2008年04月11日
麻布十番ランチでばったり
今日のランチのこと。
月曜日に仕事場で軽く飲んで親交を深めようってな話があるらしいので、ランチは麻布十番方面に行くことにする。帰りしなはせがわ酒店麻布十番店によって振る舞い酒を物色しに行こうという魂胆である。
十番界隈を適当に歩いていると「楸(ひさぎ)」という名の看板が目に止まったので入ってみる。
中は鉄板に焼けたハンバーグソースのいいにおい。15席ほどあるがほぼ満席である。
窓際の席に案内されメニューを眺めるにはステーキ屋さんらしいのだが、何を頼んでも牡蠣がついてくるようだ。ハンバーグランチを頼む。カーテン越しの日差しがまぶしい。
待つことしばし。
すると「KQZさん??」と女性の声がする。
見ると元ZINOの編集部にいたT女史である。
ちょうど席も空いていたので相席する。会話の中心はZINOを哀惜…… 駄洒落である。うっさいハゲ。
聞くと今は中嶋淳さん関係のところにいて某女性誌のWebサイトの編集のようなことをしているらしい。へー。
彼女は牡蠣の炊き込みご飯ランチ。980円。
こちらはハンバーグランチ牡蠣のソテー付。1,000円。
ハンバーグの中にも牡蠣が入っていてなかなか美味しい。全品にサラダとスープとコーヒーがついてこの値段はリーズナブルである。惜しむらくはご飯がちょっと柔らかすぎなところ。
近いので「ポワンタージュでパンを買う」→「楸(ひさぎ)でランチ」→「麻布珈房で豆を買う」→「はせがわ酒店で酒を買う」というコンボが成立しそう。平日昼間に大人がやることじゃないけどな。
彼女も元はといえば築地広告屋さん時代に淳さんのところに派遣社員として働いていて、その後雑誌業界に行き今はIT系というガッツリとした経歴なので、知り合い関係がかなりかぶっている。
業界よしなし話をしていると「shi3zさんって面白い方、いまなにされてるんですか?」という話に。一~二回打ち合わせであっただけのはずが相当印象に強かったらしい。
はせがわ酒店に立ち寄ると新酒がかなり出揃っている。余り日本酒を飲まない人向けだと盾野川とか天満月とか醸し人九平次とかあたりかしらん。目星はついたので月曜日にまた。
帰りがけに芋洗い坂の出口にできた ZEL CAFE/GALLERY を覗く。
『大喜喜展』と書いてある。KiKi inc.のエキジビジョンですな。
三田真一のスニーカーの靴底で墨汁をスタンプして作った骸骨がめちゃくちゃかっこよかった。スニーカー鎧もナカナカ。
同じビルの上にある未来画廊の関さんにもAbbot's Choice新宿店オープンの挨拶に来なきゃだからもう一回くらいはくるかも。
大喜喜展ブログ 4月9日~4月20日
http://daikikiten.blog.so-net.ne.jp/
KiKi inc.
http://www.kikiinc.co.jp/
銀座 楸 麻布十番店 ひさぎ
住所: 港区麻布十番2-16-9 網代ビル2F
Tel: 03-3452-3902
定休: 日・祝
自家焙煎 新鮮珈琲豆店 麻布珈房
港区麻布十番2-13-7 綱代公園前
http://www.azabu-kobo.com/
pointage ポワンタージュ
港区麻布十番3-3-10
TEL: 03-5545-4707
営業: 10時~22時(LO)
定休: 月・第3火曜定休
投稿者 KQZ : 15:46 | コメント (2) | トラックバック
2007年12月01日
29日はクール・ド・リヨンの社長とカルヴァドス
ということで時空を超えて過去日記その2。
29日
西麻布の長野屋酒店の林さんにお誘いを受けてカルヴァドスの会に参加。
場所は老舗ビストロ、というか西麻布の『ビストロ通り』の名前の基になったという「ビストロ・ラ・シテ」を借り切っての会だったのです。
クール・ド・リヨンといえば言わずと知れたカルヴァドスの雄。その意味はLion Heartといいましょうか獅子の心。
そのクリスチャン・ドルーアン社長がいらっしゃるというのであれば行かずにはいられません。
京都のカルバドールで高山さんにこの話をしたらめちゃくちゃ行きたがっていましたし、そういえばODINの菊地さんもカルヴァドス好きとして有名ですので誘えばよかったかしらん。
今回の企画は日本カルヴァドス協会のイベントとのことで、さすがに社長がいらっしゃるだけあって店内は満席。
ドルーアン社長もそれに応えてか1963年物のオールドヴィンテージのカルヴァドスを持参してきてくださっていました。
席に着くと、なんとそこはクリスチャン・ドルーアン社長の真横!
第二外国語はフランス語ではありましたが恥ずかしながら「ジュマペ…」と「こもんぶさぶれぶ」とか「けつくせ」くらいしか思い浮かびません。そのくせ発音だけはいいから相手から見ると不審な人間になってしまいます。教材にファーブル昆虫記とか読ませるなよなホントに。会話だけさせてくれりゃよかったのに。(喋れなかったので八当たり)
とまれ、カルヴァドス大使のフィリップさんの通訳と、目の前の明治屋さんの営業さんとのおかげでそれなりに意思の疎通は図れました。フィリップさんはクリスタルヨットクラブの理事もされているので、そっちの方でもお世話になりそうではあります。
まずはよく冷えたポモー・ド・ノルマンディで乾杯。
近くの席の人たちで自己紹介をし合うと、なんと斜め前には入江たのし先生が!
入江たのし - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%85%A5%E6%B1%9F%E3%81%9F%E3%81%AE%E3%81%97
うっすらと近くで番組をやっていたこともあるので恐る恐るお話ししてみたりして。土屋夏彦さんの話などもでたり。そういえばサントリー・ウェイティング・バー・アヴァンテにちろっと出たこともあったりしたっけか。
入江さんも美味しいものが大好きな人なのでそこかしこの話題でひとしきり盛り上がる。
目の前に座っていらした明治屋さんに「嗜好が大好きなんですよ」とかいうお話をしつつ和む。「うちのオーナーが『嗜好だけはなにがあっても続けろ』と言ってまして」だそうです。明治屋でちゃんと買い物しますんで末永く続けていただきたく思うわけですハイ。
さて、下の写真はクリスチャン・ドルーアン社長が自ら持ってきてくださったカルヴァドス用のリンゴの数々。
写真ではわかりづらいのですが、かなり小さなもので食べてみても特に美味しいものではないのだとか。においもさほどいいわけではなく、あくまでも潰して発酵させると生きてくる個性なんだそうです。
ペイ・ドージュ地区全体でカルヴァドス用のリンゴは約400種類ほどあるらしく、香りのいいもの、甘味、甘味と苦味のあるもの…… などをうまくブレンドさせて味を作り上げていくのだそうな。ちなみにクール・ド・リヨン社では約60種類のリンゴを使っているのだそうです。
そしてお料理は以下に。
今回はカルヴァドスの会ということで、かなりしっかりとしたボリュウムでありました。正統派ビストロですな。 最後のドルチェまで満足。
そしてもちろん!
肉料理の前には全員起立して Le trou normand の合唱と、Coeur de Lion VSOPの一気飲みとジャンピングがあったのは言うまでもありません。(長野県民が結婚式で信濃の国をうたうのと同じ)
宴席の最後には、お土産でいただいたカルヴァドスを使ったカクテルレシピブックに社長自らサインまでしていただき感謝感激。
Bistrot de la Cite ビストロ・ド・ラ・シテ
http://www.sixarbres.com/bistrot/
港区西麻布4-2-10
Tel: 03-3406-5475
定休: 月曜日
営業: ランチ12:00~14:00(ラストオーダー) ディナー18:00~22:00(ラストオーダー)
林さんと、女性利き酒師の会の首謀者でありミシュランで星を獲得したラ・ボンバンスの裏番長でもある古川さんと三人でもう少し飲もうということになり、近所のスタンディングバーでポルトとチョコレートをいただく。
勢いづいてしまい、締めにCUCULUに行き、一杯ずつ飲んで解散。
CUCULU くくる
http://www.cuculu.jp/
港区西麻布2-25-19 BARBIZON28-301
Tel: 03-3400-9960
帰り際に六本木ヒルズの向かい側あたりのル・コネスール前で信濃の国出身の田中渉さんと偶然出くわしたのはLe trou normandの呪いだったのかもしれません。たぶん違うけど。
投稿者 KQZ : 02:31 | コメント (495) | トラックバック
2007年11月20日
ミシュラン(笑)
なんだか発表になったようです。(笑)
※事前に情報がダダ漏れだったので、どうしても(笑)をつけたくなってしまいました。
pdfも発見~
http://www.michelin.co.jp/media_center/news/corporate/pdf/first_edition_list.pdf
星以外にも「快適度」というのもあって、どちらかというとこっちの方に興味津々です。久兵衛と寿司幸だったら後者の方が快適なような気もしますがにぃ。それと赤字と黒字があるけどなんなんだろか? とかとか。
ちなみに戯れに行ったことのある店の星を数えてみたら90個位になりましたとさ。細かく思い出せば100超えそうですが。(頭の中でスーパーマリオギャラクシーを想起)
「●●は共同トイレなんだけど、ミシュランの定義からしたら星がつくのもおかしくね?」とか「職人さんが裏でたばこ吸ってそのまま刺身切ってる店があるけど味わかってねーんじゃねーの?」「●●は英語の電話が入ると何も言わず切っちゃうけど大丈夫なのかね?」とかケチをつけるのは簡単ですが、まぁいいんじゃないでしょか。 読み方としては各店の「師匠‐弟子つながり」だけでなく「築地の魚屋つながり」なんかを見てもいいかも知れません。
「新橋Kの親父さんは星を断ったらしいよ」「銀座Kも来年は断るってさ」なんていう話も昨日(日曜日)のまたぎで出てましたが、こういうヨタ話も全部含めて今後はミシュランの発行がある種一年の節目になっていくんだろうなぁ、なんて思いました。
個人的に仲のいいシュマン、なかむら、青空、龍吟、樋口さんあたりが入っているのはうれしいわけですしね。
少なくともザガットよりはましかな。(笑)
…と、(笑)でしめる。(笑)
投稿者 KQZ : 02:06 | コメント (186) | トラックバック
2007年10月02日
土曜日はシュマンの5周年パーティーに
土曜日のこと。
近所のフレンチレストラン「シュマン」が5周年記念だというので顔を出す。
イケメンソムリエ(ただし家の中では裸族らしい)の柴田さんと小玉シェフ、スタッフのみなさんとは逗子時代のまたぎに一緒に肉を食べに行ったりもしていて何かと仲がいいのですな。
手土産も持たずに行くのもなんなので、一週間前から虎屋に予約をしていた蓬が嶋(よもがしま)をピッカップしてから伺う。
なに、蓬が嶋をしらないと? けっ、この田舎もんが。これでも見やがれ。
とらやの和菓子 特別注文商品 -蓬が嶋-|株式会社 虎屋
http://www.toraya-group.co.jp/products/pro07/pro07_005.html
いや、単におめでたいのと中に五種類のおまんじゅうが入ってるってのでちょうどいいかなぁ、と思っただけなんですけどもね。
雨も上がってオープンテラスを開放してのんびりとシャンパンをいただきつついろいろとお話をしていたら、出てくる出てくる料理がいっぱい。
いつものお料理以外にも小玉シェフが趣味で作った海老チリや豚の角煮、カレーピザなんてのも出てくる。海老チリはかなり美味しかったっす。なぜか生春巻なんかも。
それ以外にホタテのカルパッチョオレンジ風味、サーモンのサラダ、頬肉の煮込み、子牛のロースト、トリッパ、パテ各種… といったところにシャンパン、白赤ワインがこれでもかと。
ジョージアンクラブのシェフソムリエさんも助っ人に来ていたりと柴田さん・小玉さんの人徳もしのばれようというもの。
お客さんにも飲食業の方が多かったらしく、意外な有名店のシェフさんとかが家族連れでいらしていたり。5歳くらいの子供が前庭を「まるげりぃーたぁー」と叫びながら走りまわるところなど微笑ましいこと限りなし。
赤坂 フランス料理 シュマン
http://www.chemins.jp/
港区赤坂2-17-7赤坂溜池タワーANNEX1階
TEL: 03-3568-3344
定休: 月曜日
投稿者 KQZ : 00:25 | コメント (164) | トラックバック
2007年05月24日
ビアフェス2007ですよ!
明けて24日、今日から六本木ヒルズでビアフェス2007が行われるのです。
ビアフェス2007|ビール酒造組合
http://www.beerfes.com/
当日は、各社のビアマイスターをはじめとする熟練のビールの注ぎ手が、フレッシュなビールを最適な状態でお客様に提供します。というのには期待できますし、音楽イベントなんかもあって楽しそうではありますね。Sandiiくんのか。 先週土曜日に喉の手術がありましたので様子をみつつ、ですか。 関係各位にあらせられましては適当に連絡しつつ現地集合ということで一つ。
投稿者 KQZ : 00:59 | コメント (1) | トラックバック
2007年01月27日
驚くべきコストパフォーマンスの正統派フレンチ。ダニエル・マルタンの新しいお店「L'espadon」(レスパドン)探訪記
きんときのお友達の旦那さんであるフレンチの重鎮ダニエル・マルタンさんが新しいお店をオープンしたというので遅ればせながら今日のランチに行ってまいりました。
ダニエル・マルタンさんの経歴はこちら。
Daniel Martin ダニエル・マルタン プロフィール
http://daniel-martin.jp/profile.html
三ツ星レストランで一年間雑用してただけで「三ツ星シェフ」とか自称する輩が多い昨今ですが、パリマキシムのスーシェフだったマルタンさんはまごう事なき三ツ星シェフ。またコルドン・ブルー東京の校長だった関係からか、東京のフレンチシェフ人脈の要ともいえる人でもあります。
ましかし奥さんから日本語を習っただけあって、しゃべるのを聞くと気さくでおもろい外国のおっちゃんってなギャップがあってか料理教室に通うマダムたちから追っかけまで出ているというわけでございます。(笑)
数年前に自分のお店をたたんでからこれまでは様々なお店・ホテルへの技術指導やメニュー開発、業務用ソースの開発販売、一般への料理教室などをやっていたのですが、愛娘エレナちゃんに自分の料理を食べさせたいという気持ちもあってか去年10月に待望の自分のレストランを再開させたという経緯と聞いています。
開店からしばらくは業界の関係者やお得意様、料理教室の生徒さんたちなどのお祝い来店で非常に忙しかったため、そろそろメディアへの露出も始めていこうという矢先だとのことでした。
お店の場所はロシア大使館横をアメリカンクラブに入ってすぐ。(ちなみに偶然にもZINOのWeb編集部のすぐ近くだったので、今度ZINOの女性スタッフ連れてランチご馳走しに行かなきゃだわ)
イタリアンレストランだったのを居抜きで借りたそうでして、内装はモダンで軽やかな感じです。
(Link→フレンチレストラン「レスパドン」:空間)
昼のメニューは1,200円、2,500円、3,500円の3コース。
今回は3,500円のコースを注文しました。
自家製スモークサーモンのマリネ、ラタトゥユと一緒に
フォアグラのムース
南フランスのレンズ豆のポタージュ
的鯛のグリル、アンディーブと菜の花と一緒に
鴨と豚のコンフィ(自家製ソーセージと豆も入っていてウマイ)
イチゴのミルフィーユ、チョコレートムース、フランボワーズのソルベの盛り合わせ
そしてコーヒー
一言で言うと「流石の正統派」「なに食ってもうまい」「これで3,500円は安すぎ」「人気店になる前に行っとくべき」です。
いやー驚いた。やっぱりうまいや。特に肉、そしてムース。
すべてお勧めでいただいたグラスワインも非常に上質でした。(ラベルを撮影し忘れたのが残念)
隣のテーブルには料理王国の編集関係の人が8人~10人で盛り上がっていらっしゃいました。ここは確かに穴場ですな。
食後にダニエル・マルタンさん、奥さんといろいろとお話をする。あ、エレナちゃんも来てたか。
夜のメニューを見せてもらったのですが、肉のディッシュで一番高くても3300円という価格設定。ワインも流石にいいのが揃っていた。
本格的な味なのにどれもこれもお安いような気がしてならなかったので不躾にも質問をしてみると、マルタンさん自身が超高級路線でお客さんを呼ぶというのにも少々疑問を感じているらしく、華々しく人を呼ぶよりも近所の会社員の人たちが徐々にお客さんを呼んでくれるようなお店を志向しているということでした。
まぁそんな事言っててもすぐ広まりそうな気もしますが…(笑)
ともあれ、驚くべきコストパフォーマンスの正統派フレンチとして今後重宝しそうでございます。
今度は夜に行こうっと。
L'espadon レスパドン
http://daniel-martin.jp/lespadon/index.html
港区麻布台2-3-20 豊栄ビルB1F
TEL: 03-5114-2893
営業: Lunch 11:30~14:30 Dinner 18:00~22:30(L.O.)
