2008年01月30日
日曜日は「銀座の画廊経営」出版記念パーティーへ
日曜日のこと。
いつもお世話になっている野呂洋子さんが「銀座の画廊経営」という本を出版されたというので、赤坂アークヒルズクラブで行われた記念パーティーに出席。
18時のオープンに余裕をもって到着できるように家を出たのですが、歩く道順を選択し間違えて本当にぎりぎりの時間になってしまった。あぶないあぶない。
画廊関係のお客様も多くご年配の方もお見受けしたものの、そこかしこに昔馴染みがいるのでやたらめったらとごあいさつ。外食業態が当たってお忙しそうな久保井さん、いつもマイルドなテレビ東京の大山さん、グロービスの堀さんご一家、miximouseさんと僕なんかは河野さんと言いづらい旧姓五十嵐さん、ロボット評論家として秋葉原に住み始めた石原さん、ちょい悪おやじ風なファッションに驚いたグローバルインシュアランスの柳田さん…… などなど。こういったパーティーや勉強会には久しく顔を出していなかったのですがたまには顔を出さなきゃいけませんな。「なにやってるのー」と皆さんから心配されたりされなかったり。昔はよく柳田さんの別荘やクルーザーでの宴会にシェフとして参加していたので、久しぶりにそこらへんの話でも盛り上がってしまう。ぜひ雑誌の方に出ていただきましょうとも。(笑)
さて、実は野呂洋子さんは高校の先輩でもあるのです。
と言っても高校時代にはお会いしたことはなく(時期的にもかぶっていない)、旦那さんの野呂さんともどもパーティーとか勉強会などで親しくお付き合いさせてもらっていたのでした。
銀座の柳画廊にもオープン以来なんどか足を運ばせてもらっているし、友人の結婚祝いのプレゼントに商品を購入させてもらったこともある。IBMでバリバリと働いていらした頃も存じ上げていたので、いきなり画廊の経営者へと転身されると聞いて少々面食らったものですが、今から振り返ってみると絶妙に適任だったのかもと思わざるを得ないのでした。
野呂さんから時折送られてくる画廊奮闘物語的(?)メールを楽しみにしていたのですが、今回の単行本はこれらの文章をまとめただけではなくほぼ書き下ろしたものだとのこと。
銀座柳画廊の副社長である野呂洋子氏は、もともと日本アイ・ビー・エムでシステムズエンジニアをしていた技術者だった。ところが、老舗画廊三代目である野呂好彦氏と結婚したことで、アートの世界に入ることになった。 ところが、画廊ビジネスは、絵画の流通や価格の決まり方、宣伝など、それまでのソフトウエアビジネスとはまったく違うやり方だった。本書は、一般のビジネスと異なる画廊ビジネスを紹介するとともに、日本の洋画がなぜ世界で通用しないのかを追求、世界で活躍する画家やコレクターを育成しようと努力している著者の姿を描く。
時間どおりにパーティーはお開き。
三々五々と解散し、僕は坂を六本木方向に上がっていってAbbot's Choiceに行き高橋店長とちょっとだけお話をする。
帰りしな、ひげひげ団の長老永遠のアイドルであらせられるプロ雀師の高橋純子さんがオープンしたバーに立ち寄ってみる。するとちょうどカウンターの中に純子さんがいらしたので水割りを二杯ほど飲んでようやく家路につく。
結構充実した日曜日だったのでした。
投稿者 KQZ : 00:21 | コメント (213) | トラックバック
2007年07月31日
慰労会と謎の本と桃のジェラートと乾坤一擲ドッペルゲンガー
ずいぶんと日記を書くのをさぼっておりましたが備忘録。
- 某日、某雑誌のスタッフさんたちと慰労会。
- 一部新聞なども賑わした某紙関係だったりするのですがそれはそれとしまして、と。
場所は六本木の酒友。ここは長谷川酒店が経営している和食屋さんで、さすがに日本酒焼酎の取り揃えが素晴らしいのです。
原島前店長時代にはよく飲みに行っていたのですが、礒自慢の副杜氏婦人にジョブチェンジされてしまってからはとんと御無沙汰だったのでした。
個室を取ってもらって5人で飲み食いしつついろいろと情報交換。
12時近くになってAbbot's Choiceに移動したのですが、どうも2時過ぎに寝堕ちしてしまうというどうしようもない体たらく。
反省しつつ白み始めてきた六本木の空の下、回転したてのTIPTOPというバーがあったのでヘンリーマッケンナのソーダ割りをすする。わりといい店かも。わからんけど。
- 謎の本をいただく
- ある朝のこと。
仕事場への行きかけ、お隣にすんでいるおじいちゃんがゴミ出しをしていたので挨拶をする。
ふと思い出して「そういえばこの間古本屋さんで●●先生の書かれた本を入手したんですよ」
と話しかけてみる。
すると
「どの本ですか? 私は30冊くらい本を書いているので…」
そんなに本を書かれているとは知らなかったのでタイトルはなんだったっけ… と言いよどんでいると
「いや、以前書いた本は全部間違いですから」
とにこやかに畳み掛けてきた。
…一旦時間は現在に飛び、記憶を頼りにGoogle先生に訊いてみると、あらま奇門遁甲術とかいう古代中国の方位術(でもないのだが便宜上こう書いておく)の世界では超有名人だったのではあーりませんか。
具体的なお名前は伏せますが、奇門遁甲を学んだ人なら知らない人はいないくらいの人物である●●先生の代表的著作です。前半と後半に分かれていて前半に遁甲について、後半に地理風水について述べられています。先生の遁甲は通常の三奇、六儀、八門、八神、九星などを用いず、気学に用いる九星を応用させた挨星法という呼び名の方位術を紹介されています。●●先生を支持する人は某派に次いで多いのではないでしょうか。それくらい影響力のあるお方がかかれた書籍だと思います。●●先生の方位術観を知るための入門書的なものだと思います。
であるとか、太平洋戦争後、張耀文氏を掌門とする台湾透派の奇門遁甲が昭和35年以降、●●氏に伝えられ、透派奇門遁甲自体も出版物、講習を通じて流布しました。
などという評価をなされているらしいのです。 当然、敵視する人も見受けられましたし、2ちゃんねるでもお名前がタイトルについたスレッドが2スレ現行保持中だったりしていました。
●●氏の遁甲は、中村文聡氏の気学、透派奇門遁甲を出発点としつつも数十年の研究を経て独自の理論的進化を遂げ、太古の旋式遁甲を復元した功績は日本における一大金字塔といえるものです。
……で、時間を遡り、時制は某日朝のお隣さんとのおしゃべり中へと戻る。「実は中国で完成された遁甲というものは壬申の乱でも使われた。関が原では家康が使った。
元々は●●天皇の時代に日本にやってきた学者が持ってきたもので、 中国で言う国宝です。
その持ってきた写しは現在京都の -- 詳しくはいえないんですが -- とある重要文化財の阿弥陀様の台座に胎蔵されていて、その寺の息子さんから写本が私に伝わってから約30年、ようやく全容が解明できたのがつい最近なんですよ。
過去には天皇の行幸にも使われていました」ほけーー。
梅雨明けの照り返しの中、自転車を支えながら思いもよらない伝奇話に巻き込まれていった。
だって隣に住んでいる見た目は普通のおじいちゃんだぜ?時間さえ許せば
「そうそう、ウチの爺さん旧神社庁で…」「安岡正篤さんとも仲が良かったとかで…」
とか話に乗らないでもなかったのですが、仕事前ということもあり封印。
「…50年の研究がようやっと完成したんですよ」
「では、それをまとめてまた出版されるんですか?」とノリでたずねてみると
「いや、あまりに強力すぎて実験するとなにか事故が起きるのではないかと思いまして
お世話になって方々にお知らせを送るだけにしようと思います」と躊躇されている様子。
時間も時間だったので、あくまでも近所に住む人のいいお兄ちゃんという風情を崩さずに
「また勉強させてください! お声かけしてしまい申し訳ありませんでした!」
と自転車に乗り込み爽やかに去っていった某日の朝だったのでした。
で、二日後にその秘伝の書が届いてしまったわけなんですが……
筆文字の前文に読んだらすぐに廃棄する旨認められておりまして、なかなか通読するにも気合いがいりそうなのです。
今まで気づかなかったけどなんだかすごいなぁ。
- ということで、現在の住環境をまとめてみる
- 隣に住んでる82歳のじいちゃんは占いの大家
- 別のお隣の84歳のばあちゃんは赤坂芸者に三味線教えてる
- 庭に三本足のカエルがいる (バリとかでは縁起がいいらしい)
- 庭で白蛇が脱皮してたり、近所で青大将がニョロってたり
- 緑の童貞も出没する (「メラ」と唱えると大抵のblogは燃え尽くされるらしい)
赤坂テラカオスw
- 隣に住んでる82歳のじいちゃんは占いの大家
- 桃のジェラートの完成と深夜のドッペルゲンガー(あるいは生き別れの弟)
- かねてより持ち込んでいた桃でリクエストしていた自家製ジェラートができたというのでAbbot's Choiceに試食に行く。
おー、いい出来でおます。
今年の第一弾は岡山の白桃と長野のモノをブレンドしたらしい。ねっとり濃厚かつ上品な香り。
実は当日山梨産の農家自家用桃も持ち込んだので、今年は違う味わいのジェラートも楽しめるのです。
明日は清水白桃が来るし。どんだけ桃好きなんだよ>オレほどなくして電話にODINの菊地さんからメッセージが入る。
なんでもWebの更新の相談があるとかで、Abbot's Choiceでおちあうことに。
スタッフ一同に緊張が走ったりしてたわけですがそこはホレご愛敬ご愛敬。
なんだか混んでいて立ち飲みしつつつまんだジェラートは菊地さんにも好評だった様子。よかったよかった。ゆっくり話せるところに移動しようということで、以前よりキャラが似ていると思っていたBambooの叶野さんと会わせっちまえ、と画策。
もちろんそんな雰囲気はおくびにも出さずに席を確保して移動移動。(うきうき気分なので動詞を重ねて形容詞&体言止め的に使用)果たしてカウンター入口の止まり木が二つあいていたわけです。
ふと見ると叶野さんは気づいているらしい。なかなかこちらに来ない。(ニヤニヤが止まらない)「えーおこんばんわぁ」と叶野さん。
「えーっと、この人は…… お酒とグラスが好きな人」 おぉ、なんとか笑わずに言えた!僕は有次で特注をかけたという銅のカクテルグラスを使ったマティーニを、菊地さんはなにやらモルトをオーダー。
なに、銘柄? そんな細かいことよりも見てて面白いことが目の前にあるんだから気にしてねーっての。「オペレーション入ります」
いつもの叶野節が店内に響く。
そして目の前に二つのグラスが並ぶ。「お、このグラスは○△※×◎の▼□$ですね」 と菊地さん。
すると間髪入れずに 「いえ、○△※×◎なんですが、●●年にでた復刻です」 と叶野さん。
「あぁ、復刻なんてあったんだ… これって……」見えないところで丁々発止乾坤一擲火花が散っているようであったわけです。
オタクはオタクを達人同志はこういった言葉目配りの端端でお互いの度量を推し量るわけですな。
その会話の間にバンブーカクテルを追加オーダー。
