« ここんとこ近況など | メイン | 郵便配達は二度ベルを鳴らし、釣りキチ三平は二度針を振るう »
2006年02月02日
本当に考えていることはblogで書いてることばかりでもない、というお話
いつもお世話になっている音楽プロデューサー(だけじゃないけど、ま、いいや)の寿ジャパンさんと打ち合わせをしていてこんなことを言われたのでした。
2005年12月3日の日記から
先日、ライターの藤沢映子さんと話していて、彼女はミクシィというところでblogをやっているのだそうだが同じくblogをやっている友人と会ったときの会話量が減ったそうである。
なんせ、お互いのblogを毎日のように見ているので相手の日常を事細かに知ってしまい、今まで久々に会ったりした時に交わす「このあいださぁ、面白いもの見ちゃって・・・」みたいな会話が成り立たなくなっていて、どうにも盛り上がりに欠けるのだそうだ。
でもでも、そうでもないんですわよ。
たとえば今年の1月1日に
南米系の太ったおねーちゃんはこの寒い中素肌に黒の太リブ編みの小さめのカーディガンを着ただけでへそを出して歩いている。人間気合が大切なのかもとちょっとだけ思ったと書きましたが、本当に考えていたことはそれだけではなくて…
あー長くなりそうだから暇になったら書こうっと。
要は、
- 人間は「本来自分がいるべき場所」というイメージにとらわれてしまうもの
- 夏のオフィスで冷房設定が23度でもシャツ一枚で気分良く過ごせるのに、冬の暖房だと28度でもセーターが脱げないのは「本来は35度だから」「本来は零下2度だから」というイメージが関係している(はず)
- 「幸せぽかぽか家族」とかいうテレビ番組で、海外に移住している日本人一家をよく登場させているけど、思いのほか小さな家にニコニコ住んでいる人たちも多い。これはもしかしたら「本来は」というイメージが「リゾート地でホテルに泊まれば●円なのに、俺は毎日住んでて●円なんだからお得だ」という感じ方が働いているからではないかなぁ
- この南米のお姉ちゃんも、きっと昼にママンからかかってきた電話で「コッチはめちゃくちゃ暑いのよ。お隣のジョセフの牛が熱射病で死んじゃったくらい」「ホント? Tokyoは雪が降りそうよ」「いいわよねぇ。ママンも雪ってやつが見たいわよ」とかいう会話をしてしまったのだろう。『自分が本来いる場所は酷暑→しかし私のいるところは涼しい(ホントは寒い)→リゾートにいるってカンジ!』てなことなのか。ま、妄想だけどな。
- で、これってボランティアなんかに応用できるんだよね? 「本来ならお金を払ってジムで運動しなきゃならないのに、こんなのんびりしたところで食事まで出してもらって自然に触れ合いながら農作業ができるなんて」「それでこんなに安い値段でできるのー」(←金まで払わされてる)とかね
- ネットの商売でもさー…(以下略)
てなことを縷々考えていたわけです。
ということで、blog上では一行で済まされてる後ろには結構くだらないことをヘラヘラと考えている場合も多いってことでした。
お粗末。
投稿者 KQZ : 2006年02月02日 00:01 | [EDIT]
トラックバック
このエントリーのトラックバックURL:
http://www.authenticbar.com/kqz/days/admin/mt-tb.cgi/1174