんが、つかみに使ったS/N比とかダイナミックレンジの話は理系ならぬデザイン系の学生くんたちには難しかった様子。一橋の学生とかだと食いついてくるはずなんだが。
仕方なく使った「笑っていいとも」と「徹子の部屋」の音場の差異という喩えばかり記憶されてるような予感もー。
しかしAdobe Acrobat Readerが読めないマシンだったのでオチが見せられなかった。至極残念。httpしか通らないんだか知らないけどダウンロードできないしぃ。
「世界でひとつだけの花」とロードムービーとシナリオ展開の話でどっかんどっかんだった予定が最後がぐずぐずになってしまった。
久しぶりに人前で大汗をかく。
授業のあと上原とタクシーで目黒に移動。
BALS TOKYOのレセプションなのだ。
http://www.balstokyo.com/
フランフランでおなじみのバルスの新展開店舗。
なんと800坪ってんだから恐れ入る。(←古くさい表現)
カメラマンさんとか編集さんとかスタイリストとかあちらこちらで知り合いに会いまくってご挨拶。
シャンパンがちゃんとしてるなー、と思ったらセルックスの面々がいた。なるほどね。
お。amadanaも入ってるじゃんか。
http://www.amadana.com/
鄭秀和くんとやーやーやーと久しぶりにご挨拶。
すると「えー、なんでこの二人が一緒に居るのー?」と驚かれてしまう。
確かに上原とは対照的ではあるしなぁ。マガジンハウス育ちと講談社育ち、慶応と早稲田、三田と築地、服屋とゲーム屋…
ま、いっか。
バリの花水木の状況を聞いたりして「また今度ー」と別れる。
お。F by design f +C?デザインFか。
http://www.designf.co.jp/
ってことはカナちゃんが…
いた。
これまた久しぶりだったのでご挨拶。
ニューワールドの後藤君はもっと遅くに登場するとのことだったがお腹も空いてきたことなので「今度みんなで食事しましょー」と一旦退散する。
恵比寿の隠れ名店「京城園」で焼肉をはぐはぐ食らう。
すると仕事中のイサムから合流するとの電話が入る。
タクシーで青山ツインタワーまで迎え撃って六本木Abbot's Choiceに。
ハラヘリーなイサムがパスタやマンガ肉を頬張りながらわひゃわひゃと業界内外話に花が咲く。
専門学校の学生さんたちに訓練がてらにとあるキャラクター(ナイショ)を描いてもらったのだが、これがかなーりレベルが高かったりしてビックリ。
23時くらいに「それじゃーねー」と散会。
BALS TOKYO 2005.10.7 open
http://www.balstokyo.com/
目黒区中目黒1-10-21
↓amadana ぐっずー
投稿者 KQZ : 23:27 | コメント (3) | トラックバック
2005年09月15日
ミーティングまみれの木曜日はギルドメンバーと中華で締め
朝から打ち合わせやら摺りあわせやら仕様づくりやらP/Lやら巨人社からの急な来客やらと大騒ぎ。
電話をいただいている方々には返信が遅れていますすみません。
いきなり斜め上~の方向から会議召集が掛けられるがそんなもん急には出られませんて。
でも出ないで変な方向に進んでしまうのも心配っちゃぁ心配なんだよなぁ…
などと言っている間にXBOX360の発表会に行きそびれてしまった。
12月10日で3万9795円で20GBのHDD搭載で同時発売タイトルが7つでそのうちの一つがテトリス。
ん? ん? ん?
てとりすぅ?
ちなみに↓はshi3zさんから教えてもらったFlashテトリス。
- Flash Tetris (985 bytes) by Strille
http://www.strille.net/works/tetris_1Kb/
なんとコードが985bytes!
黒柳徹子だったら2分くらいで読めるんじゃねーかってくらい短いのだ。
そんなテトリスがXBOX360のローンチタイトルに。
どんなんになるんかなぁ。(大阪の子供風に)
お土産の名刺入れやNNNのライトなどをほへーっと見ながら仕事をサクサク進めてあっという間に夕方。
今日は松本隆さんに誘われて神泉の文琳で食事なのでそそくさと席を立つ。
今後仕事をすることになりそうな某ゲーム会社の企画の方と話をしていたところ、偶然にもEQ2で松本隆さんを介して同じギルドにいたということが分かり、さっそくギルドメンバー4人で食事をすることに相成ったわけでして。
ニョホヘさんも呼びたかったのですが、今は仕事で北京に行っているとのことで残念至極。
ま、あっちでも中華料理食ってるらしいけども。
んで、話の内容をかいつまんでいうと「早くLv35になれ」とそういうことらしいです。>ニョホヘ氏
で、肝心の今日のメニューを覚えている限り書いていくと、
前菜五種盛り(ホタテの燻製・冬瓜の煮物・桃とシャンツァイのマリネ・砂肝の炒め物・鰻の山椒煮)
ピータン豆腐
海老と青菜の炒め物上海蟹ソース
茄子のミルフィーユ中華湯葉巻き
スペアリブの清蒸スープ
椎茸とエリンギの炒め物
牛肉とレタスのチャーハン
杏仁豆腐
てな感じ。
個人的に果物を料理に使うのは非常に違和感があるのだけれど、桃のマリネが美味しかったのが意外。これはなかなかいい感じ。
スープも上品で美味しかった。チャーハンの牛肉が粗挽き胡椒だったのもアクセントが利いていていい。
んでもってなんといっても杏仁豆腐。
リンカだった頃から行ってるからもう10年以上通ってるわけですなぁ。
よしなしことを話しつつ渋谷駅までてこてこと歩いて地下鉄に乗って帰る。
中国家庭料理 文琳
http://www.bunlin.co.jp/
渋谷区神泉13-13 ヒルズ渋谷B1
TEL・FAX: 03-3780-6268
定休: 月曜日
2005年08月25日
一時間カレーの旅から田原俊彦
汐留というか新橋界隈で東京三菱銀行に振り込みに行こうとなるとかなり遠くまで行くことになってしまうのだ。(たぶん。駅に近いとことかありまっか?)
ということで湿度100%の気候をおして新橋3丁目方面に行く。
んー? たしかこの辺に蒲田タージマハールの新橋店があったはず…
ということで行ってみたのでした。
蒲田のタージマハールについては この辺
を読んでいただくとしましてっと。
あと ここもか。
何の変哲もない雑居ビルの階段を下りると、想像よりは広い店内が待ち構えていた。20人くらいの宴会も出来そうな感じ。
マスターは、と見てみるとやはり蒲田のおやじさんっぽいインド人的な風貌。支店であってもこういうところから徹底しているというのはえらいもんだ。(いやそんなはずはない)
メニューはというと蒲田と違ってきっちりと決まっていてここら辺は普通のカレー屋さんっぽい。
間違っても羊の脳みそとかカンガルーとかは無さそうである。
辛さも
「辛口」(当店自慢のインド式製法 シャープでホット!)
「中辛」(インド式+欧風製法 コクと深みの辛さ!)
「甘口」(みんなに好かれるほどよい辛さ!)
から選べるのだそうな。
蒲田タージに近いのはどうやら辛口だと見た。
んでもってスペシャルインドならぬインド(鶏の手羽先煮込み)の辛口をオーダー。
味は蒲田タージを髣髴とさせて、さらりとしていわゆるスープカレーとも言える。
うまい。
760円。
レジでカリマンタンミックスが売っていたのでそれも購入。
700円。
マスターに「蒲田店みたいにタッパー持ってくればルーを持ち帰り出来たりするんですかー?」と聞いてみると「んー、あればお分けしますよ。二人前700円で」とのこと。やったー。
夜は居酒屋っぽい使い方も出来るみたいなので今度なんかで使ってみようかしらん。
インドカレー タージマハール 新橋店
港区新橋4-3-11 地下1F
Tel: 03-3433-8397
営業: 11:00~14:00 / 17:30~21:00
定休: 日曜
で新橋駅方面に歩いていく。
実はここは(来てみて気づいたけど)新橋駅からみたらインドネシアラヤの裏手って感じなんだな。
こっちは老舗のジャワカレーがあるわけで、斜め左はと見やればせんば自由軒もある。
インド風にジャワ風に関西風と新橋の端っこの100メートル圏内に妙に密集していて面白い。
信濃屋をちょいと覗いてから近所のTSUTAYAに。
田原俊彦BESTがあったが「ジェミニYとSが入っていないベストなど田原俊彦ベストだとは認めません」ので借りませんでした。
そんなことしたらゲッツ板谷ならぬダンディ坂野にどの顔して会えばいいのか…
ま、もう会うこともないだろうけども。
↓この中だとA面コレクションとか買うしかないかなぁ。
投稿者 KQZ : 14:18 | コメント (156) | トラックバック
2005年08月22日
日曜日は「ともたん」「せっぱ」
日曜日のこと。
マラカス電気科学の面々で打ち合わせと称して目黒の「焼肉ともたん」に行ったのだった。
ともたんについてはヨネさんのblog「B級グルメを愛してる!」に詳しいのでリンクリンク。
ともたん1
ともたん2
(((05.08.30 写真追加)))
でもって夕刻。
目黒駅にヨネさん、オガちゃん、オガちゃんJrが揃いタクシーで油面あたりまで移動。
入ってみるとギリギリで席が空いていた。
30秒後には電話が入って「もう一杯なのー、ごめんなさいねー」と断っていた。
いやはやほんとにギリだった。
ここまできて店が満杯で入れなかったらつぶし利かないもんなぁ。
まずはヨネさんblogで見て衝撃だった「ざぶとん」をオーダー。
他にも特上ロース、上タン塩、レバ刺しなど定番を。
まず来たレバ刺しが旨い。クリーミー。臭みなし。
かなりいいかも。
程なくして炭火がやってきて肉をガシガシ焼き始める。
「ざぶとん」というのは超肉厚の肩ロースのことで、脂が乗り切っているのは当たり前だが、周囲をこんがりと焼くと甘くとろけその実ロースの肉肉した味が広がってくるのだ。
こりゃうまい。
豚トロ、赤鶏もも肉、ホルモン、牛タケノコ(なんか牛の腸みたい)なども追加オーダー。
さらに「ざぶとん」も追加。
さらにさらに後ろに座っていた常連さんが「リブロース」とオーダーしたのを聞き逃さずに同じものをオーダー。これも新鮮な肉で旨かった。
このお店は品川の精肉市場とルートがあるらしくなんだかいい肉が揃っているそうな。水曜日が狙い目だとのこと。ふむふむ。
鏡月をボトルで入れてウーロンハイにして呑みつつ食べつつ打ち合わせ。
んで衝撃の事実があったりなかったり。いやあった。
ほーへー。
いや穴場のお店でございました。
高嶋政伸さんどうもありがとー。
前言はもちろん撤回いたしますです。あっさり。
投稿者 KQZ : 23:59 | コメント (187) | トラックバック
