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2005年12月06日

プレゼンテーションはプロポーズみたいだよね、とかいうお話をした

いつもの専門学校での講義にて。
ま、当たり前っちゃ当たり前なんだけれども。

しかし学生は本を読んでいないのだとつくづく実感する。学生に限った話じゃないけど、若手全般についてってことかな。(こんなこと書いてるとおっさんであることを再確認してしまいますがぁ)
しかし専門学校生はその生活の大半が課題制作と就職活動に明け暮れているらしく、まじめな子ほどあんまり遊んでいないのがかわいそうなのだ。当然のことながら本を読む時間を作るのも大変なんだろう。経済的にも、なのかも知れないけど。

特別講師として呼ばれている身からすると飛び飛びの授業で系統だったことを教えるわけにもいかないので、聞いて即戦闘力が+2するようなプリミティブな知恵を教えてあげるくらいしかできないわけでして、そう考えると彼らの実生活に一番必要であろう「アイデアの出し方」「マーケティングの考え方」「プレゼンテーションの仕方」に集約されてしまうのですよ。
※いつ通りmixiの方には作ったpptをアップしますが、しゃべくりが8割なのであんまり面白くないっす。

本当なら以前のエントリーに書いた本だけではなく、「プレゼンテーションの極意」とかもお奨めしたかったんだけども、前述のとおり時間がない彼らには雑音にしか聞こえないと思いやめておきました。
まぁ一番初めの講義で使った「アイデアのつくり方」は少なくとも読んでいただきましょうとも。

 

投稿者 KQZ : 2005年12月06日 23:58 | [EDIT]

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コメント

お邪魔します。mixiからきました。

若者が本を読まないという部分に大変に覚えがありまして。
本当に読まない人が多いと思います。

読書をしないせいなのか、ゆとり教育の弊害なのか、『忙しい』という漢字を『急しい』と書く子もいます。(つい最近まで大学生だった男子です)

私の職場(某マスコミ)にいる23才女子は、映画プロデューサーや宣伝仕事に興味があるそうです。「ほほぅ、ってことは読書してるんだろうなぁ~。文化的な話が出来るかも♪」と思って、「どんな本を読むの?好きな作家は誰?」と聞きました。
「読まないですぅ~」と、のどかな口調で答えが返ってきました。
思わず絶句しちゃいました。

「本を読まない」と聞き、その子の日本語をまとめる能力や、
ボキャブラリーの量に納得してしまったもんです。

本には想像を楽しむという、とても素敵な世界があるんですけどね・・・。

長々と失礼いたしました。

投稿者 Azul : 2005年12月09日 20:47

●Azulさん

読書って手軽に他人の見識を手に入れる非常に安価で安定した手段なんですけどねー。
どこでも携帯できるってところがまたいいですし。
並列処理も可能だし。

(以下どーでもいいお話)
実経験をn次元としたときに、各人の脳内での変換(感じ方)はいずれかなされるとして、それを他人に伝える際には必ずn-1次元もしくはn-2次元くらいになってしまうと思うんです。
それが「要約」であったり「咀嚼」であったり「編集」であったりと呼ばれているということで。
そしてn-m次元にまで落ちないとメディアには載らないとも思うんです。(ティモシー・リアリーとかジョン・C・リリーがあと100人くらいがんばれば何とかなるかもしれませんが)
んで、それを各人がもう一度n次元まで復元する作業こそが理解なんだと思っていたり。つまり擬似的な再体験ですか。
とまれ、文字=文章という次元の変換=復元プロセスが数千年続いているという歴史を考えると、これを使わない手はないとおもうんですけどもにぃ。

青空文庫で何かダウンロードして携帯電話のビューワーで読む、とかいう方法からでもいいので是非その女の子に薦めてあげてみてくださいましな。>Azulさん

投稿者 KQZ : 2005年12月13日 00:14