定休: 日曜日
追記:他の方の探訪記も発見~
代官山だより♪ : ダニエル・マルタン氏の L'espadon ☆..。.゚。*・。?
http://ukikomaria.exblog.jp/4737484
フランス料理情報サービス - レスパドン (フランス料理 神谷町)
http://www.french.ne.jp/modules/news/article.php?storyid=639
L’ESPADON 【グルメぴあ】
http://g.pia.co.jp/shop/83717
L'ESPADON 虎ノ門・神谷町 フランス料理 についての口コミ [アスクユー・レストランガイド]
http://www.asku.com/RV/010R/?_item_id=210058429&area_id=13
投稿者 KQZ : 22:39 | コメント (150) | トラックバック
2006年08月19日
赤坂シュマンでランチ
先週土曜日のこと。
今日は(というか19日は)誕生日だったので、
ランチにご近所フレンチ「シュマン」に行ってきました。
ちょうどシュマンも4周年記念ということで特別メニューがあるとのこと。
楽しみなり。
家からてくてく歩いて12時ちょうどくらいにたどり着く。
しかし暑い。
暑すぎる。
顔見知りのスタッフに見晴らしのよいテーブルまで誘導してもらう。
するとイケメンソムリエとして有名な柴田さんもいらして御挨拶。
まずはパスティスの水割りをいただく。あ、今日はアブサンだったか。
一応「5対1の水割りで(笑)」と数年前のオウム返しで頼んでみるが、
アブサンなのでロックグラス+水差しで出てきた。
ロックグラスの中の緑色のアブサンごしに借景の樹木が美しく映える。
水割りにして白濁した甘みをたるたると味わっていると一皿目が到着した。
アミューズグールは左からパイに乗せたイカのトリッパ、十勝産の仔牛の腎臓(ロニョン)のマリネ、胡桃とブルーチーズの入ったシュー。
なんてんですか、イカは日本酒にもあいそうな感じ。ロニョンは肉肉しておいしいなぁ。ホルモン。
続いて出てきたのが大振りの雲丹。
同時に白ワインをグラスでいただく。BANDOLの2000年。
特徴的な樽の香りと舌の上にうっすら残る皮の味が魚介類に良くあっていた。
北海道産の生うに殻の中にはトリュフと生海苔で味付けされた蟹のメランジェがたっぷりと詰まっているですよ。
生海苔とトリュフがここまであうとはびっくり。そして蟹の甘さよ。
海苔の味がそこはかとなく主張しつつも雲丹と蟹肉の甘さをひきだし、添えられているカリフラワーのクリームムースが緊張感をほぐしていい調和をもたらしてくれている。
小玉さん料理うまくなった? とか失礼な話をしながらぱくぱく食べ進める。
これはまた食べたくなるなぁ。
続いての皿は、花ズッキーニの中にオマール海老のムースを詰めたもの。
上にあしらわれているのは枝豆と天然の鮎だ。
ホタテのジュがいいお味で、皿にほんの少し残った汁気をパンでぬぐうようにしていただく。
お次はカスベ。バルサミコと焦がしバターのソース。
あわせて軽めのブルゴーニュの赤をいただく。
こりこりと歯にあたりくだけてとけていく軟骨の食感がたまらない。
これは二年ほど前にいただいたことがあるが、前回と較べると火の加減がベストになっていた。(前はちょっと硬かったのだ)
口代わりのキウイシャーベットをはさみ、メインに来るはブレス産仔鳩のロースト。
内臓を使いエキスのしっかりつまったソースでいただく。
柔らかく濃くジューシーで美味。
下に敷いたキャベツが甘くておいしい。
ちなみに右に見えるナイフはラギヨール。
肉を食べながら知り合いの話やら逗子の獣肉の話やら。
気づくとこの時点で店はもう満席である。
あんまり柴田さんを独り占めしてしまうのも悪いので短いタームをつなぎつつ。
赤ワインをもう一杯おかわり。
で、お約束のチーズ。
「知り合いに子供が生まれたんですけど、どんなプレゼントがいいですかねぇ」
などといった質問を受けたり世間話をしつつとろとろのエポワーズと36ヶ月熟成のミモレットをいただく。
あぁ、話をしていたらカマンベールの真ん中にトリュフを山ほど挟み込んだものを食べたくなってきた。
デゼールは二種。
左の写真はサングリアで煮た桃のコンポート。上に乗っているのはミント。
ここのところ桃づいている我々であったがはじめての味である。美味。
そして下が驚きの一皿。
あまーいフルーツトマトのグラニテにカスタードクリームをかけて一回グラタンに仕立てて、その上にプロヴァンス産黒オリーブのジェラートを添えてあるのだ。
黒オリーブのジェラートとフルーツトマトが出会うといくばくかの塩味が口の中に浮かんできてクリームとともに消えていく。正体はグルタミン酸ですな。
これがまた冷えすぎているといかんのだろうなぁ。酸味ばっかり立っちゃって。
温度管理も最高の一皿でございました。
で、締めのエスプレッソ。
柴田さんがにこにこしながら「食後酒にどうぞ」とマディラを注いでくれる。
自分でも一杯立ち飲みしながらあれやこれや。
ふぅ満腹&満足。
お値段は、通常のランチのお任せコースだと5300円なり。
今回は夜のコースをお願いしてしまったがそれにしてもお値打ち。
お会計を済ませると、ドアの外で小玉さんが待っていてくれてそこでもしばし立ち話。
また機会を見つけてこなければ。
帰る道すがらやまやに寄ってパスタとビールを買っててこてこと帰宅。
Chemins シュマン
http://www.chemins.jp/
住所: 港区赤坂2-17-7赤坂溜池タワーANNEX1階
TEL: 03-3568-3344
営業: 11時30分~13時30分(L.O.) 18時00分~21時30分(L.O.)
定休: 月曜日
投稿者 KQZ : 23:59 | コメント (111) | トラックバック
2006年08月15日
なぜか赤坂コムアラメゾン
月曜日のこと。
21時過ぎまで仕事をしていたらODINの菊ちゃんから電話があり、急遽打ち合わせ飯をすることに。
場所は赤坂コム・ア・ラ・メゾン。ランド地方の郷土料理を出す店だ。
家から激近&多分3年以上は来ていないのでは、と。
念のため電話番号を確認するためにネットで検索してみると、あらま/mさんのお名前を発見。
不思議なものです。
コム・ア・ラ・メゾン(COOME A LA MAISON)/フランス料理/赤坂[食べログ.com]
http://r.tabelog.com/tokyo/rstdtl/13002186/
仕事場の冷蔵庫に置きっ放しだった白桃をお土産に自転車ですぃー。
やっぱりお盆の東京は空いてるなぁ。
クローネンブルグを飲みながらしばし待ちつつ。
程なくして菊地夫妻が到着。
なんでも実家に戻ってきたその足だという。
デミのシャンパンを貰って乾杯。
お薦めは、ということで鴨の心臓の串焼きは確保。
シェーブルを使ったクルミドレッシングのサラダとジャガイモのグラタンもいただく。
どれも好印象。
シェーブルをパンの上に乗せてオーブンで焼き、とろーりととろけさせたのもアイデアである。というかこういうものなの?
鴨の心臓が来たのでグラスの赤ワインにスイッチ。
表面にはニンニクが利いているが肉は至ってシンプルな血の味が残る素敵なレア加減。
今日はランド産ではなかったとのことだがうまい。
続いては赤パプリカにツナを詰めた煮物とトリップ。
食いしん坊の菊地さんがいるのでお勧めだという烏賊の墨煮も追加オーダー。
トリッパの煮物にはトマトを入れたものとそうではないのとの二つあるらしく、コム・アラ・メゾンのものは後者。白ワインとブランデーで煮込んであるのだとか。ガスコーニュ風とあとなんだったかな?
これにはアリオリソースがよくあう。
烏賊の墨煮はちょいピリ辛で濃厚。パンに付けてソースまでいただく。
デザートはパッションフルーツと洋梨のソルベ。カヌレもサービスでいただく。
そしてハーブティー。
話の内容はあっちこっちにうろうろと。
シェフも参加して菊地夫妻とのフランスのレストラン談義をあれやこれやと伺う。
前からフォアグラを取ったあとの身がどうなるのか気になっていたのだが、現地ではざっくりと煮込んで食べたりするらしい。でも日本だと難しいんですと。ちょっとしたトリビアにへー。
そのほかには…
- タリスカ内田さんに対する「北斗の拳じゃないんだから」→レモン絞りのコンボ
- 幻の桜の井口さんが「彼女できました」といってるけどホントか?
- 六本木龍吟の話題
- スペインに料理の案件で行くの? とかいう話
- 某すし店の話題
- オーグルマンの話題
- 逗子の獣肉屋の話題
- ゆうじさんが釣りと猟にハマってしまったという話題
- 新店舗を作るなら、系の話題
- 熊の手をオヤっさんから入手したら桃の木の小林さんが料理してくれるので人数を集めて食べてみよう、とかいう話題
- 菊地夫妻も行けたら京都松茸ツアーに参加したいとかいう話題
- blog作りたいとかいう話題
- 西谷さんがI女史にぶちきれたというお話
- アイスの作り方の話題
- 某店がお休みなのは産休? とかいうお話
- 宮下さんの取材法とかいう話題
- 岡村さん、箱根富士屋ホテルスタッフをしかりながらハーブティーを教える、の巻
…などなど
なんだか飲食業の話ばかりだが、菊地さんは僕のことを何だと思っているのだろう?
まぁいいのではあるが。
1時くらいまでおしゃべりして解散。
あー楽しかった、と。
コム・ア・ラ・メゾン COOME A LA MAISON
港区赤坂6-4-15 シティマンション赤坂1F
Tel: 03-3505-3345
休日: 日曜、祝日の月曜
営業: 月~金 18:00~翌1:00(L.O) 土 18:00~24:00
投稿者 KQZ : 23:59 | コメント (137) | トラックバック
2006年07月21日
nagafuchiのオリジナルカレー激辛
夏季限定のアイスカレーを食べようと思って行ったのですが、今日はさほど暑くはなかったので野菜を頼もうとしたところ売切れだったので、勢いでオリジナルの激辛をオーダーしてあひあひあひひ。
ここでは辛口止まりにしよう。800円(税込)
カレー屋 Nagafuchi|22種類以上のスパイスを使ったオリジナルスープカレー
http://www.curry-nagafuchi.com/
港区西新橋3-5-1
営業時間:月曜~金曜 11:00~21:00 (ラストオーダー20:00)
定休日:土・日曜、祝日
投稿者 KQZ : 14:54 | コメント (164) | トラックバック
2006年06月29日
書き忘れの記 ~スペイン料理の巻~
某日
有楽町というか日比谷というか、まぁ日比谷公園の向かい側になるから日比谷なのだろう。
ともかく微妙な場所にある『レ・ストゥディ』というお店に行き不思議なお料理を食べてきた。
「不思議な」というのは語弊があるかもしれないが、この場所はスペイン料理の伝道師ホセ・バラオナ・ビニェスの個人的厨房であり、1日に1組(それも最大で10名程度)だけ客とした完全予約制&好みに応じた料理を振る舞ってくれるというなんとも特殊な業態のレストランなのである。
お予算は20万円からとなっており、10名の客のスケジュールを集めるのは値段以上にナカナカ困難なわけでして、ある意味”日本一予約が難しい”と呼ばれる店なのだ。
あ、ちなみにホセ・バラオナ・ビニェスさんというのはピカピカ ピンチョスの著者と言った方がわかりやすいかな?
小笠原伯爵邸の中の人だった、というかなんというか。
発起人は腹黒い事で有名なストロウドッグ小泉くん。
彼がさまざまな寿司屋のカウンターでナンパした(実話)食道楽の方々を中心に見事10名の善男善女(小泉くんを除く)が集まった。
あ、Abbot's Choiceの泉店長もいました。
まず前菜盛り合わせは手前からハモン・イベリコ・デ・ペジョタのパン・コン・トマテ、同じくハモン・イベリコ・デ・ペジョタのクリームコロッケ、パプリカとオリーブオイルのタコ 、ガスパッチョの4品。
どれも普通にウマイ。ガスパッチョがおとなしくも鮮やか。後で聞いてみるとパンを入れたりしてないみたい。
この中でよかったのはパン・コン・トマテかな。トマトをすりおろしたところに軽く焼いたパンをずぶりと漬けてさっとハモン・イベリコでくるむんだとか。
続いては焼いた新玉葱の天ぷらカタルニアのロメスコソース。
これまたウマイ。焼いた玉葱がメイン並の存在感なのだ。
なんでもオーブンで一時間ほど焼いた後アルミフォイルで蒸したものをさくっと揚げたのだとか。
ロメスコソースはパプリカ、ナッツ、トマトチームとニンニクチームを分けてあって濃淡がついて面白い。
なかなかやるでやがる。
カプチーノっぽいニンニクあわあわソースがもう少しインパクトがあってもいいかなぁ。(ここら辺については最後のほうにまとめて書くとして)
三皿目は煮込んだレンティス豆に卵のフリットとチョリソートーストを乗せたもの。
野菜ブイヨンで煮込んだやさしい味のレンティスの上にオリーブオイルで揚げた半熟卵が乗ってるわけです。その上に帽子のようにかぶさっているのがかりりと焼いたトーストにチョリソを荒いペースト状にしたソースをつけて乾燥焼きさせたもの。
焼けたチョリソとパンと白身のじくじくした香ばしいにおいがたまりませんわさ。
卵を割ると黄味がトロ~ンで豆と混ぜて食べるわけです。不味いわけがない。
「海老で作っても美味しいよ。でも卵の方が好きだけど」とはホセさんのお言葉。ごもっとも。
ちなみにさほど有名な高級卵を使っているわけではないのだとか。
「スーパーで売ってる高い卵ね」で十分だそうです。へー。
続いてはホウボウと浅蜊のフィデウア。
見た目ベビースターっぽいものがフェデウアでして触感もわかりやすくベビースターっぽいです。しこしこ固めの揚げ麺ってことで。
なんでもカタル二アの料理らしく、カッペリーニを適当にバリバリ折ったものをオリーブオイルで揚げたものをさらに浅蜊を煮込んだスープで煮絡めたというもの。ホウボウの影が薄くなるというか、まさしくこの料理の主役はベビースターもといフェデウアなのです。家でもやってみようっと。
5皿目は墨烏賊のアロス・カルドソのアイオリソース。
アロスは米って意味なのはわかるけどカルドソってなんじゃろ… と思っていたらやわらかめのリゾットっぽかったです。鍋の種類だったっけかな?