2005年07月24日
夏の獣肉フェア
(アップし忘れてました)
18日の月曜日のこと。
冬になるともう10年は通いつめている逗子の料理屋さんがある。
ここは親父さんが自分で猟をして捕ってくる獣肉が旨いのだが、猟師&漁師仲間から色々な食材がやってくることもあり、夏もなかなかに捨てがたいということは知ってはいた。
んでもって、「KQZさんたまには夏にも来てよー。天然モノのイトウが入るからさー」というお誘いにのって行ってみてびっくらこいた、というお話。
ということで品川駅に集まったのはいつもの料理人さんたち。
ODINの菊地夫妻と勝鬨橋さ々木ご夫妻に数寄屋橋次郎のハルタカさん。
行きの電車の中からビールを開けてあれやこれやと飲食業界裏話。
またいくつか一緒に行く店が増えたのでした。
いつものように店に入ると親父さんが疲れた顔で迎えてくれる。
なんでも僕らのために朝イチで大島までボートを飛ばして漁をして帰ってきたのだそうな。
ありがたやありがたや。
さて今日の目玉はイトウ。
ずいぶん前にこの店で食べたことがあるけど、北海道の猟師仲間から形がいいのが入ったのだそうな。もちろん天然物。
身に赤みがでていていい感じ。
今回は人数が少なかったので小さめなものにしてもらい、刺身で桜鱒と一緒盛りにしてもらった。
もっと人数が多ければ80cmくらいのイトウもあったけど、それだけ食べてお腹一杯になりそうだったしねー。
色合いがいいですのぉ。
あまり知られていないかもしれないがイトウは意外にも油が乗っている魚で、醤油にふわりと油が浮いてそれでいて味わいはすんなりとうまい。川魚の刺身としては一番かも。
対して桜鱒は味が濃厚で寿司にするならこっちかな。
お酒は持って行った南部美人の愛山がぴたりと合う。久慈君にお礼をいいつついただく。
お次は新子を炭火でかぁるく焙っていただく。ふわふわの新子が格別に旨い。
新子を焙りながら寿司屋さんと親父さんとで魚談義に花が咲く。鰻と穴子の裁き方の違いとか締め方とかとかいろいろと教えてもらう。しかしプロじゃないんだから使わないことばっかりだったり。無駄な知識が増えるなぁ。
続いて親父さん自家製のソーセージ。これは豚肉にギョウジャニンニクを入れて作ったものだとか。
豚肉も猟で知り合った生産農家さんから自家用に育てたのを入手して作ったらしい。油がうまい。
ビールがほしくなり追加してごきゅごきゅ。
続いて出てきたのがオショロコマ。岩魚の仲間ですな。
オショロコマが焼ける。こりゃまた絶品。オレンジの星が出ているのが食べごろなのだとか。(←オショロコマなんてほとんど食べられないから基本的に無駄知識)
岩魚に似た味でうまいったらありゃしない。
で今日のメイン(になってしまったの)が仔鹿というかバンビの焼き肉。
生後数ヶ月の鹿が手に入ったとのことで今回のシークレットメニューだったのだ。
脂はあまり乗っていないものの肉質はやわらかいことこの上なし。
でもって香りもいい。胡椒とかスパイス類が邪魔になるくらい。口の中に広がる甘い香りがステキなのですよ。
これまで二歳のオス鹿がうまいとか色々言ってたけどバンビもひっじょうにうまい。噛み応えとかは薄いけどジューシーで肉質が細やかでとろけてしまう。ディズニーアニメでよだれがでるかも。(嘘) とはいえそんなに取れるものじゃないんだけども。
「親鹿を撃つだろ、そうするとすぐ近くに仔鹿がいると衝撃波でショック死しちゃうんだよ。銃で撃ったりしたらこんなちっちゃいと全部飛び散っちゃって肉なんてなくなっちまうから、猟師は狙わないんだな」
という事らしく、いわゆる出会いの物なんですな。
罠とかで獲る事はできるんだろうけどそうすると美味しくないしね。
最後の締めはシシ鍋。夏のシシ鍋というと珍しいが伊豆のカワズ産のイノシシなのだとか。
出来上がる間での間ホッカイシマエビの塩茹でをかりりと食べて待つ。寿司屋さんたちが「なんでココでホッカイシマエビがー」「香ばしくてうまいー」とか言ってプチ祭り。
食いながらおっちゃんと色々話したり。害獣駆除とか大変みたいだわさ。
最後にお土産まで貰って早めに帰路に着く。
逗子駅でなんとヘルムズデールの村澤さん一家と遭遇。
なんでもすぐ近くでバーベキューをやっていたのだとか。えらい偶然ですわさ。
生後三ヶ月の娘さんも連れていたので「大丈夫なんですか?」と聞いてみたら「もう二人目だから」と返されたけど、そういう問題じゃないような気もするです。
元ヘルムズデールのスタッフが今はアボットチョイスにいたりするので、そこらへんの話をしたりして三々五々に解散と相成りました。
投稿者 KQZ : 01:15 | コメント (5) | トラックバック
2005年07月13日
恵比寿で授業と四谷三丁目で日本酒と渋谷でクラブ
13日の水曜日のこと。
恵比寿にある専門学校で講座。
いったいなにを話せばいいのかわからなかったので3パターン用意しておいて挙手でもって分岐してみたのだが、事後アンケートではおおむね好評だった様子。やれやれ。上原の顔をつぶさずにすんでよかったよかった。
しかし電撃王のOさんが専門学校にいるんだねぇ。
ところで、講座というか授業の中でも「なにかの時の気休め本」として薦めた、「アイデアのつくり方」がアフィリエイトで妙に売れているのです。
ココで紹介したときからでこれまでに20冊くらい?
竹熊健太郎さんも「妙に売れている」と書いているみたいなので、きっとそういう本なのでしょう。
授業ではジェームス・W・ヤングのいう5段階のステップからもう一歩二歩踏み込んでみたのではありますが、理解してくれたのかなぁ。
ちなみに自分用の本がなくなっていたのでamazonから買ってみたら自己購入とか赤字で書かれてしまいなんだか怒られたみたい。しかたねーじゃんかさ。ブツブツ。
授業のあと、上原くんの家によってからチューターをやってくれていた青学の女子大生ちゃんとフードライターの小峰くんの4人で四谷三丁目の「地酒あさま」でお疲れさん飲み会。
夏らしく十四代からはじめてみたところ、あまり日本酒を飲まない女子大生ちゃんが目を丸くして美味しがっていた。入門用としてはいいもんねー。名物の大振りな岩牡蠣がこれまた絶品。うすにごりとあわせていただく。至福。
結構飲んで食って稲庭うどんで〆た後、渋谷に移動して新しくできたクラブ「Club Camelot Court」のプレプレオープニングパーティーを覗きにいく。
いやしかし昔ココは12ヶ月ビルだったですよあーた。んまなんて懐かしい響きですこと。
久しぶりにクラブなんぞに顔を出したのだが13日はプレス周りのレセプションなので知り合いがそこら中にうろうろしている。歩くレオンことSさんが美女をはべらせてウハウハしているのも当たり前の光景。(ホントは忙しそうにVIP対応していたんだけども)
誰だっけかなーと思っていた奴から名刺を貰ったら衆議院議員になっていたりしてちょっとびっくり。というかいいのか遊んでて。まいいのか。
こうなるとは思わずにいたので名刺も弾切れとなり、一軒目で結構飲んでいたのでへろへろだったこともあり終電前に帰宅。
地酒あさま
新宿区四谷3-7
TEL:03-3355-2977
地下鉄丸ノ内線 四谷三丁目駅下車 徒歩1分
http://www.48asama.com/
Club Camelot Court
渋谷区神南1-18-2 神南坂フレームGF/BF
http://www.camelotcourt.jp/
投稿者 KQZ : 23:59 | コメント (180) | トラックバック
2005年05月25日
焼き肉悲喜こもごも
toto-yoneさんのB級グルメを愛してる!がアメブロのジャンルランキング12位というのもびっくりなのでありますが、最新エントリーを見て思い出したことがあったので脊髄反射エントリー。
まさにディープ・インパクト!思わず目を見開くその味とはいったい…~「焼き肉ともたん」は爪を隠すより。
以前、中野坂上にマラカス電気科学合宿部屋があったときのこと。
toto-yoneさんや近隣に住むお笑い系芸能人やSCEの人間やらが出入りして大騒ぎだったのですがそれはそれとしまして、と。
リビングに30人集まって木村タカヒロさんのライブペインティングなんてのもしたしねー。なつかし。
さてある日ある時ある夕暮れ、とある俳優さんが「KQZくん。この近所に旨い焼き肉屋があるんだけどいかない?」とtoto-yoneさんと僕を誘ってくれて中野新橋の小汚い焼き肉屋へといったのでありました。
「ここはね、味噌ホルモンが旨いんだよねー」と言ってもったいなくも有名芸能人手ずから焼いてくれたのではありますが、どうにも硬い。
渋谷「ゆうじ」や恵比寿「徳ちゃん」、目黒「闇市倶楽部」…etc と比べてしまったからでしょうか、なんとも顔に出てしまったらしく、有名芸能人一家の次男さんが「あ、いま“大して美味しくないなー”とか思ったでしょ?」と悲しそうな顔でおっしゃったことを昨日のことのように思い出します。
ということで「焼き肉 ともたん」ですか。
今度確認しに行こうーっと。
投稿者 KQZ : 14:42 | コメント (239) | トラックバック
2005年05月04日
恵比寿でフカヒレ麺の後ビール、XO醤をつくる(前編)
今日は恵比寿のとしやん宅に用事があったので筑紫楼で久しぶりにフカヒレ麺を食べることに。
先日筑紫楼の本店(恵比寿店と呼称しているらしい)に行ったところ、改装工事中で入ることかなわず仕方なく目の前のクンビラでカレーを食べたことがあったのだが、さくまあきらさんから改装工事は終わっていると情報を入手していたのだ。たまーに食べたくなるんだなぁ。
んが、出かける間際に五郎八と戯れていたら出るのがすっかり遅れてしまった。
リュウビンタイと干し貝柱と五郎八
ランチは14時がL.O.だと記憶していたのであわててタクシーで恵比寿へ。本店だと間に合わないかもしれないのでプライムスクエアにある広尾店に急ぐと、今日は休日なので終日営業だとのこと。なぁんだ。
休日はランチがないので普通のメニューから選べばいいらしい。
定番のフカヒレ煮込そばと、黄ニラとモヤシの炒めもの。それと季節のお薦めだという「フカヒレ入りの冷たいつゆそば」というのがあったのでこれも頼んでみる。デザートにはやっぱり杏仁豆腐。
黄ニラとモヤシ、それとフカヒレ煮込みそばはいつものお味。
ここのスープは上湯というより鳥のこってりしたスープなのだな。たとえるなら天下一品系というか。安いフカヒレにはこういったスープの方がおいしいし。黒酢をかけて味を変えつつ楽しむ。
昔よく来てたころ(10年位前?)には珍しかった赤酢を使っていたのだが近頃では黒酢なのね。