我ながら的確なオーダーである。(グラス的に、というお話。カットグラス、特注の銅製品、そして手吹き手書きのグラスと)「お、これはきれいな…」と菊地さん。
頃合いもよし、と叶野さんに 「実はこの人、ODINの菊地さんっていう人なんです」 とネタばらしの儀式を一応行う。(絶対気づいてるはずだし)
「あぁ、僕一度か二度伺った事ありますよ」 と叶野さん。こうして、東京の一部のバー業界では「似ている」と評判の二人が邂逅した記念すべき夜だったのでした。
やっぱり何となく似てるよなぁ、この二人。
しかしこの変人バーテンダー二人のサイトを両方とも手がけているというのは、果たして間違っているのか否か。
…と、ほんの少し悩んですぐに忘れる夏の夜だったのでした。Bamboo BAR Coctail&Whisky
http://www.bamboo-kyoto.net/BAR ODIN - バー・オーディン
http://www.authenticbar.com/odin/
投稿者 KQZ : 01:01 | コメント (165) | トラックバック
2007年07月23日
土曜の鰻の日
「土用の丑の日」のタイプミスではない。
土曜日は長野屋酒店の林さんにお誘いいただいて、ウナギに会う日本酒とワインの選定会に参加したのでした。
場所は赤坂の「勢きね」
元は西麻布の八百徳でやってらしたのが一年と半年がとこ前に独立されたのだとか。
家から数えたら2-3分だったかな。極めて近い鰻屋さんなのでした。
集まった面々はというと酒屋さんの林さん、酒問屋さん、蔵元さんお二人(大海さんに本田さん)、月刊居酒屋編集長というプロ5人とこちら素人は一人っきり。
出てきたお酒は龍力の特別純米生原酒をずらり。山田錦、山田穂、雄町、神力の4種の米違いに去年の新酒&一年半熟成の8種類。加えて火入れの山田錦の9種類。
ワインは白2種類、赤9種類というとんでもない数である。
これらのそれぞれを、白焼き蒲焼きのどれとどう組み合わせるとうまいのか、塩・山葵・山椒・胡椒・醤油という薬味との組み合わせも考えると膨大な数の利き酒をせねばならないのでありますハイ。
日本酒に関してはぬる燗、熱燗、上燗なんてバリエーションも試したし。
結果的に3時間かけてウナギをいくつ食べたのかわからないくらい食べ、一番うまいと思われる組み合わせを互いに選考しながら終了。
今回のうなぎは三河産の新子とのことで、ふっくらとした焼き加減とあいまって最後までおいしくいただけました。うまいやココ。
山田錦の構えの広さも魅力的でしたが、やはり火入れはどんぴしゃりで合うなぁ。
白焼きには山椒が利きすぎると日本酒もワインも総崩れになっちゃうけど、ほんの少しだけ(塩10粒に細挽きの山椒一粒程度)だけ利かせるとこれが抜群に合うというのも印象的。まぁお店で出す時にはお客さんは勝手にかけちゃうだろうから、こういう食べ方は難しいかもしれないけども。
白ワインは樽香が前面に出るタイプだとかなり厳しい。
赤はタイプによって、あるいはうなぎのたれの甘辛との組み合わせによってかなり差が出てしまう。
…なんていう話も尽きずに、二次会として赤坂は穣に移動してビールと焼酎を飲みつつ業界話に花を咲かせて健全にてっぺんくらいで解散と。
うなぎ 赤坂 勢きね(せきね)
港区赤坂9-1-7 赤坂レジデンシャルホテル1階
Tel: 03-5410-1500
営業: 平日 11:30~14:30(L.O.13:30) 17:30~22:00(L.O.21:00)
日祭 11:30~15:30(L.O.14:30) 17:30~21:00(L.O.20:00)
定休: 土曜日
投稿者 KQZ : 17:50 | コメント (218) | トラックバック
2007年03月25日
やっぱり並ぶよヨロイヅカ@東京ミッドタウン店にはトヨタ式カイゼンが必要かも、というお話
(テイクアウトして家で撮影したトシ・ヨロイヅカのケーキ。うまいー)
オープンを間近に控えた東京ミッドタウンですが、今日はご近所内覧デーということで招待状が来ていたので早速行ってみたのでした。
とりあえずは縁起物なのでトシ・ヨロイヅカに行ってみると……
相変わらずの行列。
とはいえ恵比寿よりは短いので並んでいると一向にこれがはけない。
テイクアウトの10人程度の列が消化されるまでたっぷり40分かかっています。1組7分とか?
ということで、鎧塚さんのところにはトヨタ式カイゼンが必要だと思うわけです。
鎧塚 俊彦の世界
http://www.grand-patissier.info/ToshiYoroizuka/
まず店舗設計がどうにもこうにも。顧客動線も情報経路もすべてブチ切れています。
せっかくレジが二つあるのに隣り合ったところに並んでいるためまったく機能していないのもアホらしい。(混雑してたのに一つしか使ってなかったくらいですわさ)
これは建築設計出身でありイベントやゲーム、店など諸々とサービス運営をしてきた者としては突っ込みどころが満載なのです。
- 間口左端に位置する入り口からテイクアウトは右奥にいざなわれ左方向へ戻ってきながら注文するという流れが出来ている(イートインは奥にまっすぐ行って座って食べてそのままUターン)
- テイクアウト注文時にショーケース越しにアイテムを選ぶとスタッフ1がそれを紙に書き写す
- その紙を離れたところ(入り口横)にあるイートインと兼用のレジまで客が自分で持って行きスタッフ2に対して清算する(ここでイートインの人たちとぶつかる)
- その間に先ほどの注文用紙の写しを元に別のスタッフ3がパッキング
- 会計を済ませた客は入り口付近のごちゃごちゃしたところで右往左往しながらお菓子の詰まった袋が届くのを待つ
- 「○○様、ご注文の○○をお待たせしました」という声が飛び交う(が、接客していた本人ではない=スタッフ2なので声を上げて確認するしかない)
といった具合です。
お分かりの通り、イートインとテイクアウト双方の清算、袋の受け渡し、傘置き場、スタッフの出入り…… などなど、入り口付近にどうしても人がたまってしまいます。静謐さのかけらもありません。
当然ながら外で行列を捌いているスタッフ4にひと目で状況が把握できるはずもなく「あと何分くらいかかりますか?」という質問に的確に答えることが出来ないのです。
また、手書きのシートを元に同じような確認作業を何度となく繰り返しています。
これはこれで高級感を出すことも出来るのかもしれませんが、それならば『快適な待たせ方』も研究提示せねばならないでしょう。
今回のような大きさの店であれば、テイクアウト用のレジは右奥に配置し入り口すぐから右奥へという誘導経路を作り、一顧客一スタッフで注文受注・パッキング・清算・お見送りまで一括して行うのがおそらくエクセレントな解法なはず。いったん右奥に行ってから戻ってくるというのは焼き菓子を窓側に見せて行きたかったのでしょうが、右壁突き当たりにレジを用意してその周辺に配置したほうがずっとかっこよくできるだろうし。このままでやるのならせめてPOS対応するとか。(高級感はなくなりますが)
恐らくお菓子作りの現場である工房内は無駄の無い構成ですべてのものが配置されているのだと思いますが(そうでなければ美味しいケーキを作り続けられるはずないしー)、こと店舗のサービスに関しては設計事務所に想像力が無かったのではないでしょうか。(知り合いのところじゃないことを祈りつつw)
また顧客満足にとっては人的なホスピタリティやテクニック(顧客の誘導など)も大きな課題なのですが、鎧塚に入社するような子にとってフロア捌きの仕事は余りやる気の出る職種でないだろう事も根本原因としてあるのかもしれません。
でも、そういうところが出来ないと(というか自分で気づけないと)何をするにしても大成しないとも思うのですがねぇ……
モチベーションを喚起させるのはむつかしいですが。
※レジで清算しているときに鎧塚さんがなにやら合図されていたらしいのですが全然気づかなかったので、ここら辺のお話を伝えておいてくださいまし>某変態バーテンダーKさまあたり
投稿者 KQZ : 21:39 | コメント (335) | トラックバック
2006年09月08日
【書き忘れ】 和食とワインの会:赤坂見附かさね
おなじみのFさんに和食とワインの会にお誘いいただいたので参加していたのですが、何かと忙しくてエントリーをあげていなかったので今さらながらに書いてみたり。
さてさて、Fさんは近頃「無名のカリスマ」という名前で東京レストランガイドとか食べログとかをぶいぶい言わせているらしい。
今回もワインのセレクトは棚田くんである。
このタッグで過去にコスやらオーブリオンやらの垂直の会などもやっていて何度も至福の時間をすごさせていただいたものなのだ。
今年から徐々に復活するとの事で楽しみなことしきり。
さて、今回の舞台となるお店は赤坂の宮崎料理の名店「かさね」
お休みの日の昼間から集まった善男善女は15人だったか。
僕らはご主人を囲むカウンターを陣取り臨戦態勢である。
メンバーは日本酒関係などでお世話になっている古川さんや御湖鶴の会でご一緒させていただいた西麻布長野屋の林ご夫妻、美人なのに誕生日に女友達と日本酒の会に来てたりとリクルートにありがちな消耗の仕方をしている大谷さん、そして昔からよく食事会でご一緒させていただいているikeさんご夫妻といった面々である。
まず先付はだだ茶豆&生落花生湯がき。
下に見えるのは蛸です。
前菜はとうもろこしの冷菜仕立て。
ペースト状とうもろこしの下にはトマトのムースが隠れています。混ぜて食べると幸せなお味。
今回ワインはすべてのお皿とマリアージュさせるというコンセプトなのでアイテムも多くすべて写真に収められてなかったりするのはご愛嬌ということで。(リストは最後にまとめます)
八寸は季節野菜のお浸し&魚介の盛り合わせ。
とろり濃厚なお味の海老は何かと思ったらお出汁に漬け込んでいたのだとか。ふむふむ。ワインにあいますな。オバクジラの酢味噌和えも鯵のたたきもおいしい。
金沢野菜の金時草の色が鮮やか。ちなみに「きんじそう」と読んでいたのですが、お店の人の発音では「きんじそ」つまり紫蘇の仲間として見られていたのではないかと今さらながらに気づいたりして。
続いて鯖の棒寿司。うつくし。
「ウチは山葵ではなくて変わったものが入ってますよ」というので何かと思ったら柚子胡椒でした。
焼き鯖寿司には柚子胡椒があるのでやはりという感じにおいしい。
(築地場外でも一軒だけ柚子胡椒の焼き鯖寿司を売ってる店があるのでよく買うのだ)
冷たい一品として蓴菜&温度卵をおだしと共に。
卵にあわせるのはシードルときたもんだ。へー。ウッドペッカーのシードルは甘すぎず爽やか。
口が変わっていい感じである。
お椀はムール貝。
上に見えるのはミズの実という野菜らしい。
ムール貝はさらりとして濃密なお出汁がでるのが身上か。クラウディベイにあう。
口代わりをはさんでお造りに。
お造りは穴子の洗いと白いか。
夏らしく穴子さんがうまい。
炊き合せは鮑の酒蒸しと季節野菜の炊き合せ。
シロダツというお野菜なのだそうな。どこの野菜なんだろ?