烏賊がやわらかくうまうま。アイオリそーすもぐー。
6皿目はイベリコ豚トロのモルーノ。
イベリコ豚ののど肉のトロ部分を12時間野菜で煮込んだものをオリーブオイルとパプリカなどの香辛料でマリネしつつ1日半冷やして味を落ち着かせたものを、サーブする直前にスライスしてさっと中まで熱くなる程度に炙って出来上がり。
ナイフを入れるとほどけるような肉の繊維が美しい。口に入れると想像通りとろける。美味。
付け合せのカリフラワーとジャガイモのピューレが美味しい。豚を煮込んだスープも使ってるみたい。
最後にスペインのチーズ4種。ガロチャ・マホレロ・ピトゥ・テティージャ。(なにがなにやら)
デザートは‘サン・セショップ’のカタルニアのカスタードクリームというのだそうな。
そして手作りチョコレートにコーヒー。
出てきた飲み物は
- Dry Fino La Ina Domecq
- Cava Agusti Torello Reserva2002
- Senorio de Sobral2004/アルバリーニョ
- Prios Crianza2002/テンプラニーリョ
- San Emilio Lustau/ペドロヒメネス
で、総括。
やはり食べ物は一緒に食べる人のテンションにも大いに影響されるわけでして、今回の企画はそれだけでも十二分に満足できるものだったのでした。
ただ一点。
なんというか料理に勢いがないのがちょっと気にかかるわけでして。
どの料理も美味しいんですが、キレイにまとまりすぎていてパッションが感じられないのですよ。
毎日食べても飽きないくらいなんだけど、「うー、たまらん。うますぎる。腹が裂けるまで食ってやる!」的な情動を動かされるものでは全くないのです。
なんでだろうかなぁと食べながら考えていたのですが、10日以上経って思い起こしてみると、このメニューの中で今も記憶に残っている料理は全て「熱い」「熱かった」ものなんですよねー。(僕の味覚がおこちゃまだというのはさっぴいて下さいましな)
もとい。
もともとがピンチョスという食べ方からして作り置きのものが多いのはわかるんですが、こうした少人数の構えならば適温でサーブできるはずなのです。
そういう意味では何度もここで書いているカマロンの方がずっと熱くてウマイんですよね。
一方少人数でストイックでそれでいてウマイといえば中目黒の小林さんがやってるフォリオリーナ・デッラ・ポルタ・ フォルトゥーナでしょうか。あの人は人間として熱いからあれくらいの狭さの方がいいのかも。
(銀座で一瞬ゴージャス店をやってたときが一番好きでしたが…)
とまぁ舌では満足しながらも気持ちでは「もっと旨くなる演出が出来るはず」と思ってしまったのでした。
お店形式でやるときには音楽とか内装とかスタッフ教育とか頑張ればいいんでしょうけども。
最後に厨房から出てきたホセさんとお話して一次会は解散。
お土産にチュッパチャプスをいただきました。
Tips:チュッパチャプスのロゴデザインをしたのはサルバドール・ダリ
→チュッパチャプス - Wikipedia
チュッパチャプスを1969年にチュッパチャプスの考案者であるエンリケ・ベルナートは、チュッパチャプスを世界展開させる際にロゴをスペインの芸術家であるサルバドール・ダリに依頼した。依頼をされたダリはその場でナプキンにデザイン画を描いた。そのデザイン画をエンリケは大変気に入り、現在のロゴの原型とした。
その後、六本木Abbot's Choiceに行きビール飲んだりストロングボウのCIDER飲み尽くしたりしてたのでした。
L’estudi レ・ストゥディ
千代田区内幸町2-2-2 富国生命ビル B2F
Tel: 03-3597-0312
Abbot's Choice アボットチョイス
港区六本木5-1-5 加藤ビル2階
Tel: 03-3475-0353
無休
投稿者 KQZ : 20:15 | コメント (230) | トラックバック
2005年11月20日
花園神社で酉の市のちトルコ料理でAbbot's Choice
二の酉の前夜祭ということでマラカス電気科学ご一行で花園神社に出向く。
会うなりオガちゃん社長に郷里から届いたばかりというハマグリとサザエを大量にいただく。すまんこってす。
去年の熊手を持って新宿へ行くと19時だというのに結構な人だかり。
早い時間の空いてる時を狙ってだろうかわっかりやすい親分さんたちご一行がお参りしてたりする。若い衆がきびきびと気遣いしているのは見ていてナカナカ面白い。
でいつのも熊手屋さんに行ってちょっとだけ大きめな熊手を購入。いなせなお兄ちゃんたちと三本締め。
さて飯でも食おうと新宿二丁目をぶらぶらしてみるが日曜日なのでさすがにどこもお休み。
レインボーで有名なホモホモ系書店の向かい側に立ち飲み屋ができていて大盛況だったけど、これもアレ系なのかな? よくわからん。
結局新宿三丁目のトルコ料理の名店ボスボラスハサンでトルコ料理をはぐはぐ食べる。
ベッキーは… とか前の会社の先輩のしでかした情けない話とか日テレの話とかblogとかサイワールドとか、仕事の話やらヨネさんの近況やらなにやらかにやらあーだこーだしながら三人でワイン三本は当たり前か。
適当なところで解散ー。
まだ早かったのでAbbot's Choiceに行ってみる。
日曜日はガラ空きなのかとおもったら、白人さんのグループがちらりほらり静かに飲んでいる。なかなかいい風情だ。
カウンターで泉くんとあれやこれやと話しをする。いい場所があったら二店目とか考えなきゃいけない時期ですか。ふむふむ。
ギネスのハーフパイント、アレキサンダー、Cadenhead'sの新製品でArdbegの11年ものをいただく。
アレキサンダーは生クリームを軽くホイップしてからシェイクするという手間のかけようでクリーミー&ゴージャス。うまい。若いアードベッグとの連携は至福ですな。
ちなみに混んでる時には頼まないとホイップしてくれないそーです。空いてるとき限定レシピですな。
帰り際にIl de Re XOというカミュの新製品をハーフでサービスして貰った。
なんでもコニャック地方にRe島というのがあるらしく、そこで作られたものだとのこと。
Re島で作られた塩と一緒に飲むのがお奨めなのだという。
確かに島っぽいというか、かすかな塩味と甘い風合いが上品。
それはそうと、そろそろ逗子に獣肉食いに行かなきゃですな。>関係諸氏
ボスボラスハサン
新宿区新宿3-6-11 第一玉屋ビル2F
Tel: 03-3354-7947
営業時間: 11:30~14:30 17:00~23:30
年中無休
http://bosphorushasan.com/
Abbot's Choice(アボットチョイス)
港区六本木5-1-5 加藤ビル2階
Tel: 03-3475-0353
営業: 18:00 p.m.~7:00 a.m.
年中無休
http://www.authenticbar.com/abbots-choice/
- 藤原ヒロユキさんつながりでよく読ませていただいているビール現場主義の中の人が来店されてた様子です~>スタッフ諸氏
http://beer-kichi.cocolog-nifty.com/pivo/2005/11/best_bitterabbo_222e.html
投稿者 KQZ : 23:59 | コメント (196) | トラックバック
2005年08月23日
雨の中のスペイン料理
このところの昼間は六本木ヒルズに行ったり汐留に行ったり赤坂に行ったり東中野に行ったり築地に行ったり品川に行ったり初台に行ったり日比谷に行ったりと、わかる人が見たらわかるような動きをしていて大変に忙しかったりする。
なもんで久しぶりに夜は神谷町のスペイン料理「カマロン」に行くことに。
前日に予約の電話を入れてみたところラッキーにも4人テーブルが取れたのでさくまあきらさんご夫妻を誘ってみるが、まだ熱海の別荘にいらっしゃるとのこと。
ということでアボットチョイスの泉店長と、ご近所に住んでいるストロウドッグスのコイズミリュウジくんと一緒に行ったのでした。
食いしん坊4人で行くと色々なものが頼めて嬉しい限り。
定番のカマロンセットにサンマのマリネ、焼き茄子のマリネなどどんどん頼んでいく。
今日のスペインオムレツはかぼちゃが入っていて甘くて美味しかった。
焼き茄子のマリネには青紫蘇の実がトッピングされている。こういうのも日本的なスパニッシュの解釈で面白いところですにゃ。
マッシュルームと生ハムのシェリー&オイル煮も旨い。パンを貰ってはぐはぐ食べる。
シェリーもフィノ、ナポレオンフィノ、アモンティラードと色々頼む。
須釜さんは元シェリー博物館にいらしたのでシェリーについてはもちろんのこと詳しい。
泉くんと話もあうらしく「今度店が終わったらいきます」とかとか。
秋には生ハムの工場にみんなで行こうとか例の逗子の獣肉にも… と食いしん坊話は弾む弾む。
豚ロースの漬け込み焼きが美味しかったと言ったら「実はヒレ肉も漬け込んであるんですけど、食べますか?」とお誘いが。もちろん行きます行きます。
浅利とチョリソのパエリアで締め。んまい。
ご馳走様ということで普段ならデザートを貰うのだが、近所に出来たバルの方に行ってみることにする。
お勘定の間にメリノ種の羊のチーズをサービスしていただいた。味が草の香りがして面白い。シェリーブランデーが合いますのぉ。
すぐ近所に開店したカマロンのバルまで歩いていくと、およ、店内は大繁盛。
立ち飲みブームだし安いし旨いしだから当たり前か。
カウンターを詰めてもらって入り口あたりにやっとこ陣取る。
コイズミくんは少年サンデーのサンデー青春学園という投稿ページを担当しているのだが、「少年誌で仕事をしているとは思えないくらいぷち腹黒」(By 柴尾さん)なのである。「KQZさんって何の仕事してるかわからないっすよー」と言うがそれはお互い様なのだ。というかコイズミくんにだけは言われたくはない。「武井さんが訝しがってましたよー」ですとぉ? このぉ美人カメラマンの癖に。(←あくまでも強調)
デザート代わりにシェリーブランデーを飲んで喋っていたらやたら雨足が強くなってきたのでタクシーに乗り込み早々に帰宅。
カマロン
港区虎ノ門3-11-8
Tel: 03-3432-7772
日祝定休
18:00~23:30(L.O.)
バル カマロン
港区虎ノ門5-8-11
Tel: 03-3432-8804
日祝定休
16:00~23:00(L.O.)
投稿者 KQZ : 23:59 | コメント (1) | トラックバック
2005年06月23日
いつもの蔵人さん二人と食ったり飲んだりの巻
この季節になると日本酒の蔵元さんが東京にやってきて飲む機会が増えるのだ。
冬の間は酒造りで休みがまったく取れないのだが、新酒の出荷も終えてひと段落してあちらこちらに営業に来ている、というわけでして。
今日は前から仲のいい醸し人九平次の伊藤君と初亀の村上くんというイケメン蔵人二人に誘い出されて食事ナリ。
なんだか相談もあるらしいので打ち合わせもそそくさに西麻布へと出発。
「んー。東京らしい店でどっかないかなー」と軽く悩んだところで、以前、松本隆さんに連れて行ってもらった西麻布の欧州料理「キッチンファイブ」を予約。(以前は店名を隠してましたが、松本さん自身がコラムで薦めていたので書くことにしましたー)
いやしかし、この店はなにを食ってもうまいのだ。ネコちゃんかわいいし。
サラダ5種盛り合わせにタパス6個、スパニッシュオムレツにヒントを得たという7種類の野菜のミルフィーユ風オムレツにアーティーチョーク、ラザニア、ラムのカレー… などなどたーくさん。
スパイス遣いもさすがの一言。満腹。
キャラの立った店主のおねーさまとはMISAYOが日本にいるときに連れてきてあわせたかったー。
Kitchen 5(キッチンファイブ)
港区西麻布4-2-15
Tel: 03-3409-8835
営業: 火曜~土曜 18:00~23:00 (L.O.21:45)
http://www.kitchen5.jp/
んでもって二次会はいつもの Abbot's Choice に。
ありゃ、大画面テレビが壁にかかっている。六本木だとサッカー見ながら飲みたい、とかいうニーズもあるからかな。普段はついてないけど。
まずはギネスにバスペールエールで乾杯をしながら話していると、なんと伊藤君は数週間前にアボットチョイスに来たことがあるのだとか。「KQZさんが忙しいと思って連絡せずに来て静かに飲んでたんですよー」とは他人行儀なことこの上ない。
我々三人はというとすっかりおなかいっぱいだったのでフィッシュアンドチップスに自家製ギネガー(ギネスビールによなよなエールの酵母を再添加して作った飲んでもおいしい黒酢)をかけて適当につまむ。
話はいろいろと流れつつ自然と日本酒業界の話題におよんだわけでして。
九平次さんの去年のヒット商品「件の山田」のラベル決定までの泣ける話などで盛り上がる。
フォントのカーニングまでこだわる伊藤君にはラベル印刷業者のデザイナーでは対応が追いつかずダメダメっぷりに嫌気がさしているとかで、それならと友人の日本酒好きのデザイナーに電話を掛けまくってみると、即座に出てくれたNendographixxxのANIが快諾。
今年はかっちょいい(死語)ラベルが作れるかも。あとで鄭秀和くんにも連絡してみようっと。
家に泊まるくらい仲のいい若手の蔵元さんだけで数十蔵はあるから、一挙におしゃれさんにしてみますかにぃ。幸いなことに日本酒の流通業者大手さんとも仲よくさせてもらっているので、まずはプライベートブランドあたりからかな。
そのほかにサイト構築の相談や若者向けのイベント企画、酒税法などなど話は進みつつ飲みつつのお酒はというと季節柄モヒートなんぞにうつる。もう贔屓の引き倒しみたいな日本酒ファンを自称しているジジイ連中には一般の人はひくだけなのでそろそろ引退してもらいたいとかそんな話にも。他には●●副杜氏の結婚披露パーティーはどんなことしてやろうかイヒヒヒとかとかとか。
店長の泉くんは前に店長を任されていた中野の Georgia Moon 時代から都内屈指のカクテル上手としてならしていたので「な、名古屋じゃこんなにおいしいモヒートは飲めないっす」と驚くのもむべなるかな。
それなりに飲んだところで明日もあるということで11時台に解散して歩いて帰宅。
※あ、8月に蔵人とスチュワーデス合コンとか頼まれたけど忘れてるかもしれないので備忘録代わりに書いておこうっと。(←軽く嫌がらせ)
Abbot's Choice (アボット・チョイス)
港区六本木5-1-5
加藤ビル2階
Tel/Fax: 03-3475-0353
open 18:00 p.m.~7:00 a.m.
無休
2005年06月08日
またもまとめてあれやらこれやら
例によって例のごとくまとめて。以下順不同。
- ひげひげ集会で空手道の中の人と出会う。想像通りに面白い方だったので楽しい飲み会。「さぁ、牛だ!」
しかしぼでごん亭はVISAの良くわからんカードを見せると20%引きになるのは安すぎではなかろうか。ちなみに一階フロアのゲーム好きのお兄ちゃんは似ているからといって「耳がでっかくなっちゃった」のギャグをやりすぎである。
- …ちょ、ちょっとまて。PS2で空手道の復刻版が出るとですとっ! →オレたちゲーセン族 その3 空手道
紹介記事:郷愁誘う豪華7点セット! レトロゲーム復刻シリーズ『オレたちゲーセン族』発売決定
どんなゲームだったかはここらへんあたりから →丑年記念・空手道懐ビュー
- 前の会社で後輩だったFeanorさんとAbbot's Choiceで久方ぶりに再会。Mac系のライターをやっていたことは知っていたけどもモルト飲みだったとは知らなんだ。Marcを使ったカクテルを教わる。ほうん。青臭くて美味しい。
- ゲーム批評7月号に丸ちゃんが登場してるとの話を聞いて熟読。ホームランド面白そうなんだよなぁ。次なにやるんだろ? 某イベントで丸ちゃんがかがんでつかんだものは… とかいう話は秘匿しておこうっと。(まだ言ってる)
- 某所で某社の某お偉い人にあったらすごく低姿勢でなんだかちょっとコワかったですハイ。「いや、仰るとおりでした」とか。これはなにかのワナか? ワナなのか??(よく知らんケド)
- ひっさしぶりにあべ静江さんからお電話を戴いたのだが電波が悪くて早々に失礼してしまった。あらら。
- さくまあきらさん達とほげほげともんじゃ焼きを食らう。月島在住の岩崎@読広さんのあんこ巻はやはり絶品。真似できねーっす。
- そういえば移転工事中だったご近所フレンチ乃木坂シュマンが今日リニューアルオープンなのだそうな。今度は赤坂というか溜池あたり。柴田さんにビオのシャンパンとコニャックでもお祝いに持っていくかな。いいよね>MISAYO 小玉さんのブーダンノワール食いたし。テイクアウト希望。
シュマン Chemins
〒107-8790
港区赤坂2-17-7 赤坂溜池タワー
Tel: 03-3568-3344サイトもできたらしいのでリンクリンク。
http://www.chemins.jp/
投稿者 KQZ : 13:35 | コメント (4) | トラックバック
2005年05月07日
ご近所の新しい店と仲のいい店とまたも新しい店と
すぐ近所でもう二年くらい前から工事をしていたビルにこの5日からテナントがやっとオープン。
半年くらい前から「パティシエ募集」とか書いてあったのでケーキ屋ということはわかっていたのだが…
ということで赤坂点検隊。
店の名前は「コルド・シュール・シエル」だとか。
1階だけがオープンしており、地階と2階、3階も飲食店舗になるようだが、まだここだけしか開店していない。2007年の旧防衛庁跡地の再開発まで持たせるつもりなのかなぁ??