野菜の炒め物を陸羽と比べちゃいけないのはわかっているが久しぶりに香港に行きたくなってきた。
そして初挑戦の冷たいつゆそばがかなりのヒット。
ゴマの香りが漂う透明な鶏がらスープと、ゼラチンで煮凝りのように緩やかに固められたスープ、そして青菜とモヤシとフカヒレがトッピング。スープも麺も器もよく冷えていて夏の最中にはかなり人気になるかと思われる。こちらには普通の酢がよく似合う。
んでやっぱり最後は杏仁豆腐。
筑紫楼といえばフカヒレと杏仁豆腐なのだ。
確かヌキテパがまだあたごうるだった頃に、道を挟んだ向かいっかわあたりで安くておいしいフカヒレを出してくれると評判だったちっちゃな中華料理屋が今の筑紫楼だ。そう考えると学生時代から来てるから15年とかなのかな? ん? そんな前じゃないか。
ともあれフカヒレで有名だった店だったのだが、ラブホテル街の真ん中に新店(今の恵比寿店=工事が終わった店)ができた時あたりから俄かに杏仁豆腐が人気になったんだっけか。
当時、仲間内のライターや編集者とで「東京杏仁豆腐倶楽部」というのをやっていたのだが、筑紫楼の前にはたしか文淋あたりが人気だったかと記憶している。あとタイプは違うけど虎萬元とか。
そんなこんなを思い出しながら杏仁豆腐を食べてみると、おいしいのではあるが往時の驚きは感じられなかったのだった。アイスクリームを隠し味に入れるタイプの杏仁豆腐はどこでも食べられるようになっちゃったからなぁ。もちろん変わりなく美味しいんですけんども。
恵比寿三越経由でとしやん宅に伺い細かな用事をすまして帰宅。
舞桜ちゃんも幼稚園入園ってことはFくんちと同級生ってことなのねん。へー。
家に帰ってくると、なんと初亀の村上くんが女性と一緒にまたもAbbot's Choiceにいるとのことでお誘いのメールが。顔出してみるか。
手土産に太宰府天満宮でしか買えない梅酒を一瓶店に献上。多分美味しいはず。
ビールのんだりカクテルのんだりしながらだべる。
コワントローのGold No44というレアなビンテージリキュールが大層うまかった。
バーボンが好きだという方がいたのでエズラBやテイラーのオールドボトルを薦めていた。そりゃ美味いけども、そんなの飲ませちゃってほかの店に置いてるかどうか…
チェックがてらにバンブーカクテル、クォーターデッキも。締めにはラスティネイル。
明日は朝からサイクリングだというので二件目にはよらずに23時前には解散。
さてそして家に帰って来てXO醤の製作へと取り掛かるわけだ。(前フリなげー)
投稿者 KQZ : 01:04 | コメント (144) | トラックバック
2005年03月23日
日曜日は三軒茶屋で
書き漏らしておりました。
日曜日には『ミーハーグルメの会』という出版放送広告映像もろもろの業界人の飯食い仲間の宴会だったのでした。
今回の場所は三軒茶屋のジンギスカンの名店「寅々」
ちょいと早めについたのであたりをうろちょろしてみる。
以前若林にあったバブリーな会社の仕事をしていたり、ファミ通のテレビ番組やってたり、上馬と下馬に友達が住んでいたり… と週に二三度は立ち寄っていたので懐かしいことこの上ない。
『幻の桜』で#□さん(仮名)がファミコンしてたり「そのお酒はお客さんには飲ませられないにゃー。これでも飲んでてくだしゃい」という名言を吐いたりしているのを見ていたのもちょうどその頃だったか。
ああ脱線。
で、寅々の近くの「醤」というお店でクレイジーソルトの小瓶を購入し店に着いたのが10分前。
しかし混んでます。人気です。
善男善女11名でコレでもかと肉を焼きます。
↑コレは骨付き。んまい。
ロース、肩ロース、ヒレ、骨付きと全種類をお代わり状態。オーストラリア羊えらい。
持って行ったクレイジーソルトが肉によくあう。中野の神居古潭(カムイコタン)ではいつもこれなのだな。
そして最後の締めは「だるま」系でおなじみのお茶漬け。
肩ロースとヒレを一切れずつ残してお茶漬けなのだ。
焼き肉を食べていたタレにほうじ茶をいれてお茶漬けにするんですよコレが。
だるまや系はこれがデフォ。
タレのフルーツ由来の酸味がよろしいでおま。
たっぷり食べて飲んで一人4,500円というお値打ち価格。
二次会は駅近くの五臓六腑久のこあがりで焼酎を飲みながらマターリ。
玉三郎の素晴らしさとかそんな話で盛り上がる。
最後に六本木までタクシーでやってきてAbbot's Choiceで締めに一二杯。
投稿者 KQZ : 09:42 | コメント (240) | トラックバック
2005年03月20日
ケータイカメラの棚卸し
現在使用中のケータイ電話P505isには当然ながらカメラが付いており、テキトーにぱしゃぱしゃ撮っているのだがいかんせんメモリが少ない。
USBでガシャリと吸い上げられればいいのだがminiSDなので結構面倒だし。
ってんで一気に吸い上げたり消したりといった作業を暇な時にやるわけでして。
これはなんつかいつもの鴨肉だね。スンバらしく旨かったですハイ。
これはこないだの六本木花教室の時の写真。Wedgwoodのビアカップにお花を生けてみたのだな。
こうしてみると意外とうまいじゃんか>オレ
この時には定価6,500円のビアカップが二つお土産について、イギリスでお花を修業した美人フロリスト太田黒玲子先生からお花も習えて(こっちが本筋なのだが)しめて8,000円というお値打ち価格なり。
普段は一回5,000円なのだがこういうのも好評なのでどんどんやっていくのだそーな。
六本木花教室
http://maracas.net/flower/
これは某所での宴会で出会った日本酒の蔵元三人さん。
山口県の「貴」の杜氏のごりさん、石川県「常きげん」の鹿野さん、三重県「黒松翁」の森本さんの三人。
ここは気さくでとてもいいお店なのだが店の方針で日記とかにも名前を書いてはいけないらしい。むぅーん。
ちなみに森本さんは弩弓のトレッキーらしいので、ひげいとうさんととっくりとお話していただきたく。なんだかスタートレックにちなんだお酒も造ってるんですと。
昼間仕事をしている水天宮〜人形町あたりの裏道を歩いて見つけた「Barおっちゃん」の看板。
あまりにレトロな看板なだけに中をのぞきたかったのがどうも閉店してしまってるようだった。
残念。
んでこれは今日広尾をぶらぶらしてお茶してたテオブロマのショット。
ふわふわのクレームダンジュと栗がたっぷり入ったミルフィーユ。
お散歩の途中にいかがでしょうか?>さくまりさま
THEOBROMA テオブロマ 広尾店
港区南麻布5-16-13
tel. 03-5798-2946
open: 9:30〜20:00
定休日:無休
http://www.theobroma.co.jp/
投稿者 KQZ : 16:52 | コメント (207) | トラックバック
2005年03月04日
まとめて近況
色々とあったがまとめてアップ。
まず土曜日は逗子に獣肉を食べに行ったのだった。
今回は鹿鴨雉熊。
間にじゃがいもと鶏手羽の煮付けやら蛸のサラダなんぞもはさみつつ。
いやー、今年最後の猟の鹿が旨かった。
今回の雉は塩味。白い肉だとやっぱり雉が一番旨いわ。よく桃太郎も食わなかったもんだ。
持ち込みの目黒港屋のベーコンで雉をくるんで食べてみるとコレまた美味。雉の甘い脂の香りとベーコンの香ばしい乱暴な味の濃さが見事にマッチ。赤野の伊太郎があう。
そして鴨。流石に今年最高とおっさんが言うだけはある。特別に胸肉のささ身と鴨レバーも出てきた。うっひー。あまあまですがな。知っての通りレバーを軽く火に炙るとチョコレートになるわけで、一説によれば六本木Hのチョコはここの鴨レバーを使っているという噂もあるくらい。赤ワインにあうあうあう。
骨酒、熊鍋、最後には刻んだとろとろのメカブにご飯を入れてかき混ぜてしゃくしゃく。
もう満腹。
お腹いっぱい過ぎて雑炊とかすいとんが食べられなかったのが残念なり。
んで日曜日。
マラカス電気科学のシャチョさんのお嬢さんの中学受験合格祝いに近所のスペイン料理屋さんに。
人数が多いと色々と頼めていいですの。
その後、全員で六本木に向い Abbot's Choice(アボットチョイス) のオープニングレセプションに参加。
食いしん坊若手業界人の集まり「ミーハーグルメの会」のみなさんからゴージャスなお花が届いてました。ストロウドッグスのコイズミくん、放送作家の福本くん、美人カメラマンの武井さんなどなど皆さんいらしてくらはった。感謝感謝。
結局朝までに50人くらい来てくれたようでまずはいい感じでございました。
南部美人の久慈くんがお祝いに送ってくれた「南部美人限定初走り」が大好評。
んで火曜。
この日が正式オープンとなる Abbot's Choice に顔を出してみると既にひげいとうさん、まっくすさん、トロチチ、米国IPインフュージョンの吉川くんが飲んでいた。
ひげいとうが35年もののスプリングバンクを飲んでいたが、後で聞いて見ると半額セールなのでショットで1,800円という破格の値段だったそうな。うーん安すぎ。
久しぶりの吉川さんが「いやー、日本に来てみたらエッヂの彼でしょ? 騒いでるの。驚いたよー」(若干修正アリ)と美しくも浦島太郎で笑かしてくれた。そりゃ確かに吉川くんのやってたDMLやIMJの方が制作会社としては上だったしなぁ。オレも前職で仕事ダメだししたことあるし。
トロチチさんも交えてデバイス絡みの面白そうなたくらみをしつつ深夜まで立ち飲み。
最後は五行で焦がし醤油ラーメンを食べて終了。
そんでって水曜日。
遅い時間に某国立大学の研究職の後輩から呼び出しがかかりまたもAbott's Choiceに。
しかし象牙の塔ってのはなんだかどろどろとした話があるんだなぁ。つか研究もさほど出来ないし悪いことするにもヘタ打ちすぎで、ってのが沢山いるって事か。もちろん詳細は書けないけど。
これまたデバイス系の話になって夜が更ける。
でもって木曜日。
急遽夜の会議に参加させられる。これまた全然別系統のデバイス(?)絡み案件。三日連続でってなんか流行ってんの? どれもコンテンツとユーザーの関係とかUIとかマネージメントとかの部分で期待されてるらしいが身体は一つなんであれですなぁ。
家に帰ると尊敬すべき悪い先輩から面白げな御誘いのメールが。
ゆで卵に海苔でヒトラー髭を描いたような顔がうひうひしてるのが目に浮かぶですわ。
「オレのことblogに書いてない?」とかあったので今回名前は伏せておきますですハイ。
んで先程、松竹の松村くんから電話。
中村勘三郎襲名披露公演の初日が終わってから佐久間夫妻と一緒にお店の方に来てくれていたらしい。んー、持つべきものは友達ですのぉ。麻雀で巻き上げてあげなきゃ。(なぜ?)