焼物は宮崎地鶏のローストとマコモダケの味噌焼&島オクラの素焼き食用ホウズキ添え。
地鶏はイチヂク&醤油ベースの味付けでほんのり甘みが香る。
お食事は河豚の出汁で作った冷汁。(写真撮り忘れた!)
デザートはかさねのスペシャリテであるお抹茶と豆乳のデザート。
いやしかし満足満足。
ご主人の柏田氏は魚山亭の出身なのだとか。
宮崎料理というよりは派手派手しくない創作和食として堪能。
ご馳走様でした。
ワインリスト:
Saint Chinian 2004 / Canet Valette
サンシニアン・ロゼ 2004/カネヴァレ 【フランス、ラングドック】
Bourgogne Chardonnay Mountmeix 2001 / Domaine de Montmeix
ブルゴーニュ・シャルドネ・モンメックス2001/ドメーヌ・ミシュロ 【フランス、ブルゴーニュ】
Reggiano Lambrusco Rosso Secco / Venturini Baldini
レッジャーノ・ランブルスコ 2004/ヴェントゥリーニ・バルディーニ 【イタリア、エミリア・ロマーニャ】
Woodぺc家rSPQ CIDER / Bulmer
ウッドペッカー・シードル・スペシャル・クオリティー 【ベルギー】
Cloudy Bay Sauvignon Blanc 2005
クラウディーベイ・ソーヴィニヨンブラン2005 【ニュージーランド】
Buehler Vineyard Estate CS 2001
ビューラー・ヴィンヤード・エステート・カベルネソーヴィニヨン 2001 【カリフォルニア ナパ】
Markham Merlot WMG Btl
マーカム・メルロー・ダブルマグナム 【カリフォルニア ナパ】
Cloudy Bay Pinot Nour 2004
クラウディーベイ・ピノ・ノワール 2004 【ニュージーランド】
Ferrari Brut N/V MG Btl
フェッラーリ・ブリュットNVマグナム1500ml 【イタリア、トレンティーノ】
宮崎料理 かさね
住所:港区赤坂3-18-10 サンエム赤坂ビル3F
Tel:03-3589-0505
投稿者 KQZ : 19:17 | コメント (212) | トラックバック
2006年08月19日
赤坂シュマンでランチ
先週土曜日のこと。
今日は(というか19日は)誕生日だったので、
ランチにご近所フレンチ「シュマン」に行ってきました。
ちょうどシュマンも4周年記念ということで特別メニューがあるとのこと。
楽しみなり。
家からてくてく歩いて12時ちょうどくらいにたどり着く。
しかし暑い。
暑すぎる。
顔見知りのスタッフに見晴らしのよいテーブルまで誘導してもらう。
するとイケメンソムリエとして有名な柴田さんもいらして御挨拶。
まずはパスティスの水割りをいただく。あ、今日はアブサンだったか。
一応「5対1の水割りで(笑)」と数年前のオウム返しで頼んでみるが、
アブサンなのでロックグラス+水差しで出てきた。
ロックグラスの中の緑色のアブサンごしに借景の樹木が美しく映える。
水割りにして白濁した甘みをたるたると味わっていると一皿目が到着した。
アミューズグールは左からパイに乗せたイカのトリッパ、十勝産の仔牛の腎臓(ロニョン)のマリネ、胡桃とブルーチーズの入ったシュー。
なんてんですか、イカは日本酒にもあいそうな感じ。ロニョンは肉肉しておいしいなぁ。ホルモン。
続いて出てきたのが大振りの雲丹。
同時に白ワインをグラスでいただく。BANDOLの2000年。
特徴的な樽の香りと舌の上にうっすら残る皮の味が魚介類に良くあっていた。
北海道産の生うに殻の中にはトリュフと生海苔で味付けされた蟹のメランジェがたっぷりと詰まっているですよ。
生海苔とトリュフがここまであうとはびっくり。そして蟹の甘さよ。
海苔の味がそこはかとなく主張しつつも雲丹と蟹肉の甘さをひきだし、添えられているカリフラワーのクリームムースが緊張感をほぐしていい調和をもたらしてくれている。
小玉さん料理うまくなった? とか失礼な話をしながらぱくぱく食べ進める。
これはまた食べたくなるなぁ。
続いての皿は、花ズッキーニの中にオマール海老のムースを詰めたもの。
上にあしらわれているのは枝豆と天然の鮎だ。
ホタテのジュがいいお味で、皿にほんの少し残った汁気をパンでぬぐうようにしていただく。
お次はカスベ。バルサミコと焦がしバターのソース。
あわせて軽めのブルゴーニュの赤をいただく。
こりこりと歯にあたりくだけてとけていく軟骨の食感がたまらない。
これは二年ほど前にいただいたことがあるが、前回と較べると火の加減がベストになっていた。(前はちょっと硬かったのだ)
口代わりのキウイシャーベットをはさみ、メインに来るはブレス産仔鳩のロースト。
内臓を使いエキスのしっかりつまったソースでいただく。
柔らかく濃くジューシーで美味。
下に敷いたキャベツが甘くておいしい。
ちなみに右に見えるナイフはラギヨール。
肉を食べながら知り合いの話やら逗子の獣肉の話やら。
気づくとこの時点で店はもう満席である。
あんまり柴田さんを独り占めしてしまうのも悪いので短いタームをつなぎつつ。
赤ワインをもう一杯おかわり。
で、お約束のチーズ。
「知り合いに子供が生まれたんですけど、どんなプレゼントがいいですかねぇ」
などといった質問を受けたり世間話をしつつとろとろのエポワーズと36ヶ月熟成のミモレットをいただく。
あぁ、話をしていたらカマンベールの真ん中にトリュフを山ほど挟み込んだものを食べたくなってきた。
デゼールは二種。
左の写真はサングリアで煮た桃のコンポート。上に乗っているのはミント。
ここのところ桃づいている我々であったがはじめての味である。美味。
そして下が驚きの一皿。
あまーいフルーツトマトのグラニテにカスタードクリームをかけて一回グラタンに仕立てて、その上にプロヴァンス産黒オリーブのジェラートを添えてあるのだ。
黒オリーブのジェラートとフルーツトマトが出会うといくばくかの塩味が口の中に浮かんできてクリームとともに消えていく。正体はグルタミン酸ですな。
これがまた冷えすぎているといかんのだろうなぁ。酸味ばっかり立っちゃって。
温度管理も最高の一皿でございました。
で、締めのエスプレッソ。
柴田さんがにこにこしながら「食後酒にどうぞ」とマディラを注いでくれる。
自分でも一杯立ち飲みしながらあれやこれや。
ふぅ満腹&満足。
お値段は、通常のランチのお任せコースだと5300円なり。
今回は夜のコースをお願いしてしまったがそれにしてもお値打ち。
お会計を済ませると、ドアの外で小玉さんが待っていてくれてそこでもしばし立ち話。
また機会を見つけてこなければ。
帰る道すがらやまやに寄ってパスタとビールを買っててこてこと帰宅。
Chemins シュマン
http://www.chemins.jp/
住所: 港区赤坂2-17-7赤坂溜池タワーANNEX1階
TEL: 03-3568-3344
営業: 11時30分~13時30分(L.O.) 18時00分~21時30分(L.O.)
定休: 月曜日
投稿者 KQZ : 23:59 | コメント (111) | トラックバック
2006年08月15日
なぜか赤坂コムアラメゾン
月曜日のこと。
21時過ぎまで仕事をしていたらODINの菊ちゃんから電話があり、急遽打ち合わせ飯をすることに。
場所は赤坂コム・ア・ラ・メゾン。ランド地方の郷土料理を出す店だ。
家から激近&多分3年以上は来ていないのでは、と。
念のため電話番号を確認するためにネットで検索してみると、あらま/mさんのお名前を発見。
不思議なものです。
コム・ア・ラ・メゾン(COOME A LA MAISON)/フランス料理/赤坂[食べログ.com]
http://r.tabelog.com/tokyo/rstdtl/13002186/
仕事場の冷蔵庫に置きっ放しだった白桃をお土産に自転車ですぃー。
やっぱりお盆の東京は空いてるなぁ。
クローネンブルグを飲みながらしばし待ちつつ。
程なくして菊地夫妻が到着。
なんでも実家に戻ってきたその足だという。
デミのシャンパンを貰って乾杯。
お薦めは、ということで鴨の心臓の串焼きは確保。
シェーブルを使ったクルミドレッシングのサラダとジャガイモのグラタンもいただく。
どれも好印象。
シェーブルをパンの上に乗せてオーブンで焼き、とろーりととろけさせたのもアイデアである。というかこういうものなの?