「フランシス」というお薦めっぽいケーキと「なんとかノワール」とかいうチョコレート系のケーキを頼んでみる。
ま、可もなく不可もなくという感じ。几帳面に作ってあるってのはよくわかるんだけど、なんかこう後に残らないのだ。
フランシスは下半分のピスタチオの部分と上半分のムース部分とが同じような食感だしベリーソースの酸味がぼやけているのでインパクトがなんとも。くちどけとかのさっぱり感はいいんだけどな。
もうちょっとメリハリがあるとうれしいか。下のピスタチオはもっとしっかりとナッティに、上のムースはババロアのようにふんわりと、とかとか。
夕方になり、久しぶりに神谷町のカマロンに電話してみると今日は席が空いているという。らっきー。
ここ半年くらいかなり混み混みになってしまって入れなかったのだな。ゴールデンウィークの狭間狙いで正解。
まずはいつものカマロンセットでスタート。
シェリーとスペインオリーブ、茹でエビのセットをつつきながら今日の料理の品定め。
定番のオムレツはかぼちゃとほうれん草。色がキレイ。
赤ピーマンのリコッタチーズ詰めはしっかりとしたパプリカの味がチーズとあいまって白ワインが進む。
本日のおすすめからは「鴨の砂肝の燻製とマッシュルームのソテー」と「紋甲イカの網焼きイカ墨ソース」をチョイス。 鴨の砂肝はシャリシャリとした食感で楽しい。イカ墨ソースがおいしいのでパンをもらって皿を掃除しながら食べまくる。
お酒は白ワインからラ・ヒナータのナポレオンフィノに。
シメにはやっぱりパエリア。今日はマジョルカ式ポークパテと新ジャガとズッキーニ。
豚のパテが濃厚でおいしい!
須釜さんが「おいしい塩があるんですよー」と若狭湾の塩をぱらりとパテに振りかけてくれると味がいっそう濃くなる。
今日はシェリー酒日和と勝手に決めてしまいお次はプリンシルのアモンティリャード。色もじんわりとスパニッシュなのだ。
食事をしながら須釜さんの高校時代のかわいいデート話やパエリアに使っている「ARROZ BOMBA」というお米は須釜さんがスペインから日本に初めて持ってきたとかいう話やら魚の干物のスペイン風の食べ方やらの話に花が咲く。
もういっぱい赤をもらっちゃおう、と思っているとCep D'art 99を薦めてくれた。うん。香りも味もいいバランス。安いし。
そんなこんなで秋に一緒に生ハム工場に見学に行くことなども決定。
それと、なんでも5月6日に「バル カマロン」を近所にオープンしたというので、Abbot's Choiceとショップカードの相互紹介をしてみたり。しかし須釜さんは僕のことを何している人間なのかすっかりわからなくなってしまっているようだ。こっちもわからんし。
てなことですぐ近所にあるという「バル カマロン」にふらふらといってみることに。
場所は神谷町の駅から徒歩3分くらいか。飯倉の交差点方面にいき八幡町の歩道橋のふもとにある翁寿司を右折してすぐ。
9坪のこじんまりとした清潔感あふれる明るいお店にはいると陽気なペルー人のお兄ちゃんがお出迎え。日本語上手だなぁ。
内装は白を基調にしており、「コルドバの裏路地をイメージした」のだという。立ち飲みメインでラフに楽しめそう。
メニューはピンチョスが10種類くらいに煮込みと焼き物が数種類。
デザートにプリンとアイスクリームの盛り合わせをもらったところすこぶるおいしかった。昼間に行ったケーキ屋より。
アイスは愛宕にある「SOWA」のものだとか。地元密着型バルなのだな。
16時から営業してるということなので、TXあたりと打ち合わせのときにでもへろりと寄ってみるのもいいかも。
んで、最後の最後の締めにAbbot's Choiceに行ってショップカードを置いて帰ってきてもまだ23時。
早いなぁ。
カマロン
港区虎ノ門3-11-8
Tel: 03-3432-7772
日祝定休
18:00~23:30(L.O.)
バル カマロン
港区虎ノ門5-8-11
Tel: 03-3432-8804
日祝定休
16:00~23:00(L.O.)
投稿者 KQZ : 23:36 | コメント (160) | トラックバック
2005年04月30日
青山でふらふら、な土曜日
青山のカフェコムサでお茶。
なんでも宮崎県産の完熟マンゴーがお薦めだというのでそれにのってみる。ちなみにフィリピン産マンゴーの1.8倍くらいのお値段しはるんどす。(変な京都弁)
味の方はといえば、「そりゃうまいだろ」てな感じ。フルーツのおいしさが圧倒してます。技とかはあまり感じられず。
その後クレヨンハウスとナチュラルハウスの自然食スーパーをはしご。
クレヨンハウスの上の本屋で「スローな手づくり調味料」という本を購入。
なんてったって晶文社ですぜダンナ。こちとら小学2年の秋に「生きのびるためのデザイン」を読んでっから晶文社萌えなわけで、なんかし点数が甘くなっているのは除くとしても目次を眺めるだにとても面白そうな本なのだ。柚子こしょう、トマトケチャップ、ウスターソース、豆板醤、XO醤、共麹などなどすぐにも試してみたいレシピが満載。
ためしにXO醤のレシピを見ると、干し貝柱(乾貨)、金華ハム、干し蝦、大蒜、赤唐辛子、紹興酒、胡麻油と全部家に転がってるものばかり。よーしゴールデンウィーク中に作ったろーっと。
Cafe comme ca(カフェコムサ) 青山店
港区南青山5-10-19 真洋青山ビル1・2F
TEL: 03-5774-7130
年中無休
営業: 12:00~22:00
クレヨンハウス
港区北青山3-8-15
TEL: 03-3467-9568
ナチュラルハウス青山店
港区北青山3-6-18
TEL: 03-3498-2277
営業: 10:00~22:00
↓これは中学生以上なら人として読まなきゃダメ(かなり大げさ。古いし)
生きのびるためのデザイン ちなみにユーズドで2,360円だそうな。
投稿者 KQZ : 23:59 | コメント (181) | トラックバック
2005年04月15日
もろもろ近況など~ビデオカードとスパゲッティの有楽町
- 引越し
- そういえば今週から仕事で常駐しているところが汐留に移転したのだ。
ということは昔いた会社とすぐ隣のビルというわけで、当然いろいろな人に逢いまくる。
なんだか仕事にもなりそうな予感。
- ビデオカード
- 家のPCのビデオカードがぶっ飛んだことは前にも書いたかもしれないが、家でネットゲームをチェックできないというのは少々いただけない。
ということで昼飯がてらに有楽町のビックカメラ&ソフマップに行きビデオカードを物色してきた。
とはいうものの845チップセットだとAGPしか使えないのが難点。最近のビデオボードだとPCI-Express対応のばっかしでAGPは店頭在庫っぽいものか無駄に高いものしかない様子。
しかし945が出てくる直前なだけにボードごと換えるのはちょっとなぁ。
と、小一時間物色して結局RADEON9600でVRAM256MBのものに決定。
秋葉原までいけば色々あるんだろうが、ま、この辺で一旦手を打つか。動かないようなら915なりでまた組むとして。 - 液晶テレビとシングルモルト
- ビックカメラの(いや他の量販店でもそうなんだけど)一階は、その時々の売れ筋商品が山積みになっているものだが、今はご多分にもれず一面HDDレコーダーと大型薄型テレビだった。その中で今日ひときわ目立つ陳列をしていたのがシャープの大型液晶テレビだったのだが、惹句がふるっていてちょっと面白かった。
亀山工場で作っています
ですって。ウィスキーかなにかかキミは。
ビックカメラはお酒の販売もしてるし意外なことにシングルモルトにも力を入れているので、ビックカメラだけのコピーなのかも。よく分からんが。 - 昼飯はというとスパゲッティジャポネ
- 久しぶりに銀座界隈での昼飯だったのだが、いかんせん時間がちょいと遅くなりすぎてしまった。
てなことでいつでもやってる「スパゲッティ ジャポネ」に行って見る。
※ジャポネってこんなとこ→ http://www.ousaru.com/japone/ あとこことか。ひさしぶりー。しかしあいかわらずすごい盛りだわ。
ジャポネのスパゲッティはここにあるような正統派のパスタと違って純粋な「スパゲッティ」なのだ。ひらがなで書いてもいいくらい。
何時間も前にやわらかーくゆでて置いといた麺をでかい鉄のフライパンでじゃんじゃんと炒め焼いて食べる焼きそばというか。
んでもって盛りが半端ではない!(上記のリンク先を参照のこと) ヘルシーのレギュラー(もちろん辛口)でもう満腹。横綱なんて体調整えとかないともう食えないかも。おっちゃんとおばちゃんの喧嘩も久しぶりに聞く。スパゲッティ&カレー ジャポネ
中央区銀座西1丁目2番地先 銀座インズ3 1F
Tel: 03-3567-4749
月~金: 10:30~19:30
土: 10:30~17:30 - インスピレーションをやっとインストール
- ずいぶん昔に買ったインスピレーションのインストールCDをやっと見つけて立ち寄り先マシンにインストール。バージョン2とかくらいから使ってるので手になじみまくってしまい、これがあるのとないのでは企画書書きの能率が違うのだ。ダイヤグラムなんかもできるし一人KJ法なんかもできるし。(やんないけどね)
最新バージョンは日本語化されないらしいのでMacintoshではクラシック環境でしか使えないのが玉に瑕だな。どっか日本語化してくんないかな???
投稿者 KQZ : 18:30 | コメント (298) | トラックバック
2005年04月08日
串カツをダークで&百軒店のムルギーカレー
ヨネさんがB級グルメ系のblogをはじめたらしいので記念トラックバック。
ジャンジャン横町の串カツ 阪神大震災前の神戸に行くとガード下の串カツ屋によく立ち寄ったものだった。 本当に普通の立ち食いの串カツ屋で名前も覚えていないのだが「キャベツ食べ放題」「ソース二度漬け禁止」という基礎知識は嘉門さんからたたき込まれていたのでそこら辺はかぁるくクリアー。 安くて早くて美味くて、リハからライブ本番に間に合う夕方の30分くらいでささっと食べるのが結構好きだったのだ。 しかしぎっしりと混みはじめる夕暮れどき、追加のお客さんが近寄ってくる頃になるとおばちゃんが「すんまへん、ダークで」と客に声をかけるというのは知らなかった。 すると立ち居並ぶおっさんどもが す ち ゃ っ と音もなくカウンターに斜めに立ち位置を変更するのだ。 つまりお客さんがもう一人二人入れるスペースを作る行為を「ダークで」あるいは「ダークダックスで」と表現するのだな。 気づくと自分もブラインドカーテンの中の一枚の羽のように斜め45度でカウンターに立っており、そしてようやく自らの小腹が満たされたことに気づいて脂ぎった串カツをもう一二本しゃくしゃく食べてライブの現場へと移動したものだった。 後から関西圏の友人に聞いて見ると「ダークで」というのはかなりポピュラーな言い方らしいのだが、それがダークダックスであり決してデュークエイセスでもボニージャックスでもない理由については全くもってわからない。 「クールファイブで」と言わないのは何となくわかる気がするんだけどね。 醤油味とか塩味で食べそうで。 | ヨ ネ さ ん の B 級 グ ル メ エ ッ セ イ が 読 め る の は a m e b l o だ け ! |
ヨ ネ さ ん に 励 ま し の ト ラ ッ ク バ ッ ク を 送 ろ う ! |
ムルギーな雰囲気こそB級グルメの王道だった 僕の初めてのムルギー体験はやはり高校1年くらいだったからムルギーのじいさんのよぼよぼ具合もさらにグレートアップしていて、水を持ってくる間にも「む、む、むる、むるぎー」と言いつつ、ぶるぶると手を震わせ盛大に水をこぼしながら、ゆっくりじっくりこちらにやってくる姿はある種の神々しささえ感じたものだった。 肝心のカレーについてはまた別の機会に と書かれているのでアレだが、「エベレスト山脈のようなご飯に全米が泣いた!」とだけ書いておこう。 |
投稿者 KQZ : 00:42 | コメント (249) | トラックバック
2005年03月31日
やっとカレー
これまでにふられ続けていた人形町にやっと美味しいカレー屋さんを発見。
ひらがな四文字の地雷カレー屋はともかくとして、チェーン店のカレー革命もピンと来なかったしCoCo壱は別に普通だし。
ということでTree'sというお店なのだな。店長は森さんだとかそゆこと?
場所は人形町交差点を小伝馬町方面に2ブロックばかし歩いて左にちょっと入った一階。
「欧風でもインド風でもない日本式」と書いてあったけど普通に旨いカレー。
あえて近いところを探ると蒲田のタージマハールの感じかなぁ。スパイスのインパクトはタージの方があるけど。
頼んだのはお勧めというツナトマトカレー850円。
ここは辛さの調節とチーズのトッピング、ご飯の大盛りは無料サービスとのことなので、チーズトッピングと辛さ3倍にしてもらった。3倍でも普通の辛さで美味しい。次は5倍くらいにしてみるかな。
形のしっかり残ったトマトの酸味としゃきしゃきとした歯ごたえの残っているタマネギが美味しい。
Tree's(トゥリーズ)
中央区日本橋人形町3-6-8
Tel:03-3639-2525
休日 日・祝
平日 11:00 〜 21:30
土曜 11:00 〜 21:30
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2005年03月13日
ご近所フレンチのちBambooそして深夜の企画書書き
(05.03.14追記)
ホワイトアスパラの季節だということで、日経系の某Sさん夫妻とご近所フレンチ「オステルリースズキ」に行く。
ホントに毎日前を通っている店なのだが一度も入ったことが無かった。ストロウドッグのコイズミくんはよく来てるみたいなんだけども。
一番奥の個室に通されて、まずはちっちゃなシューの中にエスカルゴが入っているアミューズグールと
Sさんに選んでいただいた白ワインで乾杯。
前菜はホワイトアスパラとスカンピのソテー。みずみずしく火が通されたぶっといホワイトアスパラを卵黄の利いたソースで食べるともうたまらん。あと2本は食べられるぞ。スカンピの卵をソースに溶いてパンにつけて皿がキレイになるまでふき取って完食。
続いてアワビと春キャベツのエチュベ。アワビのこりこりとした食感と柔らかく甘く火が通ったキャベツが好対照。バターの薫りも高いアワビの肝とロックフォールの塩味の利いたソースがこれまた旨い! パスタにしてもいいかも。
赤ワインはSさん夫妻が仲のいい山本マスヒロ氏お勧めのものに。ん。さくりとうまい。
肉料理はそれぞれが好きなものを選んだので「野ウサギとフォアグラ」きんときさんは「小羊とフォアグラのパイ包み焼き」Sさん夫妻は「青首鴨のソテーワインソース」「鶉のソテージェニパーベリー風味のソース」をそれぞれチョイス。
野ウサギは弱火でじっくりと火を入れていくという昔のフレンチの技法を使っているからか身が柔らかくハンバーグのような感じ。小羊もちょいとつまんだが美味しかった。
Sさん夫妻は仕事柄沢山のいいお店を知ってらっしゃるのでいろんなレストランの話や、近ごろ新聞をにぎわせている話題など会話も弾む。
鈴木さんはコートドールで魚介のシェフをされていたとのことなので、次の時には魚をメインに選んでみるかな。
最後には色々な種類のデザートプレートとコーヒーで締め。
オステルリースズキ
港区赤坂5-4-17 前田ビルB1F
Tel: 03-3585-6080
日曜定休
営業時間 11:30〜15:00 18:00〜23:00
食事後、アボットチョイスに行くかBambooに行くかちょっと迷ってBambooに決定。
工事中のTBS会館の前を歩きながらもろもろ相談なども。
土曜日のBambooはお客さんがいないと思っていたら我々が入ってからあっという間に満席になる。
叶野さんの京都人らしいいちびり加減も炸裂しっぱなし。なんか壊れてませんか近ごろ?