Abbot's Choice (アボットチョイス)
港区六本木5-1-5 加藤ビル2階
Tel: 03-3475-0353
年中無休・18:00〜翌朝07:00
http://authenticbar.com/abbots-choice/ ←サイトは仮オープンです
投稿者 KQZ : 00:49 | コメント (1) | トラックバック
2005年02月15日
六本木花教室には間に合わずに麻布十番「春」
月曜日は大田黒玲子先生の六本木花教室だったのだが時間的に間に合わず。今回は春らしくチューリップとミモザのアレンジメントだったそうな。
次回はウェッジウッドさんとの特別タイアップで、食器に花を生けようという企画なのだそうな。
特別価格でウェッジウッドが買える上、その器にあったフラワーアレンジメントも教えてくれるという新機軸。
そんなこんなもありつつも、ヨネさんとグロレイ先生ときんときとの四人で食事をすることになったのだが…
まずはダメもとで「カマロン」に電話してみるが「カウンターで3人なら」ということであえなく玉砕。
で直接西麻布の「キッチンファイブ」まで行ってみたらばこれまたお休み。
んでんでビストロ通り(っていうんだっけ?)を広尾方面にいって「西麻布 たぬき」を覗いてみる。…が、なんか店がなくなってるしー。
ということで麻布十番の「春」に電話して席を空けてもらったのでした。
ここは俗に言う「変態中華」で、中華虎の穴でおなじみの小鳳さんもお気に入りのお店なのだ。どんな感じかといえば「幡ヶ谷の龍口酒家(チャイナハウス)並み」といえばわかる人にはわかるはず。もっとも龍口酒家は蒲田時代には石原慎太郎事務所の面々と週に一度は行ってたのだがここんとこトンと行ってないんだけども。
春もメニューというものはなく、どんどんどんがらりと食べ物が出てくるスタイル。
珍味系からはじまって海老の辛味炒めやら烏賊とかき菜の炒め物やらなにやらかにやらたーくさん。
〆の中華オコワはさすがに一人前を四つに分けて食べたくらいすっかり満腹になってしまい歩いて帰った夜だったのでした。
中国食文化館春
港区麻布十番1-5-10
Tel: 03-5474-4380
日祝休
投稿者 KQZ : 23:20 | コメント (218) | トラックバック
2004年10月19日
赤坂離宮の交詢ビル店に行ってみた
乃木坂のフレンチレストラン「シュマン」の方々に誘われて、オープンしたばかりの中華料理屋さん『赤坂離宮』の交詢ビル店に行ってきたのだった。
小雨降る銀座をてくてく歩いていくと、リニューアルしたばかりでぴかぴかの交詢ビルがすぐに見えてきた。飲食店街は4階と5階で、『広東名菜 赤坂離宮 交詢ビル店』は5階なのだ。
お、内装がゴージャス。赤坂とちがうー。広いダイニングを囲むように8つの個室があるそうで、われわれも12人用の個室に通されてしまった。あらあら。
シュマンのみなさんは既に到着していてちょっとお待たせしてしまった。
各雑誌で“イケメンソムリエ”と紹介されている事も多い柴田さんが譚料理長と懇意だとかで、メニューはあらかじめ決めていてくれているとのこと。楽しみ〜。
まずは「前菜四種盛り合わせ」でビールをいただき乾杯。「鵞鳥と豚と鳥の焼き物」と、写真には撮りわすれたが「固豆腐と胡瓜の和え物」も出てきていた。豚のクリスピーな皮がんまい。鵞鳥も味が濃いなぁ。
食べている途中に譚料理長が部屋までいらして御挨拶など。やっぱカッコいいですなぁ。
続いて「車海老のバター炒め」。ここら辺で15年ものの紹興酒に切り替える。常温ですんなりと戴ける香りよく美味しい紹興酒だった。
「フカヒレと松茸の上湯スープ」はフカヒレがたーーっぷり。上湯には烏骨鶏の肉も入っていて滋味深い。
「乳鳩の丸揚げ」はしっかりと火が入っているのにぱさぱさになっていなくて絶妙。首の周りの骨をがしがしと噛むと美味しいジュースがでてくるのだ。んまいんまい。アタマがないので脳味噌が食べられないのは残念だなぁ。あっというまに綺麗に骨だけになりましたとさ。
お次はさらりと「白身魚の雪菜と唐辛子のせ蒸し」。白身魚のふるふるとした食感がたまらん。衣にしっかりと包まれてほとんど清蒸状態になっていて口の中でいい香りでとけていくのだ。そういえば香港でピンクガルーパ喰いたいなぁ…
次の豆腐料理は、食感の差を楽しませてくれるように「揚げ豆腐の特製スパイス」が出てきた。しっかりとしたお豆腐を上新粉(?)のようなさっくりもちっとした衣で揚げて、大量のにんにくとほうれん草と唐辛子と「秘密のスパイス」を揚げたクリスピーな揚げかす(としかいいようがないのだが紛れもなくこれが主役なのだな)がかかっている。いやぁこの「揚げかす」を讃岐うどんにかけて食べたいわさ。
野菜料理は「豆苗とマコモ茸の炒め」。シャクシャクと美味しい。
しかしさっきからシェフの小玉さんが中華料理の火の使い方にイチイチ感心してインタビューしている。なになに、横から聞いてみると… 前菜の豚の皮のさくさくとした食感は超高温の油にざんぶりと入れ、鳩の肉にはしっとりとした質感を残し皮ははりっと艶よく揚げるやり方は揚げ油をかけ回して天火を使っているとのこと。白身魚の蒸し加減は絶妙だし、揚げ豆腐も豆苗もシンプルながら油っぽくなく仕上げていて後に残らない。面白いなぁ。
メニューでは次にチャーハンがでて終了だったのだが、食いしん坊揃いの我等は「ショウロンポウ」(写真撮りわすれ)と「特製ビーフン」を追加オーダー。
汁ビーフンはもうちょっと熱々の方がよかったかな。味は満足。
最後に「牛ひき肉の醤油チャーハン」で締め。
デザートは「あずきのゼリーきんもくせい風味」。かなりしっかりとした固さのゼリーで意外感もありとても美味しい。
お茶を戴いて一服いれる。そろそろ冬なのでまた逗子に行かねば、なぁんて話が出てきたりして。
会計を済ませてビルの中を偵察。
新橋時代に行っていた「趙楊」が4階に来ているのだ。やはり松本隆さんのお花があるじゃありませんか。
ぐるりとビル内のテナントを偵察し終えてから三々五々別れ、我々はタリスカに。
雨の平日ながらもお客さんは半分くらいの入り。
某所で連載している酒コラムの11月分の取材「ウィスキー私のこの一本」を内田さんに選んでもらうのだ。
モスコミュール、グレンファークラスと飲み進めながら取材は終了。タクシーで帰宅。
広東名菜 赤坂離宮 銀座店
中央区銀座6-8-7 交詢ビル5F
Tel: 03-3569-2882
年中無休
平日 11:30-14:30(L.O.) 17:00-22:00(L.O.)
土 11:30-21:00(L.O.)
日祝 17:00-20:00(L.O.)
投稿者 KQZ : 11:57 | コメント (180) | トラックバック
2004年08月22日
パン捏ね・コレド日本橋・森のビアガーデン
朝起きてパン捏ね。
今日は昨日祐天寺で買ってきたよつ葉乳業のスキムミルクを入れてみる。ついでにバターも入れてミルキーに攻めてみる。
発酵を待っている間、まだ行ってなかったコレド日本橋へ行き激しく買い物。
ところで「コレド日本橋」って「お江戸日本橋」とかけてるよな絶対。どこのネーミングなんだろか。
まずはタカラがやっている雑貨屋さんGARAGEで皿やらゆで卵の殻切りやらなにやらかにやら。ロッジのダッチオーブンのキッチンのロジックのちょうきゅうめいのちょうすけさんが安かったので衝動買い。寿限無ですかな。
しかしロジックは楽ですな。シーズニングが既に終わっているのだという。5年以上前に買ったのはキャンプだったのだが(で数度使って蓋が割れた・泣)、キッチンはつる手がなくて両手ナベになってるのね。蓋の裏のつぶつぶも無くなって輪っか状になってるし。築地宮川にいって丸鶏仕入れてこようっと。
続いてソニプラ(改)ともいうべきSELENDIPITYでまたもわんさか。サンタ・マリア・ノヴェッラのテラコッタポプリポットなど衝動買い。トイレに置こう。
4階の服屋でもどっさり買い込む。
んで、家に帰ると18時半。パン種がもの凄く膨らんでいた。
19時から出版業界やら放送作家やらの業界飲み会「ミーハーグルメの会」の面々で森のビアガーデンに行くというので参加。自転車でたりらりらーと到着すると10人くらい参加してらした。
激しく肉を食いビールを飲みーのしゃべりーの。
二次会に渋谷の居酒屋さんに。流石に日曜の夜は空いている。12時くらいにお開き。自転車でふらふら帰る。
投稿者 KQZ : 11:59 | コメント (1) | トラックバック
2004年07月29日
立川でジンギスカン
トロチチこと南治くんと赤坂四畳半社長ことshi3zさんが立川でジンギスカンを食べるということで乱入することに。ちょうど偶然にも夕方に吉祥寺で打ち合わせが入っていたのだな。
しかしshi3zさんは発熱でダウンしていたようで参加できないことになってしまった。あらら残念。
(しかしなんか敬語って微妙だなー。南治くんとは長いから「クン」だけど、shi3zさんと南治くんは南治くんの方が先輩で… ま、いっか)
吉祥寺第一ホテル近くにあるエムクリエイトさんでイラストレーターさんについての打ち合わせなどサクっと。このエムクリエイトさんは業界の駆け込み寺のようなところで、緊急の仕事なんかにあっさりと片をつけてくれるすんばらしいところ。そっかナディアにも絡んでるのかぁ。逆に僕のほうからは、社長の村上さんがプロデュースした『ウルトラの画家:前村教綱』になべやかんさんと京本政樹さんを紹介したり、となんとなく持ちつ持たれつしていたりもして。
その後、吉祥寺在住のpop-site.comのモリサワジュンと連絡を取り合って立川駅で合流することに。
立川駅に集合時間よりかなり早く着いてしまったので南口あたりを散策。駅のホームに「立川名物おでんうどん」というのがあり非常にそそられたのだが、僕はこのお方とは違って胃袋に限界と言うものがあるので気にかけておくだけとする。
19時ちょうどくらいに三人合流。一路立川のジンギスカンの店ジーコへとGO!