鴨の心臓が来たのでグラスの赤ワインにスイッチ。
表面にはニンニクが利いているが肉は至ってシンプルな血の味が残る素敵なレア加減。
今日はランド産ではなかったとのことだがうまい。
続いては赤パプリカにツナを詰めた煮物とトリップ。
食いしん坊の菊地さんがいるのでお勧めだという烏賊の墨煮も追加オーダー。
トリッパの煮物にはトマトを入れたものとそうではないのとの二つあるらしく、コム・アラ・メゾンのものは後者。白ワインとブランデーで煮込んであるのだとか。ガスコーニュ風とあとなんだったかな?
これにはアリオリソースがよくあう。
烏賊の墨煮はちょいピリ辛で濃厚。パンに付けてソースまでいただく。
デザートはパッションフルーツと洋梨のソルベ。カヌレもサービスでいただく。
そしてハーブティー。
話の内容はあっちこっちにうろうろと。
シェフも参加して菊地夫妻とのフランスのレストラン談義をあれやこれやと伺う。
前からフォアグラを取ったあとの身がどうなるのか気になっていたのだが、現地ではざっくりと煮込んで食べたりするらしい。でも日本だと難しいんですと。ちょっとしたトリビアにへー。
そのほかには…
- タリスカ内田さんに対する「北斗の拳じゃないんだから」→レモン絞りのコンボ
- 幻の桜の井口さんが「彼女できました」といってるけどホントか?
- 六本木龍吟の話題
- スペインに料理の案件で行くの? とかいう話
- 某すし店の話題
- オーグルマンの話題
- 逗子の獣肉屋の話題
- ゆうじさんが釣りと猟にハマってしまったという話題
- 新店舗を作るなら、系の話題
- 熊の手をオヤっさんから入手したら桃の木の小林さんが料理してくれるので人数を集めて食べてみよう、とかいう話題
- 菊地夫妻も行けたら京都松茸ツアーに参加したいとかいう話題
- blog作りたいとかいう話題
- 西谷さんがI女史にぶちきれたというお話
- アイスの作り方の話題
- 某店がお休みなのは産休? とかいうお話
- 宮下さんの取材法とかいう話題
- 岡村さん、箱根富士屋ホテルスタッフをしかりながらハーブティーを教える、の巻
…などなど
なんだか飲食業の話ばかりだが、菊地さんは僕のことを何だと思っているのだろう?
まぁいいのではあるが。
1時くらいまでおしゃべりして解散。
あー楽しかった、と。
コム・ア・ラ・メゾン COOME A LA MAISON
港区赤坂6-4-15 シティマンション赤坂1F
Tel: 03-3505-3345
休日: 日曜、祝日の月曜
営業: 月~金 18:00~翌1:00(L.O) 土 18:00~24:00
投稿者 KQZ : 23:59 | コメント (137) | トラックバック
2005年09月14日
打ち合わせ祭りのち赤坂の京都バーBamboo
なんだか色々と打ち合わせが重なる。
ほーほーふむふむ。
力いっぱい止めたのにどうしてもやるといって聞かないキャンペーンが動き出してしまったので逃げの文面だけ考慮してあげたり。
けせらせら。
困るのはそっちだと思うんだけどなぁ。
夕方に切込隊長の所の人が数名きて打ち合わせ。
あーでもないこーでもない。
世間話のほうが内容が濃かったりするのは秘密だ。
夕方。
八街から取り寄せた茹で上げ落花生の袋を引っつかみ赤坂の京都・Bambooに。
mamsugaさんが京都で唐長に寄った際に「東京のバーで唐長の壁紙を使っている店が…」「あぁ、ウチで何度も打ち合わせしましてねぇ。五三の桐の」「そうそう」という会話が11代目奥方となさったというのでその報告だったのだ。
- 註:「五三の桐」くらいは覚えておいてもいい常識なのでイメージ検索しておこう→五三の桐 - Google イメージ検索
ちなみに「五七の桐」というのもある。ちなみにちなみに春日の松は…(略)
ビールの小瓶からはじまってアラスカ経由ロブロイ。
今年も五山の送り火の消し炭をいただく。
ありがたいこってす。
聞くと叶野さんも10月の京都松茸ツアーのあたりに帰京されているとのことであちらで合流するかも。
また、Bambooもサイトを構築したいとのこと。
イメージは既にあるらしいのでデザイナーを紹介しますか。
authenticbarからリンクするなり場所だけ提供してもいいしね。
Bar Bamboo
港区赤坂3-19-3みすじ通り西入ル南側
Tel: 03-3589-4170
営業: 18:00~03:00
定休: 日祝日
帰りしな、近所に先輩がレストランをオープンしてレセプションをしていることを思い出して急遽顔を出してみる。
が…
レセプションだとはいえサービスがひどすぎる。
「All Aboutで飲食系のガイドをしている人がコンサルに入っている…」とか言っていたが所詮は素人仕事か。All Aboutといえば以前「二度と行かない」カテゴリーに入れた店を絶賛していたこともあったし、どうも信用ならないなぁ…
リアル/オンライン、有料/無料、瞬間/永続を問わずサービスマニュアルはたくさん書いてきたけどこれではてんで話にならない。手持ち無沙汰な新客が入ってきてキョロキョロしているのに、それも目が合って認識しているくせに、店員同士の無駄話を続けて壁にもたれかかっているとは死んだ方がましだ。大体そんなヤツは面接で分かるだろうに。経営している先輩は営業コンサルとして独立開業したばかりのはずなのになぁ…
店名は出さないけども、哀しくなって5分で出てきて夜の赤坂を歩いて帰ってきましたとさ、とだけ書いておこうっと。
投稿者 KQZ : 23:59 | コメント (145) | トラックバック
2005年05月07日
ご近所の新しい店と仲のいい店とまたも新しい店と
すぐ近所でもう二年くらい前から工事をしていたビルにこの5日からテナントがやっとオープン。
半年くらい前から「パティシエ募集」とか書いてあったのでケーキ屋ということはわかっていたのだが…
ということで赤坂点検隊。
店の名前は「コルド・シュール・シエル」だとか。
1階だけがオープンしており、地階と2階、3階も飲食店舗になるようだが、まだここだけしか開店していない。2007年の旧防衛庁跡地の再開発まで持たせるつもりなのかなぁ??
「フランシス」というお薦めっぽいケーキと「なんとかノワール」とかいうチョコレート系のケーキを頼んでみる。
ま、可もなく不可もなくという感じ。几帳面に作ってあるってのはよくわかるんだけど、なんかこう後に残らないのだ。
フランシスは下半分のピスタチオの部分と上半分のムース部分とが同じような食感だしベリーソースの酸味がぼやけているのでインパクトがなんとも。くちどけとかのさっぱり感はいいんだけどな。
もうちょっとメリハリがあるとうれしいか。下のピスタチオはもっとしっかりとナッティに、上のムースはババロアのようにふんわりと、とかとか。
夕方になり、久しぶりに神谷町のカマロンに電話してみると今日は席が空いているという。らっきー。
ここ半年くらいかなり混み混みになってしまって入れなかったのだな。ゴールデンウィークの狭間狙いで正解。
まずはいつものカマロンセットでスタート。
シェリーとスペインオリーブ、茹でエビのセットをつつきながら今日の料理の品定め。
定番のオムレツはかぼちゃとほうれん草。色がキレイ。
赤ピーマンのリコッタチーズ詰めはしっかりとしたパプリカの味がチーズとあいまって白ワインが進む。
本日のおすすめからは「鴨の砂肝の燻製とマッシュルームのソテー」と「紋甲イカの網焼きイカ墨ソース」をチョイス。 鴨の砂肝はシャリシャリとした食感で楽しい。イカ墨ソースがおいしいのでパンをもらって皿を掃除しながら食べまくる。
お酒は白ワインからラ・ヒナータのナポレオンフィノに。
シメにはやっぱりパエリア。今日はマジョルカ式ポークパテと新ジャガとズッキーニ。
豚のパテが濃厚でおいしい!
須釜さんが「おいしい塩があるんですよー」と若狭湾の塩をぱらりとパテに振りかけてくれると味がいっそう濃くなる。
今日はシェリー酒日和と勝手に決めてしまいお次はプリンシルのアモンティリャード。色もじんわりとスパニッシュなのだ。
食事をしながら須釜さんの高校時代のかわいいデート話やパエリアに使っている「ARROZ BOMBA」というお米は須釜さんがスペインから日本に初めて持ってきたとかいう話やら魚の干物のスペイン風の食べ方やらの話に花が咲く。
もういっぱい赤をもらっちゃおう、と思っているとCep D'art 99を薦めてくれた。うん。香りも味もいいバランス。安いし。
そんなこんなで秋に一緒に生ハム工場に見学に行くことなども決定。
それと、なんでも5月6日に「バル カマロン」を近所にオープンしたというので、Abbot's Choiceとショップカードの相互紹介をしてみたり。しかし須釜さんは僕のことを何している人間なのかすっかりわからなくなってしまっているようだ。こっちもわからんし。
てなことですぐ近所にあるという「バル カマロン」にふらふらといってみることに。
場所は神谷町の駅から徒歩3分くらいか。飯倉の交差点方面にいき八幡町の歩道橋のふもとにある翁寿司を右折してすぐ。
9坪のこじんまりとした清潔感あふれる明るいお店にはいると陽気なペルー人のお兄ちゃんがお出迎え。日本語上手だなぁ。
内装は白を基調にしており、「コルドバの裏路地をイメージした」のだという。立ち飲みメインでラフに楽しめそう。
メニューはピンチョスが10種類くらいに煮込みと焼き物が数種類。
デザートにプリンとアイスクリームの盛り合わせをもらったところすこぶるおいしかった。昼間に行ったケーキ屋より。
アイスは愛宕にある「SOWA」のものだとか。地元密着型バルなのだな。
16時から営業してるということなので、TXあたりと打ち合わせのときにでもへろりと寄ってみるのもいいかも。
んで、最後の最後の締めにAbbot's Choiceに行ってショップカードを置いて帰ってきてもまだ23時。
早いなぁ。
カマロン
港区虎ノ門3-11-8
Tel: 03-3432-7772
日祝定休
18:00~23:30(L.O.)