クォーターデッキ、ジンバック、スクリュードライバー、カシスウーロンでまずは口を湿らせる。
ここのカシスウーロンはいちいち烏龍茶を入れてから作ってくれるのでかなーり旨い。
話していると、なんでもアボットチョイスにも行ってくれたそうで。口は悪いけど人は悪くないのだなぁ、とやっと分かった。でも君はODINの菊地さんとそっくりだよ、毛が薄くないだけで、と忘れずに刷り込んでおく。
2杯ずつくらい飲んだ辺りで解散。
Sさん夫妻も気に入ってくれたようで良かった良かった。
Bar Bamboo
港区赤坂3-19-3 みすじ通り西入ル南側
Tel: 03-3589-4170
日曜定休
でテクテクと家まで歩いて帰ってきて一保堂のほうじ茶をずずずっ。
その後メールを処理しながらとある筋から講演依頼が来ていたので縷々ネタ出しなど。ネット広告の変遷とコミュニティ運営についてだとか。ふむふむ。某国立大学の授業にも転用できそうだし、しっかりとまとめときまひょか。
それと先週トロチチと吉川@IPインフュージョンさんと盛り上がったデバイスについてのラフラフな仕様整理。これ出来たら面白くなりそうだなぁ。コンテンツ制作機能が格段にアレするし。別件の作業もあるからここらでキチンと英語の勉強し直したほうがいいかもに。
しかしひょっこりひょうたん島はどこに行くか分からんがこのターンでいきなり登場するのは(そしてできるのは)いずれにせよトリックスターであることは間違いないので事務方は大変だなぁ、とか感想を記念に書いておこうっと。
投稿者 KQZ : 03:31 | コメント (46) | トラックバック
2005年01月25日
店のロゴが決まったりして
3月にオープン予定のお店のロゴがほぼ決定と。
デザインはネンドグラフィックスのANIさまにお願いしました。
日記によると1月9日に頼んでたんだから、かなりすばやいですな。感謝!
かなーりカッコいいので気に入っております。手塚の手っぽいところもかわいい。
六本木交差点近くでこのロゴを見かけたらお金を落としてやってくださいまし。>関係者各位
以下、ANIさんからのデザインについてのメモ。
- ●デザインについて
- 配色は打ち合わせの時にでていたスコットランドのシンボルの緑と、名前の元になったアボット・チョイスのボトルからもらったベージュで構成しました。
緑は、全体がポップな見え方になりすぎないように、あざやかな緑ではなく多少深い色に落としてあります。書体は中世の伝統的な「ブラックレター体」数種をベースとして参考にしながら、今風に角張らせて古今の折衷に挑戦してみました。
可読性よりも雰囲気と、歩行中に気づく「あ、ここは飲める所だ」という認識のほうを重視しました。今回は文字要素が店名だけであるため、装飾要素がないと成り立たないので、独逸のビールラベルなどを参考に聖職者の手をデザインしました。
全体のイメージがビールっぽくなりすぎないように、手に持たせたのはワインのようなウイスキーのような、濃色ベタの液体としました。
同じ理由で麦やホップなどのモチーフも避けています。紋章はゆくゆくはマッチやコースターにも応用しやすいシンボルとしてデザインしました。ぜひ作りましょう!
こうしてみるとANIさんてば文章ちゃんとしてるんだよなぁ。喋ってても面白いし。
投稿者 KQZ : 23:59 | コメント (193) | トラックバック
2005年01月15日
シュマンの移転とエッセドゥエと麻婆豆腐
朝起きると昼だったのだ。
昼で雨がすごかったのだ。
んでもって久しぶりにシュマンでランチでもすべえと思って電話をかけてみたら番号が移動していた。
はて… と思って柴田さんにかけてみると、なんでもビルの都合で近所に移転するとかで現在閉店中なのだそうな。
新しい店になったらまた行かなきゃですな。
お? って事は土日とかに一緒にメシを食いに行けるってことね。
そう考えつつも外食のスタンバイをしてしまっていたのでエッセドゥエでピザを食べることに~
今日頼んだのは、ベビーリーフとルッコラのサラダ、ポルチーニ&その他キノコいっぱいのグラタン、マリナーラのピザと、半熟卵&モツァレラ&燻製豚のピザ。それとサン・ペレグリノの大瓶。
サラダを食べていると逗子の猟師料理屋のおっちゃんの携帯から電話が入ってきた。
なんかいい肉が入ったという情報は携帯でくれるので助かるのだが、今日は「渋谷のゆうじ君の電話番号教えてくんない?」というお話だった。ゆうじさんとおっちゃんは大の仲良しになってしまっていて、「オレの後をついで猟師にならないか?」くらいな勢いなのだな。ことによると渋谷でもあの獣肉が食べられるかも。ふむふむ。
ランチのあとやまやによってウォッカの小瓶を買ってくる。
ウチの庭で取れたローリエと、ローズマリーをウォッカに漬け込んでフレーバードウォッカを作ろうという寸法だ。飲んでおいしくなくても料理とかお菓子作りに使えるしね。
お家に帰って、デザートに栃木在住の金時友人から送ってもらった巨大とちおとめ苺をいただく。これがまた一粒がでかいのだ。もう「一粒」というよりは「一玉」というほうが適しているような大きさ。そしてめちゃくちゃ甘い! あっという間に一パック食べて大満足。
うだうだと本を読んだり昼寝したりしたらあっという間に夜。
なんか麻婆豆腐を作ってくれとMISAYOちゃんにリクエストされてたのに彼女が日本にいる間は忙しくて作れなかったのでひさしぶるに作ってみることに。
前に作った麻辣油と趙楊の豆板醤、すり鉢で粉にした花山椒をたっぷり入れるのはいつものとおりだが、今回は“前年度売り上げ360%アップの女”“フランスの本社社長が特別にお食事に誘いに来る”“にっこり笑って皿を売る”“洋食器業界のカリスマお嬢”でおなじみの北白川女史が、
「立川の陳健一の店の裏を閉店後に通ったときに、なんだかものすごく巨大な粉チーズの缶がゴミに出てたんだけど、あそこって麻婆豆腐と杏仁豆腐以外にメニューないでしょ? もしかしたら粉チーズを隠し味に入れてるとか???」
という聞き逃すことのできない情報を教えてくれたので、ためしに冷蔵庫に転がっていたパルミジャーノレッジャーノをすりおろして大匙いっぱいほど入れてみた。
食べてみるとたしかに複雑な味になって深みが増すような気もする。 意外にいけるやね。
投稿者 KQZ : 23:08 | コメント (196) | トラックバック
2005年01月02日
中目黒パリアッチョで新年のランチ、初詣のはしごのあとはビデオ鑑賞など
10時頃に起きてフルーツとシリアルコーヒーを飲んでTSUTAYA六本木にビデオを返しに行く。11時ちょうどくらいだったのでそのまま虎屋カフェに向かってみるも花びら餅はここでは扱っていないとのこと。
仕方ないのでアッシュに行って、今日のお年賀用にチョコレートコーティングしてあるアーモンドを二包み購入。正月は空いてて楽だわさ。
ビデオを返しに行くと、ブルースブラザースのDVDが999円という安さだったので思わず購入。中学時代にちょっとだけ荒れた学校だったのだが、ブルースブラザースが学校の授業でかかってからカッコいいお笑いの方向に流れたのだな。詳しくはここでは書かないが。
地下鉄で中目黒駅に行きイタリアンの「パリアッチョ」に集合。
メンツは12月の29日に忘年会飲み会をした6人の大人と1人のお子さまなり。
パリアッチョはカウンター8席とテーブル20席程度のお店。今日はランチ貸し切りということでカウンターを陣取る。
前菜は「鳥・海老・帆立のテリーヌ 鳥・海老・帆立のサラダ添え」。サラダにはバルサミコ風味のソース。
テリーヌはちょっと固めで鳥の軟骨が入っていて食感が楽しい。パンは烏賊墨を練りこんだ黒いものと、ハムのみじん切りを入れたものの二種類。烏賊墨の方は玉葱のソテーが入っていて香ばしくてこれまた美味しい。
プリモピアットは「牛肉ラグーソースのラザニア」。
ゆで卵が入っていて優しいお味。ラグーのトマトソースがごくごく少なく香り付け程度なのがいい感じ。
プリモセコンド(あれ? これでいいんだっけ?)が「牡蠣と九条葱のスパゲッティ」。
スパゲッティはシェフの中村さんがイタリア修業時代に使っていたものらしいが、先日ウチで使ったマルテッリ(Martelli)に食感が似ている。今日のは1.8mmみたいだけど。アルデンテというよりはしっかりソースを麺に吸わせたもっちり感が売りのようだった。じんわりと旨い。
続いて肉料理はというとカウンターの真ん中にある鉄板で焼くようだ。これはまた珍しいなぁ。「岩手産岩中豚の鉄板焼き 白インゲン豆とケッパーとエリンギのソース」。
豚肉がしっかり焼いてあり美味しい、が…。
ソースがしゃばしゃばでちょっと物足りないというか。せっかく香ばしく焼いてあるのに白ワインが煮詰め足りなくて焼き浸し状態なのだ。たぶん正月に無理に空けてもらったので一人で切り盛りしていたからステアがたりなかったからなのだろうが、むしろすんなりと塩胡椒とマスタードで食べてもいいかもしれなかった。ケッパーと食べると美味しかったしね。
デザートは「ブルーベリーのセミフレッド、オレンジ添え」。
食後にはカッコいいエスプレッソマシンで入れたエスプレッソでおなか一杯。たしかELEKTRAとか書いてあったかな。「K」がトレードマークの赤銅製のロボットみたいな感じがステキ。ちょっと欲しかったりして。
パリアッチョ
目黒区上目黒3-16-13 CUBE-M 2F
03-5722-3977
定休: 日曜日
1130-1400 1800-2200
http://www.pagliaccio.jp/
中目黒駅で一旦解散するも、日比谷線の中で菅原さん御夫妻と初詣に行こうということに話がまとまり神谷町で降りる。
愛宕神社で出世階段を昇ろうというのだ。開いてれば田崎真也さんのとこに挨拶に行ってもいいし。
カマロンの近くを通って愛宕神社に到着。
階段をひぃひぃいいながら昇ってお参りをする。
おくどさん守りが可愛かったので購入。藁にとんがらしが手挟んであってデザイン的にもステキなのだな。
虎ノ門駅でお別れして一旦解散。
んが、我々は隣の溜池山王で降りて山王日枝神社に初詣のハシゴをすることに。
ここにお参りするのは狂言和泉流の薪能に来て以来だったっけか。明石散人師匠に和泉元彌を紹介してすぐだったと思うからもう10年以上前かもしれない。近所なのにご無沙汰してしまい恐縮。
お参り後、やまやで炭酸水とリンゴジュースを買うが、正月のサービスということでキャンベルスープを三缶も貰ってしまう。330円しか買ってないのにいいのかぁ??
家に帰って残ってた花びら餅を食べてビデオを観る。
夜は残っていたお煮しめと膾、ウナギのチラシ寿司と鳥スープ。
冷蔵庫にあった日本酒を冷やで飲む。
十四代龍月、初亀初絞り、文佳人吟醸生酒。龍月は常温くらいが美味しかった。
しかし正月のテレビはどれも面白くない。業界人としてあるまじき発言か?
ビートたけしが司会の「なんでもアメリカのせい」とかいう番組をながめていたが目新しいことは何一つなし。ビートルズ来日がうんたらかんたらという話題があったが、明石散人師匠によれば当時は全然盛り上がっていなかったらしい。「オレは金持ちだからレコードとか聴いてたけどさ、みんなそんなの知らないって。空港なんてたぶん30人とかくらいしか見えなかったし、多くてもせいぜい100人とかじゃあないの? でもさ、その後のニュース映像にはうまくトリミングしたのを使いまわししてんだよな。アレってどういうこと?」なんて話を聞きながら築地のレンガでコーヒーを飲んだものだった。ま、ヨン様ブームとおんなじようなもんかな。
テレビに厭いて録りだめていたBSアニメ夜話を見る。
お題はパトレイバー、ハイジ、ナディア。
しかしここに出てくるゲストの何人かより確実に串宮の方が詳しいし話は面白いと確信。人気作家(ゲラ)の田中渉さんのプロデュースにちょいと期待。
しかし氷川竜介さんって見れば見るほどやっさん@ひげひげ団に似てるよなぁ…。
大林宣彦監督が「心が動いていればとまっている絵でも充分動いて見える」という話は面白かった。ロードムービーは心がとまっている男女が無理やり動く状況に置かれることによってもといた場所に立ち戻ったときに慣性の法則でふと心が動き始める…、なんていう持論とむりやり結び付けてみたりして。つかCMの企画書かなきゃな。
そうそう、映画監督といえば明石散人師匠と「日本史鑑定―天皇と日本文化」(徳間文庫)で対談した篠田正浩監督はすごいなぁ…。高橋克彦さんや池口恵観さんの時には明らかに明石さんが9割は喋っていたのが手に取るようにわかったが、今回は本当に半分くらい喋っているように見受けられる。
あの年代の映画業界には才能がある人が集まったんだろうなぁ。今はどの業界にいるんだろう? うーむぅぅぅ…
投稿者 KQZ : 23:40 | コメント (13) | トラックバック
2004年11月17日
ある秋の日の出来事
しばらくはゆっくりとしようと思っていたらば朝九時から某所に呼ばれてふにふに。久しぶりに外国人の話を聞く。アメリカ人の英語はわかりやすいのぉ。
自転車で赤坂方面へ移動。途中日本財団のビルの中にあるスワンベーカリーでさくっと昼飯をとり、昼過ぎにI&Pに到着。
この後3時に六本木で打ち合わせがあるのだがちょっと早かったので切込隊長とひげいとうとだべって時間をつぶす。いや仕事の話ももちろんしたんだけどもさ。
「無知と貧乏は消極的な犯罪だ」と緑色の人がのたまえば、隣で髭の男がうなだれるという楽しい見世物を堪能していると3時近くになってしまいあらあらと退席する。
しかしその後10分たらずでこんな長文のエントリーをあげているとはさすがは童貞社長だ。
さてさて次の打ち合わせ。
六本木駅近くの某店舗がオーナーの慶事により盛業ながらも発展的解散をするというので、独立を考えている友人のバーテンダーくんと見に行くことにしたのだ。
立地条件もいいし、なによりオーナーさんがいい人そうだ。非常に気に入ったので99パーセント以上の確率でここで店をやることになりそうな。もちろん出資もすることになるわけで、これまで単なる酒好き・美味しいもの好きだったのだがお店の経営みたいなこともやることになるのは進化というか退化というかなんというか。
家に帰ってうだうだと書き物。
夕方、きんときさんが出先から「カマロンカマロン」とうるさく言うので神谷町のスペインバル・カマロンに予約をする。
このところ大人気店になってしまったので予約がとりづらかったのだが早めの時間だったからすべりこみセーフ。席に座ると次々にお客さんが来ては玉砕していく。やはり人気店になっちゃったんだにぃ。
まずはカマロンセット。すっきり辛口のシェリー「ラ・ヒナータ」と塩茹での小海老がよくあうのだ。
ほうれん草のオムレツは以前より少しオムレツっぽくなっている。前のはほうれん草の塊だったものね。相変わらずうまい。
炭焼き赤ピーマンの詰め物はリコッタチーズだけでなく木の実も入るようになったようだ。んまい。
お奨めだという北海ダコを使ったじゃがいもとのオーブン焼きは白ワインにあいそうなのでハーフボトルで頼んでみる。
サロマ湖の牡蠣のオリーブオイル煮がすこぶる旨い。なんでもしょっつるに似たスペインの調味料に牡蠣を漬け込み、それをニンニクとハーブのペーストとともにたっぷりのオリーブオイルとともに煮込んだのだという。パンに浸して食べると幸せそのもの。ということでパンをお代わりしてもらい皿を洗う必要もないくらいにはぐはぐと食べつくす。
最後はモルシージャの土鍋炊き込みご飯で締める。モルシージャというのは豚の血の腸詰めのことで、レバーに似た味わい深さがたまらなく旨いのだ。いや、さっきから「旨いうまい」と書いてはいるが、スペイン料理の奥深さを知ったのがほぼココが入口なので語意が少ないだけなのだな。(10年近く前に外苑前の某店で講談社の北村周さんに連れて行ってもらったのがお気に入りだったのだが、店が移転してしまってから大して感心しなくなってしまったのだ。移転前には逢坂剛さんとも何度かお会いしたものだったのだが)
土鍋ご飯には軽めの赤をグラスで戴く。
最後にカモミールティーとエスプレッソで大満足。飲み終わったエスプレッソのカップにスペインのグラッパ「オルホ」を注いでもらいくいっと飲み干す。ぷはー。胃の腑が落ち着きますのぉ。
色々と話をしていると、来週火曜日の逗子獣肉ツアーに須釜さんが参加したいとのこと。
なんだか濃いいメンツになりそうですが、楽しいのでこれもまたよし。
投稿者 KQZ : 22:33 | コメント (173) | トラックバック
2004年11月06日
蒲田三昧、パン捏ね、久々の自宅メシ
朝起きるとなぜだか口がカレーになっていたのだ。
それも蒲田のタージマハールのカレーだ。
思い起こせば(前にも書いたが)このblogは、そもそも『蒲田ランチプロジェクト』という仲間内昼飯情報が発端だったわけで、そういった意味でも意味深いっちゃぁ意味深い。
ま、そんなこんなで電車で蒲田にGO。
トートバッグにはジップロックを入れておく。そしてその意味は後ほどわかる事に…
そして、店に到着。
相変わらずのタージのオヤジの顔をみてなごむ。ちなみに親父の名前は田島晴夫。←嘘
顔だけ見ると「日本語お上手ですねぇ」といいたくなる相変わらずの親父だが生粋の日本人。
それが証拠にいまは店を手伝っている長男さんは日本の人っぽい。たしかちょっと前までは奥さんと長男さんは近くで甘味屋さんをやっていて、次男が新橋で同じ「タージマハール」という名前でインド料理屋さんをやっているはず。
今は甘味屋は閉じてしまって息子さんはこちらを手伝っているそうな。
きんときのオーダーは相変わらずのオクラカレー。そして豚ばら肉を炒めた季節のカレーを頼む。
あっさりとして滋味深いカレーはどうしようもなく旨い。やっぱ麻薬かなにか入ってねーかコレ?