カウンターのみで15人くらい入れるこぎれいなお店。
まずはビール、そして上生ラム肉を3人前。おお、キレイなお肉だ。旨そう。
焼けるまでの間キムチとイクラおろしでしばしつなぐ。
焼けた。食う。んまい。焼く。ビール飲む。焼けた。食らう。んまい。
そんなこんなであっという間に平らげて、追加で生ラムカルビを頼む。いやはやカルビは油がジューシーでこれまたビールが進む。
野菜焼き盛り合わせ、またも上生ラムを追加。最後にロールラムを頼む。明らかに食いすぎ。
ロールラムはまずもやしを鍋に敷き詰めて、その上を覆うように肉で蓋をしてじっくりと蒸すように火を入れていくのが通の食べ方なのだとか。ロールラムの油が落ちてすんなりと箸が進む。ウマイウマイ。たしかにウマイ。ビサイドは会社が近いので深夜によくみんなでここにご飯を食べに来ているのだとか。もしかしたらトロも一緒に来てるのかもしれない。R・スズキあたりといっしょに。
そんなこんなでおなかいっぱいになってしまう。お会計を… とお願いしたらトロチチがご馳走してくれるとの事で恐縮至極。ウチで宴会やるんでその時にお返ししますです。例の東一を飲む会でもいいけど。(私信モード)
店を出てみると9時前でまだまだ早かったので立川駅北口に向かいビアバーでいろんなビールを飲む。
モリサワジュンくんもかなりのゲーム好きなので話も弾み24時くらいに解散。
だが、中央線の上りは中野駅で終点になってしまった。タクシー待ちの行列もかなり並んでいたので仕方がないので久しぶりにジョージアムーンに顔を出してみる。横山くん一人だったがお客さんも一人でのんびりムード。7月はビール強化月間だったらしいので、ヘンリーワインハードをもらう。タクシー乗り場が閑散としていたので青梅街道方面までてくてく歩いてみる。以前マラカス電気科学があったときに良く歩いたもんだ。ハナマサで適当に野菜なんかを買ってタクシーで帰宅。
ジーコ
立川市錦町2-1-32YSビル 1F
Tel: 042-527-0626
営業: 18:00~3:00(月・火・水・木・金・土)
17:00~23:00(日・祝日)
休: 不定休
投稿者 KQZ : 11:59 | コメント (230) | トラックバック
2004年07月24日
合羽橋物欲天国
先週作ったカレーパンとアボカドサラダで手早く朝食を取り、銀座線に飛び乗り一路合羽橋に向かう。
暑さにふにゃけながらも今回の戦果は以下のとおり。
セラミック歯のコーヒーミル、エッグスタンド、マスタードを取るのとかにぴったりな大きさのステンレス製ミニ中華お玉、トコロテン突き、天然木風呂椅子、エスプレッソ用のスタンパー、デュラムセモリナ粉500g×6(だって189円なんだもの)、ホットケーキミックス、業務用クレイジーソルト1kg、根昆布粉末、ミル付きのクリスタルソルト、白麦、モルトシロップ、伊奈寒天、手拭い×6枚、水出し用コーヒー、お客さん用に黒檀の箸×5膳、ステンレスソープ、マドラー、赤い団扇。
テンピュールを買ったときにもらったどでかいトートバッグがさすがにいっぱいいっぱいになってしまった。
合羽橋商店街のほぼ北の端に「合羽橋珈琲」というおしゃれな喫茶店ができていてここで一休み。家を建て替えるときはこんな感じにするですかねぇ。囲炉裏がついてるテーブルとかあるし。
備忘録:木の風呂椅子はカビが生えないように柿渋を塗らねば。
帰り道、小腹がすいたのでエッセドゥエでピザでも食べようと思ったら夜は18時から開店とのことで断念。
今日の夜の部は日本酒の利き酒師関係の飲み会なのだった。
合羽橋珈琲
東京都台東区西浅草3-25-11
Tel:03-5828-0308
営業時間: 8:00 ~ 22:00
投稿者 KQZ : 04:38 | コメント (175) | トラックバック
2004年07月06日
中華料理:華園
家に帰ると北白川さま(前年比売り上げ360%アップの女)がいらした。
なんでも今日は三つ星シェフのダニエル・マルタン(というか友達の旦那)がやっている料理教室に取材でもぐりこんだ後にnissinで萌え萌えと買い物などをしていたらしい。てなことで急遽気になっている中華料理屋さんに行くことにする。
ODINの菊地さんがこないだ教えてくれた華園というお店だ。「いやー空いててつぶれそうなんで行ってあげてくださいよー」と菊ちゃんが教えてくれる店は、中野坂上の「さわ田」やら白金の「ロンフーフォン」やら、半年も経たずに大人気店に化けることが多いのでこまめにチェックしておかねばなのだ。場所は先週のひげひげ団集会でもおせわになった「しら石」のビルの一階。てこてこと歩いて店まで。
なんだか下北沢のお店っぽい。自分たちで内装をやったようなチープな感じ。
青島ビールと酸梅湯のソーダ割をたのみ、食べ物は冷や奴華園風、ハツとガツと舌の薬膳煮盛り合わせ、豆苗の炒め物、葱パイ、黒酢酢豚、冬瓜のスープ、水餃子といったところをオーダー。
冷や奴の上には干し貝柱を粉末にしたものがかかっていてこれがんまい。水分油分が少ないので豆腐の甘味が上手に感じられる。これはやってみよーっと。ハツとガツと舌の薬膳煮はそれぞれの部位によって火の入れ方やスパイスの使い方が全然違っているので食べていて飽きない。んまい。パクチー倍量でくださいな今度からは。葱パイはウーウェン先生のそれと同じ感じでさくさくと滋味深く美味しい。酢豚はシンプルなアレだ。冬瓜スープは生姜が効いていて夏にぴったし。さっきの葱パイといい水餃子の皮といい粉ものがとても美味しい。
なんだか気取ってなくていい感じ。
華園
東京都港区六本木6-15-19 六本木アームス1F
TEL.03-3401-1051
定休:日曜日
http://www.kaen-dining.com/
投稿者 KQZ : 11:59 | コメント (155) | トラックバック
2004年07月05日
中目黒羊宴会
夜になって松村さん、柴尾さん、元宮さん、南治くん、清水くんという面子で中目黒で羊肉を食べに行くことに。
お店は前に行って非常に美味しかった『鐵玄』。
まずは暑かったのでビールを頼み乾杯。
生羊レバー刺身、地鶏刺身、焼き塩枝豆、刺身とうもろこしといった前菜でごきゅごきゅと行く。
生の羊レバーは甘くてさくりとろりとした歯ごたえ。こりゃんまい。猪のレバーのチョコレートっぽい重甘さと異なり柔らかい甘さが印象的。地鶏の刺身盛り合わせも焼酎にあうのぉ。
前日もモツ鍋宴会で痛飲していた柴尾さんが羊のレバーを食べて見事復活。松村さんと南治くん、清水くんが大学時代の謎のサークルでつながっていたいう話や、ゲーム業界のよもやま話で全員がそこここで繋がる。そりゃ当たり前といえば当たり前か。炭火をはさんではぐはぐ食べながらだと距離が縮むのが早いしぃ。
焼き物は骨付きラムを一人一本、その後ジンギスカン、ハラミへ。この後にラムしゃぶしゃぶに行くのでここはセーブしておく。(とはいえジンギスカン8人前にハラミ4人前くらいは食べたかな)
生ラムのしゃぶしゃぶは都合16人前くらい頼んでしまった。だって旨いんだもん。柴尾さんもいるし。(謎)
最後に麦飯の雑炊で締め。くぅー腹いっぱい。
投稿者 KQZ : 11:59 | コメント (235) | トラックバック
2004年06月21日
カレー
台風前ののぼあぼあとした熱風がたまらなく気持ちいい中、銀行に行きがてらに昼飯。
今日はホットスプーンというカレー屋に入ってみる。
出てくるまでに結構時間がかかったのでメニューをじっくりとみていると、横浜カレー博物館の館長とやらが推薦の文章を書いていた。むー。いたって普通のカレー屋さんなのだが。誉めているようで微妙に誉めてもいないぬるまっこい文章。こんなんでも仕事になるんだなぁ。まさにカレーで食ってますってところか。
チキンカレーはさらさら系。くどくなくて美味しい。にんじんサラダをつけて860円なり。
チキンカレーといえば「若ダンナ、ムルギランチ?」のナイルレストランが思い出される。今度行こうっと。
そうそう、カレーと言えばジョージアムーン元店長の泉くんがインドから一時帰国するらしい。ふむふむ。カレー食わしてやる。
帰り際に覗いてみたベータテストなラーメン屋は閑古鳥。さもありなん。
投稿者 KQZ : 02:49 | コメント (169) | トラックバック
2004年06月13日
吉祥寺なのだ
蒸かしたとうもろこしとケーキで軽く朝食。まるで小鳥のようだ。
というのも、昨日豆源で南京豆を試食したら味にコクがありすごく美味しかったので、豆好きのジョージさんにあげるため吉祥寺のGeorge's Barに行くことを思いついたのだった。先週やっていたアド街っく天国でもランクインしていたというし。
でもって吉祥寺といえば焼き肉の李朝園、李朝園といえば東京イチ旨い豚足なのだ。特上リブロースも旨いけど。
てなことで昨日今日とプチ菜食主義者になった、と。
夕方5時に吉祥寺に降り立つとすぐに李朝園に向かう。うはっ、混み混み。20分くらい待ってようやく入れる。ビール、タン塩、特上リブロース、カルビ、豚盛り合わせ(豚トロ、ガツ、三枚ばら肉)、豚足、レバ刺し、キムチ盛り合わせ、サムチュ。最後にテグタン(しかしオーダーミスでコムタンが来てしまった)。
いやー、コストパフォーマンスが高いー。ココの豚足はなんでこうサクサクと歯触りがいいんだろう。臭みも全くないし。特上リブロースもお値打ち。チヂミがメニューにないのだけが個人的にはいただけないけども、ときおり来たくなる店。
ささっとWoodyに寄り豆源の茹でピーナッツを渡す。茹でピーナッツは賞味期限が短くてジョージさんに急いで食べてもらうのも大変そうだったので田中さんにとチョイスしたのだ。
東急地下でコーヒー豆を買ってからモリサワジュンに仕事用のCD-ROMを渡す。なんか前にもあったぞ、この展開。まぁいい。
George's Barに向かう道すがらもう一店コーヒー豆屋さんを発見してふらふらと三種類買ってしまう。結構よさげな感じ。
久しぶりのGeorge's Barは早い時間ながらも盛況。店に入る時間が20分も遅かったら満席で入れなかったかも。先週放映したというアド街っく天国の効果なのか? 見てないからよく分からないけども。
ミントジュレップとダイキリを戴く。ミントは毎年ジョージさんの家で栽培しているもの。フレッシュでこの季節にはよいでげすな。
大きな働き者の手でシャッカシャッカシャッカとこれまた大ぶりのシェイカーを降る。もちろん逆トップだ。ダイキリは砂糖の代わりにメイプルシロップを少し加えているらしい。最後にダークラムをひとたらし。グラス表面からじわりとまるで夕陽が落ちていくように広がっていく常温のアップルトンが、少しアクのあるシロップの甘味とジュースの酸味と口の中で広がって得も言われぬ旨さ。
…って、これってまだコラムに書いてないな。逆トップについても面白いお話をきいているのだが。(汗)
お店がすごく混んでいたのでWoodyに退散することに。帰りしな蜂蜜を一瓶渡される。ジョージさんがヘルムズデールに行った時に村澤さんがくれたものだとか。ありがたく戴いて帰る。
通りの途中のボヘミアガラスの店でカクテルグラスとブランデーグラスを一つずつ購入。一個ホツが入ってしまったので補充用。この店はもともと電気工事店だったのだが奥さんがボヘミア出身だとかでいつの間にかガラスとビーズの店のようになっている。ただ、壁の張り紙を見る限り工事も請け負っているみたいだけども。
Woodyはというとこれまた大盛況。アド街効果なのかな?