バル カマロン
港区虎ノ門5-8-11
Tel: 03-3432-8804
日祝定休
16:00~23:00(L.O.)
投稿者 KQZ : 23:36 | コメント (160) | トラックバック
2005年03月26日
赤坂早春賦
朝起きてみるとすんごい暖かいのでびっくり。
突っ掛けを履いて近所の酒屋に買い物に出かける。
途中氷川さんにお参りしてから行ってみるとアラすんごい行列。
今日は川越という近ごろ人気な焼酎の店頭売り出しの日なのだな。
なかにはどうみても転売目的の雇われがいたりもするがそこらへんは大らかなもんだ。
最後尾に着けてぼんやりしているとどうやら最後の一本に当たったらしい。
今日は日本酒を買いに来たので冷蔵庫を見せてもらうと貴がずらららんと新入荷。へー、ここでも扱うようになったんだ。
そんなに買えないので農産農酒の竹林と川越を一本ずつ提げてぶらぶらと家に帰る。
いつもすいませんねぇ、と親父さん。いえいえどもども。
ぶらりと家に帰るとピッツァ生地を練っている。むー、時間がかかりそうなので冷凍してあったコロッケをパンに挟んでつまみ食い。
何本か電話やメールをしてるとピザが焼けてきて朝ご飯つかブランチ。
ほどなくして再度買い物に出かける。
出がけに五郎八がにゃーとやって来たので煮干しを与える。しゃくしゃくしゃく。
近所の本屋に寄ってみるとけなす技術が発売されていた。
その隣に杉村太郎のアツイコトバが置いてあったのをみてちょっと笑った。
どうせだからとおちまさとの「自分プロデュース」術とで緑色の本を挟んであげた。企画の教科書は判型がでかすぎて収まりが悪かったので断念。色彩的にはあってたんだけどもね。
ともあれ、文教堂赤坂店の平棚は香ばしさでいっぱいの春です。
どーか隊長もどーでもいい女に囲まれてうひゃうひゃしますよーに。パンパン
結局買ったのはNANA12巻と日経おとなのOFF「おとなのマナー実践講座」の2冊。
んで思い出したんだが、そういえば何年か前のおちまさと企画の深夜番組でひっどい仕事させられたんだよなぁ。
TOKIOの山口くんが司会の番組で、素人さんに渡した謎掛けの文をヒントにして目的地まで導くって番組だったんだけど、20時くらいにADから電話が掛かってきて「明日ロケなんですけど、どこいけばいいですかね? 鎌倉方面ってだけは決まったんですけど」とか言ってくんの。
しかたねーからそれまでに書いてた雑文をひっくり返したり、記憶を辿ったり、ABCまでタクシー飛ばして資料集めたりして朝までかかって問題文やヒントを作って… ってのを1クールやったのだ。「時間もないから住宅展示場とかでやんない? 現場に2時間先にはいれば適当にその場で文章作るから」とか提案したけど、それは今ぷっすまとかでやってるアレになったらしい。
ま、そんなこんなもありーので収録も終わり、最後の最後にギャラの話になったら「1本7,000円でどうでしょう?」だと。どうでしょうじゃねーだろ、って怒ったら「いやおちさんもものすごい安いお金でやってますんで」とか返して来やがる。しらねーよそんなちんけな野郎は。当時はその番組に広告料を入れる立場の会社員でもあったので桁が4つくらい違うお話にもクラクラしてしまったのだな。
結局売れっ子放送作家の小笠原英樹さんに間に入ってもらったりして15,000円まで上がったのだが(ショボッ)、何が言いたいかというと、素晴らしいプロデュース企画が学べるらしいので企画の教科書2 企画火山!も併せて買いましょう、ってこってす。
そんなことをつらつら考えながらエッセ・ドゥエの前を通りがかったらイタリア人のお兄ちゃんから挨拶されたりしながら帰宅したうららかな早春の日だったのでした。
2005年03月13日
ご近所フレンチのちBambooそして深夜の企画書書き
(05.03.14追記)
ホワイトアスパラの季節だということで、日経系の某Sさん夫妻とご近所フレンチ「オステルリースズキ」に行く。
ホントに毎日前を通っている店なのだが一度も入ったことが無かった。ストロウドッグのコイズミくんはよく来てるみたいなんだけども。
一番奥の個室に通されて、まずはちっちゃなシューの中にエスカルゴが入っているアミューズグールと
Sさんに選んでいただいた白ワインで乾杯。
前菜はホワイトアスパラとスカンピのソテー。みずみずしく火が通されたぶっといホワイトアスパラを卵黄の利いたソースで食べるともうたまらん。あと2本は食べられるぞ。スカンピの卵をソースに溶いてパンにつけて皿がキレイになるまでふき取って完食。
続いてアワビと春キャベツのエチュベ。アワビのこりこりとした食感と柔らかく甘く火が通ったキャベツが好対照。バターの薫りも高いアワビの肝とロックフォールの塩味の利いたソースがこれまた旨い! パスタにしてもいいかも。
赤ワインはSさん夫妻が仲のいい山本マスヒロ氏お勧めのものに。ん。さくりとうまい。
肉料理はそれぞれが好きなものを選んだので「野ウサギとフォアグラ」きんときさんは「小羊とフォアグラのパイ包み焼き」Sさん夫妻は「青首鴨のソテーワインソース」「鶉のソテージェニパーベリー風味のソース」をそれぞれチョイス。
野ウサギは弱火でじっくりと火を入れていくという昔のフレンチの技法を使っているからか身が柔らかくハンバーグのような感じ。小羊もちょいとつまんだが美味しかった。
Sさん夫妻は仕事柄沢山のいいお店を知ってらっしゃるのでいろんなレストランの話や、近ごろ新聞をにぎわせている話題など会話も弾む。
鈴木さんはコートドールで魚介のシェフをされていたとのことなので、次の時には魚をメインに選んでみるかな。
最後には色々な種類のデザートプレートとコーヒーで締め。
オステルリースズキ
港区赤坂5-4-17 前田ビルB1F
Tel: 03-3585-6080
日曜定休
営業時間 11:30〜15:00 18:00〜23:00
食事後、アボットチョイスに行くかBambooに行くかちょっと迷ってBambooに決定。
工事中のTBS会館の前を歩きながらもろもろ相談なども。
土曜日のBambooはお客さんがいないと思っていたら我々が入ってからあっという間に満席になる。
叶野さんの京都人らしいいちびり加減も炸裂しっぱなし。なんか壊れてませんか近ごろ?
クォーターデッキ、ジンバック、スクリュードライバー、カシスウーロンでまずは口を湿らせる。
ここのカシスウーロンはいちいち烏龍茶を入れてから作ってくれるのでかなーり旨い。
話していると、なんでもアボットチョイスにも行ってくれたそうで。口は悪いけど人は悪くないのだなぁ、とやっと分かった。でも君はODINの菊地さんとそっくりだよ、毛が薄くないだけで、と忘れずに刷り込んでおく。
2杯ずつくらい飲んだ辺りで解散。
Sさん夫妻も気に入ってくれたようで良かった良かった。
Bar Bamboo
港区赤坂3-19-3 みすじ通り西入ル南側
Tel: 03-3589-4170
日曜定休
でテクテクと家まで歩いて帰ってきて一保堂のほうじ茶をずずずっ。
その後メールを処理しながらとある筋から講演依頼が来ていたので縷々ネタ出しなど。ネット広告の変遷とコミュニティ運営についてだとか。ふむふむ。某国立大学の授業にも転用できそうだし、しっかりとまとめときまひょか。
それと先週トロチチと吉川@IPインフュージョンさんと盛り上がったデバイスについてのラフラフな仕様整理。これ出来たら面白くなりそうだなぁ。コンテンツ制作機能が格段にアレするし。別件の作業もあるからここらでキチンと英語の勉強し直したほうがいいかもに。
しかしひょっこりひょうたん島はどこに行くか分からんがこのターンでいきなり登場するのは(そしてできるのは)いずれにせよトリックスターであることは間違いないので事務方は大変だなぁ、とか感想を記念に書いておこうっと。
投稿者 KQZ : 03:31 | コメント (46) | トラックバック
2005年01月15日
シュマンの移転とエッセドゥエと麻婆豆腐
朝起きると昼だったのだ。
昼で雨がすごかったのだ。
んでもって久しぶりにシュマンでランチでもすべえと思って電話をかけてみたら番号が移動していた。
はて… と思って柴田さんにかけてみると、なんでもビルの都合で近所に移転するとかで現在閉店中なのだそうな。
新しい店になったらまた行かなきゃですな。
お? って事は土日とかに一緒にメシを食いに行けるってことね。
そう考えつつも外食のスタンバイをしてしまっていたのでエッセドゥエでピザを食べることに~
今日頼んだのは、ベビーリーフとルッコラのサラダ、ポルチーニ&その他キノコいっぱいのグラタン、マリナーラのピザと、半熟卵&モツァレラ&燻製豚のピザ。それとサン・ペレグリノの大瓶。
サラダを食べていると逗子の猟師料理屋のおっちゃんの携帯から電話が入ってきた。
なんかいい肉が入ったという情報は携帯でくれるので助かるのだが、今日は「渋谷のゆうじ君の電話番号教えてくんない?」というお話だった。ゆうじさんとおっちゃんは大の仲良しになってしまっていて、「オレの後をついで猟師にならないか?」くらいな勢いなのだな。ことによると渋谷でもあの獣肉が食べられるかも。ふむふむ。
ランチのあとやまやによってウォッカの小瓶を買ってくる。
ウチの庭で取れたローリエと、ローズマリーをウォッカに漬け込んでフレーバードウォッカを作ろうという寸法だ。飲んでおいしくなくても料理とかお菓子作りに使えるしね。
お家に帰って、デザートに栃木在住の金時友人から送ってもらった巨大とちおとめ苺をいただく。これがまた一粒がでかいのだ。もう「一粒」というよりは「一玉」というほうが適しているような大きさ。そしてめちゃくちゃ甘い! あっという間に一パック食べて大満足。
うだうだと本を読んだり昼寝したりしたらあっという間に夜。
なんか麻婆豆腐を作ってくれとMISAYOちゃんにリクエストされてたのに彼女が日本にいる間は忙しくて作れなかったのでひさしぶるに作ってみることに。
前に作った麻辣油と趙楊の豆板醤、すり鉢で粉にした花山椒をたっぷり入れるのはいつものとおりだが、今回は“前年度売り上げ360%アップの女”“フランスの本社社長が特別にお食事に誘いに来る”“にっこり笑って皿を売る”“洋食器業界のカリスマお嬢”でおなじみの北白川女史が、
「立川の陳健一の店の裏を閉店後に通ったときに、なんだかものすごく巨大な粉チーズの缶がゴミに出てたんだけど、あそこって麻婆豆腐と杏仁豆腐以外にメニューないでしょ? もしかしたら粉チーズを隠し味に入れてるとか???」
という聞き逃すことのできない情報を教えてくれたので、ためしに冷蔵庫に転がっていたパルミジャーノレッジャーノをすりおろして大匙いっぱいほど入れてみた。
食べてみるとたしかに複雑な味になって深みが増すような気もする。 意外にいけるやね。
投稿者 KQZ : 23:08 | コメント (196) | トラックバック
うだうだと日本酒を飲みつつあーだこーだ
金曜の遅めの時間からスタートして、凄腕ネットワーク技術者のeyesさんと六本木の「酒友」で日本酒を飲む。
日頃いろいろとお世話になりっぱなしなので接待というかなんというか。
さすがに金曜なのでカウンターしか開いていなかった。美人店長の原島さんに丁重に御挨拶をして席に着きまずは磯自慢の酒友から。
おでんや刺身盛り合わせをつっつきながらあーだこーだとうだうだと。
(追記は後ですることにして、と)
- 仕事に比べたら学校の勉強なんて楽らくだよねー。
- 大学入試センター試験(共通一次といったら笑われた)なんて今解いたら簡単すぎて驚くし。
- 技術者ってどうしても転職したりしないと評価が上がらないんじゃないかなぁ。
- 蔵人.comはそろそろ動かすですか? MovableTypeのプラグインで複数blogを一括で表記するってのがあるらしいし。
とかとか。
東一47%生をゆるりと片口でもらい、お次は赤野安芸虎を日向燗でするすると。
12時くらいになったので河岸を変えることにして、赤坂の「すず菜」に移動。
ラムトニックを頼んでみる。お、ソーダがきっちり立ってる。前ジンフィズを頼んで余りにひどかったのでコレオスに行くことを激しく薦めたのだったがこれなら及第点か。
結局3時半過ぎまで飲んで帰宅。
雨。
投稿者 KQZ : 03:48 | コメント (189) | トラックバック
2004年10月30日
サイン会、出版打ち上げ、新しいバーの設営、深夜焼肉
原宿でサイン会があるというのでお呼ばれする。
15時半ごろに原宿に到着。まずはすぐ近くのBook Offに行き『ニッポン経営者列伝 嗚呼、香ばしき人々』が売ってないかどうかを確認。「105円」とかいうシールが貼ってあるのが売っていれば最高だったのだが(なんのだ?)さすがに見つからなかった。サイン入りで売ってるのかな?