「さっきポールさんが来たんだよー」
へ? あのバカ犬(でも可愛い)の飼い主のポールさん?
「MISAYOはどうしてるか~?」
と相変わらずの様子でした。>MISAYO@Paris
持参したジップロックのタッパーにルーをお持ち帰り。うひらうひら。
「堅く見えるけどゼラチンが固まっただけだから火に掛ければすぐさらさらになるからねー」とのこと。そうか、鳥だよね、やっぱ。
その後は蒲田といえばユザワヤの本場にしてメッカなのでよろうとも思ったが、カレー満載のタッパーがあるので断念。
というわけで駅の反対側のいつもの酒屋「光屋」さんに行く。
ここは東一に天界、獺祭、南部美人などが揃う独特の品揃えの店なのだが、特にブームの前から焼酎の揃えがいいのでよく来ているのだ。
とはいえ昨今のブームのおかげで兼八も紫美も店頭にはなかった。残念。
代わりに試飲できた麦焼酎「龍。」(ロンと読むようだ)というのにちょっと反応。アタックはいいけど甘みがもうちょっとあればいいかも。ということで試飲は出来なかったけど41度のハナタレのほうを購入してみる。それと黒糖焼酎の朝日も。
おー、三兄弟がやっている焼き鳥屋と洋食屋の「○○○○」がまだ健在だぁ。石原慎太郎事務所でバイトしてたときによくここらでメシを食った覚えも。確か後援会の役員だかで、食事会で使ったときに出てきたワインを平気で何回も取り返させたんだよなぁ、現都知事ったら。
そんな事を思い出しつつしばし歩いてケーキを食べに「Chez麻里お」へと向かう。
すると前に、どー見てもアキハバランな男性二人組が歩いている。
方向は同じようだ。お、ゲームショップがあるからここにでも入るのかなぁ… などと思っていたら二人して「Chez麻里お」へと吸い込まれていった。なんだかステキな街だ、を感じた。
ラスベリームースの入ったピラミッド型のチョコレートケーキとココナッツとキャラメルのムース、それとレモングラスのハーブティーで一服。
アキハバランたちはケーキをお代わりしていたようだ。んま、凝り性ね。
蒲田を存分に堪能した後、戻ってきて家でパンをこねる。
今回はライ麦粉は以前と同じ1/3にして、京都の山中油店で買ってきた落花生オイルを混ぜ込む。
夜は野菜たっぷりのスープパスタ。
じんわり体によさそうなり。
投稿者 KQZ : 23:59 | コメント (199) | トラックバック
2004年11月01日
さらば五反田シリーズ:スープカレーの店「うどん」
ということで残り少なくなった五反田生活。
向後の憂いなく気になっていた店に行ってみよう、ということで前々から場所は知っていた謎の店に昼飯に行ってみたのだった。
その名も「うどん」。
とはいえれっきとしたカレー屋さんなのだな。
ちょっと遅めに入店すると昼の客がいなくなったばかりというタイミングだった様子。
内装は極めて安っぽいと言うかいい意味でも悪い意味でも下北チック。もしくは高円寺界隈のなかやむげん堂っぽいと言えば中央線な人にはわかりやすいだろうか。
壁に書かれたメニューから念力を込めて美味しそうなのを探し出す。
「バジルポークカレー(茄子入り)」にチーズをトッピングしてみた。750+100円ナリ。
すると近所の事務所に勤めているらしい若者二人が頼んであったと思しき持ち帰りカレーを引き取りにきていた。
なぁんだ「夜のカレー」って昼からやってるんだ。ショック。(というほどではないのだが)
出てきたカレーはさーらさらの紛れもないスープカレー。
おお、美味しそうじゃないですか。
トッピングのチーズはご飯の上にぱらぱらとフレーク状のものが散らばっていた。
肝心のスープはというと、ちょいと辛目だとは書いてあったけどさにあらん、ちょうどよろしい。
チーズとも意外に相性がぴったり。よく考えたら「バジル→チーズ」ってイタリアンの連想だったのか、と自分の適当さ加減を思い知る。どーでもいいけど。
後を引かない辛さであっさりと完食。
もう一回くらい来てもいいかなぁ。あ、焼酎買いに行ったりするもんね。
かれーの店うどん
http://www.soupcurrynomiseudonn.com/ ←「n」が重なっているのはたぶんガチ
品川区西五反田2-31-5
Tel: 5434-2308
営業: 11:30~21:00
休日: 日曜・祝日
※関係ないけど蒲田のタージマハールに激しく行きたくなってきた。
年に数度そういうことあるんだよなぁ。10年目くらい?
投稿者 KQZ : 22:39 | コメント (153) | トラックバック
2004年10月29日
怪物プロデューサー健在
夕方、前の会社の大先輩から呼ばれて打ち合わせに参加。
その人の名は勝田祥三。
この人から直接ケータイに「おお、元気か? なにしてる? ちょっと遊びに来ないか」と言われたらどんな事があったって馳せ参じるのが筋というものでしょう。
勝田さんの武勇伝は挙げていくだけで「ダコタハウスに3ヶ月間住み込んでジョンレノンの特番を作った」とか「○ー○○○○。の楽曲版権を…」とか「黒澤明が…」とかとんでもないことになるので割愛。
興味のある人はだれかギョーカイの大人の人に聞いてみよーね。あの会社の基礎を築いたのは吉田秀雄だとしても、その次ぐらいに凄い人なのではないかなぁ、というのは穿った見方かな。
現在、勝田さんはNPO『PLANT A TREE PLANT LOVE』をやっていて、そこで撮影している日本の四季折々の映像を、S社がやっているWorld Event Villageというサイトに紹介した事があったのだった。この映像はS社側でも評判がすこぶるよろしいらしく、もっと突っ込んだ形での協力を求められているらしいとの事。こちらもちょうどS社を辞めることもあり、その後の連携をどうしようと思ってもいたところだったので久しぶりに伺ってみた。
場所はというと、六本木花教室をやっている場所と同じマンションなのでこれまた変なご縁なのだな。
夕方ドアを開けるとかつての上司がこんにちは。
来年行われる某国際博覧会の件もあり、二時間ほど色々と話が盛り上がる。
なんにせよ辞めた会社からこうして仕事の相談が来るというのはうれしいもので。営業なんてやってらんないので辞めたのだが正解ではある。
まずはAppleかな。それと有線ケーブルなんとかかんとか。(謎)
それに一応S社にも最後の御奉公になるのかなぁとも。ま、こっちは関係ないけど。
NPO『PLANT A TREE PLANT LOVE』では富士山麓は鳴沢村に「やるき農園」という農場を持っていて、ホームレスだった人々や農業を志す若者、退職後の第二の人生としての農業を考える人々が集って自立型の有機農法の農場経営を模索しているのだという。
ネットTV局をつくるなりして広報もしたいとのことで、どーせだから流れで万博もNPOもひっくるめてお手伝いしますかにぃ。有機無農薬といえばODINの菊地さんも大好きだろうから東京での売り先も考えられるかもしれないし。ネットゲームの仕事もあるから大変だろうけども。
打ち合わせの後、すぐ近くの「グリル満天星」で食事。
ビールで乾杯した後、秋刀魚のマリネをいただく。フレークにした塩昆布がまぶしてあって絶妙な酢の加減がワインにも合いそう。ということで赤ワインに変える。トマトサラダ、牡蠣フライをつつきながらよしなし話を。へー。イランにのこのこと行ってた野郎の実家に数万件の電話があって、県と国から職員が10人がとこ出張って家族の代わりに電話取ってるんだ。ま、精神的にもたないわな。などなど。他にもヤバめな話が続々と出てきたが割愛。とりあえず「三田にある三流広告代理店に一流の仕事ができないのは、社員全員が第二志望のやつらばっかりだからだ」という事に結論づいた。
締めは名物のオムライス。なんだか口が驕ってしまったのか以前ほどの感動はないけど美味しい。
自宅まで歩いて帰る。
帰り際、「次の花教室のときにはオレにも声をかけろ」と勝田祥三御大のお言葉。ぐはっ。あーた伊藤深水の息子なんだから上手いにきまってるやんかさぁ。
そういった意味でも次の会が楽しみではある。
特定非営利活動法人 PLANT A TREE PLANT LOVE
http://www.plantatree.gr.jp/
グリル満天星
港区麻布十番1-3-1 アポリアビルB1F
Tel: 03-3582-4324
営業: 11:30~15:00、17:30~21:30(日曜・祝日は~15:30、17:00~)
定休: 月曜(祝日の場合は翌日休)
投稿者 KQZ : 23:23 | コメント (254) | トラックバック
2004年10月22日
イタメシ(死語)のお仕事
朝体調が悪かったので仕事はお休み。(日本酒飲みすぎましたな。ふははは)
つか、昼に先輩からの相談案件で某イタリアンレストランの建て直し企画の打ち合わせがあったので予定のうちではあったのだけれど、などと誰かに向かってセルフフォローしてみたりして。
話というのは都内某所(超一等地)にある冴えないイタリアンレストランのリニューアル案件で、先輩は食材ルートの見直しで既に実績を上げているのだが、それを見込まれて内装からなにからの総チェックを頼まれたのだそうな。
ランチを食べつつ内外をきょろきょろ。
しかしひどい店だなぁ…
目抜き通りから30メートル程入った静かな場所はまずもっていいとして、ロゴが読みづらくて一目では絶対に読めない。席数が60でサービスマンは5名もいるが声を出さない水すらなかなか替えない。お茶ひいてるヤツが常に2人はいるが目抜き通りで声かけやらチラシ配りもしない。何よりイカンのが雇われの店長が水木しげるの妖怪漫画で何かにとり憑かれて馬券拾っているようなサラリーマンみたいな顔つきなのが致命的。
肝心のメシは可もなく不可もなくというかオレの方がずっとうまいぞ。まず塩が薄い。オリーブオイルが弱い。なぜアルデンテで茹でられない。コーヒーもひどい安い豆使ってるし、中学の家庭科で作るようなクッキーはサービスであっても出してはイカンと思いますですよ。(が、サラダは意外と及第点だった。パンも悪くない)
それとトイレのゴミ箱は安手の青いプラスチックの2,000円くらいの円筒形のヤツ。ほれ、アレッシーの韓国コピーみたいなフタがぶるんぶるぅんって回るタイプのやつね。メルシャンから貰ったロゴ入りのグラスを使うのはやめれ。そのくせお手ふき濡れタオルの袋には例の読めないロゴが印刷されてたりするんだよなぁ。金の使い方間違ってね? 店の目の前には100人乗っても大丈夫な物置が6つくらい並んでいて600人乗りも即可能。夜に来ないと分からないのだが多分照明計画も適当なので暗いんだろうなぁ。なにより動線計画がなってないので…
目隠しの為のアイデアを予算別にいくつか考えつつロゴ変更とユーザー動線の合間にドルチェかなにかのショーケースを入れるとかなんとか色々とアイデアフラッシュを聞こえないようにこそこそと行う。(人件費が50%なんて信じらんないので年明けに総取っ換えの予定なので)
食事をしながら打ち合わせをしていて気づいたのだが、パブリシティと建築計画とメニューアドバイスとサービスマニュアル作りを全部できる食いしん坊ということで呼ばれたらしい。さてはギャラは相当低いな、こりゃ。まぁフリーはなんでも受けますけどもね。
その後近所の英国骨董の店を冷やかして家に帰る。
夕方NISSINに行き色々とお買い物。
「ベジマイト」というナゾの食品が激しく気にかかって買ってみる。
説明をみると「オーストラリアの納豆と言われている栄養満点の濃縮酵母エキス」とある。トーストに塗ったりやスープに入れて食べるらしい。
んー、んー、んー。悩みつつもクラフトが作ってるんだからそんなにへんてこな物ではあるまいと自らを納得させて買ってみる。果たして吉と出るか凶とでるか?!