クォーターデッキとバンブーカクテルを戴く。夏らしくつるり。
隣に座っている三人のグループがどうも声が大きい。というか確実に真ん中の人は会ったことがある。んーと誰だっけかなぁ… と思いつつ見やっていると、第一ホテルのネオンのまたたきに横顔が一瞬光った。あ。角川春樹さんだ。こっちはまだ業界入り立ての若造だったころだから覚えられてはいないだろうけども、だいぶやせてしまっているようだ。大きな声でおしゃべりしている所を見るとお元気なのだろう。しかし横尾忠則さんとかユーミンとか、ちょっと昔話にしても微妙なことをおっしゃっていたようだが、今回は声をおかけすることなく黙っていた。この人は昭和を代表する天才だったのだろう。いや確かに天才だったのだ。まぁ他言は要すまい。
その後、Woodyオリジナルの「吉祥寺俄雨」を。デザートカクテルとしては秀逸ですわね。今度どっかでたのもうっと、思いレシピを聞いたのでメモ。
レシピ:チョコレートリキュール、カシス、ダークラム、クリーム、ミルク
そしてメルシャンが元気にウィスキーを出しはじめるきっかけとなった「軽井沢1981年」をいただく。樽のチャーの香りがキツイのか… と思ったが飲んでいるうちになんともまろやかな味わいに。うむんむ。ジャパニーズウィスキーもちゃんと勉強したくなってきた。
電車で帰ってBambooを覗いてみたら24時近いのに満席! 明日は月曜日だってのに。
もっとも、席が空いてたら入ろうとしてた人間が言うことではないが。
李朝園
武蔵野市吉祥寺本町1−8−3 コスモビル4F
Tel: 0422-21-4004
営業: 16〜26時(日祝は〜24時)
定休: 火曜日
Coffee History
武蔵野市吉祥寺本町2-8-2
Tel: 0422-41-5775
営業: 11:00〜20:00(無休)
George's Bar
武蔵野市吉祥寺本町2-19-7 みすずビル2F
Tel:0422-22-0517 7:00p.m.〜12:00p.m. 月曜定休
http://www.authenticbar.com/georgesbar/
Bar Woody
武蔵野市吉祥寺本町1-10-8 山崎ビル3階
Tel: 0422-22-0860
営業: 18:00〜1:00
定休: 火曜日?
http://bar-woody.com/
投稿者 KQZ : 11:59 | コメント (149) | トラックバック
2004年06月12日
ご近所点検隊でベジタリアンでぼくんち
朝は自家製パンとカポナータの半熟卵乗せとコーヒー。
んで近所にできた洋菓子店アラボンヌーにケーキを買いに行く。キルフェボン出身らしい。
以前ガトーキャラメルがさらっとふわっときめ細かく美味しかったので楽しみだったり。
イートインも出来るらしいがかなり混んでいる。
帰り際、たった一人でおじいさんが入ってきた。席は一人分の小さなテーブルしかない。
おや、ここでいいらしい。そっか、おじいさんでもケーキ好きなんだね。
ステッキを椅子の背にかけると、ケーキのメニューをゆっくりと楽しそうに見ていた。
なごむ。
ケーキを食べてから麻布十番方面にお買い物。コーヒー豆を買いに来たのだがいつもの麻布珈琲がもう閉まっていた。仕方なしにぶらぶら。地球人倶楽部で三年番茶、野菜ソーセージ、胡麻豆腐、タングロン、じゅんさいなど。豆源で塩おかきと茹でピーナッツと南京豆。TSUTAYAで「ぼくんち」「ザ・リーグ・オブ・レジェンド」「マトリックス(最後のやつ)」「HERO」という見事に一周遅れのDVDを借りる。いいのかこんなんで? (←今は広告屋も放送作家もお休み中だからいいのだ。そろそろ復帰かもだが)
夜は金時母に貰った赤飯とじゅんさいのお吸い物、モロキュウ、茹でピーナッツ、胡麻豆腐、松前漬けで満腹。
初亀の村上くんに貰った鰤の塩漬けを食べるのをすっかり忘れてしまっていた。蔵人の保存食だとかでつまんでみたら美味しかったのにぃ。すっかり菜食主義者だわ。
借りてきた「ぼくんち」を観る。原作は好きなのだが… とちょっと引きつつ観ていたのだが違和感はない。むしろ好感。ダンスはよく分からなかったけども。
見終わってからやおらパンを捏ねる。捏ねに捏ねる。
続けてオーディオコメンタリーまで全部観てたら27時! 寝る!
アラボンヌー
港区赤坂4-3-13
Tel: 03-3583-7665
営業: 11:00〜20:00 (土曜は12:00〜19:00)
定休: 日曜祝日
http://www.alabo.jp/
※お菓子は旨いがサイトはイマイチ。なぜ店名の綴りや開店時間、メニューまでも画像にするのか分からん。
コピペさせやがれってんだいチキショーメ。検索だってひっかかんねーぞコノヤロめ。
ま、そういう戦略ならいいんだけどね。いやよくない。
投稿者 KQZ : 11:59 | コメント (149) | トラックバック
2004年06月03日
懐かしい人と飲み会
夜になって、Greeというどうしようもなくセンスの悪いSNSで再会した信太郎さんと恵比寿の中村圭太で落ち合う。ま、元201号室っちゅうか。とはいえ30分近く信太郎さんが来ないので心配になって色々と電話をかけてしまう。程なく到着。ビールに泡盛、沖縄料理をつつきながら由無し話からコアな業界話、果ては新規サービスのアイデアフラッシュへと話は続く。こういうのは得意なんだなぁ。途中携帯メールで部下に激を飛ばす信太郎さんになんだか変わらない熱さを感じつついたりして。
23時過ぎに先程携帯に一報入れていた元博報堂・現Beamsの上原から入電。なんでも桜ケ丘のDelfiniにいるらしい。んじゃ合流しますか。自転車を恵比寿駅前に置きっぱにしてタクシーでGO。
おお、なんとそこに見えるは美しい福井女史ではありませんか。彼女がClubkingにいる時にDictionary Webの制作したからよくあってたんだよなぁ。今は上原の会社にいるのね。ふむふむ。これまた懐かしい色々な話をしつつ時間があっという間に過ぎる。終電ぎりぎりくらいになって解散。いやぁ懐かしいわ話は相変わらず濃いわ。
山手線のホームに上がると、床にへばりついたガムをヘラでこそげとる仕事にいそしむおじさんと、どうしようもないほどに似合わないゴスロリに身を包んだお姉さんが左から視界に入ってくる。右からはLPガスを運ぶ貨物列車が新宿方面へと音もなく進んでいく。優美な曲線に前後を絞られた黒い貨物列車の方が赤と白のギンガムチェックのゴスロリ姉ちゃんよりも数十倍キレイで存在が的確だった。黙々と丁寧な仕事をし続けるガム取りのおじさんの方がパフスリーブが力なくたわんだ20代後半の女よりかは十倍は美しい。恵比寿に到着し、そして自転車にまたがる。今日はへんてこな日だ。ODINに向かおうかどうしようか悩みつつ歩行者が切れなかったのでそのまま明治通りを突っ切る。右手に見える九十九らーめんは相変わらず混んでいる。オウムはこう変わったんだっけか。東京の夜は変わらないようで地道に変わり続けていた。今さらながらそんなことに気づいた僕はこの10年間のさまざまな出会いと別れにぼんやりと思いをはせつつタクシーの列を縫い星条旗通りに車輪を向ける。家路は思いのほか近過ぎてなんの結論も出すには至らなかった。
中村圭太
恵比寿南1-18-11西田ビル201
03-3711-5897
投稿者 KQZ : 02:20 | コメント (193) | トラックバック
2004年02月10日
シュマンの皆さんと「またぎ」