会場に着くと某F社某S!誌の某K副編集長が不機嫌そうな顔で立っていた。うわっ、すげー人数。
子供が泣いたり色々あったみたいだけどつつがなく終了。ほぼ時間通りで終わってよかったね。
打ち上げは近場でテキトーに見つけたアジアン居酒屋さんに。あら、ブッダバー系列なのね。
野郎7人してビールを飲みつつうだうだと。
ナンペイさんと顔が似ていると言われたが、K副編集長と切込隊長の似方っぷりからしたらとてもとても。大体ナンペイさん童顔だし。
アイドル話やら童貞話、ナンペイさんの物真似芸などでふにふにと盛り上がっている最中に、K副編集長のケータイの待ち受け画面をみて隊長が「お子さん可愛いっすね」などとついつい言ってしまう。
あー、それ言っちゃダメなのにー。
その一言に相好をメタメタに崩すK君。いつも通り「そう? そうでしょ。いや、この写真のほうが…」とフルセットが始まる。変わらんやっちゃ。
テキトーに飲んで解散。
千代田線で隊長と赤坂まで帰って別れる。
んでもって名取が赤坂に11月3日に開店する予定の京都風ダイニングバーの内装工事がほぼ終わっているというのでそちらに向かう。
おー、なんとか形になってるじゃないの。
ちょうど先日の京都旅行でしこたま買い込んできたグラスや和食器、オールドボトルを封空けしていたのでそれを手伝う。新橋の某バーからチーフバーテンダーのF氏がやってきて色々とサジェスチョンなど。
ビアサーバーが通電したので初ビールをぐびぐび飲みながら、照明とかの手直しや追加発注などの相談をしていたら12時を過ぎてしまった。
雨もかなり降っていたのですぐ目の前の焼肉屋さんで軽くタン塩やハラミを焼いて夜食とする。
あー、なんか食べすぎだしー。
投稿者 KQZ : 23:59 | コメント (243) | トラックバック
2004年09月24日
東京ゲームショウのち愛宕の松Royal Blendさらに焼酎で朝まで
今日は東京ゲームショウなのだ。
昼過ぎくらいに会場に着き、先に会場に入っていたトロチチさんに招待チケットをいただく。
すみませんのぉ。
そこココで色々な人に呼び止められる。
しかし今年のセガサミーブースは狂ったように金かけてるのぉ。
元いた広告会社の後輩に色々聞かれたりも。
あら、一年半ほど前にシナリオを書かないかと打診されていたゲームが発売決定ですか。
試遊もできるので観戦してみたり。んー、はじめっから気になっていた点が解消されてないー。
流石にネットゲームのプロデューサーやっている間にこれは受けられないよなぁ。次のときにきたら本気で受けるかな。
PSPは携帯ゲーム機としてみるとちょっと重いかもしれないがブツとしてのできは非常にいい。
DSの方が気になるのではあるけれども。
そういえば来年の万博がらみのアレはどうなったんだっけかなぁ… と記憶喪失のふりして書いてみたりして。;P
お、アレの2がでてるじゃん。しばし試遊してみるもゲームショウ用に簡略化してありやがるのでクリックゲーと間違われそうでちょっと不安。まぁ不安がる立場ではないのだが。
ばしばしキーボードショートカットを使っていると係員からしげしげと見られてしまうので退散。
その後ネットゲーム人脈のあれやこれやの人たちとコーヒーを飲みながら一時間ほど心温まる歓談をする。傍から見たら黒い話なのかもしれんですがー。
そそくさと六本木に行き、今日の宴会へと急ぐ。
場所は「酒友」さん。
いつもお美しい原島店長がことのほかお美しいではありませんか。なにかいいことでもあったのかしら? などと言ってみたりして案の定殴られる。
今日はいつもの飲み仲間の初亀の蔵人・村上くんと、扶桑社SPA!のK副編集長と日本酒を飲む事になっているのだ。なんだか変な組み合わせだがスケジュール的にこうなってしまった。
今日のお目当ては、愛宕の松の新澤さんの結婚式の引き出物『愛宕の松 Royal Blend』
シャンパンのように見えるがれっきとしたお酒だ。山田錦40%でひたすらうまい。YK35にしてないところが新澤さんらしいというか。いや35%精米をみんな評価しすぎだってことで。
村上くんの友達の女性が出版社に転職希望との事で日本の出版業界を担ってたっている(らしい・本人談)K副編集長がなにかとアドバイスしていた。ふむ、ちゃんとした話してるところって二年ぶりに見たような気がする。
しかし酒友は長谷川酒店の直営の店だけに酒の酒類は豊富この上ない。5人で東一、九平次など片口で頼めるお酒を二升ほどやっつけていたら終電の時間になってしまい解散。
K副編集長がもう少し飲もうと近くの焼酎バー「私(アテ)」に移動。
へー、それなりに焼酎がそろっている。300種類はあるそうなのだがある種の酒はウチのほうが揃ってるわけでして。飲み始めて話をしていると、K君は今日は入稿日なので翌朝5時ごろからが本番でそれまで飲むぞ、ってなことなって近いのでウチに流れることになった。電話をかけてから歩いて5分だったがささっと適当なおつまみが揃えられていたのはきっと小人さんのおかげか。五郎八が手伝ったのやもしれん。
この人の連載をまとめた本の表紙のゲラが上がっているというのでチェックしつつ、彼をつまみに百合の「風に吹かれて」をロックで飲む。んで、彼が変なところで気にしぃだということがわかったりして二人して大層驚く。が、その前に君ら健康に留意したまえ。
日本酒冷蔵庫に転がってた日本酒を適当に飲んだりしてすっかりチャンポンで出来上がってぐへぐへへ状態に。本の企画の話とか人に話せない話とか人に言えない話とか。
結局タクシーで副編集長が仕事に戻ったのは朝の6時近かったわけですわぃ。
「酒友」
港区六本木4-12-6 内田ビル 1F (ペットショップの角を曲がってすぐ隣)
TEL/FAX:03-5786-3533
営業 18:00 ~ 5:00/L.O 4:00 (土曜 17:00 ~23:00 (LO 22:00))
定休 日曜日 祝日
「Japanese Bar 私〔at'e〕」
港区六本木4-4-3 六本木協和ビルB1
TEL: 03-3746-5995
営業 19:00~05:00(L.O.04:30)
定休 日曜日
投稿者 KQZ : 11:59 | コメント (200) | トラックバック
2004年09月13日
御近所和食:赤坂「菊乃井」
近所でなんだか工事してるなぁと思っていたら看板に「菊乃井」と出ていたので、オープン前にも関わらず先週ずんずんと入っていって女将さんに名刺をいただいておいたのだった。
でもって今日いってみる事にー。
ついこないだまでコインパーキングだった場所にどーんとながーい敷石の道ができていた。左右には開店花がずらり。
店に入ると8メートルあるという白木のカウンターの中にデリ×デリキッチンでお馴染み、ご主人の村田さんの顔があった。
しかし他のお客さんの年齢層がきわめて高い。30代はわしらだけですわぃな。京都のお店の常連さんみたいだしぃ。当然御主人はそっちにかかりっきり。まぁそれはいいとして。後から一人でやってきた初老の男性などは、カウンターの一番はじに陣取っていきなりボトルでシャンパンを開け(一人だ、一人)、やにわにスッポンの丸鍋のみをオーダー。なんだかよくわからんがこれもアリなんだわな。
僕らは初めての店なので一番お安い15,000円のコースにしてみた。
お料理はくるみ豆腐の山葵餡掛けから始まって全10品。どれもこれもおいしい。マグロのお刺身なんかはコース別に産地が違うようだが、そっちのほうが原価かかりそうだなぁ、なんて思ったりもしたりして。刺身はともかくも、手のかかった料理、特にお出汁や味付けは本当によかった。カマス寿司、鱧の焼き〆、餅米でくるんだ鱧を揚げたものと松茸のお吸い物、杉板に挟んだ幽奄焼き…、特にどのお料理も塩の使い方がいい感じのアクセントとなっていて、これはやはり東京ということを意識したのかなぁ。最後は土鍋で炊いた栗と鶏の炊き込みご飯でしめ。これまた旨い。