投稿者 KQZ : 11:58 | コメント (234) | トラックバック
2004年08月12日
シュマンでランチでMOTで漫画映画
仕事もさほど忙しくなかったのでご近所フレンチのシュマンにランチに。
パスティスの水割り(金時はサンペレグリーノ)を貰ってメニューをしげしげ。
いつも食べ損ねているスペシャリテの「人参と雲丹のムース」と「魚介類とアスパラのリゾット」を前菜にして「イベリコ豚舌のフライ」をメインにチョイス。金時は「人参のムース」と「自家製サーモンマリネのトマトファルシー」「鯒(コチ)のソテー、バイマックル(コブミカン)風味のソース」にする。
取口の胡桃とゴルゴンゾーラのシューの皿にさっき前菜で悩んでいた仔兎のパテを少しだけ切り分けてくれた。仔兎は初めて食べたが淡泊でしみじみと滋味深くうまい。さほど肉に主張があるわけではないんだけども。やっと食べられた人参のムースは流石スペシャリテにするだけはあるやね。パステルオレンジのムースが目にもやさしい鮮やかさ。上に載っている濃いめのコンソメのジュレがちょっと硬いか? と思ったが夏の昼間なのでクーラーの中とはいえすぐに馴染んでじゅくじゅくと丁度美味しい。こういうのは溶けかけがうまいんだよねー。
リゾットは十五穀米だとか言ってたけどホント? さらりと塩味でこれまたよろし。豚舌はかなり柔らかくそれでもって独特のしゃりしゃりとした噛み心地も残るよう仕上げてあり手間ひまかけてる感じ。んまい。
今日は昼間だったのでロゼと白をグラスで一杯ずつ貰うのみ。
締めにエスプレッソをダブルで貰ってケーキの盛り合わせまででお腹一杯。シュマンに来てチーズを食べなかったのは初めてかも。ここのチーズはいつも食べ頃なんだよね。実はユーロアールに行くってんで仲良くなったというつながりでもある。
こちらからはお土産にパスカリを一本あげる。
関係者向けメモ:シュマンのスタッフのみんなと逗子に飯を食べに行くのは31日になりそうだとのこと〜
その後東京都現代美術館に向かい「日本の漫画映画の全貌」という企画展を見る。
あっという間の三時間。「くもとちゅうりっぷ」はかわいいなぁ。DVDが出ているらしいので買おうっと。「捨て猫トラちゃん」も。ルパン三世の愛車FIAT500のカリオストロの城バージョンの実物大模型があったのでTALISKERの内田さんに自慢するために写真を撮る。常々「僕は日本一のルパン三世マニアですから」くらいな事を言ってるだけに悔しがること必至。
バスに乗って門前仲町に行き赤札堂で買い物をして帰る。呆れるほど何でも安い。刺身用の烏賊があったので二杯分塩辛をつくる。
烏賊を焼いて、イナダの刺身とゆし豆腐とで軽く夕食。
このところご飯を食べにくるのがすっかり日課になっている五郎八にイナダのサクを切り分ける時にでた端っこをあげてみる。いつもの高級煮干しでないので怪訝そうな顔つきだったが、食べはじめると目の色がちと変わる。しゃくしゃくしゃくりと味わいながらゆっくり食べつつ一口ごとにガラス越しに見ている僕らの方を眺める。いいの? こんなの食べていいの? とでも言わんばかりに。最後にはタイルを名残惜しそうに舐めながら夜の街へと去っていったのだった。(いや、そんなにかっこよくないんだけども)
塩辛は土曜日の高木さんの家の花火大会に持っていきます。>関係各位
投稿者 KQZ : 08:53 | コメント (174) | トラックバック
2004年08月01日
六本木でブランチ
起きてみたらば本日も快晴。
上京中の伊藤君@醸し人九平次に電話をして待ち合わせ。
近所のスカンジナビア料理屋さんカフェ・デイジーでご飯を食べることにする。
ちょうど開店したばっかりだったようでお客さんは我々のみ。
肉料理プレートと魚料理プレートのブランチセットをオーダー。グラスビールがうまい。ああ迎え酒ってやつですねそうなんですね。だって坂倉さんのとことか歩いてたら暑いんだもん。
デイジーは相変わらずうなぎのスモークが絶品。パンも柔らかくてしっとりして美味しい。キンキンに冷えたアクアヴィットなんかだともっとあうのかも。
食べつつ喋りつつ伊藤君に昨日の合コン交流会の話を聞いてみたり。花火大会の浅草なんだからさぞや… と思っていたら「あ、そういえば花火やってたような気がしますね」とボンヤリとした返事。がくっ。
てこてこ歩いて六本木ヒルズへ。ブルディガラのカフェの方でケーキ&アイスコーヒー。LE CHOCOLAT DE Hの前を通り「ここのチョコレートは一粒1,000円ってのもあるんだよー」と話すとびっくりしていた。朴訥で楽しいのぉ。
TSUTAYAでデザイン系の本を冷やかしていたところ、シークネットの山田社長とばったり遭遇。なんか爽やかな顔をしていると思ったらスポーツクラブに通っているんですと。健康的なことは似合わないのにぃ。AVEXのお家騒動は… など業界話を大声で話していたら周囲から変な顔で見られたので最新の連絡先を渡して分かれる。そういうことはもっと前に教えとくれぃ。今度ちゃんとお話しましょう。
その後ストライプハウスに立ち寄っていると伊藤君の新幹線の時間となりました。
「世界の神話辞典 カラー版」「パンの科学」という本を購入。どちらも面白そうだわさ。
カフェ・デイジー
港区六本木7-3-22
Tel: 03-5411-0253
営業: 火曜~金曜 11:30am - 2:30pm / 6:00pm - 10:30pm
土日 11:30am - 4:00pm / Dinner: 6:00pm - 10:30pm
定休: 月曜日
Café Daisy
7-3-22 Roppongi, Minato-ku, Tokyo, Japan 106-0032
Tel/Fax: 03-5411-0253
E-mail: hello@cafedaisy.com
Tuesday to Friday
Lunch: 11:30am - 2:30pm / Dinner: 6:00pm - 10:30pm
Saturday & Sunday
Brunch: 11:30am - 4:00pm / Dinner: 6:00pm - 10:30pm
**Closed Mondays
投稿者 KQZ : 08:31 | コメント (6) | トラックバック
2004年07月26日
神谷町たらふくスペイン料理&六本木ベルギービール
今日はスペイン料理のカマロンに。
前に行ったのはミサヨちゃんがウチに泊まってた頃だから半年くらい前なんだよね。
その間に「三角食べ」の他の二点、鮨なかむら、乃木坂シュマンにはよく行ってるんだけど、ここは近頃人気が高くなってきたから入れないことも多いのだ。
今日は早めについたので席は選び放題。でカウンターに陣取る。お、厨房に一人スタッフが増えてる。須釜さんの「マッハで」に耐えられるわけね。(意味不明)
まずはお約束のカマロンセット2。シェリーのハーフボトルとお勧めタパス2皿のセットだ。
塩茹での海老がシェリーにいや実に良く合う。いつもは海老のおかわりをするのだが今日は色々と食べたいので我慢。二つ目のタパスに出てきた今日のオムレツはジャガイモ。岩塩がんまい。
続いて茄子のマリネ。焼き茄子の要領でオリーブオイルとアンチョビで味付けをすればいいみたい。やってみよー。よく冷やすのがポイントね。シラス干が大量にあるのでアンチョビ代わりにたくさん入れてやってみようかな。
そしていつもの赤ピーマンのリコッタチーズ詰め。オレンジを料理に使うのはあまり好きじゃないけどコレだけは許せるから不思議だ。
岩牡蠣のグリルもんまい。ジュースがこぼれてしまったのを見てパンを切って出してくれた。いやんイケてる。
ここで白ワインに切り替える。今日のお勧めはALBARINO D FEFINANE。リアスバイリャス地方の産らしい。度数は12度でぶどうの皮の苦味とフルーティーさが残ってハーブっぽさとが魚料理によくあう。
料理は続いて砂肝とキノコのグリル、生チョリソの鉄板焼きと焼き物が続く。竹串で刺して食べるように出てくるところがなんともピンチョス風。これは100スキでやって見るですか。
んでラストは鶏肉と渡り蟹とアサリのパエリアで締め。
「最後にこんなのいかがです?」とサービスで出てきたのがPASCALIというスペインベルモット。普通のベルモットの3倍の味の濃さ。しかし甘さはさほどでもない。日本でも買えるらしいから家用にも買おうっと。
その後家までてこてこ歩いて帰る途中に、土曜日の日本酒の会で会った方から聞いたベルギービール専門店『BELGAUBE』のことを思い出したので寄り道してみる。あら田崎さんのワインバーの目の前だったのね。野田さんに見つからないようにそーっとBELGAUBEに忍び込む。
中は15人くらいが入れるくらいの落ち着いた感じのビアバー。店長とおぼしき高尾さんという若い方に色々とビールについて教わる。ふむふむ、グラスの形がねぇ、ほうほう。開店前にベルギーまで勉強しに行っただけはありますですな。
ということでマラカス電気科学で作っている健康サイトの来月号で取材することに決定。
スペインバル カマロン
港区虎ノ門3-11-8
Tel:03-3432-7772
定休:日
BELGBAUBE(ベル・オーブ)
港区六本木7-9-2岡野ビル1F
Tel:03-3403-1161
定休:日
月曜日と休日だけは23:30まで。他の日は27:00までオープン。
投稿者 KQZ : 11:48 | コメント (180) | トラックバック
2004年07月02日
出合い頭のポワン・ドゥ・デパー
帰りの道すがら旧防衛庁跡近くを自転車で通ったらば金時とばったり遭遇。ということでその角にあったフレンチレストラン『ポワン・ドゥ・デパー』に入ってみることにした。地下に降りてみると思ったより広い。予約無しでもなんとか大丈夫だったような。
食前酒に頼んだ甘めのシェリーを飲みつつメニューをしばし見る。前菜2品もしくは3品とメイン一品というプリフィクスなので金時は前菜2品、僕は3品でオーダーすることに。まずは前菜の前に白金豚のムースとレバーパテ。パンにつけて食べてみるとこれはこってりとおいしい。はぐはぐ。
厚みのある白ワインを、というオーダーに出てきたのはDomaine des Baumard Savennieres 1997。結構いい感じ。ぽてっとした感じがフォアグラにもあいそうな。
好きなものを適当に選んだオーダーは、金時はポルト酒風味のフォワグラのテリーヌとフォワグラのプリン 、白金豚の舌とモリーユ茸の温かいテリーヌ、メインにオマール海老と白身魚のパイ包み焼き。んで僕はフランス産ホワイトアスパラガスのブランマンジェ 、鮎のテリーヌ、能登の岩のり入り自家製手打ち麺 、メインは鴨の脚の詰め物のグリル。
フォアグラのプリンは見た目もそのまんまプリン。味もプリン。カラメルソースの苦甘さが意外にもフォアグラとケンカはしないので面白い。焦げた苦味ではなくて渋味のある甘味を使ったほうがあうかもしれないけど面白さで十分に勝ち。白アスパラのグランマンジェも冷製スープのような感じで美味。鮎のテリーヌも香ばしさ、苦さが出ていてワインが進む。鴨にはグラスの赤ワインを一杯貰って合わせる。
デザートはバナナのスフレと大人のチョコミルフィーユをいただく。んでエスプレッソの時にプティフールが一杯出てきて満足。
エスプレッソをいただきながらお話をしていると、以前は阿佐谷にお店があったらしい。こちらにきて7年になるのだそうな。シュマンの柴田さんが来た話や大沢さんの話などをしていたらあっという間に24時近くになってしまった。
食べ切れなかったプティフールを包んでいただいて帰宅。
投稿者 KQZ : 11:53 | コメント (179) | トラックバック
2004年06月06日
フレンチ食べて昼寝して夜
起きるともう12時を回っている。今日は伊藤君の慰労を兼ねてシュマンにランチを食べに行くことになっている。急がなきゃだわ。
14時5分前にホテルのロビーで待ち合わせてシュマンにゴー。
おお、今日は満席ではないですか。団体さんがランチパーティーをしているようだ。流石に飲み疲れている… はずがなぜか食前酒にロゼのシャンパンを頂いている。おかしい。柴田さんの勧め上手め。(違う)
アミューズ、粒貝と稚鮎のピュレのサラダ仕立て、鳥手羽のグリル、アイナメのグリル、チーズプレート、デザート盛り合わせ、コーヒー。
人参のピュレにコンソメと雲丹を乗せたものがスペシャリテで美味しかったとのこと。今度食べよっと。稚鮎をすりつぶした生のつみれみたいな物が美味しかった。手羽肉のグリルも香り高し。
ワインはロワールのビオの白ワイン「アンジュ・ブラン・ラ・リュンヌ サンソニエール」をグラスで、その後Auxey Duressesという蔵元の3年熟成させた白ワインを一本もらう。アンジュのビオワインは自然派の重鎮、マーク・アンジェリの手によるもので、黄金色をしたブーケに特徴のある逸品。三年熟成の白は日本初上陸とのことで、樽熟香とフレッシュさのギリギリのバランスが面白い。
アイナメの付け合わせにはマッシュポテト。おや、金時のは有機野菜なのに? と思ったら一番初めの皿でサラダを食べていたので変えてくれたそうな。タイユバンロビュションの次くらいに美味しいマッシュポテトだっただけにうれしい出会い。
話をしているとイケメンソムリエ・柴田さんの実家と九平次さん(萬乗酒造)はものすごく近いのだとかで盛り上がる。目の前のお寺に行った時に蔵見学をしようとして… とかとか。あらま偶然にしては面白いこともあるもんだ。醸し人九平次がフランスのレストランに採用された時の話なんぞを聞いたりして。
最後に、以前来た時にプレゼントしたビオのコニャックを少しづつ戴いた。一ヶ月経ったら程よく開いて非常に美味しくなっている。柴田さんも取りたいくらいだそうだが、扱ってないんだろうなぁ。ミサヨちゃんに聞いてもらおう。
店を出るとちょうど5時の鐘が鳴っている。え! 3時間も食事してたんだ。小玉さんがニコニコしながら出てきてくれてご挨拶。
伊藤くんと村上くんは今日は「こなから」に行くそうなのでここでお別れ。
家に帰って昼寝をしてたら鉄腕ダッシュが終わった頃に目が覚めた。むー。なんとも。
コレオスのオープン日なのだが行く元気がない。
ワイン・バー&レストラン シュマン
東京都港区赤坂9‐5‐29
Tel: 03‐3408‐3344
ランチ: 11:30〜14:30(L.O.)