シュマンの皆さんが前から行きたがっていた「またぎ」。シュマンの定休日が火曜日でどうしてもスケジュールがあわなかったのだが、次の日がお休みということで一緒にまたぎにGoー。とは言え、当日いきなりシェフの小玉さんがキャンセルになってしまった。可哀想にぃ…。行きの電車の中でビールを飲みつつお話しつつ。みんな若いなぁ。柴田さんと小玉さんが同い年くらいかな。ソムリエとしては有名だしのぉ。ワインをたんまり持ってきてくれていたのでちょっと重そう。
ほどなくして柴田さんをはじめとして5人のスタッフと我々の7人が到着。すると、おやじさんがすんごく疲れた様子でお茶を飲んでいる。なんだも猪を一人で捌いていたら疲れてしまったのだとか。「薄切りにするのも疲れっからさ、厚切りのを適当に焼いてよ。かきぞえさんわかんだろ?」とのこと。そっちの方が手間はかかるけどうまいのでウェルカムざんすー。先日の美味しい雄鹿のステーキがどっさりと。おお、油が乗ってる乗ってる。厚みは約4センチ。じっくり油を落としながら焼く。パーシャルの冷蔵庫でこれくらい置くと熟成が増しておりますです。んまい。シュマン'sも大喜び。続いて猪もおんなじくらいの大きさでどさーーーっと。この二つだけで軽く700gぐらい肉食べてるんすけどー。歯ごたえもあり赤ワインが進む進む。そして魅惑の小鳥。あぶらがもうピーナッツのように黄色く香ばしくなっている。じゅるじゅる。岩魚の稚魚を炙りつつ日本酒も飲む。持っていった日本酒は、前日に「醸し人九平次」の藏人さんから送られてきた山田錦純米吟醸50%搾りたて生薄にごり。ラベルがないのはにごりが入ったものは特別に手詰めしてくれたからだとか。錦松梅を送ったお礼だそーな。ふふふふ、海老で鯛を釣るたぁこのことか。川魚特有のコケの香りとよくあうです。さらに今日は猪の肝とハツがどどーーんと出てきた。いやぁラッキー。軽く炭で炙り表面が乾いたそれをさっくりと歯で割ると、舌の上で重くはじけるような甘い血の味が広がり、とろけ、口中一杯に野性味を残して去っていく。つか赤ワインばしばし開けてくれい柴田さんよぉ。最後にまたぎ鍋を食べるが流石に2人前くらいにしておく。雑炊も美味しいんだけども…。
いやしかし今日は大満足なり。
22日はまたぎのオヤジさんの60歳の誕生日。菊地さんと相談してなにか持って行くことにしよう。
投稿者 KQZ : 04:44 | コメント (189) | トラックバック
2004年01月28日
旧交を辛いもので温めたり
電通時代の先輩と久しぶりに食事。ベストセラー『天国の本屋』の作者先生なのでちょっと緊張してみるフリ。で、北白川も誘って4人で新橋の四川料理「趙楊」に。中華料理は人数がいないとね。前菜盛り合わせ、フカヒレ、青菜と干したキノコの炒め物、汁なしタンタン麺などなど。今回は「松本隆さんのコースで」というのがオーダーに入っていなかったようでちょっと残念。もちろんすごく美味しいんだけどもね。陳麻婆豆腐の辛さはやはり絶品。
趙楊
港区新橋1-5-1 銀座葵ビル 2F
tel:03-3289-2006
投稿者 KQZ : 05:08 | コメント (151) | トラックバック
2003年11月28日
深夜のだんだん麺 in 溜池山王
大汗をかいて寝たら風邪のほうはなんとかなったよーな気が。サラダと自家製パンで朝食をとり普通に仕事場に行く。怒濤の忙しさを抜けたら午後2時くらい。おぃおぃ、今日は健康診断だから食事出来ないじゃんか。歯が悪い時に買い込んでいたヴィダーインゼリーをちゅーちゅー吸う。会議だ雑文書きだ連載の締め切りだなんだかんだで終わったのが23時半。溜池山王から帰ってくると、駅を上がってでたところに「支那麺 はしご」が。前から出来ていたのは知っていたがこんな機会が無いと食べられないからと早速入ってみる。ほうほう、やっぱり入船にあったあのはしごと姉妹店なのね。入船ビルにいた新入社員時代に3CDの仲間と三日と明けず食べに行ってたのだ。ということで懐かしいざーさいだんだん麺を頼む。ここはタンタン麺ではなくだんだん麺と言うらしい。陳皮の香りが効いた、それでいてマイルドな辛さのスープ。んー、これだわ。ストレートの硬めの細麺と青菜にまとわりつく胡麻が合うのだ。硬めのご飯がついてきたのでこれも食食す。まんぷくー。
支那麺はしご
港区赤坂2-2-21永田町法曹ビル1F
Tel: 03-3583-5225
投稿者 KQZ : 06:36 | コメント (201) | トラックバック
2003年11月27日
風邪引いたので特製参鶏湯
風邪がひどいのだ。どうしようもなく身体がだるい。しかし忙しいので休むことも出来ず、さらには赤坂SCEで新しい企画の相談があるとか。16時の打ち合わせが18時からになってしまったので家で1時間くらい仮眠。なんとか人心地がついた。会議は盛り上がったがこれでは明日もたないと思い、今日は参鶏湯を食べることにして赤坂グレイスに。特製参鶏湯、韓国風冷や奴、野菜チヂミ、生ビールなど。しかしここ数週間ほとんどお酒をのんでいなかったのでビールが効くぅ。特製参鶏湯には朝鮮人参のスープもついてくる。これが美味しく感じられたのだから身体が欲していたのだろう。ぐつぐつと煮えたぎる参鶏湯をはふはふと食べる。からだがじわじわと熱くなってきて汗が出てくることしきり。帰りに薬局でドリスタンを買って早めに布団に入る。この前中野ブロードウェイに行ったときに買ってきた「花の慶ニ」を読み進めるが、しかしこりゃヒドイね。いやいい意味で。元の隆慶一郎の小説を面白く読んでいたからすんなり入れるけど。そんなこんなでニカニカしながら就寝。
グレイス 赤坂店
港区赤坂3-13-6 国際天野ビル2F
Tel:03-3224-0775
営業時間 11:30~14:00、17:00~24:00(L.O.23:30)、
日祝17:00~(L.O.22:30)
定休日 第3日休(12~2月は営業/年末年始休)
投稿者 KQZ : 06:33 | コメント (200) | トラックバック
2003年11月20日
吉祥寺でケーキを食べたり
夕方吉祥寺でイラスト関係の打ち合わせ。歯が痛いので昼ご飯をゼリーで済ませているのでちょっと小腹が減ってきた。ちょうど吉祥寺ユザワヤで鳴戸金時と北白川が買い物をしているとのことで合流。その後レピキュリアンでお茶とケーキ。ここはオーボンビュータンで修業した人が開いた店なのだそうな。って、何度も聞いてるけど覚えてないや。味はしっかりと甘い。そして柔らかい。オーソドックスに濃厚な味わい。家に帰ってすぐ口腔内洗浄することに決め、つややかなチョコをまとった勾玉型のバナナムースとダージリンを頼む。むーーん、のうこうー。
その後打ち合わせにでなくてもすむことが分かったのでゆっくり家で食事。今日はやわらかーい食パンにオレンジ風味の鴨ムースと豚のテリーヌをぬりぬり。春菊のポタージュ鶏団子。アボカドサラダ。トリックを観ながらふがふが。デザートは杏仁豆腐。
明日は朝イチで歯医者ー。
レピキュリアン(L'epiculien)
武蔵野市吉祥寺南町1-9-5
tel:0422-46-6288
定休日:水曜
営業時間(平日) 10:30 ~ 20:00
営業時間(土曜) 10:30 ~ 19:00
営業時間(日曜・祝日) 10:30 ~ 19:00
投稿者 KQZ : 06:24 | コメント (141) | トラックバック
2003年10月21日
昼ぶぶか、夜は浅間で日本酒三昧
午後に加藤直之さんと打ち合わせがあったのでお昼は高田馬場で食べることにしてみた。なんだ、青樹は14時でランチが終わりなのかー。残念。高田馬場はラーメン激戦区とのことで山手線の外側のラーメン店を覗いてみる。へ? ラーメン二郎の高田馬場店に行列だぁ? 三田と間違えてんじゃねーの?