お酒はやはり良くある京都の割烹といった感じのお酒しかない。悩んでも仕方ないので店名と同じ菊の井をいただく。お、竹筒型の錫チロリに入ってきている。表が銅で中が錫引きでこれまたかっこいい。
だがデザートは「ふーん」って感じ。ま、これは仕方ないかなぁ。
食事のあと2階にしつらえたお茶室を見学させてもらった。
村田さんにお店の門までお見送りいただいて、家の門まで徒歩1分で帰宅。
満腹。
(追記:2004/09/30)
「連絡先を教えてください」との書き込みがありましたので追記します。
営業時間や定休日などは聞いておりませんので悪しからず。(名刺にも書いてないのです)
赤坂 菊乃井
港区赤坂6-13-8
Tel:03-3568-6055
ちなみに日経レストランの菅原編集長がこんなことを書いてらっしゃいます。
http://nr.nikkeibp.co.jp/chiefed/ed040921.html
長く付き合うタイプのお店だと思いますので、迷惑がかかるようでしたらこの追記部分も削除するかも、です。
ま、google casheとかには残るんですけどね。(笑)
なかのひと.jp
投稿者 KQZ : 11:52 | コメント (1379) | トラックバック
2004年08月07日
shi3zさんとこのパーティーのちひげひげ団
朝起きて前に作ったカレーを温めて食べる。このところスパイスは薬研ではなく石のスパイスミルで砕いているのでスパイスが口に残るのが欠点。
んで、nissinに行って買い物。
2.84lのクランベリージュースとかパン用小麦粉3kgとかアメリカ人っぽく大胆かつ無計画に音を立てるかのように買う。マッシュルームを箱買いしたり、豚のスペアリブが旨そうだったので買ったり。今日は賞味期限切れ寸前のチーズが無かったのが残念なり。熟成してる上に半額以下というのが狙いどころなのだ。
お。手乗り胡蝶蘭があるじゃないの。
今日は夕方からshi3zさんの会社の創立一周年パーティーがあるので買っていこうっと。
場所はうちから非常に近いところだったので当然歩いていくのだがその瞬間に土砂降り。あらんら。
20分ほど雨をやり過ごして到着してみるとスタートも遅れていたらしい。ラッキー。
総勢40人くらいの集まりだったでしょうか。和気藹々としつつも懐かしい人とかともお会いしたりしてびっくり。黒川文雄さんはおそらく5年くらいぶりかも。
年代も業界もそれなりにつながりがあるようで、初めての人ばかりだったはずが色々な方としゃべりにしゃべって名刺も無くなりそうに。飲んで食べて約三時間でしたか。ごちそうさまでした。仕事でもプライベートでもなんかお返しするですよ。(と、義理人情に弱い人間が露呈)
理系で美形の奥様と美形でたぶん理系に育つであろうお嬢様に囲まれて、大人な感じのshi3zさんはやはり貫禄がありますですなぁ。
その後トロチチと二人で貫禄のないゲーム業界おやじ飲み会ひげひげ団の宴会に出席するため一路新宿へと向かう。
居酒屋ガンモのテーブルではすでに小島くんと大森田団長が出来上がっていた。こばん(小林正和)は過労のため一足先に帰ってしまったという。サッカーの中国戦を観戦しながらぐでぐで栗焼酎をのんで12時ごろに解散。
大森田さん、小森田クン(「英語であそぼ」のトニー・トースター・オーブン)を相当気に入っている様子ですわよ。>ミサヨ
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2004年07月06日
中華料理:華園
家に帰ると北白川さま(前年比売り上げ360%アップの女)がいらした。
なんでも今日は三つ星シェフのダニエル・マルタン(というか友達の旦那)がやっている料理教室に取材でもぐりこんだ後にnissinで萌え萌えと買い物などをしていたらしい。てなことで急遽気になっている中華料理屋さんに行くことにする。
ODINの菊地さんがこないだ教えてくれた華園というお店だ。「いやー空いててつぶれそうなんで行ってあげてくださいよー」と菊ちゃんが教えてくれる店は、中野坂上の「さわ田」やら白金の「ロンフーフォン」やら、半年も経たずに大人気店に化けることが多いのでこまめにチェックしておかねばなのだ。場所は先週のひげひげ団集会でもおせわになった「しら石」のビルの一階。てこてこと歩いて店まで。
なんだか下北沢のお店っぽい。自分たちで内装をやったようなチープな感じ。
青島ビールと酸梅湯のソーダ割をたのみ、食べ物は冷や奴華園風、ハツとガツと舌の薬膳煮盛り合わせ、豆苗の炒め物、葱パイ、黒酢酢豚、冬瓜のスープ、水餃子といったところをオーダー。
冷や奴の上には干し貝柱を粉末にしたものがかかっていてこれがんまい。水分油分が少ないので豆腐の甘味が上手に感じられる。これはやってみよーっと。ハツとガツと舌の薬膳煮はそれぞれの部位によって火の入れ方やスパイスの使い方が全然違っているので食べていて飽きない。んまい。パクチー倍量でくださいな今度からは。葱パイはウーウェン先生のそれと同じ感じでさくさくと滋味深く美味しい。酢豚はシンプルなアレだ。冬瓜スープは生姜が効いていて夏にぴったし。さっきの葱パイといい水餃子の皮といい粉ものがとても美味しい。
なんだか気取ってなくていい感じ。
華園
東京都港区六本木6-15-19 六本木アームス1F
TEL.03-3401-1051
定休:日曜日
http://www.kaen-dining.com/
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2004年06月12日
ご近所点検隊でベジタリアンでぼくんち
朝は自家製パンとカポナータの半熟卵乗せとコーヒー。
んで近所にできた洋菓子店アラボンヌーにケーキを買いに行く。キルフェボン出身らしい。
以前ガトーキャラメルがさらっとふわっときめ細かく美味しかったので楽しみだったり。
イートインも出来るらしいがかなり混んでいる。
帰り際、たった一人でおじいさんが入ってきた。席は一人分の小さなテーブルしかない。
おや、ここでいいらしい。そっか、おじいさんでもケーキ好きなんだね。
ステッキを椅子の背にかけると、ケーキのメニューをゆっくりと楽しそうに見ていた。
なごむ。
ケーキを食べてから麻布十番方面にお買い物。コーヒー豆を買いに来たのだがいつもの麻布珈琲がもう閉まっていた。仕方なしにぶらぶら。地球人倶楽部で三年番茶、野菜ソーセージ、胡麻豆腐、タングロン、じゅんさいなど。豆源で塩おかきと茹でピーナッツと南京豆。TSUTAYAで「ぼくんち」「ザ・リーグ・オブ・レジェンド」「マトリックス(最後のやつ)」「HERO」という見事に一周遅れのDVDを借りる。いいのかこんなんで? (←今は広告屋も放送作家もお休み中だからいいのだ。そろそろ復帰かもだが)
夜は金時母に貰った赤飯とじゅんさいのお吸い物、モロキュウ、茹でピーナッツ、胡麻豆腐、松前漬けで満腹。
初亀の村上くんに貰った鰤の塩漬けを食べるのをすっかり忘れてしまっていた。蔵人の保存食だとかでつまんでみたら美味しかったのにぃ。すっかり菜食主義者だわ。
借りてきた「ぼくんち」を観る。原作は好きなのだが… とちょっと引きつつ観ていたのだが違和感はない。むしろ好感。ダンスはよく分からなかったけども。
見終わってからやおらパンを捏ねる。捏ねに捏ねる。
続けてオーディオコメンタリーまで全部観てたら27時! 寝る!