ディナー: 18:00〜22:00
定休: 火曜
投稿者 KQZ : 11:59 | コメント (119) | トラックバック
2004年02月14日
実家のちミーハーグルメの会
実家によって父親の誕生日プレゼントを渡す。腰とか首とかのマッサージが出来るマクラだが、ま、喜んでたみたいだからいいでしょ。帰りしな保谷駅のカルディ、練馬駅のKITOで色々とお買い物。
で、中野坂上で別れて一人「ミーハーグルメの会」に乱入。ベットラの新宿二丁目店に初めて入ってみる。ほうほう、狭いけどもんのすごく混んでますなぁ。
投稿者 KQZ : 04:53 | コメント (174) | トラックバック
2004年01月26日
昼からフレンチ
歯医者が変な時間に入ってしまったのでお昼にシュマンに行く。前菜、蕪と帆立のスープ、鴨のコンフィのセット。金時が蝦夷鹿のラグーと茄子のグラタン、アイナメのソテー。帆立のスープのふわふわとしたメレンゲ状の味わいが美味しい。白ワインに合わせたかったが歯の治療中なので断念。鴨のぱりりとした皮目もいけますです。蝦夷鹿が出てくる時にソムリエの柴田さんが「すみません、もっといい鹿食べてますよね… ウチのは軽い鹿で」と言われる。この間のすんばらしい鹿の話をしたところ、帰り際に柴田さん、シェフの小玉さんと相談して2月10日に一緒にまたぎに行くことに決定。翌日休みだから平日でもいいや。ちょっと早めに仕事を引き上げて、と。
夜は粕漬けの鮭、もやしのナムル、納豆、有明海苔、天然ナメコの味噌汁、麦入りご飯という和食で締め。三年囲い番茶が美味しい。
シュマン
港区赤坂9-5-29 2F
03-3408-3344
ランチ /11:30~14:30 LO
ディナー/18:00~22:00 LO
定休日 /火曜日
投稿者 KQZ : 05:13 | コメント (178) | トラックバック
2003年12月30日
築地に正月用の買出しに行ったり吉祥寺でトロチチとトルコ料理食べたり
朝起きて朝ご飯も食べずに正月用の買い出しに築地に出向く。東銀座の駅を降りると何だか知らないが人込みがすんごい。へっ? 築地で10年働いてたけど、こんな混んでる年末ってないわさ。疑念はどうでもいいとして確かに混んでいる。大江戸線効果と「土曜の築地キャンペーン」の効果なのかな。遠目でめげてしまうほどの混雑ぶりを避けるように、場外の端っこにある「ワインの品ぞろえが40種類」というのが売りの明らかに場所柄とのマーケティングを間違えている店が空いていたので入る。というか、他の寿司屋とかって20人以上店の外に並んでいるんだもの。普通の刺身定食を頼むが及第点としかいいようがない。食材に関しては逆に築地にある分だけ点が辛くなるしぃ。
気を取り直して買い出し開始。どうでもいいけどこんな混雑は初めてだい。テリー伊藤の実家がやっている卵焼き屋ですら50人くらいの行列。なんかおかしー。で、いつもの経路で無事出汁昆布購入。あと百合根、糸鰹、数の子、山伏茸、デーツなども購入。正月用に鮪のブロックを買おうとしたらばこれが大渋滞。仕方なく売り上手の店で中トロの塊7,200円のところを4,000円でゲット。しかし目利きでもないので心配だにゃー。
明石散人さんとよくコーヒーを飲んだ「レンガ」で一休み。マスターと久しぶりに立ち話など。最後に宮川で鳥肉を買おうかと思ったらここも50人以上の大行列。なんかおかしーっす。
夜はトロチチこと南治くん夫妻と吉祥寺のトルコ料理屋さんに。結婚式の引き出物をお願いした北白川さまも一緒。とはいえ早めに吉祥寺に着いたのでここでもお買い物。三浦屋で浮き粉、カルディで春雨、豆板醤などなど大量購入。
時間になったのでトルコ料理屋さん「パムッカレ」に。サイトの地図が間違えてたのでちょっと迷う。前に韓国家庭料理屋さんだったところだね。茄子のピュレ、辛い野菜のピュレ、海老のつぼ焼き、羊の炒め物、ボート形をしたトルコピザなどどれも美味しいなり。
その後ジョージズバーに行く。マティーニ、ホワイトレディ、ダイキリ、ウェブマスター、マンハッタンなど。南治くんのお祝いってことでジョージさんからシャンパンも頂く。かなり飲んだなぁ。終電も無くなっていたので我々だけでWoodyに流れる。最後はあまり記憶がない…
携帯電話を忘れてしまった。はぁあ。
パムッカレは場所が移動しているので後で書こうっと
投稿者 KQZ : 07:33 | コメント (141) | トラックバック
2003年12月10日
スペイン料理はうまいなぁ
夕方から歯医者なので早退。で6時半頃には家にいたのでほんじゃ、ということでカマロンを予約。おお、2人でぎりぎり入れた模様。食事の途中「どうしてもココで食べたいんです。茅ケ崎から来たんです」という二人組が泣きついて来ているところからしてすごい人気店になってしまっているらしい。店内は女の人のグループばかり。まぁこれだけうまくて安ければ当たり前か。
まずはカマロンセット2。これはタパス2皿とシェリーの小瓶がセットになったもので、今回も定番の小海老の塩ゆでとスペインオリーブの盛り合わせでした。小海老の甘さと塩加減がシェリーにあうのだなぁ。ばりばりと食べる。食感も美味しいのは歯が健康になってきた証拠なりよ。他に頼んだのは、ほうれん草たっぷりのスペインオムレツ、自家製塩ダラのオリーブオイル煮、キンキンの開きのパルリージャ(網焼き)、メインに赤鶏の腿肉のローストとキノコと冬野菜と松の実とアーモンドのパエリア。それと美味しかったので小海老の塩ゆでをフルポーションで1皿追加。
スペインオムレツは相変わらずほうれん草のこってりと緑緑した草の甘味と大粒の岩塩とが美味しい。シェリーがすぐに無くなるですよ。てなことでワインを一本取る。今日はお勧めのロゼにしてみる。Senorion de Sarria Vinedo No.5という2001年のヤツ。スペインの日なたっぽい味わいがしっかりと残る、それでいて軽い酸がいい感じ。気に入ったですハイ。塩鱈のオリーブ煮に一緒に煮込まれていたニンニクを潰してパンにつけながら食す。ロゼにあうなぁ。うんうん。キンキンの開きの網焼きは、一夜干しをハーブとオリーブオイルでマリネにしたものらしい。これは出来るので早速やってみようっと。そんなこんなでパエリアの登場。前回来たときには鍋で炊いたお米料理だったので今回はパエリア。イタリアでは米のことをArrozというらしいが、丸々と太った短粒の米で日本の米に近い感じ。はりっと表面が張った感触が美味しい火加減の証拠。ばくばくと完食。サフランの香りとスペインワインの味は日なたの香りつながりで合うのですとても。大満足。
最後にデザートを頼むってんで聞いてみると米を使ったデザートでアロッソ・コン・レチェというのがあるらしい。米とミルク、つまりライスプティングにバニラアイスを添えたものだとか。ちょっとつついてみたところ、ニッキの香りで美味しゅうございました。エスプレッソを飲んでいるとニコニコしながら店長が「ちょっとキュッっとしたものが飲みたくありませんか?」と誘い水。ほいほい、乗ります乗ります。色々と珍しいスペインのお酒のあるなかで、シェリーで作ったグラッパがあるというので貰ってみる。おぉ、まさしくオロロソの香り! 日本にもカルロス・プリメーリョとか有名なのも入っているらしいがこれは珍しいサンティェス・ロマーチェ・カルデル・メンドーサとかいうのらしい。今度アカデミーデュバンの蒸留酒コース講師の菊ちゃんにでもきいてみよーっと。(イジメともいう)
いやはやこれだけ満腹で16,800円とはタダみたいなもんですわな。人気なのもうなづけますです、てなことを喋りつつ徒歩で30分で帰宅。
スペインバール カマロン
東京都港区虎ノ門3-11-8
Tel: 03-3432-7772
定休日:日曜
投稿者 KQZ : 06:56 | コメント (227) | トラックバック
2003年11月12日
Casitaとミスタースタンプス
エミさんのご縁で知りあった4人が集まろう、ということで久々に高野さん、ノブさん、亀井と食事会。場所は六本木の「Resort Restaurant Casita」。高野さんのご紹介ということでそれはそれは厚遇を得る。屋外のソファーでくつろいでいると、翌日亀井が誕生日ということでシャンパンサービス、それもサーベルカットまでさせてもらうとは。ついでフロアマネージャーやら「I am a man.」の高橋滋さんとも御挨拶。おお、この人なのかー。屋内のテーブルにつき、食事は小カブと上海蟹のバター焼きバイマックルー風味、対馬地鶏モモ肉のソテーフレッシュハーブグリルなどをチョイス。シャンパンの後はノブさんが選んだ白にする。高野さんがいらっしゃることもあり、話の中心は2007年のホテルラッシュについてなどに。エミさんの自伝をまとめよう、という話も。後はフード業界の話やらいろいろ。食事後またも屋外のバリ島のリゾート小屋を模したような特等席に移動。またしてもデザートプレートがサービスにつく。おお、さっき誕生日の話をしただけなのに、プレートにはHappy Birthdayの文字が踊っている。花火のサービスもありーの。このお店はとにかくサービスが明るくて躍動的で心地よい。料理はもう二歩ぐらいは頑張ってほしいなぁ。それでもって安い。お値打ち。
その後、ワインバーでもう一杯という話になり六本木方面へ。おやおや、ウチの近くではないですか。と思ったらワインバーのミスター・スタンプスじゃあーりませんか。ここには夭折の天才竹田ワイナリーさんの追悼ワイン会以来。大沢さんとかと何度か来たけどここも気取らずに気分のいいお店なんだよなぁ。赤を一本とチーズの盛り合わせを戴きながら防衛庁跡地の新ホテルのコンセプトについてなど由無し話で盛り上がる。20年物のポートを締めに貰って解散。こちらは高野さんにごちそうさましてしまいました。
Resort Restaurant Casita
六本木5-10-25 六本木プラース3F
03-5414-3190 不定休
ミスタースタンプスワインガーデン
港区六本木4-4-2 協和ビル東館1F
03-3479-1390
投稿者 KQZ : 03:55 | コメント (240) | トラックバック
2003年10月09日
乃木坂シュマンの一周年
近ごろお気に入りのご近所フレンチ、乃木坂のシュマンの一周年記念特別メニューを食べに行ってきた。
オーナーソムリエの柴田さんが「ご無沙汰してますー」とはさすがにちゃんとしたお店なり。
どう考えてもお得すぎる7,000円の特別メニューにプラスしてスペシャリテのブータンノワールを一つずつ追加。すでにうひらうひら。
まずは甘めのシェリーを、とのリクエストでアマンチェラーノを戴き料理が出てくるのを待つ。お、こんなに色が浅く赤ばんでる。苦さをホンの少し感じる甘さが食べ物への期待感を盛り上げーの。
アミューズ・グールは「ブルーチーズとクルミ入りプチシューと生ハムを挟んだタルト」。さっくり軽い。
ワインの相談の段になり、前回来たときに「んー、数皿あわないのがあったねー」見たいな事を言ったのを覚えていたらしく少々時間をかけて選ぶ。ブータンノワールもあるし仔牛のポアレもあるから小じっかりした赤も欲しいし… と言ったところお勧めの白があるとのことでそれをチョイス。赤も一本取ってしまって飲み切れなかったら家に持って帰ることで話は決まった。
まずはお勧めの白、Corton-Charlemagne Grand Gru Domaine Follin-Arbelet 1998。(http://www.winegrocery.com/onlineshop/fra/bour/f-ar.html)うは、これはいい。あまり冷やしすぎずぼわんと広がったグラスに注ぐとそれだけで縁までたっぷりとした白葡萄の皮の香りがひろがる。するすると口にすると繊細な酸と皮の内側の柔らかい渋味が忍び込む。ん。これは開くですね、時間を置くと。しかしまだまだ真価を発揮するのはメニューが進む後半なのでした。
続いて「燻製したオマール海老とじゃがいものテリーヌ、秋茄子のフォンダンをあわせて」の登場。
お、海老の燻製香はあの白に会う筈! …とドンピシャなわけで。じゃがいものテリーヌは荒く潰す程度にとどめて口当たりをワイルドに残している。聞くとコンソメをかなり混ぜ込んでおり、しっとりとした食感とともに燻製した海老の強い個性と負けないようにしてある。周囲には甘い香りのポロネギ。秋茄子を使ったフォンダンは燻製とは別の香ばしさと甘さを打ち出している。先程の繊細というか気難しい第一印象だったフォラン・アルブレだが、じゃがいもの酸味とオマール海老の燻製香と出会うととたんに人懐っこいフルーティーさが顔をのぞかせる。楽しいワインだ。19,500円は高くない。つか、安いんですけどこの店のワインてば全部。
続いて「ブーダンノワール」の登場。カリカリのポテトが綉球の工芸茶(珠形の中国茶)っぽくまとまっており、ナイフを入れるとまるでチョコレートのような豚の血のムースがじゅわりんねっとりとはみ出てくる。柴田さんがにこにこと「赤ですよね」とシャトーヌフデパプ95を注いでくれる。んーしあわせー。付け合わせのグリーンサラダもんまい。
「トランペット茸のリゾットとフォアグラのラメル、セップと黒トリュフのブイヨンソースで」が来る。これまた。どうしようもなく香りがいいんだなー。フォアグラは火をごくごく浅く入れるに留めてあり、むしろ血の味、苦味がほんのりと出てくる感じ。これがキノコ独特の濃厚な甘味と混ざり合って旨さが倍増。これも赤が開き切っていない事もあり、むしろ白とのマリアージュが素晴らしかった。
続いて「アイナメのポアレ、フランス産イチョウ蟹と蕪のナージュ」
カリリと皮目が香ばしく焼いてあるアイナメはともかく(おいおい)、ホタテと蟹の濃厚な旨味そして何といっても蕪の土臭さがこのスープソースのメインなのだな。これまた白赤両方にあう。しかしフランスパンってのもやっぱり美味しいのお。蒸気がでるオーブン買うかな。
「シャロレー種仔牛ロース肉のポアレ、リー・ド・ヴォー、ラルドと秋のきのこを添えて」
仔牛のポアレはジューシーに、しかしリー・ド・ヴォーは案に相違して唐揚げでクルトンのようにして出てきた。いやん。シャクシャクとおいしいじゃないのー。付け合わせのキノコやら野菜やらがんまい。
その後お決まりのようにチーズに。ここのスタッフと仲よくなったのも祐天寺のチーズ屋「ユーロアール」の話になったりしたからだったけか。鳴戸金時はエポワース、ブルーチーズに蜂蜜かけの2種類。僕はエポワースと塩漬けの桜の葉に包んだカマンベール、シェーブルの味の濃いのを…というリクエストで貰った硬いチーズの三種類。エポワースがとろとろでんまーい。赤ワインが本領発揮。桜の葉に包んだのは小玉シェフだとのこと。ほうほう、そういう手がありましたか。これはなかなかいいアイデアっすね。しかしヤギがいけなかった。口の中に鋭角的な渋味が残ってしまう。ということで食後酒を貰うことに。青臭い皮のにおいが残っていてかなり美味しいマールだったが失念。柴田さんがお勧めの甘いシェリーをサービスで持ってきてくれたが、ヤギの苦味をマスクする方向だったので、どちらかというと溶かし込んでねじ伏せるタイプのマールの勝ちかな。ちょうど堪能したばかりの白ワインの方向性ともあうしね。えへん。
デザートは「マロン風味のマスカルポーネクリームのミルフィーユ仕立て、ヴァニラアイスクリームとご一緒に」
いつもはフォンダンショコラだったのにぃ、と鳴戸金時がちと不満げ。しかしマロンクリームが美味しいなぁ。ミルフィーユの躯体部分というか、さくさくした板の部分がちょっと僕には甘すぎだったか。香ばしくていいんだけどね。
最後にコーヒーとプチフールが2種。
いやー堪能。
しかしお客さんが沢山ついていて心配がなくていい。
しめて59,020円で満足。
帰り際に小玉シェフもでてきてジビエ談義。なんだか盛り上がって立ち話で20分近く大声で話しあう。毎週火曜定休とのことでまたぎに一緒に行けないのが残念。連絡先だけ教えておいてあげる。
シュマン
東京都港区赤坂9-5-29
TEL&FAX 03-3408-3344
火曜定休
投稿者 KQZ : 02:41 | コメント (266) | トラックバック
2003年08月30日
神谷町のスペイン料理「カマロン」
神谷町のスペイン料理『スペインバル カマロン』
てくてくと家から歩いて30分。適度に空いた小腹には甘えびの塩ゆでとオリーブの盛り合わせ。辛口のシェリーに合わせていただく。美味~。
土鍋で炊いた米料理というのがあるらしいのでそれをメインに、あとはタパスを頼むことに。パエリアもいいけど二人じゃもう食べきれない。
シャンパンのハーフボトルを頼み、おつまみタパスにはスペインオムレツ、赤ピーマンのリコッタチーズ詰めオーブン焼き、
マッシュルームと生ハムのオリーブオイル煮シェリー風味を頼む。
スペインオムレツはほうれん草ぎっしりの真緑! つか、ほうれん草の塊だね。粒の岩塩がよくあう。
赤ピーマンのリコッタチーズ詰めはまぁまぁ。オレンジが上に乗っていたのがちょっといやん。(フルーツはフルーツとして食べたいなり)
マッシュルームと生ハムの香りのついたオリーブオイルにパンを浸し食う、食う。うまー。ニンニク臭かろうが構わん。
赤ワインに切り替える。オーナーと相談してリオハの樽香の利いたセニョリオ・デ・ウリアに。94年。
まだ土鍋が来なそうなので、茨城産豚ばらスペアリブの柔らか煮ローストを追加。うーーーん。やわらかー&ジューシー。
なんでもシェリーと香草につけた豚ばらを煮た後に焼いたという。水菜が口直しによろし。
そうこうしているうちに土鍋の登場。
真鱈団子とスズキ、豚ばら、野菜、若芽の土鍋。ボンバネという米を使っているらしい。丸々としたお米だ。
鱈の団子にはクワイが入っていてシャリシャリと歯ごたえも楽しい。
くたくたになったナス、オクラ、パプリカ、アスパラガスが甘味と野菜本来の苦味を出していて肉魚チームの濃厚な味わいと拮抗している。
赤ワインの選択もズバリでしたな。
食べきれなかったらお持ち帰りもできますよ、と言われていたがあっけなく完食。トッピングの若芽もスペイン料理にあうんだなぁ。
「東京の人は野菜をあまり食べない」というオーナーの目論見通り、沢山の野菜を美味しく食べた。でもどっかであったことあるんだよなー、このお兄ちゃん。
ワインが少し余っていたのでスペインのチーズを少し切ってもらう。
スペインのチーズはケソ(queso)というらしい。
羊のケソとローストした剥きアーモンドをつまみながらワインをしばし。
デザートは米のミルクプディングバニラアイス添えシナモン風味。
んなに食えないよ、と言おうと思ったら、あら食べてるし。
これだけ飲んで食べて20,000円をちょっと切るとはスバラシ。
帰りも腹ごなしに歩いて帰りましたとさ。
maradeka de gourmet に追加決定。
スペインバル カマロン
港区虎ノ門3-11-8 Tel&Fax:03-3432-7772
日曜定休
営業時間18時~23時
投稿者 KQZ : 01:18 | コメント (336) | トラックバック