結局、時間もないので駅近くの吉祥寺のぶぶかの支店に入ってみた。なんだかすごく広くて近代的なお店ですわ。周囲はみんな油そばを頼んでいた様子だったが卵もやしラーメンをオーダー。
かくし味にミルクを入れる店はいろいろと知っているが、こんなにもクリープ臭い店は初めてだわさ。つか、吉祥寺に最後に行ったのがもう2年以上前だから違う店だと思えばいいのか。胡椒と豆板醤をたんまりいれて乗り切る。
そして夜、
四谷三丁目の浅間に日曜日に京都に行くので蔵元との食事会に行けなくなった挨拶がてらに行ってみる。ほうほう、日本酒不興に対抗するために90ccでも飲めるようになったのね。
でもってまずは羽前白梅の俵雪(山田錦)。取り口としてはスクウェアすぎるかなぁ。こういうのは食中酒としてつるりと飲むほうがいいかもねん。ぬる燗にしてもしてもよさそうだし。続いて東洋美人の純米吟醸・愛山。これは十四代の高木さんプロデュースとのこと。しかし味が乗りすぎていて甘味だけではなく苦味までも感じられてしまっていた。聞いてみると開栓してから一週間だとのこと。なるほろ。この温度だと苦味の方が先に出るのね。指摘したらば開けたての一杯もサービスで出てきた。ありゃ、これは確かに硬いわな。香りの良さや飲み口としてのフルーティーさはかなりあるものの。デキャンタージュするかぬる燗がいいのかも。
おつまみは焼き牡蠣、鯵タタキ、おでん、冷ややっこといったところを頼む。
続いてのお酒は松の司の冷おろし。んー。ブルーラベルしか近ごろ飲んでなかったけど、冷おろしあたりだとだれるわけね。鼻で感じる香りと舌先にくぐる味と喉ごしから感じる酸味が若干後ろにばらけてしまった感じがする。つまり爛熟ゆえのだれ感というか、冷やでのむには少々まったりしすぎというか。はせがわ酒店から浅間というルートからすれば温度管理はしっかりしている筈だから、単に酒質の問題か。これもぬる燗かなぁ。だとすれば焼き牡蠣にはベストかも。続いて惣邑の限定斗瓶囲い。これはさらり。今年の当たり蔵だあね。つまみとして野菜の煮物と銀鱈の煮物を貰う。んー。野菜の煮物は思ったより甘いし鱈は塩が利き過ぎてて硬いくらいだよーん。鳴戸金時のわがままなリクエストで美丈夫の舞(山田錦)の薄濁り微発泡の上澄みだけを貰う。んーむ。たしかに発泡してれば先程の松の司みたいな口の中での味の展開具合のばらけかたは気にしなくてもいいしね。ま、面倒くさい事いわずにおいしいわけですが。最後に川エビの唐揚げをたのんで、山形正宗の雄町50%と早瀬浦の山廃純米を貰う。山形正宗は出羽桜の蔭に隠れてはいるが実力蔵なわけで、雄町をうまく馴らして熟成してあったのでした。早瀬浦の山廃はデザートチックに戴いてみたり。しかしこれだけ味を利いてみても一切瓶香がでてないからちゃんとした店だよなぁホントに。サービスでホタテの磯部焼きやら美味しいお味噌汁を戴いて10時過ぎに退散。あやや満腹なりー。
投稿者 KQZ : 02:53 | コメント (158) | トラックバック
2003年10月12日
合羽橋に行った後、九平次の蔵人さんと中華に
合羽橋に行って鮨なかむらさんの結婚祝いの薬研を買う。合羽橋祭りの最中ということでかなりの人出。スパイスの特売や京都で松茸をお土産で送る為の籠などを買い込む。抽選券を3枚貰えて引いてみると4等賞で1,000円ゲット。おお、当たることもあるもんだ。上野まで歩いて帰る途中にそれなりに有名らしいアップルパイ屋さんがあり2ピース買って帰る。紅玉(?)の酸味とカスタードクリームがなかなか美味しかったけど作れないってほどでもないかな。
夕方、醸し人九平次の伊藤君が東京最後の日だとのことで夕食に行くことに。永田町のビジネスホテルに泊まっているので、近場ということで溜池山王の過門香に予約。ま、愛知県にはなさそうなオシャレーな感じかな、という選択だったり。休日のお勧めコース3,000円に旬の魚1,500円を追加してみたが、サービスのお姉ちゃんが全く要を得ない。「今日の魚ってなんですか?」「えっと、あの… 聞いてきます………あ、鯛と、あの… は? あ、今日は鯛があまりよくないようで、あの、その、えっと、やっぱり聞いてきます」
下手にインカムがあったりするとそれに頼るからいけないんだよなぁ。今日使う食材くらい手のひらに書く勢いで覚えるだろ普通。ま、いいんだけど。結局、黒ソイを一匹使ってくれるとのことだったので、「調理法はどんな感じになるんですか?」とごく普通の質問をしてみる。…が、やはり撃沈。ま、しゃーないか。清蒸あたりがいーかなー、と思っていたら、三度引き返してきた後の彼女が「コリアンダーは大丈夫ですか?」と聞いてきた。ほう、やはり清蒸なのかな。もうこの辺になると何が出てきても面白がれるくらいな状態になっている。「コリアンダーって、パクチーですよね?」「は、いえ、コリアンダーです」「え? スパイスで出てくるんですか? 乾燥して? シャンツァイではなく?」「(困惑)」もうどうでもいいやぁ。かまわずに伊藤君にパクチーは大丈夫か聞いてみてそれに決定。
コースはまず6種類の冷菜盆から。ふむふむ美味しい。生ホタテの中華
風が甘くて美味しかった。続いて中華スープ。フカヒレがホンのちょっとだけ入っていたかな。値段の割にはよいかと。お次は点心。ここの売りでもあるショウロンポウと海老焼売と肉焼売の盛り合わせ。ここの土日の点心コースだと、ストローでスープを吸う形の蒸し物が三種類も出てきてなかなかイカスのだが今日は普通な感じ。赤酢を貰おうとしたけどこのお姉ちゃんだと持ってくるまでに蒸し物が覚めてしまいそうだったから諦める。お次はイカと野菜の中華炒め。甘くて大きな唐芥子がいい香り。かぶるようにして中華茶わん蒸し。しっかしコストパフォーマンスがいいよなぁ。この皿数とそれなりの味と雰囲気は。ま、サービスはしょうがないか。茶わん蒸しをふうふうしている間に黒ソイが一匹登場。清蒸風だがちょっとあつあつな感じがしないぞ。ありゃま。でも味はなかなか美味しい。それだけにあつあつで出して欲しかったなぁ。清蒸はピンクガルーパに限るのう…などという話をしつつはぐはぐはぐ。最後に枸杞の実入り中華粥でしめ。デザートはココナツゼリーにタピオカソース。サービスの烏龍茶を飲みつつ、後で銀座のODINに行くことに決定。
そそくさと出てきて銀座線でODINへと。まずはモスコミュールを伊藤君に勧めつつ我らはジンフィズを頂く。菊ちゃんに九平次の紹介をして酒談義とかとか。その後スモーキーマティーニやら大昔のWhite Horseを飲んで終了。
伊藤君には錦松梅やらちりめん山椒を送ってあげることにする。
投稿者 KQZ : 02:45 | コメント (18) | トラックバック
2003年10月05日
実家、吉祥寺、中野
久しぶりに練馬の実家に行ってパンを置いてきたり郵便物を引き上げてきたり。
その後吉祥寺にバスで向かう。ちょっとだけ買い物をして焼肉の李朝園に。おや、今日はすんなり入れたぞ。いつもは30人並ぶのは覚悟の店なのに。まいいや。生ビール、豚足、舌塩、特上リブロース、カルビ、豚バラ・豚トロ、豚ガツセット、キムチ盛り合わせ、サムチュ。ここの豚足はなぜだかえんらくおいしい。しゃきしゃきと歯ごたえがいい。サムチュについてくる味噌も豆の甘さがおいしい。他の肉も区内部では考えられない安さ。今日は豚のセットがよかったナリ。特上リブロースはいつもよりちょっと落ちた感じでしたが。最後にテグタンを頼んでシメに。
ついでBar Woodyに。お世話になったので塩茹で落花生をお土産に持っていく。季節の梨と巨峰がおいしいとのことでオリジナルのカクテルを頂く。梨と巨峰とグラッパを使った「収穫祭」というのがデザートっぽくておいしかった。
先客の老夫婦が「Web Master」がお好きとのことでしばしお話など。
豚タンのスモークが出てきたのでスモーキーマティーニとマティーニを追加オーダー。香り付けにラフロイグを使ったスモーキーマティーニはかなーり美味しい。正露丸のにおいというかなんというかスモークした豚タンにあう。出てきた燻製はかなりやわらかい仕上げでジューシー。コレくらいでもいいのね。ふむふむ。
最後にWeb Masterとラスティネイル。あやあや、Web Masterがめちゃくちゃおいしいじゃんかさ。Woodyはジンやラムをカクテルに使う時に、冷蔵庫で冷やしてあるものと常温のものを微妙な割合で混ぜて使っている。きりっとしたキックはチルドのラム、アルコールの甘みは常温のラムがそれぞれよく出ているワケで。でもジョージさんの爺汁のパワーにはかなわないよねー、という笑い話も。帰りしな階段をおりきるまで見送ってくれる田中さんはやっぱりいい人だにゃー。
と、帰るところがまだ9時半ちょっとすぎ。久々に中野のGeorgia Moonに顔を出してみる。奥の席に陣取ると葉巻のいいにおいが隣からしてきた。じゃ、こちらでもスモーキーマティーニを頂きますか。ジンフィズも頂く。ここのスモーキーマティーニは40:20とモルトの割合が高い。これはこれでひりりとよろしい。最後はやはりバーボンでしょ、とMichter'sという廃盤物を頂く。うむ、口に残る苦味が病みつきになりそうな。時間が経つにつれ開くことが分かったのでテイスティンググラスに代えてもらってぐるぐる。ほうほう、先月のカクテルのランクはぐるぐるやっぱりロングが多いのかねーぐるぐる。
李朝園 (りちょうえん)
0422-22-2901/武蔵野市吉祥寺本町1-8-3コスモビル4F/火休/焼肉
BAR WOODY (ウッディー)
0422-22-0860/武蔵野市吉祥寺本町1-10-8山崎ビル3F/火休/バー
Georgia Moon (ジョージアムーン)
03-5385-3120/中野区中野3-34-23 B1/無休/バー
投稿者 KQZ : 02:36 | コメント (2) | トラックバック
2003年09月23日
櫻川のランチなど
ODINの菊地夫妻に誘われて櫻川でランチ。
胡麻豆腐は葛が多くてつるりと。夏っぽい時期ならぴったりか。
お作りは東間の鮪とイカ、平目。イカの甘さと溜り醤油の甘さが打ち消しあってしまいがちなのが残念。このイカにはあっさりした紫があう。
鱧と松茸の土瓶蒸し。味というか出汁が基本的に力強いのが特徴か。といってもバランスが崩れていない。うまい。鱧の骨切りに「?」と思っていたら菊ちゃんもそうだったらしい。骨切り包丁ではなく柳葉でやっていると聞いて納得というかふーん。
合間にODINの繁盛作戦や新規展開の話、知り合いのお店情報なぞを。六本木なかむらさんが結婚したとかで今度お祝いを持っていかねば。ゆうじさんは九州の焼き肉屋を5日通って15店も回ったとか、新橋のしみずの大将がネイルケアに通っているとか、東京カレンダーに小林シェフの店も出ているとか、とか、とか。
スペシャリテの松茸のコロッケが登場。なるほど面白し。松茸の香りがいきていてこれはなかなかいい。じゃがいもに出し汁をもっと効かせてあげてもいいのではないかなぁ。
煮物は芋蛸南京。ミョウガが香味のポイント。やはり出汁が力強い。吉兆の伝統か?
ご飯物は湯葉とフカヒレのあんかけと、子持ち鮎とモズクの雑炊を一つずつ貰ってシェア。フカヒレの戻し方がちと水気不足のようであんといまいち絡まってないのが残念か。まぁこの値段だから食材費もアレだし本格的に戻すのは手間がかかりすぎるから… しかし美味しい範疇であるのは確か。むしろ軽く炙った子持ち鮎とモズクの雑炊のほうが香り高く美味しかった。これだけは出汁をかえてる様子。
デザートその1にフルーツとココナッツムースのマンゴソース掛け。
その2はふるふるワラビ餅。桜の花びらの塩漬けの乾燥したものが乗っていてアクセントになっている。抹茶がでてきてほっと一服。
しかしこの値段で5,000円は安い。静かだし。
帰り際に菊ちゃんに倉橋さんを紹介される。すると「どこかでお見かけしたような…」「いえいえここは初めてで、さくまあきらさんがここで食事をしたときに泣く泣く来れなかったくらいでして」「ああ、さくまさんには本当にお世話になっていまして…」などという会話に。聞くとどこか洋食のシェフだと勘違いしていたらしい。ま、菊ちゃんと一緒だからだろう。
食後六本木ヒルズを探索。チョコレート屋のアッシュは人が30人以上並んでいてその後ろに並ぶ気にもならず。竹やぶの森さんに挨拶に行くもいらっしゃらないのですごすごと麻布十番に行く。
お彼岸の中日だったのでおはぎを買ったりコーヒー豆を買ったりしてからピラミデでケーキ。栗のミルフィーユが寸前で売り切れてしまったので菊地旦那ががっくししていたりして。
櫻川
東京都港区六本木6-8-21
TEL: 03-3408-0039
12時~14時(L.O.)
18時~21時(L.O.)
定休: 隔週月曜(?)