アラボンヌー
港区赤坂4-3-13
Tel: 03-3583-7665
営業: 11:00〜20:00 (土曜は12:00〜19:00)
定休: 日曜祝日
http://www.alabo.jp/
※お菓子は旨いがサイトはイマイチ。なぜ店名の綴りや開店時間、メニューまでも画像にするのか分からん。
コピペさせやがれってんだいチキショーメ。検索だってひっかかんねーぞコノヤロめ。
ま、そういう戦略ならいいんだけどね。いやよくない。
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2004年05月25日
黒提灯とBAMBOOと
「黒提灯」
飯がてらに近所にできた三元豚と放し飼い蔵王地鶏と焼酎が売りの店に入ってみる。外にあるメニューからすると焼酎の揃えもナカナカらしい。
入ってすぐのレジのところでなんだか予約の電話を捌いているみたいだけどマニュアルそのまんまで手際が悪いったらありゃしない。客にまず目配せ位しろよタコ。たっぷり3分ほど待たされて店内に入る。カウンター、それも狭いー。しかし雨の月曜日だというのに混んでいる。メニューはそれなりにそそられる。焼き物とサラダと飛龍頭と…と頼んでいく。しかしここからが地獄。
いちいち味は悪くないのだが出てくるのが遅い。単純に人員が足りないのだな。ぜぇんぶ人肌以下の温度になって出てくるからせっかく美味しいはずの鶏レバーも最悪のべちゃべちゃ状態。軟骨がたたいて入っているつくねもダメダメ。200種類の焼酎が売りらしいけどコレくらいならウチに転がってる焼酎の方がはるかに旨いしなぁ。大体おすすめを聞いても店員が把握してないからどーしょもないやぁ。最初に頼んだ生ビールがぬるかっただけではなくグラスが乾燥機から出たてで熱いくらいだったことから想像はついてたんだけどもね。
ということで半年は行かないことに決定。素地がいいのでオペレーションがこなれてくればいい店になるんじゃないかしら、と期待だけ。その前につぶれてしまっても一向に構わんけども。少なくともあれだけいい素材の鶏レバーをいい火加減で焼いてるにもかかわらず生臭くなるまでさまして出すのは食べ物に対して失礼なわけで、オペレーションサイドだけではなく、皿を洗うときにだって肉汁のつき方でそれくらいは気づかなきゃいけないのでもある。つまりダメダメな店ですな。兵站だけでは戦争は勝てないっつーの。
こういった店を再生させるキーワードはひとつ。食べ物を出すときに「熱いうちにお召し上がりください」が言えるかどうか。それをキチンと言えるための雰囲気作り、教育、人的リソース、動線計画、コスト管理ができなきゃどうしようもないわけで。ただ、それら全てを集約できるコンセプトワードを一つだけ設定して、それを目標にして前進していかないとどうしてもチームというものはぶれていってしまうのだな。そしてこまめな微調整と。とはいいながら、サービスなんてことに頭が回らないカタイ親会社だったりすると何をやるにも稟議がどーのこーのとか、方向転換するにも予算がかかったり、となってしまって動かなくなるのはこの一年半骨身にしみてるけども。(苦笑) そういう会社はラジオでも作ってなさい。
「Bamboo」
その後「タートヴァン」に行こうと思ったらその手前の路地になにやら開店祝いの花輪が目に入ってきた。京の町屋風のたたずまいのバーらしい。なになに、花輪の送り元が「京都K6」「吉祥寺Bar Woody」「ウッド&リバー」…って、知り合いばっかりやん。仕方がない入るとするか。
中は本当に落ち着い京の民家をイメージさせるたたずまいのクラシックバー。壁の酒たちは数は少ないながらもそれなりにすごそうな。ジンフィズはゴードンベースでやや重め。んー確かに京都っぽいなぁ。んまい。シェイクはシェーカーの中で氷を丁寧にまわすタイプ。若い人にしては珍しい。
ほうほう、昨日が開店日だったんですかー、はいはい、田中さんには伝言しときますですよ、などといろいろ話をしながらお次のマンハッタン。へー、あの店にいたんだー、とかとか。チルドしたターキー・ライとカルパノでピールはなし。これも重めでアタックが強い。もすこし冷たくあわせてピールもしたらかなり高得点なんだけどなー。ステアもごくゆっくりと。
続いてグリーンラベルのラムをもらう。ラパラン好きな店主がコストパフォーマンスからいってもっともお勧めなんだと。確かに香りはいいがラパランの引き込むような味とはちょっと違うかな。及第点。
最後にジンアレキサンダーとクォーターデッキ。クォーターデッキは気合が入りすぎると硬い味になるので面白いなぁ。氷が解けないように気をつけすぎると甘さが出なくなるんだな。なぁんてそこら辺のことを気づいているみたいだから彼は話があうのでした。ジンアレキサンダーはジンの風味を生かしていて文句なし。グラスもかわいい。
ということでかなり面白い店ができたのでしばらく通うことになりそうな。アンティークグラスがきれいだしね。
黒提灯:
赤坂3-6-12山翠会館B1 03-3505-6517
Bamboo:
赤坂3-19-3みすじ通り西入ル南側 03-3589-4170
投稿者 KQZ : 01:48 | コメント (241) | トラックバック
2003年11月28日
深夜のだんだん麺 in 溜池山王
大汗をかいて寝たら風邪のほうはなんとかなったよーな気が。サラダと自家製パンで朝食をとり普通に仕事場に行く。怒濤の忙しさを抜けたら午後2時くらい。おぃおぃ、今日は健康診断だから食事出来ないじゃんか。歯が悪い時に買い込んでいたヴィダーインゼリーをちゅーちゅー吸う。会議だ雑文書きだ連載の締め切りだなんだかんだで終わったのが23時半。溜池山王から帰ってくると、駅を上がってでたところに「支那麺 はしご」が。前から出来ていたのは知っていたがこんな機会が無いと食べられないからと早速入ってみる。ほうほう、やっぱり入船にあったあのはしごと姉妹店なのね。入船ビルにいた新入社員時代に3CDの仲間と三日と明けず食べに行ってたのだ。ということで懐かしいざーさいだんだん麺を頼む。ここはタンタン麺ではなくだんだん麺と言うらしい。陳皮の香りが効いた、それでいてマイルドな辛さのスープ。んー、これだわ。ストレートの硬めの細麺と青菜にまとわりつく胡麻が合うのだ。硬めのご飯がついてきたのでこれも食食す。まんぷくー。
支那麺はしご
港区赤坂2-2-21永田町法曹ビル1F
Tel: 03-3583-5225
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2003年11月27日
風邪引いたので特製参鶏湯
風邪がひどいのだ。どうしようもなく身体がだるい。しかし忙しいので休むことも出来ず、さらには赤坂SCEで新しい企画の相談があるとか。16時の打ち合わせが18時からになってしまったので家で1時間くらい仮眠。なんとか人心地がついた。会議は盛り上がったがこれでは明日もたないと思い、今日は参鶏湯を食べることにして赤坂グレイスに。特製参鶏湯、韓国風冷や奴、野菜チヂミ、生ビールなど。しかしここ数週間ほとんどお酒をのんでいなかったのでビールが効くぅ。特製参鶏湯には朝鮮人参のスープもついてくる。これが美味しく感じられたのだから身体が欲していたのだろう。ぐつぐつと煮えたぎる参鶏湯をはふはふと食べる。からだがじわじわと熱くなってきて汗が出てくることしきり。帰りに薬局でドリスタンを買って早めに布団に入る。この前中野ブロードウェイに行ったときに買ってきた「花の慶ニ」を読み進めるが、しかしこりゃヒドイね。いやいい意味で。元の隆慶一郎の小説を面白く読んでいたからすんなり入れるけど。そんなこんなでニカニカしながら就寝。
グレイス 赤坂店
港区赤坂3-13-6 国際天野ビル2F
Tel:03-3224-0775
営業時間 11:30~14:00、17:00~24:00(L.O.23:30)、
日祝17:00~(L.O.22:30)
定休日 第3日休(12~2月は営業/年末年始休)
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2003年11月12日
Casitaとミスタースタンプス
エミさんのご縁で知りあった4人が集まろう、ということで久々に高野さん、ノブさん、亀井と食事会。場所は六本木の「Resort Restaurant Casita」。高野さんのご紹介ということでそれはそれは厚遇を得る。屋外のソファーでくつろいでいると、翌日亀井が誕生日ということでシャンパンサービス、それもサーベルカットまでさせてもらうとは。ついでフロアマネージャーやら「I am a man.」の高橋滋さんとも御挨拶。おお、この人なのかー。屋内のテーブルにつき、食事は小カブと上海蟹のバター焼きバイマックルー風味、対馬地鶏モモ肉のソテーフレッシュハーブグリルなどをチョイス。シャンパンの後はノブさんが選んだ白にする。高野さんがいらっしゃることもあり、話の中心は2007年のホテルラッシュについてなどに。エミさんの自伝をまとめよう、という話も。後はフード業界の話やらいろいろ。食事後またも屋外のバリ島のリゾート小屋を模したような特等席に移動。またしてもデザートプレートがサービスにつく。おお、さっき誕生日の話をしただけなのに、プレートにはHappy Birthdayの文字が踊っている。花火のサービスもありーの。このお店はとにかくサービスが明るくて躍動的で心地よい。料理はもう二歩ぐらいは頑張ってほしいなぁ。それでもって安い。お値打ち。
その後、ワインバーでもう一杯という話になり六本木方面へ。おやおや、ウチの近くではないですか。と思ったらワインバーのミスター・スタンプスじゃあーりませんか。ここには夭折の天才竹田ワイナリーさんの追悼ワイン会以来。大沢さんとかと何度か来たけどここも気取らずに気分のいいお店なんだよなぁ。赤を一本とチーズの盛り合わせを戴きながら防衛庁跡地の新ホテルのコンセプトについてなど由無し話で盛り上がる。20年物のポートを締めに貰って解散。こちらは高野さんにごちそうさましてしまいました。
Resort Restaurant Casita
六本木5-10-25 六本木プラース3F
03-5414-3190 不定休
ミスタースタンプスワインガーデン
港区六本木4-4-2 協和ビル東館1F
03-3479-1390
投稿者 KQZ : 03:55 | コメント (240) | トラックバック
2003年09月14日
お祭りを冷やかして麻布十番へ
ご近所の氷川神社がお祭りらしい。
というので、早めにぷらぷらっと散歩がてらに食事をしてから屋台を冷やかそうと、まずは麻布十番に。
TSUTAYAでビデオを借りてフードマガジンで買い物をすると小腹も空いてきた。点天で餃子でも食べようと思っていたが、そのまえに「ひもの あん梅」のカウンターが空いていたので方向修正。
山芋とオクラとなめこ、いくらの三杯酢和えのお通しでビールをごきゅ。うまー。
鮎の干物、タラコの粕漬けを炙ってもらう間になめろう、タコのぬた、秋茄子のサラダをいただく。茄子の焼き浸し風なのだが、ミニアスパラや赤黄パプリカ、トコブシが乗っていてさらにドレッシングにフカヒレが入っている。油通ししてあるのかビールにあう。中ヒット。
鮎の干物は味が乗っててこれまたよろし。もちろん鮎正の方が香りはいいが。タラコは甘くて日本酒か白いご飯が恋しくなってくる。
サンマの丸干しを頼みつつ日本酒に切り替える。加賀鳶があったのでそれにしたのが大失敗。こういった日本酒に気を使っていない普通の店で日本酒を頼むときは売れてなさそうな銘柄は避けねばならなかったのだ。瓶香が悲しいほど付いているがこれは自戒の味とする。そうそうに八海山に切り替え。こんなに旨い酒だったのかー。(自虐)
ようやっとでてきたサンマの丸干しは大ヒット。開きだとはらわたがないので丸干しにしたのが正解。
逆に豆腐はイマイチ。醤油ベースのダシに漬かって出てくるのだが、酢が立ちすぎていて豆の甘味が全然感じられない。
隣の人が食べていた鮭の切り身があまりに美味しそうだったので白いご飯とみそ汁と一緒に頼む。脂の乗った秋鮭が香ばしくて美味しい。
いやーおなか一杯。
ひもの あん梅
港区麻布十番3-3-7
03-5443-1034
PM5:00-PM11:30 土曜定休
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